• HOME
  • 記事
  • 硬式野球
  • 【硬式野球】”泰然自若”を体現する副将・藤森粋七丞は理想とするエースの姿を目指しリーグ戦へ!150㎞/hに迫る直球にも注目 (春季リーグ戦直前インタビュー②)

【硬式野球】”泰然自若”を体現する副将・藤森粋七丞は理想とするエースの姿を目指しリーグ戦へ!150㎞/hに迫る直球にも注目 (春季リーグ戦直前インタビュー②)

 

藤森 粋七丞 副将

ーー鴨川キャンプを振り返って
チーム全体で底上げして、チームレベルの向上と、自分たちのチームを確立するといったところではしっかりできたかなと思います。

ーーこの冬に重点的に取り組んだことは
昨年まで投げていた投手陣がいなくなったので、そこの穴を埋めるために、球速アップもそうですし、フィールディングであったり、細かな部分まで詰めていきました。

――母校である青森山田がセンバツに出場したが、戦いぶりから刺激を受けたところは
今の高校3年生の子たちが自分と同じ中学校から卒業しているんですけど、やっぱり高校生らしいハツラツとしたプレーだったり、勢いに対してどういくかというところは非常に勉強になりました。

――オープン戦を通じて現在のコンディションは
最初は自分のやりたいことと結果がなかなか噛み合ってこなかったんですが、直近2試合を通じて、短いイニングではあるんですけど、自分がやりたいことっていうのはできてきたかなと思います。

ーーご自身のピッチングの強みは
気持ちを前面に出していく投球スタイルが持ち味です。

――先発やリリーフなど、登板するポジションに対するこだわりは
もちろん先発にはこだわっていきたいんですけど、チームで任された自分の立ち位置というのはあると思うので、その役割を全うできたらそれでいいかなと思っています。

――理想とする投手は
やっぱり昨年の篠木(健太郎、令6年度卒=現横浜DeNAベイスターズ)さんというのはお手本にしていますし、ピッチングだけじゃなくて、日頃の生活から学ぶことも多いので、篠木さんかなと思います。

ーー強力な1年生の投手陣も加わったが印象は
全員右ピッチャーというところで、もちろん一緒に頑張っていくところではあると思いますし、その子たちがしっかりとピッチャー陣のピースになってくれればいいかなと思います。(その中でも特に注目している投手は)3人全員注目しているんですけど、やっぱり高校の後輩の櫻田(朔、法1=青森山田)には、期待してます。

――新1年生も含め、チーム内の競争はどのように感じているか
今までと違って、下級生のパワーというのもすごくありますし、それに負けじと上級生の譲らない意地というものもあるので、激しい競争になっているかなと思います。

ーーチーム内で春季リーグ戦での活躍を期待する選手は
ピッチャーだと針谷(隼和、営3=桐光学園)で、野手だと中西(祐樹、法3=木更津総合)です。
針谷は、先発もリリーフもどこでも任せられる器用なピッチャーですし、中西は去年からスタメンマスクを被っていて、たくさんピッチャーの情報を持っているので、そういう去年から試合に出ている選手と、今年から主力になっていくだろうという選手が頑張ってくれればいいかなと思います。

――篠木投手が昨秋のインタビューで「来年期待している選手」として藤森投手の名前を挙げていたが
去年私生活からずっと一緒に過ごさせていただいて、たくさん勉強させていただきましたし、その期待にしっかりと応えられるように、すごいプレッシャーではあるんですけど、そのプレッシャーを跳ねのけていけたらなと思っています。

――篠木投手がプロの舞台で投球されているのをどのように感じているか
やっぱりもう毎試合チェックしていますし、大学とプロでカテゴリーのレベルの差がすごいなと思いますけど、その中でルーキーながらすごい活躍をしているので、やっぱり応援したいと思います。

――藤森投手もプロ野球を目指しているのか
そうですね。自分も同じ舞台に行きたいなとは思います。

ーー六大学で対戦したい選手は
明治の木本(圭一、4年)と立教の鈴木(唯斗、4年)とは、中学校の時にも同じ日本代表だったので対戦したいです。

――意識している投手は
全員意識はするんですけど、特に小畠(一心、立大4年)と竹中(勇登、立大3年)です。中学校の日本代表で一緒で、今も同じリーグにいるので、意識しないことはないかなという感じです。

――リーグ戦までに調整したい点は
たくさんあるんですけど、試合、オープン戦になってきたらしっかりと状態を上げていかなきゃいけないなと思いますし、より試合で使ってもらうためには、結果というところを出さないといけないので、結果を求めながらやっていきたいなと思います。

――今年のスローガンは「執念」だが、これまでに執念を持って取り組んだエピソードは
最近の試合だったら、後半戦の粘りというところで絶対に勝つということはチーム全体で意識しています。粘って守備で抑えてもらいながら、最後攻撃で点数をとれたというところは、すごい執念になっているだろうなと思います。

ーー好きな言葉として「泰然自若」を挙げられているが
結果や自分の立場がどうであれ、自分自身を見失わないというところは常日頃意識しています。今までもAチームに対応したり、Bチームに対応したりという自分の立ち位置が確立していない中でも、やっぱり自分らしさというのを持ちながらやれたと思っているので、その言葉はすごく好きです。

――3年間を振り返った上で今年にかける思いは
今までリーグ戦は1試合しか登板していないですし、ずっと先輩におんぶにだっこされてたので、今年1年は副将ですし、主力としてチームを勝たせられるようにピッチングをしていきたいなと思います。

ーー春季リーグ戦の個人の目標は
年明け5勝って言っていたんですけど、やっぱり先発するからには全チームから勝ち点取りたいですし、抑えだったり、中継ぎというところでも絶対に0で抑えるというところを目標にしています。

――リーグ戦への意気込みは
今年は他大学に経験豊富な選手が多い中ではあるんですけど、法政らしく、今年の法政は何か違うなと言ってもらえるようなチームで戦って、リーグ優勝を目指して頑張りたいと思います。

ーー法政大学野球部のファンの方々へ一言
今年はリーグ100周年で、法政大学野球部が110周年という節目の年になるので、神宮球場で皆様と歓喜の瞬間を味わえるように頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

(取材:古川千遥)

藤森粋七丞(ふじもり・いきなすけ)
キャリアデザイン学部新4年 2003年5月22日生まれ
青森県出身・青森山田高
175㎝83㎏・右投右打
昨季成績:1試合 1回 0勝 0敗 1奪三振 1四死球 防御率0.00
『昨年リーグ戦初先発を果たした右腕は信頼を買われ副将に。投手としては150㎞/hに迫る直球と変化球を巧みに操り打者を翻弄するスタイル。本人は昨年までのエース・篠木の影響もあり先発を目指している。まずはリーグ戦の経験を着実に積んで輝く姿を見せたい。』

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【秋季リーグ直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】

松下歩叶主将(営4=桐蔭学園) 【硬式野球】第110代主将・松下歩叶が掲げるキーワードは”執念”豊富な経験値と背中でチームを引っ張るリーダーシップに注目!(春季リーグ戦直前インタビュー①) – スポーツ法政
藤森粋七丞副将(キャ4=青森山田)
内山陽斗副将(文4=天理)
野崎慎裕(営4=県岐阜商)
永野司(営4=倉敷商)
山口凱矢(営3=桐蔭学園)
小森勇凛(キャ2=土浦日大)
山床志郎(文2=高鍋)
中西祐樹(法3=木更津総合)
土肥憲将(キャ3=鳴門)
今泉秀悟(キャ2=石見智翠館)
中村騎士(営2=東邦)
熊谷陸(人2=花巻東)
小川大地(営2=大阪桐蔭)
浜岡陸(法4=花咲徳栄)
藤森康淳(営3=天理)
境亮陽(営1=大阪桐蔭)
大島公一監督
髙村祐助監督

関連記事一覧