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エスパルスには「いい印象しかない」 清水エスパルス加入内定 大畑凜生選手独占インタビュー

2025年3月25日(月)
城山サッカー場

スポーツ法政新聞会サッカー取材班は3月25日城山サッカー場にて、J1清水エスパルスへ加入内定が発表された大畑凜生(現4=矢板中央)、日高華杜(経4=大津)、J1FC東京へ加入内定が発表された小湊絆(スポ3=青森山田)、J1横浜F・マリノスへ加入内定が発表された松村晃助(経3=横浜F・マリノスユース)の4名に独占インタビューを行った。今回はMF大畑選手のインタビューをお届けする。

大畑選手の特徴は何といってもその献身性。チームのため仲間のために邁進する。インタビュー中でも何度も口にするようにピッチでのその「泥臭さ」には注目だ。

インタビュー

大畑凜生(現4=矢板中央)

――内定が決まった時の気持ちは

ずっと夢に見てきたプロサッカー選手になれたなというのと、やっとスタートラインに立ったなという嬉しい気持ちと同時に覚悟を決めた瞬間でしたね。

――清水の印象は

去年の前期にあまり試合に出ていなかった中で、最初に練習参加に呼んでいただいたクラブは大事にしようと思っていました。国立で清水のサポーターがたくさんスタンドを埋めるように、愛されているクラブで、ホームのアイスタもサッカー専用スタジアムでサポーターのみなさまの前でプレーできるということはなかなかないことだと思います。サッカーも攻撃的なサッカーをしていて全員がサボらない印象があります。その中で自分の特徴を出せたら活躍できるイメージはしっかりできたので今はいい印象しかないです。

――内定をつかんだ際の周りの方の反応

家族は自分事のように喜んでくれましたし、いろんな方からメッセージをいただいて、いろんな人からサポートされて応援されていたんだなと改めて気づけました。

――清水で過ごした中でお手本にしていた選手や憧れの選手は

誰がお手本とまではいかないんですけど、乾貴士さんとか。誰もサボらない、そういうチームを作っている監督もそうですし、そのことに何も文句を言わすに泥臭くチーム全員がやっているので法政にもこういう雰囲気がもっとあればいいんじゃないかなというのは感じました。

――秋葉監督の印象は指導を受ける前と後で変わらなかったか

いや、表向きでは非常に情熱的だというのは変わらないんですけど、サッカーになるとより考えていて、いろんなルールや決まり事があって、その中でも選手の特徴を活かせるマネジメントをしっかりされている方なので、実際に行ってみると思ったより細かかった印象があります。

――清水には高校時代しのぎを削った宇野禅斗選手も

自分が練習参加に行ったタイミングで宇野もその前の月に期限付きで入ってきて今年から完全移籍。高校選抜でも一緒にやっていた仲ですし、学年も同期というところで、あいつはもうJ1の舞台でバンバン試合に出て中心選手としてやっているのでベストはあいつと一緒に試合で組むということですけど、良い仲間、良いライバルとしてやっていければ良いかなと思います。

――デンソーチャレンジカップや日韓定期戦のメンバーとして戦って感じたことは

デンソーだったら周りの選手が1部の選手が多い中で、自分が一番下手だというメンタリティで臨みましたしその中で泥臭くやるというのは持っていましたし、いざプレーしてみると負けているなということは一切感じなかったのは自身にして良い部分ですし、ああいう即席のチームで勝つことの難しさというのは感じました。

――試合前にルーティンをされているが

今年も継続します。高校時代からずっとやっていて、いろんな思いを背負ってやる中で、例えばピッチに立てない選手もいますし、自分の高ぶる気持ちを抑える、精神統一をするためにやっています。

今季は副将として法大をあるべき場所へ戻すためひた走る

――法政ではラストシーズンだが

自分が2年生の時に降格して、去年もあれだけのメンバーがいても1部に上がれなかったのは悔しいですけど、今年も良いメンバーがいますし、その中で副将を務めさせてもらうというところで、自分はまだ法政に何も残せていないですし、この良い仲間と最後昇格するということと日本一になる機会はラストなのでそこに責任と覚悟を持ってやらないといけないですし、プロ内定選手として見られ方も変わってくると思うので私生活も気をつけて、ピッチの中では圧倒的な存在感を出すということを自分に常にプレッシャーをかけながらやっていきたいと思います。

――去年のチームと違うところは

監督も変わって、自主性のところで結構自由にやらせてくれるので。プレーしながら自分たちの最善のプレーができるというのは一つ強いだと思います。一個下の選手はいいキャラを持っている選手が多いので、その選手たちにいかに気持ちよくプレーさせてあげるかはとてもチームのマネジメントとして大事になってくると思うのでそこは4年生含め上級生の選手がやっていきたい部分です。

――新入生の中で一目置いている選手は

池間叶(名古屋グランパスU18)がプレー的に良いなと思っています。性格的に言うと山田康太(桐生第一)ですね。合宿の時は同部屋で、最初僕にビビっていたらしいんですけど(笑)合宿が終わったらさらに仲良くなって。自分も親しき中に礼儀があったら上下関係はあまり気にしないタイプなのであいつは可愛く面倒見てます。

――清水サポから呼んでほしいあだ名は

大畑と呼ばれることが多くないので「りんせい」か、選手の間では「りん」って呼ばれているのでどちらかで呼んでほしいなと思います。

――法政のファン、清水サポの方へ一言

スローガンに掲げているように「再輝」。再び輝かしい法政を取り戻す気持ちでいますし、その中でも自分が副将、プロ内定選手として活躍する姿を見ていただきたいです。ぜひ温かい目で見守っていただけたらと思います。
清水サポの方には特別指定もされているので、チャンスがあればデビューしたいと思っています。プロに行っても自分のプレーは変えるつもりはないですし、泥臭くチームのためにやると言うところが評価されて内定をいただいたと思うのでチームのためにプレーする姿というのをみなさんに見ていただけたらと思います。

(取材:山口晴暉)

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