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【硬式野球】急成長を見せる期待の2年生右腕・小森勇凛が目指すはリーグ戦初先発 武器は安定感のある投球 (春季リーグ戦直前インタビュー⑦)

小森 勇凛 投手

――オープン戦を通して現在のコンディションは
オープン戦で3試合投げて、去年よりもストレートの質が良くなってきた気がします。試合に勝てるピッチャーというのを考えるようになってから、成績を残すことができるようになりました。

――大学1年目を振り返って
大学1年目は試行錯誤を重ね、いろいろなことを試して、結構失敗もしました。今ようやく2年生になって、自分のピッチングスタイルは何かというのを、ちょっとずつ掴み始めているかなという感じです。

――フレッシュトーナメントでは春秋どちらも先発として登板したが、手ごたえは
春は東大相手に抑えられたんですけど、秋の慶応戦で自分の思うようなピッチングができなくて、自分の実力不足というか、自分の弱さというのがすごく出てきて、まだまだ成長できるなというのはすごく感じていました。

――この1年間で重点的に取り組んだことは
例年に比べてウエイトトレーニングをちょっと多めに増やして、プラスで身体操作系のトレーニングをして、その2つを重点的にやってきたんですけど、それがいい感じにはまっています。(身体操作系のトレーニングとは)水の入った道具があるんですけど、それを持ちながら投球フォームを行うトレーニングです。水ってやっぱり動く物体なので、不規則に動くようなものを持った中で、自分のフォームで投げられるかというのがすごく大事になってきて。どんな環境でも自分のピッチングができるようにするトレーニングをしています。

――最高球速と目標球速は
マックスが149キロで、目標にしてるのは大学4年生が終わるまでに160キロです。

――ご自身のピッチングの強みは
ストレートで押していって、ストレートを軸に変化球で緩急をつけるようなピッチングが武器だと思っています。

――どのような投球で打者を打ち取りたいか
何よりチームが勝つことが1番なので、テンポのいいピッチングをして、チームの勝ちに貢献できるようなピッチングを心がけていきたいです。

――先発やリリーフなど、登板するポジションに対するこだわりは
自分はリーグ戦で投げられることがとても嬉しいので、特にこだわりとかはないんですが、与えられたポジションで自分のピッチングができればなとは思ってます。

――理想とする投手は
最近だと西武ライオンズの今井達也投手を参考にしています。

――現千葉ロッテマリーンズの木村優人投手と高校時代に投げ合っているが
YouTubeとかの木村選手の動画を見ていると、やっぱり自分はまだまだだなというのはすごく感じていて、同級生として負けていられないなという気持ちもありますし、プロは違うなという気持ちもあります。

――プロ野球に対する思いは
もちろんあります。

――同じ学年の倉重投手が昨秋に一足先にリーグ戦デビューを果たしたことはどのように感じたか
同級生がマウンドで投げているというのは、まだ自分の実力が足りないのかなと感じました。あの舞台で、あの応援、いい相手がいる中で投げたいなっていうのはすごく感じています。

――強力な1年生の投手陣も加わったが印象は
新しい学年が入ってきて、そこからプレッシャーというか、やっぱり1年生も死ぬ気でリーグ戦に入りたいという思いでたくさん練習しているので、それに負けていられないなという気持ちがすごくあります。

ーー1年生で特に注目されている選手は
井上(和輝、法1=駿台甲府)です。バッティングが人とは違うものを持っているなというのがわかって、雰囲気はすごく感じます。

――新2年生には魅力のある投手が多くいるが、やはり意識はするのか
そうですね。誰にも負けないっていう気持ちはもちろんありますし、自分がこの代を引っ張っていくというくらいの気持ちは持って普段練習しています。周りを巻き込んで、もっといい投手になるということはちょっと意識しています。

――チーム内の競争はどのように感じているか
先輩方もいる中でオープン戦とかも投げさせてもらっていて、先輩がいるからまだいいやとかじゃなくて、自分も先輩方に引けを取らないようなピッチングというのをしていきたいと思います。

――今年は投打ともに1、2年生にも期待が集まっているが
多分春のリーグ戦も下級生が結構出てくると思うんですけど、下級生が出るということは、出られない先輩方の思いも背負ってプレーしなきゃいけないと思うので、少しプレッシャーを感じているかなと思います。

――日頃からよくコミュニケーションをとる選手は
キャッチボールの相手が毎回同じ相手で、菅井(颯、営2=日大山形)とは、ずっと一緒に練習からキャッチボールしています。よく話していて、今日の調子はどうだとか、今日いいねとか、すごく話をしています。

ーー六大学で対戦したい選手は
特にこの人というのはいないんですけど、やっぱり自分と同じ学年の選手には絶対に打たれたくないというのはあります。

――今年のスローガンは「執念」ですが、これまでに執念を持って取り組んだエピソードは
ピッチャーと野手合わせて、投内連携という練習があるんですけど、ピッチャーが少しでもミスをするとそのプレーをもう1回やり直すという習慣があって。もう1回やるということは、その1球に対しての思いというか執念というか、そういうものがないと感じ取られてしまうので、1球に対しての執念というのはすごく大切にやっています。

――春季リーグ戦の個人の目標は
個人的にはリーグ戦での初登板、初先発を目標にやっていきたいと思います。

ーーリーグ戦への意気込みは
チームが優勝するためなら、自分の身がボロボロだったとしても、なるべく腕を振り続けていこうと思っていて、優勝に対するこだわりを持っていきたいと思います。

ーー法政大学野球部のファンの方々へ一言
いつも応援していただき本当にありがとうございます。毎年毎年優勝という言葉が出ていますが、口だけじゃなくて、今年こそはしっかり優勝して、皆さんにいい姿を見せられるように頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします。

(取材:古川千遥)

小森 勇凛(こもり・ゆうり)
キャリアデザイン学部2年・2005年5月4日生まれ
東京都出身・土浦日大
184cm88kg・右投右打
『オープン戦を通し、最も名を挙げたといってもいい投手の一人。指揮官も先発として期待を込める右腕は最速149㎞/hの直球を軸にした安定感のある投球が強み。昨年は春、秋のフレッシュトーナメントで先発を経験。課題としては長い回を安定して投げ続けられるスタミナか。注目の右腕がリーグ戦デビューを飾る日はもうすぐだ。』

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【秋季リーグ直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】

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