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【サッカー】相澤の虎の子1点を守り切り開幕白星スタート! 無失点はリーグ唯一! 関東大学サッカーリーグ2部 第1節 法大 1ー0関東学大

2025年4月06日(日)
JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ2部
第1節 法大-関東学大
関東学院大学 金沢八景キャンパスグラウンド

井上平前監督から柳沢将之新監督を迎えての今シーズン。開幕戦は昨年1部で戦った関東学院大学と激突。今季ここまで出番を増やす相澤デイビッドの先制ゴールをGK寺田周太・CB薬師田澪・CB梅津龍之介を中心に決死のディフェンス。リーグ唯一となる無失点で凌ぎ切り、見事開幕戦を勝利で飾った。

試合結果


法政大学
前半
関東学院大学
後半

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
12分 得点 法大 相澤デイビッド(アシスト:小湊絆) 1ー0
60分 交代 法大 洪怜鎭→松田悠世 1ー0
64分 交代 法大 小湊絆→塩田悠人 1ー0
66分 交代 法大 大迫蒼人→保田成琉 1ー0
 

82分

 

交代

 

法大

 

相澤デイビッド→前田康尋

小池直矢→浅野直希

 

1ー0

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
21 GK 寺田周太 経済3・法政二
DF 大迫蒼人 経済4・FC東京U18
DF 薬師田澪 経済4・大津
21 DF 梅津龍之介 経済3・鹿島アントラーズユース
22 DF 佐藤凛音 スポ2・市立船橋
7 MF 大畑凜生 現福4・矢板中央
10 MF 洪怜鎭 社会4・三菱養和SCユース
11 MF 小池直矢 現福3・前橋育英
15 MF 小倉幸成 経済2・鹿島アントラーズユース
9 FW 相澤デイビッド スポ4・日本文理
27 FW 小湊絆 スポ3・青森山田
サブメンバー
1 GK 川﨑淳 社会4・浦和レッズユース
2 DF 櫻井稜 経済3・鹿島学園
13 DF 畑野優真 経済2・横浜F・マリノスユース
14 DF 保田成琉 社会3・阪南大高
MF 塩田悠人 経済4・法政二
MF 浅野直希 経済4・ガンバ大阪ユース
30 MF 松田悠世 社会2・桐光学園
25 MF 前田康尋 現福3・浜松開誠館
26 MF 黒瀨舜 経済4・尚志

日程と結果

日付 対戦校 結果 会場
4月6日 関東学院大 ⚪︎1−0 関東学院大学金沢八景キャンパスグラウンド
4月13日 國學院大 法政大学城山サッカー場
4月16日 立正大 立正大学熊谷キャンパスサッカー場
4月20日 駒澤大 法政大学城山サッカー場
5月3日 早稲田大 AGFフィールド
5月26日 拓殖大学 法政大学城山サッカー場
5月11日 神奈川大 神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド
5月18日 順天堂大 法政大学城山サッカー場
5月25日 山梨学院大 山梨学院大学川田ツインサッカー場
10 6月1日 東京農業大 東京農業大学世田谷キャンパスグラウンド
11 6月8日 産業能率大 法政大学城山サッカー場
12 9月21日 山梨学院大 法政大学城山サッカー場
13 9月28日 早稲田大 早稲田大学東伏見サッカー場
14 10月5日 國學院大 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド
15 10月8日 立正大 法政大学城山サッカー場
16 10月16日 神奈川大 法政大学城山サッカー場
17 10月19日 拓殖大 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
18 10月26日 産業能率大 産業能率大学第二グラウンド
19 10月30日 東京農業大 法政大学城山サッカー場
20 11月2日 関東学院大 法政大学城山サッカー場
21 11月9日 順天堂大 順天堂大学さくらキャンパスサッカー場
22 11月15日 駒澤大 駒澤大学玉川キャンパス

マッチレポート

ついに関東リーグ開幕。キャプテン日髙華杜(経4=大津)が不在の中、佐藤凛音(スポ2=市立船橋)が関東リーグ初スタメンを飾る。

前半立ち上がりから中々ゴールまでボールを運ぶことができない。前半10分小倉幸成(経2=鹿島アントラーズユース)のロングパスが洪怜鎭(社4=三菱養和SCユース)へ。洪をオーバーラップした佐藤にボールが渡りグラウンダーのクロスを入れるが惜しくも合わず決定機を逃す。しかし、2分後再び決定機が訪れる。相澤デイビッド(スポ4=日本文理)がドリブルでペナルティエリアに侵入すると、マイナスにいた小湊絆(スポ3=青森山田)にボールが渡りダイレクトで再び相澤へ。それを豪快に振り抜き先制に成功する。相澤の関東リーグ初得点はチームに勝利をもたらす貴重な得点となった。さらに前半21分、寺田周太(経3=法政二)のロングボールが相澤の裏へ。ボールの流れそのままヘディングでゴールを狙いGKを超え追加点かと思われたが相手DFのクリアで惜しくも追加点ならず。しかし、前半37分ボールを奪い切れず相手FWのフリーの選手にボールが渡ると最大のピンチ。相手後方から戻ってきた佐藤が体を当て必死にクリア。DF陣を中心とした粘り強い守備で前半を失点0で折り返す。

この日も後ろから法大を支えたCB薬師田

後半、追加点がほしい法大だが、相手にボールを保持される時間が多く続く。DF陣も体を張ってブロックやクリアするがセカンドボールを回収できず相手に主導権を握られる。69分ペナルティエリア内で大畑凛生(現4=矢板中央)がボールを持つとスペースにパスを出し小池直矢(現3=前橋育英)がコースのない位置から強烈なシュート。さらに75分右サイドからチャンスを作り出す。小倉が自陣の中央でボールを持つとすぐさま佐藤の前のスペースへ。関東リーグ初出場の松田悠世(社2=桐光学園)も絡みコーナーを獲得すると保田成琉(社3=阪南大高)がこぼれ球を拾う。シュートが相手に当たり再びコーナー。次は小倉がこぼれ球を拾うと切り返して鋭いシュートを放つが惜しくもキーパに弾かれ得点とはならず。90分相手のバックラインでボールを回されるが、縦パスを入れさせないほど前線の選手が最後まで走り守備をする。1点を守り切り見事1-0で開幕戦勝利を収めた。

開幕戦勝利で2部優勝1部昇格に向けて良いスタートを切った法大サッカー部。しかし、小さなパスミスやセカンドボールを回収できない場面など多くの課題も見られる1戦だっただろう。連勝に向けて改善点を修正し、次節も勝利を掴み取り再び強い法政を取り戻す。そして”再輝”をスローガンに笑顔で輝かしいシーズンへまた一歩前進する。

(文:髙橋明日香・撮影:山口晴暉、今本壮史・取材:白戸大貴、松野要)

CB梅津が関東学大攻撃陣の前に立ちはだかった

スーパーセーブでこの日勝利の立役者の一人であるGK寺田

試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点-失点 得失点
1位 立正大 1-0-0 4-1
2位 早稲田大 1-0-0 3-2
3位 駒澤大 1-0-0 2-1
國學院大 1-0-0 2-1
5位 法政大 1-0-0 1-0
6位 産業能率大 0-1-0 3-3
拓殖大 0-1-0 3-3
8位 神奈川大 0-0-0 3-3 -1
9位 山梨学院大 0-0-0 1-2 -1
東京農業大 0-0-0 1-2 -1
11位 関東学院大 0-0-0 0-1 -1
12位 順天堂大 0-0-0 1-4 -3

 

監督インタビュー

今年度から監督を務める

柳沢将之監督

――僅差での勝利だったが、この試合をどう評価するか

初戦ということで内容も確かにそうですけど、やっぱり結果が大事で、前半は押し込まれた中でも耐えるということはすごくチームにとっても自信にもなったし良かったと思います。後半も相手が前半押し込んできた中でどうやって戦うかというところを話しながら、ある程度は修正できたかなと思います。ただやっぱり1点だけだと危ないですので、次はそこのところでどうやって点をとりに行くかというところが課題になってくると思います。

――今年度から監督を務めるがチーム作りに置いて特に大事にしていることは

“仲間を助ける“というところが一番かなと思います。色々あるんですけれども、最初に皆にやっていきたいことを提言しました。三つぐらいあるんですけれども、それをまずやるということを話しました。このチームだけじゃなく、今日出ていないようなメンバー全員にもしっかり話ました。

――法政にプロなどの活動を経て帰ってきましたが、最初に感じたことは

寮も含めて、グラウンドも土から人工芝に変わって、環境のところが変わった部分はあるんですけれども、ただやっぱり雰囲気だったり自分達がいた時と今の学生はほぼ同じような感じはします。彼らは純粋でサッカーに一生懸命なので一人ひとりの能力が伸びるように手助けをしつつ、チームも勝てるようになればいいかなと思います。

(インタビュー:山口晴暉)

選手インタビュー

相澤デイビッド(スポ4=日本文理)

この男の爆発が今後の法大の命運を握る

ーー今日の試合を振り返って

相手にボールを持たれる展開が多くて、苦しいゲームでした。なんとか少ないチャンスの中で、決め切るというところで自分が点を取って勝利できたのは自分としても大きいですし、関東リーグ初得点ということで、自分としても今年は結果を残していきたいシーズンなので、1点取れたのは良かったです。

ーー去年はつまづいた開幕戦、チームとしてどのような意識で臨んだか

監督が代わったのもありますし、チームとしてももう一回自分たちを見つめ直して、リーグ戦を獲りにいくということでチームを立ち上げて来ました。今までやってきたことというのが、全員で助け合ってしっかり戦うというところで、常に良い声を掛け合って、チーム一丸となって戦うというところを体現出来たので、チームとしての成長を表現できたのが良かったのかなと思います。

ーー今シーズンの個人の目標は

10ゴールを獲りたいなと思ってます。

(インタビュー:白戸大貴)

佐藤凛音(スポ2=市立船橋)

リーグ初スタメン。日髙不在の中、救世主となるか

ーー関東リーグ初スタメン感想

関東リーグ自体は初スタメンだったけど、天皇杯予選だったり、練習試合で明治とかとやってる分、強度というところの慣れは多少はありました。開幕戦ってところでアウェイだし時間帯も慣れない時間帯でいろいろ難しい中、難しい状況だったけど、チーム全体でまとまって試合ができたと思うし、しっかり勝ち切るっていう部分で内容よりも結果がついてきたのでよかったです。

ーー今日の試合振り返って

前半立ち上がりに、先制点を取れたのはチームとしても大きかったと思いますけど、そのあと結構押し込まれる時間帯だったりとか、相手のペースだったり自分たちの形が作れないということはあったんですけど、前半押し込まれたりボールを持たれた中で0で抑えたことはすごく大きいことだってというところをハーフタイムで話しました。後半はより相手を見て守備したりだとかもっとシンプルにボールを動かしてということを監督から提示されたところで全員がそれにシンプルにやることだったりだとか、相手に合わせるところだったりということができたのでその部分は続けながら、改善点も多くあったのでそこは次に向けて修正しながらやっていきたいなと思います。

ーー前半いきなりロングスロー使ってたが、どういうときににロングスロー使うか

負けてる時はずっと使うかもしれないけど、勝ってるときとか試合の立ち上がりとか多少相手に押し込みたい時とかの時間帯はロングスロー使えば、必然的に中(ゴール前)に近づけるプレーだからそういうときに使います。それと負けてるときにスローインからチャンスを作るっていうときはチームで使うってなってます。

ーー今シーズンの目標は

今、日髙(華杜)くんが怪我して代わりっていう部分になってるかもしれないけど、その部分がチャンスだと自分の中では思うので、この期間でできるだけ結果だったり、アシスト、得点をを多く残しつつ、90分常に攻守において戦って走ってというところでチームに貢献して必ず関東リーグ1部に昇格したいと思います。

ーー何ゴール何アシスト目指しますか

3ゴール、、、7アシスト!!(笑)

ーー次の試合に向けて

次、ホーム開幕戦になるし相手も國學院で3部から上がってきた相手で多少やりづらさだったり相手からしたら法政で絶対勝ちたいという気持ちが強いと思うので、そこで気持ちで負けないということを意識しつつ、慌てることなく冷静に自分たちのサッカーして、今日出た反省を必ず改善して、法政のサッカーで必ず圧勝してやってきたいです。

(インタビュー:髙橋明日香)

 

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