ステイマン:最初(法政を)知ったのはユースのチームメイトから聞きました。それで調べたら1部でもすごく良い成績を収められていて、環境もピッチとかもすごくきれいで環境が整っているのでここに行こうと思いました。選手もスタッフもみんな良い人ばかりで、馴染みやすい環境なので、自分をもっと表現できるようにしていきたいと思います。
池間:自分は7月くらいの練習参加の時に1番は自分はここでプロになりたいという思いがあります。このプロを目指している集団の中に入って、上手い選手がたくさんいる中で揉まれて、自分の武器を磨いたり、自分の足りないところをどんどん周りの人に助けてもらいながら自分のモノにしていくというのが1番あります。その中でこの環境とこの恵まれた選手たちと一緒に自分も関東リーグでプレーしたいという思いが強くてここに来ました。法政大学のサッカー部はステイマンも言ったんですけど、優しい人が多かったり、気にかけてくれる選手が多いので、自分もその面ではいろんなことを聞いたり、いろんなことを吸収しやすい環境ではあるかなと思ってます。
山禄:自分が来た理由は高校の偉大な青木俊輔先輩(令和6年度卒・現V・ファーレン長崎)とモヨマルコム強志先輩(令和5年度卒・現ポルティモネンセSC)が法政にいたのが大きいです。大体その学年の東福岡のトップの選手はプロに行く人が多い中でプロを断って大学に行った選手の中でもレベルの高い2人なので、その2人が行ったというところで自分も行ってみたいなという思いがありました。それで練習参加した時に本当に雰囲気とかがすごく良かったのでここに決めました。印象は2人が言うように優しい先輩だったり、スタッフが多くて馴染みやすいですし、サッカー中も気を遣わずに結構言えるので、そこは良いチームだなと思います。
福本:法政を選んだ理由は、まず第一に関東でプレーしたいという思いが強かったです。その中で関東でも強いチームを選ぶってなった時に、上からみて法政がいいところにいて、自分のプレースタイルだったり、サッカーに懸ける思いが法政の方針に似ていたので、そこで自分も活躍してプロになりたいという思いが強かったのが選んだ理由です。法政の印象は雰囲気が良くて、グラウンドでも寮でも静かな日がないくらいみんな騒がしくて、先輩も積極的に話しかけてくれて、自分たちが過ごしやすい環境を作ってくれているなと思います。

MF福本のサッカーを始めたキッカケが予想外!
ーーサッカーを始めたきっかけは
ステイマン:お父さんが若い時からイギリスでサッカーしていて、そのお父さんのサッカー好きなところに影響があって、幼い頃からサッカーしてたり、海外の試合観てたりしたことですかね。そういうのでサッカーにどハマリして、ずっとサッカー好きの人生です。
池間:自分は年長くらいの時に外でサッカーをしていて、その時に大体ボールに集まることが多い中で、自分はゴール前とかにいたらしくて、そういうので才能あるんかなというので親に勧められてクラブとかスクールに入ったのがきっかけです。
山禄:自分は3つ上と6個上にお兄ちゃんがいて、お兄ちゃんがやってたから自分も始めました。
福本:自分は幼稚園の頃にイナズマイレブン(アニメ)を見ていて、豪炎寺という選手のファイヤートルネードを見て、自分もそれを打ちたいなと思ってサッカーを始めました。
一同:笑い
福本:これ結構ガチだよ(笑)。

GKステイマンが語るガンバでの経験
ーー今までのサッカー人生で1番嬉しかったことと悔しかったことは
ステイマン:1番うれしかったことは、ユース時代の3年生の2月の頃に、ずっとトップチームの練習に参加していました。それでキーパー陣にケガが多くて人数が少ない中で、その時にマネージャーさんから電話が掛かってきて、(次の日が試合で)明日メンバー入りするかもしれないなら荷物持ってきてって言われて。次の日、荷物持って練習場に行ってロッカー入ったら自分のところに「○」があって、メンバー入りして目の前で宇佐美選手のフリーキックを見れて。そのメンバー入りした瞬間が1番うれしかったです。悔しかったことは高校3年の夏にクラブユース選手権で肉離れで出られなくて、チームは優勝して1個下の選手が試合に出て、すごく活躍をしている姿を見て、めちゃくちゃ悔しかったです。
池間:高校2年の最初のプレミアリーグで左サイドバックで出場した試合で、自分は1年生の時は苦しい時期をずっと過ごしていました。その中で監督からもコンバートだったり、左サイドバックの選手がけがをしたというのもあって、自分が出場機会を得て試合に出れて、勝てたのでその時はうれしかったです。悔しい時はクラブユースでガンバ大阪のステイマンのチームに負けたことで、自分もここ乗り越えれば優勝出来るというのがあったなかで、チーム全体が重くなっちゃって、そこで負けたのが1番悔しかったです。
山禄:自分が1番うれしかったのは自分が3年の代の選手権の県大会優勝した時です。東福岡である以上、県大会優勝は当たり前のことなんですけど、それが2年連続で選手権に出れてなくて、自分たちの代も県大会を2回も落としていました。その中で無失点で圧倒して優勝できた時は1番うれしかったです。1番悔しかった事は3年の時の選手権のベスト4で負けた試合です。前半は自分たちの試合が出来て、ずっとそれまで県大会から無失点で来ていて、その試合はシーズンで1番多い3失点をしてしまいました。ディフェンスラインの選手として悔しかったなというのはあります。
福本:1番うれしかったのは選手権の大阪府予選で優勝した時です。自分は1年目も2年目も選手権予選に出ていて、上の代はそこまで強くなくて、大阪府予選でベスト8とかで敗れるくらいの実力でした。それでも自分の代でしっかりと積み上げて来て、チームとして1つになって決勝を全校応援の中で優勝出来たということが1番うれしかったことです。1番悔しかった事は選手権で3回戦で東福岡と当たって、全然余裕で勝てると思ってたんですけど、最高のメンバーで出来る最後の試合になったということもありますし、それ以上にその試合がシュート0本ということもあって、「こんなやって来たのに、こんなに差が出るんだ」と感じたことが1番悔しかったです。

いざ法大のディフェンスリーダーへ!DF山禄
ーーユースの選手から見た高体連の印象と、高体連の選手から見たユースの印象は
山禄:荒れるぞこれ(笑)。先いいよ(笑)。お前らの加減で俺らも言うから。
ステイマン:ユースから見た印象はサニックスカップとかプリンスリーグで高体連とやる機会があって、大津高校とか、阪南大高もそうですし、東福岡はやったことないんですけど、すごく良いチームだなと思いますね。サニックスで実際に大津に負けてるので。めちゃくちゃ強いチームもあるなと思います。自分はユースの方がめっちゃ上手いんだろうなというイメージがあって、でも意外とそんなことなくて、高体連にも良いチームがありますね。
池間:ユースチームは上手い選手が多いのは絶対だと思いますし、個人の力だったり、チームとしての完成されてるという印象は自分は持ってました。高体連はプレミアリーグで戦ったりしてみて、強いチームが多いです。上手いというより強いチームが本当に多いです。相手によっていろいろ変えて来たり、脳筋なサッカーをしてくるチームもあったんですけど、その中でもフィジカル面で速かったり強かったり、頭抜けてる選手が多いなという印象はありました。阪南大高とはやってないですけど、東福岡とかは3年間やって来てて、そんな特別強いわけじゃなかったですけど。そんな高体連とユースで差はないのかなと思います。
山禄:高体連の方が気持ちとか精神論が多いです。メンタルの部分では強かったりするのもあると思います。Jユースの方が上手い選手が多いです。でもJユースと高体連で1年生の時に試合したら、Jユースの方が全然強いと思うんですけど、3年間の伸びというのは高体連の方が大きいと思います。ガンバとはやったことないんですけど、グランパスとやった時はめっちゃ強いんだろうなと最初は思ってたんですけど、(実際にやってみると)そんなに差はなくて。なんなら勝てる試合でしたし。でもJユースは上手い選手が多いというのは1番印象としてありますね。
福本:高体連からみたJユースはやっぱり上手いです。高体連でも静学とかは上手いんですけど、それに比べて組織としてボールを持つみたいに、そういうところはJユースは抜けてるのかなと思います。
ーー(山禄選手と福本選手)高校選抜の活動を振り返って
福本:高校選抜は選ばれたのは良かったんですけど、自分はスタメンで出る機会が少なくて、出場があまり出来なかったので、自分の情けなさとまだまだだなと感じたのが1番大きかったです。
山禄:自分は高校サッカーのトップレベルの選手たちと一緒にプレーできて、ピッチ外のところでみんなの意識の高さだったり、サッカーに対する熱さとか情熱を身近で感じることができてすごく刺激をもらいました。大学生とも試合しましたし、海外の選手とも試合をしたんですけど、「やれる」という自信をつけれる良い経験にもなりました。何よりも楽しくて(高校選抜に)入れて良かったなと思いました。

強豪集まるプレミアリーグEASTでしのぎを削ってきたDF池間
ーー(ステイマン選手と池間選手)トップチームでのあこがれの選手は
ステイマン:キーパー陣はみんな良い人なんですけど、一森選手はビルドアップが上手くて、東さん(東口選手)は動きがすごいです。すごく尊敬しているのは石川慧選手です。練習行くたびに毎回気にかけてくれて、毎回声を掛けてくれました。すごい人格者で後輩からもイジられるような先輩です。プレーもガタイがすごくて、シュートストップとかに関しては、その3人の中ではトップレベルなんじゃないかなというくらいすごい選手です。1年生の時に初めて練習参加に行った時からずっと尊敬しています。
池間:自分は今の選手の中だと徳元選手が目指している選手の1人でもあります。左足キックと頑張るところだったり、守備とか攻撃も含めて良い選手ですし、見ていてああいう選手になりたいなというふうに思っています。昔の選手だとダニルソンとケネディ選手です。自分も元々ボランチだったので、ダニルソン選手のプレーを見て、自分もやりたいなというのを感じたり、ケネディ選手だったら得点王だったので、自分も豊田スタジアムでプレーして、得点を取ってサポーターの方たちと喜びを分かち合いたいなと自分も思ってました。FWと中盤をやりたかったんですけど、今は左サイドバックなので今は徳元選手ですね。
ーー4年間での目標は
ステイマン:まず出来るだけ早くAチームの勝利に貢献できるような選手になることと、これは4年間とかじゃなくて、出来るだけ早くプロの世界に飛び込みたいなと思っています。高校でトップに上がれなかった悔しさをこの4年間にぶつけて、もっと上に這い上がれるようにやっていきたいなと思います。
池間:自分は1年目でも2年目でも早いうちに関東リーグに出て、自分の武器でこのチームを勝たせられる選手になるというのと、この4年間でプロとして戦える術を学び、能力をつけながら、プロに行くことが目的じゃないですし、自分もA代表を目指していく中で、プロに行ってから活躍することを目指してやっています。この4年間でいろんな選手から多くのことを学んで、自分の力をつけて頑張りたいなと思います。
山禄:自分は日本一に貢献したいなと思っています。そのために出来るだけ早くトップチームに上がって、選手として日本一に貢献したいと思ってますし、貢献していく中でプロ内定だったり、日の丸を背負って戦うことだったりを目標にしています。もうひとつは偉大な2人の先輩方が単位を取れずに卒業出来ていないので、自分は東福岡を卒業して3人目の法政大学のサッカー部生なので、やっぱり2人が成し遂げられなかった単位を取って卒業というところを目標に捉えて、しっかり単位を取って、教員免許も取る予定なので、忙しくなると思いますけど卒業ということを目標に退学とかはせずに頑張りたいと思います。
福本:目標はこの大学に来た以上、プロになる事はマストだと思っているので、それを成し遂げるために日々成長していくことです。あとは小倉幸成(経2=鹿島アントラーズユース)選手みたいに代表で活躍できるになって、小倉くんを超えられるようになることがサッカー面の目標です。生活面の目標として今まで誰もサッカーをしながら教職を取った人がいないと聞いたので、しっかり文武両道して教職を取ることと寝坊しないことが目標です。
【インタビュー中の一コマ】あの選手が・・・

福本の高校の先輩で3年生の保田成琉がインタビューに乱入!サッカー部きってのムードメーカー、さすがです。

これにはすかさず福本がつっこむ!
(インタビュー:白戸大貴・撮影:山口晴暉、髙橋明日香)