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【陸上競技】第109回日本陸上競技選手権大会・砲丸投学生チャンピオンの山田が5位入賞!

第109回日本陸上競技選手権大会
2025年7月4日(金)~6日(日)
国立競技場

日本陸上の最高峰の試合、日本陸上競技選手権大会。20年ぶりの国立競技場での開催となった今大会は、9月に行われる東京世界陸上の選考会ということもあり、例年以上に盛り上がった大会となった。法大からも9人の選手がエントリー。その中でも大会最終日の男子砲丸投決勝で関東インカレ・日本インカレの学生チャンピオンの山田暉斗(経3=法政二)が5位入賞。その他の選手もこの経験を糧に更なる成長を誓った。いつかこの舞台で頂点に立つために…

▼個人成績

男子

100m予選(3組/2着+2)

組・着 選手名 記録
1組・7着 田中翔太(スポ4) 10.50(-0.2)

200m予選(3組/2着+2)

組・着 選手名 記録
2組・4着 濱椋太郎(スポ1) 20.98(+0.4)

200m予備予選

組・着 選手名 記録
3組・2着 20.93(+0.2)
4組・4着 松谷温翔(現3) 21.20(±0.0)

400m予選(3組/2着+2)

組・着 選手名 記録
3組・8着 菊田響生(スポ1) 47.24

400m予備予選

組・着 選手名 記録
1組・1着 菊田 46.60

110mH準決勝(2組/3着+2)

組・着 選手名 記録
2組・5着 松本望(社4) 13.66(+0.6)

110mH予選(4組/3着+4)

組・着 選手名 記録
2組・5着 山中恭介(現2) 14.08(+1.0)
2組・7着 小池綾(経3) 14.58(+1.0)
3組・4着 松本 13.74(+0.3)

400mH予選(3組/2着+2)

組・着 選手名 記録
3組・3着 髙橋遼将(経4) 49.62

砲丸投決勝

順位 選手名 記録
5位 山田暉斗(経3) 17m95

Pick up

山田暉斗

優勝と日本記録を目指していた山田にとって、今回の日本選手権は悔しい結果となった。日本インカレの時に課題としてあげていた前半投てきは、今大会はまずまずの出だしをみせる。1投目は「最後滑って浮いてしまって」記録は伸びなかったが、2投目は修正し、自己ベストに迫る17m95をマーク。この記録には山田も投げた直後、ガッツポーズをみせた。しかし、ここから山田の持ち味である「後半の強さ」が発揮されず、「最後まで力を加えることができずに、力が逃げてしまった」。結局最後まで2投目の記録を超えることができずに5位。入賞を達成した山田であったが、「今回は優勝する気持ちでいたので」と悔しさを滲ませていた。

インタビュー

山田暉斗

―今回の成績を振り返って
上が同じくらいの記録で接戦だったので、記録も出ていたかったので、「(優勝)いけるかな」と思ったんですけど、自分の投げが悪かったです。

―課題の前半投の手応えは
(記録が出なかった)1投目は流れは悪くなかったんですけど最後滑って浮いてしまって、そこを2投目から修正できたのはよかったんですけど、そこから3~6投目は同じようなミスをしてしまったので、修正力が足りなかったです。(ミスの具体的な内容は)今回は右で残して右で投げること、ずっと右を意識していたんですけど、最後まで力を加えることができずに、力が逃げてしまった感じです。

―2年連続の日本選手権という舞台は
今回は優勝する気持ちでいたので、結果が届かなくて少し燃え尽きた感じになったので。1回休んで、日本記録を更新することを目標に頑張ります。

―連戦続きの前半シーズンの総括を
記録を出すための下地部分はできたと思うので、後はできた基礎を記録や技術に落とし込むまでには至っていないと思うので、100ある力を100発揮できるようにしていきたいです。

(インタビュー:松下天)

松本望

―日本インカレから今日の日本選手権までの状態は
調子の良し悪しがあまりないので、よくも悪くもなくてずっと普通な感じでした。

―予選に3回準決勝に1回スタートのやり直しがあったが
またやり直しか、いつになったら走れるのかなと、思っていました(笑)。

―予選・準決勝では泉谷駿介(住友電工)がいたが影響は
泉谷さんは予選から同じ組だったので、いい組だなぁとか思いながら、泉谷さん自体は全然見えてなかったので、自分のレースに集中できたと思います。

―準決勝で自己ベストを出した
久しぶりで、少しの自己ベスト更新は嬉しかったのですが、後々聞けば、全体9番目で、決勝を逃していたのが悔しかったです。

―目標にしていたタイムなどは
特に日本選手権に目標はなく、楽しむぐらいの感覚で来ていたので、9番目になれたことは、そこまで行けるのかという自信になりました。

―0.01秒で決勝を逃したことは
シンプルに悔しかったです。

―今後の意気込みを
頑張れたかなと思うので、まだあとちょっとだけ走るんで見てもらえれば嬉しいです。

(インタビュー:寺西幸咲)

濱椋太郎

―予備予選、予選の2本のレースを振り返って
予備予選と予選の間が短くて、呼吸が全然戻ってなくて疲れていて、その中でも20秒台をどちらとも出せたのは、悔しいですけど収穫があったレースだと思います。

―日本インカレからの調整は
上手くいったとは思いますけど、結果がついてこなかった感じでした。

―持ち味である後半の伸びは発揮できたか
シニアの選手にも通用するのかなと感じたんですけど、コーナーがあまり得意ではないので大内のレーンというのもあって、結構しんどくて収集がつかなかった感じです。

―初めての日本選手権の舞台、感じたことは
緊張感が全然違って、決勝を目標に掲げていたので悔しい気持ちです。

―この経験を今後どのように
この悔しさを忘れずに、来年は決勝に残るだけではなく、勝負できるようにこの経験を糧に頑張っていきたいです。

(インタビュー:松下天)

(撮影:山口晴暉、篠﨑勇希、松下天)

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