2024年8月23日(土)
ノーブルホームスタジアム水戸
東京六大学オールスター戦2025in茨城、ローズドリームス(法大・早大・慶大)とプラムウィングス(明大・立大・東大)の一戦は14対4の大差をつけ、ローズドリームスが勝利を収めた。法大から野崎慎裕(営4=県岐阜商)が先発し1回1失点、その裏に松下歩叶(営4=桐蔭学園)が2ランを放ち逆転。藤森粋七丞(キャ4=青森山田)、永野司(営4=倉敷商)もマウンドに上がり、松下は計3安打1ホーマー4打点の大爆発で勝利に花を添えた。
2ランを放ち”ローズポーズ”を決める松下
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プラム | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 13 | 2 |
ローズ | 2 | 4 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 14 | 18 | 2 |
(プラム)毛利(明大)、大越(立大)、増田(東大)、菱川(明大)、松本慎(東大)、吉野(立大)、渡辺(東大)ー小島(明大)、杉浦(東大)、福原(明大)
(ローズ)野崎、藤森粋、永野、渡辺和(慶大)、小川琳(慶大)、田和(早大)、伊藤樹(早大)ー中西祐、吉開(慶大)、吉田瑞(早大)
プラム:なし
ローズ:松下 2ラン(1回 毛利)
戦評
8月23日に茨城のノーブルホームスタジアム水戸で行われた、プラムウィングス(明大、立大、東大)対ローズドリームス(早大、法大、慶大)の六大学オールスターゲーム。法大の選手は8名が選出された。
先発投手として、野崎慎裕 (営4=県岐阜商 )が登板し、味方のエラーも絡み、1回1失点の結果となった。

先発を任された野崎
1回裏ローズドリームスの攻撃では、先発の毛利海大(明大4年=福岡大大濠)に対し、2死一塁から今日4番に入った松下歩叶 (営4= 桐蔭学園 )のツーランホームランで逆転に成功する。

先制2ランの松下は今日3安打4打点
2回表では先発の野崎に続き、藤森粋七丞 (キャ4=青森山田 )が登板し、法大リレーを繋ぐ。結果藤森粋は1回無失点の好投でバトンを繋ぐ。
2回裏では先頭から連打で無死満塁のチャンスを作ると9番・中西祐樹 (法3=木更津総合 )の内野ゴロの間に一点を追加。その後、適時三塁打、敵失でこの回一挙4得点のビッグイニングとなる。
3回表では好投を見せた藤森粋に続き、3番手・永野司 (営4=倉敷商 )が登板し、法大リレーを締めくくる。永野は1死三塁のピンチで左中間への適時打を放たれ、1回1失点となった。
5回裏の攻撃では、無死二塁から松下の中前適時打で一点を追加する。その後、1死一、三塁のチャンスで下位打線の連打や失策、松下の2本目の適時打でこの回、一挙8点を追加し14-3とプラムウィングスを突き放す。6回表から、2番ショートに熊谷陸 (人2=花巻東 )、8番センターに藤森康淳 (営3=天理 )が守備交代で入る。
熊谷は守備でファインプレーを見せ、球場を沸かせた。打撃では左前安打で出塁するも無得点で終わる。

あわや本塁補殺か、というバックホームの藤森康
試合は、ローズドリームス 先発の野崎が敵失によって初回に1点を失うも、その裏に松下が2ランを放ち、逆転に成功。2回の裏には内野ゴロ、尾瀬雄大(早大4年=帝京)の適時三塁打、敵失によって4点を追加した。さらに、5回にはローズドリームスの打線が爆発し、一挙に8点を追加し、プラムウィングスを突き放した。投手陣も好投が続き、8回から登板した伊藤樹(早大4年=仙台育英)が試合を締めくくり、14-4でローズドリームスが勝利を収めた。
明日は、本日と同じノーブルホームスタジアム水戸にて野球教室が実施される。
インタビュー
藤森粋七丞 投手
ーー本日の試合を振り返って
普段相手として戦っている選手達と同じチームとしてプレーできる事がすごく新鮮でした。
またその中で楽しく試合できたので良かったです。
ーー小森勇凛 (キャ2= 土浦日大 )選手に代わっての出場だったが経緯は
小森のコンディショニング不良による代打でした。
ーー1回を無失点に抑えたが
まず、0点で投げ切ることができて良かったです。
いつもとは違った緊張感あるマウンドでしたが自分の持ち味を出すことができたので良かったです。
ーー他大学の選手との交流は
早稲田と慶応が同じチームだったのでたくさん交流する事ができました。
ーー明日の野球教室への意気込みは
これから六大学でプレーしたいと思えるようにたくさん教えたいと思います。
松下歩叶 選手
ーー今日の試合を振り返って
いつもはライバルの選手達とプレーすることができて楽しかったです。
ーー初回の2ラン本塁打の打ったボールと感触はどうだったか
低めのストレートだったと思うんですけど、ストレートを張っていたので張っていた球を一球で仕留められてよかったです。
ーー他大学の選手との交流はあったか
同じチームの早慶の選手とは多く交流する事ができました。
ーー大島監督と塁上でどんな会話をしたか
オープン戦では結果が出ていなかったので、良かったねと言ってもらえました。
ーー野球教室への思いは
非常に楽しみです。
僕自身も学ぶ事があると思うので、いい時間にしていきたいです。
(取材、写真:中山達喜、松野要、加納正義、浅岡凛、寺地愛歩、古川千遥)
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。