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【サッカー】2部優勝1部昇格へ カギは互いに信頼寄せるセンターバック二枚看板「ウメヤク」コンビ 前半戦はリーグ2位の堅守ぶりで首位キープに貢献

【サッカー】2部優勝1部昇格へ カギは互いに信頼寄せるセンターバック二枚看板「ウメヤク」コンビ 前半戦はリーグ2位の堅守ぶりで首位キープに貢献

薬師田(写真左)と梅津

〜トップレベルで研鑽を積んできた2人〜

リーグ前半戦を首位で折り返し、東京都サッカートーナメントで優勝を果たした法大。天皇杯ではプロ相手に負けるとも劣らないパフォーマンスを見せた。その中でも光ったのは失点の少なさ。リーグ戦での失点数は2番目の少なさで、僅差のゲームをものにしてきた。
その堅守を支えるのはゴールマウスで待ち構え、今季好調維持するGK寺田周太(経3=法政二)はもちろんだが、守備陣の2枚看板は見逃せない。副将のCB・薬師田澪(経4=大津)と下級生から着実に出場を重ねてきたCB・梅津龍之介(経3=鹿島アントラーズユース)だ。

薬師田は熊本の名門・大津高校で全国高校サッカー選手権準優勝を果たし日本高校選抜にされるなど常にトップレベルでしのぎを削ってきた。今夏はイタリア・セリエAのフィオレンティーナを破る快挙を成し遂げた全日本大学選抜のメンバーに名を連ねた。守備はもちろん、高校時代にボランチでプレーしていた経験生かした後方からの長短のパスが魅力の選手だ。天皇杯予選では準決勝、決勝ともに試合途中からサイドバックも務めるなど、その適応力の高さを披露した。、試合では腕章を巻き、ピッチ上で一番と言っていいほど声を出している彼が後半戦も法大イレブンを支え続ける。

3年生の梅津は体を張った守備やインターセプトが持ち味でCBに求められるプレーを満遍なく高いレベルでこなす総合力の高い選手。先日、大手スポーツ新聞が梅津のJ2・コンサドーレ札幌への練習参加を報じるなど、まさに売り出し中で、いつJクラブ内定が発表されてもおかしくない実力を持っている。両者はリーグ前半戦11試合全てでタッグを組み、薬師田は「後輩ですけど頼りになるセンターバック」と梅津に信頼を置く。梅津も2人の連携に「お互いの特徴は分かっている。距離感的なところも、練習を重ねるごとに良くなっている」と自信をのぞかせる。

〜いるべき場所へ戻るため〜

過去の2部リーグ優勝校の戦いぶりを振り返ってみると共通する要素がある。それは敗戦することがあっても連敗は許さず、次の試合で必ず勝利や引き分けに持ち込んで嫌な流れを断ち切っているということだ。この夏で他校も力をつけてくる中、苦しい場面も出てくるだろう。リーグ後半戦の法大に求められることは『嫌な流れを断ち切る力』。そのためにはピッチ上の選手、とりわけ守備陣のさらなる奮起が求められる。
23年にまさかの2部降格という苦渋を舐めたその雪辱を果たす舞台が整いつつある。いるべき場所に戻るため、最少失点で切り抜け、タレント豊富な前線が躍動し勝利をつかみとるため、法大サッカー部の屋台骨である2人の活躍には今後も期待がかかる。(山口晴暉)

▼リーグ後半戦初戦 JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ第12節
vs山梨学院大学 18時kickoff  @法政大学城山サッカー場
【前回対戦】
○法大2ー1山学大
得点者:小湊絆、保田成琉

▼前半戦終了時点でのリーグ上位5大学(12大学中)
順位  チーム      勝点 得失点差
1      法政大       26 12
2      早稲田大      23  9
3      駒澤大         22  6
4      産業能率大   20  6
5      拓殖大   18  2
※上位2校が1部へ自動昇格、3位が1部10位と入れ替え戦へ

PHOTOS

 薬師田

東京都サッカートーナメントで社会人チーム撃破を達成し雄叫びをあげた

その決勝でも活躍を見せ優勝に大きく貢献

多彩なキックを持つ

梅津

東京都サッカートーナメント決勝

表彰式での一コマ

山梨学院大戦でのインターセプト

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