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【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ 第8節対日体大  終盤に連続失点を喫し痛すぎる逆転負け

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【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第8節対日体大 終盤に連続失点を喫し、痛すぎる逆転負け

第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第8節 対日体大
2016年5月21日(土)
味の素スタジアム西競技場

前節、駒大に勝利し首位に浮上した法大。混戦のリーグ戦の中で、首位をキープするためには勝ち点3を得ることが求められる。今節の相手は、昇格組の日体大。最近調子を上げているチーム相手にどのような試合を見せたのだろうか。

IMG 2317
悔しい逆転負けに肩を落とす選手たち

試合結果

トータル試合結果

1
 法政大学 
0 前半 0
日本体育大学
1 後半 2

得点とアシスト

時間 大学 得点者 アシスト
51分 法政大学   ディサロ燦シルヴァーノ  永戸勝也
84分  日本体育大学  福田圭佑  
87分  日本体育大学  太田修介 瀧本高志

メンバー

法政大学
監督: 長山一也
21 GK 関口亮助 
2 DF 山田将之 
4 DF 柳沢拓希 
35 DF 藺藤子龍 
→加藤(78分)
23 MF 黒柳駿 
37 MF 大西遼太郎 
→長倉(70分)
17 MF 武藤友樹 
→黒崎(57分)
31 MF 青柳燎汰 
15 MF 川崎雅哉 
22 MF 永戸勝也 
26 FW ディサロ燦シルヴァーノ 
サブメンバー
1 GK  林翔太
33 DF

加藤威吹樹 

29 MF  長倉颯 
27 MF 黒崎隼人 
14 MF 上田慧亮 
38 MF 末木裕也 
39 FW 國本佳以 

※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。

マッチレビュー 

 前半は日体大ペースで試合が進み幾度となくチャンスを作られるが、粘り強いディフェンスで耐え、前半をスコアレスで折り返す。後半に入り、50分。左サイドから永戸勝也(スポ4)のクロスが相手に当たり、その浮いたボールをディサロ燦シルヴァーノ (経2)が押し込み先制に成功する。しかし、84分に不可解なPKを取られ失点するとそれまで保っていた集中力が切れ87分にも失点。1−2の敗戦となり、首位から陥落する結果となった。

前節に続き、気温が高い中で始まったこのゲーム。日体大は、前線から激しいプレッシャーをかけ、自分達のペースに持っていく。しかし、最後の部分で法大守備陣も体を張りブロックする。一方、法大は前線の選手の連携でチャンスを作り出す。29分にはディサロが落としたボールを永戸がドリブルで持ち上がり、クロスを上げるが惜しくもキーパーへ。日体大がボールを保持する時間帯が長くなってきた32分にはスルーパスを入れられるが、GK関口亮助(経3)の鋭い飛び出しでゴールを割らせない。日体大に危険な場面は作られるも、中央を固めたディフェンスはなかなか破ることができない。法大はなんとかしのいで0−0で前半を折り返す。

前半は自分達のサッカーができなかった法大だったが後半に入り、50分。永戸がクロスを上げるとこれが相手に当たり、空中に浮いたボールをディサロが押し込み先制点を奪う。勢いを増したチームは攻勢をかける。61分、CKを得ると、永戸のボールから山田将之(経4)が合わせるがわずかにゴール左に外れる。その後も2点目を目指して攻撃に出る法大だったが、暑さも影響して疲労の色が見え始める。すると試合の流れは徐々に相手に傾き始める。80分、日体大に右サイドの深い位置まで突破を許し、クロスから頭で合わせられるが、ここはGK関口が右手を伸ばしファインセーブ。決定的なシーンを何度も防いでいたが、84分。ペナルティーエリア内にボールを入れられると、相手を倒してしまいPKを与えてしまう。正当なチャージでノーファールに見える不可解な判定だったが、このPKを一度はGK関口が止めるも詰めていた福田圭佑に決められ同点に追いつかれる。そのわずか3分後。それまでのディフェンスの集中力が切れ、瀧本高志のクロスを太田修介に決められ逆転される。試合はそのまま終了。終盤までプラン通りに試合を進めていた法大にとっては痛すぎる敗戦となった。

長山一也監督は試合終了後、悔しさを滲ませた。「ゲームプラン通り」(長山監督)前半の相手ペースの展開を我慢して、後半開始早々の1点を守り抜けそう試合展開だっただけに、この敗戦のショックは大きい。不可解なPKの判定から失点し、その後逆転されたこともそのショックを大きなものしているだろう。それでも「やっていることは悪くない」と長山監督が振り返るように自信を失わず戦うことが重要だ。今後の課題としてはやはり追加点だろう。追加点を奪い、試合を決定付けることができれば勝ち点3は見えてくる。今日の敗戦は痛いが、得たものは大きい。教訓を糧に法大は次節、流通経済大学と対戦する。(森川優也)

 

監督・選手コメント

長山一也監督

—試合の総括を
選手がかわいそうです。それがこの試合の総括です。ゲームプラン通りで前半我慢して、日体大が後半落ちると思っていたので、先制点取れてよかったと思ったんですけど・・・。

—前半日体大の寄せが速くて自分たちのペースに持って行けなかったが、想定内だったか
0で行けば後半は(相手の運動量)が落ちるとスカウティングでわかっていたので、そこで無理して陣形変えて前に行って失点するよりか我慢して後半取れればというプランがあったので、その通りいってただけに・・・。まぁ連続失点というところはあるんですけど、あれは選手たちも煮え切らないところもあると思います。なかなか切り替えが難しい状況だっただけにかわいそうです。

—得点後は攻めるか守るかというのは
追加点狙いに行ってチャンスはあったんですが、仕留めれないのがうちの力ではあるんですけど。それでもしっかり戦っていただけに・・・。その中でメンバーチェンジが後ろでしかできなかったので、一人でも前で替えれるともう少し前線からのディフェンスも含めてやれたと思うんですが、それができなかったは痛かったかなと思います。

—終盤、日体大・瀧本選手から突破されてピンチを招いていたが
行き方が中途半端になってそこからやられたっていうのもありましたし、中を切りすぎてターンされた状況で。ファーストプレーで勢いに乗せたかなと思います。

—試合後の選手たちは
いやーもうやりきれない表情ですね。やはりどう考えても流れが変わったプレーは一つしかないので。柳沢もかわいそうですし、その後粘り強くゴール目指してやってくれたのは、よかったと思います。そこだけに目を向けるのは良くないですし、足りないところもあるんですけど。こういう気候の状況でこういった流れになると勢いに乗ったもの勝ちになるので、ちょっと痛すぎる。そういうのが表情に出てました。

—次節以降どう戦っていくか
やっていることは悪くないと思います。我慢するところは我慢できるようになってきているんで、それを今日の前半は相手に支配されすぎていたんで相手のボールに行くような状況を効果的にできると後半みたいなサッカーができると思うので、そこを修正したいと思います。また複数得点できるようにやっていくことがこういうゲームを落とさないことになると思うので、今日の敗戦を次につなげられるように切り替えてやっていきたいと思います。

 黒柳駿

ー今日の試合を振り返って
立ち上がりは結構相手にボールを持たれてしまいました。でも中でコミュニケーション取って修正して後半はいい感じに入れて先制できました。先制できたんですけど後半、ジャッジと自分たちの甘さがあって逆転されてしまったというのが今日の試合だったと思います。

ー前半は守備の時間が続きましたが要因は
相手からボールを奪った時に周りのサポートが作れていなかったというのと、ボールを奪った選手がワンタッチ、ツータッチでまた奪われたりして繋げられなかったというところだと思います。

ー後半終盤の連続失点について
ジャッジのところで1点取られてしまいました。僕が見た感じだと全然PKって感じじゃなかったんですけどね。まぁ、ジャッジなんで仕方ないですよね。自分たちも1点で抑えられれば良かったんですけど、守備が緩かったですね。

ー次の流経大戦にむけて
このリーグ戦自体、混戦だと思うので連敗しなければ上にいけると思います。また1週間気を引き締めていきたいと思います。

 

フォトギャラリー

  • IMG 2317試合終了後倒れこむ選手たち
  • IMG 2375サイドを突破する武藤
  • IMG 2354集中応援日ということで応援団チアリーディング部によるハーフタイムショーが行われた
  • IMG 2347ゴールを決めた後喜び合う選手たち
  • IMG 2326ゴールキーパーをかわす黒崎
  • IMG 2319左サイドからチャンスを作った永戸
  • IMG 2341守備で奮闘した藺藤
  • IMG 2318クロスを上げる柳沢
 

 

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