• HOME
  • 記事
  • 硬式野球
  • 【硬式野球】「去年までの自分を考えたら想像もつかない」SUBARU・後藤克基が3打点&好リードで堂々の都市対抗デビュー!

【硬式野球】「去年までの自分を考えたら想像もつかない」SUBARU・後藤克基が3打点&好リードで堂々の都市対抗デビュー!

後藤克基(令和4年卒=SUBARU)が苦労の末つかんだ大舞台で活躍をみせた

◇第96回都市対抗野球大会 1回戦 東京ガス(東京都)3-8 SUBARU(太田市) (8月31日 東京ドーム)

4年目でレギュラーを奪取した苦労人が好守で存在感を放った。

SUBARUの「5番・捕手」でスタメン出場の後藤克基(令和4年卒)は、社会人4年目で都市対抗初出場を果たした。昨年ベスト4の強豪・東京ガスとの初戦に挑んだ。

打撃では2死満塁で回ってきた3回の第2打席。「第1打席で初球を振れなかったので」と初球を迷いなく振り抜きセンターへの2点タイムリーを放ちリードを広げた。さらに反撃を受け点差を縮められた直後の7回の第4打席では追い込まれるも、甘く入った球を逃さず試合を決定づけるセンターオーバーのタイムリーツーベース。デビュー戦で2安打3打点とクリーンナップの役割を十分に果たす活躍。

3回には貴重な2点タイムリーを放った

さらにキャッチャーとしても、先発した好左腕・八野田龍司を巧みにリードし好投を演出した。

大学時代は4年春に初めてレギュラーを勝ち取ったが本職の捕手ではなく一塁手。大学通算安打はわずか6本と順風満帆な野球人生ではない。社会人でも昨年は外野手に転向し再起を図ったが、定位置をつかめず。そんな中で捕手に再転向し今シーズンを迎えていた。

「都市対抗で活躍することは去年までの自分を考えたら想像もつきませんでした。試合に出れなかった期間は野球に詳しくなろうと思って、ベンチで試合を見て、自分ならどうするかと常に考えて野球脳を高めようとしていました。これがキャッチャーに戻った今すごく活きています。」

元々捕手としてのフットワークやセカンドスローは上手くなかったという。それでも今季から就任した捕手出身の君島健太コーチと二人三脚で自主練習を繰り返し、大舞台で堂々としたプレーをみせた。腐らず真摯に向き合った後藤を野球の神様は見捨てなかった。

※硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

関連記事一覧