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【硬式野球】土壇場のサヨナラ勝ち! 小川大地の神宮初本塁打&櫻田朔の5回自責0の好投でフレッシュ最下位脱出 2025秋季フレッシュ/立大戦

東京六大学野球2025秋季フレッシュトーナメント 立大戦
2025年11月6日(木)
神宮球場
午前8時から行われた5・6位決定戦、法大の先発は慶大戦で好リリーフを見せた櫻田朔(法1=青森山田)。対する立大の先発は山田渓太(2年=大垣日大)。最下位脱出をかけた一戦に挑んだ。8回に同点に追いつかれるも、9回に高田洸希(法2=享栄)が犠飛を放ち見事サヨナラ勝ちを収めた。

4回に同点弾となるソロ本塁打を放った小川大

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
立大 0 0 1 0 0 0 1 1 0 3 8 1
法大 0 0 0 1 0 2 0 0 4 8 1

(立大)山田、野川、●南陽ー高橋昂
(法大)櫻田、菅井、名取、○近江ー岩出

[本塁打]
立大:伊與田 2号ソロ(8回 名取)
法大:小川 1号ソロ(4回 山田)

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (7) 山田 5 2 0 0 .250 空三振 中飛 左安 空三振 遊安
R 大高 0 0 0 0 .333
2 (5) 西村 5 3 0 0 .500 二ゴロ 空三振 左安 中安 右二
R 石井 0 0 0 0
3 (3) 只石 3 0 0 0 .000 空三振 中飛 中飛
3 武田 1 0 0 0 .250 三ゴロ
H 豊田 0 0 0 1 .000 死球
4 (8) 高田 3 0 1 1 .333 死球 空三振 見三振 二ゴロ 犠飛
5 (6) 小川大 3 1 1 1 .444 四球 左本① 空三振 空三振
6 (D) 髙原 3 0 0 0 .000 左飛 三邪飛 見三振
HD 岩井 1 0 0 0 .200 空三振
7 (4) 岡田 2 0 0 2 .000 四球 遊失 四球 空三振
8 (2) 岩出 4 1 0 0 .250 一邪飛 遊ゴロ 左安 投ゴロ
9 (9) 平尾 2 0 0 0 .000 一邪飛 遊ゴロ 二ゴロ
H9 野田 2 1 2 0 .429 左二②

投手成績

球数 打者 防御率
櫻田 5 74 21 3 6 3 0.00
菅井 2 35 9 3 2 0 1 12.27
名取 1 13 4 1 1 0 1 6.75
近江 1 23 5 1 1 1 0 4.50

ベンチ入りメンバー

13 近江駿弥(法2=札幌一) 48 小川達也(営1=法政二) 1 豊田凌平(法2=鳴門)
15 名取由晃(経2=川越東) 31 武田勇哉(営1=常総学院) 6 石井翔大(人2=札幌日大)
16 菅井颯(営2=日大山形) 4 田中優利(スポ2=法政二) 7 野田泰市(文2=三重)
19 山﨑隆之介(法2=横浜) 33 吉野雅人(経2=湘南学院) 9 高田洸希(法2=享栄)
11 櫻田朔(法1=青森山田) 37 西村大和(法1=報徳学園) 28 平尾幸志郎(文2=海星)
24 槙野遥斗(営1=須磨翔風) 38 岡田翔豪(文1=東海大甲府) 34 髙原千宙(現2=健大高崎)
23 只石貫太(営1=広陵) 8 小川大地(営2=大阪桐蔭) 29 山田頼旺(法1=中京大中京)
32 小野太輔(営1=下妻一) 39 岩井天史(人1=滋賀学園)
43 岩出純(キャ1=作新学院) 44 大高拓磨(法1=聖隷クリストファー)

戦評

フレッシュ最終戦となる立大戦。無念のコールド負けを喫し、決勝進出を逃した法大は、5-6位決定戦で最下位脱出をかけた戦いに挑んだ。
先発は慶大戦で好投した櫻田朔(法1=青森山田)が任された。

初回、櫻田は先頭から空振り三振を奪い、続く打者も中飛に打ち取る。3番・長島颯(1年=東農大三)の中前への打球にセンターが飛び込むも逃し、安打を許すも、その後も遊ゴロに打ち取る。その裏、法政の攻撃は空三振2つと二ゴロに終わり、1回は終了。

2回表、再度最初の打者を空三振に打ち取ると、6番・濱本遥大(1年=広陵)に中前安打を許すも走塁死に仕留め、その後空三振も奪いこの回を三者凡退で終える。迎えたその裏、死球、四球で一死一、二塁から暴投の間に 高田洸希(法2=享栄)は三塁へ進み、再び四球で満塁のチャンスをつくる。しかしその後一邪飛が続き好機を活かせず2回が終了。

3回表、四球を与えると投ゴロ、空三振で2死二塁。遊撃手は球を弾き内野安打を許すと、 暴投の間に失点。再度四球を与えるも、右飛に仕留め終了。その裏、法大は反撃の機会を作れず三者凡退で終える。

4回表には、死球を出すもその後を打ち取り無失点。法大の攻撃は、5番・小川大地(営2=大阪桐蔭)の神宮初となる左へのソロ本塁打が飛び出し、同点に。

5回表、小川大が軽快な守備を見せ打者を遊ゴロに仕留めると観客席の選手たちからも歓声が上がった。2番・森木悠登(2年=東筑)に右前安打を許すも、この回は無失点で切り抜ける。その裏には、山田頼旺(法1=中京大中京)、西村大和(法1=報徳学園)が連打で左前安打を放ったものの、後が続かず無得点。

6回表、2番手に 菅井颯(営2=日大山形)が登板すると、三ゴロ、見逃し三振、中飛で4、5、6番を三者凡退で終える。6回裏、変わった立大の野川拓真(1年=立教新座)に対し2死から岡田翔豪(文1=東海大甲府)が四球を選ぶと、岩出純(キャ1=作新学院)が三遊間を抜ける左前安打を放ち、代打・野田泰市(文2=三重)が左翼線へ適時二塁打を放ち2点リードで7回へ。

7回表、無死から右前安打を連続で許し、犠打で打者が入れ替わり1死一、二塁。代打・島田宗一郎(2年=中央中等教育)に右前安打を許すと、 森木の右犠飛で1失点。その後は打ち取り切り抜ける。七回裏には、西村大和(法1=報徳学園)が中前安打を放つもその後は三ゴロ、高田はバットが折れ、続く小川大も空三振にたおれる。

8回表、代わった名取由晃(経2=川越東)は1アウトから5番・伊與田恭佑(1年=東北)に右越えのソロ本塁打を許し再び同点に。8回裏の攻撃は代打も倒れ、三者凡退で終わる。

9回表に4番手、近江駿弥(法2=札幌一)は左前安打を許すと、犠打、一ゴロで2死三塁に。力を入れた投球も、四球を与えると守備陣はマウンドへ集合し、続く打者を空振り三振に打ち取り、近江はガッツポーズで喜んだ。反撃を狙う法大は9回裏、1死から 山田が内野安打を放つと、西村は一、二塁間を破る二塁打を放つ。代打・豊田凌平(法2=鳴門)が死球で出塁すると、4番・高田がサヨナラの犠飛を放ち勝利。

法大はこの勝利で順位を5位とし、秋季フレッシュトーナメントを終えた。

(記事:印南空音)

選手インタビュー

野田 泰市 選手

ーー本日の試合を振り返って
僅差の試合でしたが全員で勝利することができてうれしいです。

ーー6回裏の2点適時二塁打を振り返って
チャンスで代打での打席だったので、ファーストストライクをしっかり振っていけたことがよかったと思います。

ーーベンチ全体でも執念を感じたが
負ければ最下位でしたので、チーム全員で必死に勝ちに行きました。

ーーこれから冬にかけて、どのようなことを取り組んでいきたいか
自分の今の課題は守備走塁なので、しっかりと基礎を繰り返し取り組んでいきたいと思います。

ーー2年間のフレッシュで得たものは
経験です。

ーー来春のリーグ戦での目標は
春のリーグ戦では、自分の長所を生かして、試合に出てチームのリーグ優勝に貢献できるように頑張りたいと思います。

小川 大地 選手

ーー今日の試合を振り返って
勝てて良かったです。

ーーフレッシュ最終戦、どのような気持ちで臨んだのか
早稲田戦でコールド負けをして、悔しい思いをしていたので次こそはという気持ちで臨んでいました。

ーー4回裏、同点となる本塁打を放ったが、その感触と打席での意識は
感触は少し詰まっていましたが、伸びてくれました。前の回にエラーしていたのでなんとか取り返す気持ちで打席に立っていました。

ーー神宮初本塁打の感想は
とてもうれしいです。

ーー来季リーグ戦に向けての意気込みを
今季は個人的にもチーム的も悔しい思いをしたので、来季こそは天皇杯を奪還できるように頑張ります!

櫻田 朔 選手

ーー本日の試合を振り返って
今日の試合は順位がかかったとても大切な試合で、チームに貢献することができとてもよかったと思います。

ーー5回1失点の好投だったが、本日の投球を振り返って
集中の切れた場面や流れが悪い場面でのピッチングがおろそかだったのでこれからに向けて修正したいなと思います。

ーー本日の先発はいつ頃伝えられていたか
3日前くらいから言われていたので、心の準備と体の準備はしっかり行うようにしていました。

ーー慶大戦でもピンチで登板し無失点に切り抜けたが、あの試合を振り返って
一年生2人で一試合を勝ち切るということだったのでとても緊迫した場面でしたが自分の役目を果たすことができて良かったと思います。

ーーリーグ戦でのベンチ入りの経験して、意識の変化はあったか
リーグ戦に出ている人は意識も違いますし、行動、発言から責任を持たなきゃ行けないので自分もその一員になれるようより一層努力が必要だと思いました。

ーー冬の練習ではどんなことを意識して取り組みたいか
まだ体も細いですし、やることも多いので体力強化、コントロール、球速アップの三つを重点的にトレーニングしたいと思います。

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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