【硬式野球】チームEastがヤクルト1位指名・松下歩叶の2ラン本塁打などで接戦を制す！野崎慎裕＆丸山陽太学生ラスト登板で1回無失点投球！/東京六大学野球連盟結成100周年記念試合

試合結果

戦評

1934年に結成され、数々の名場面、名選手を生んだ東京六大学野球連盟は今年100周年を迎えた。それを記念して開催された今日の試合は、各大学から選手が選抜され、出身高校にちなんだ東西に分かれて、行われた。法大からは、チームEastに主将・松下歩叶（営4＝桐蔭学園）と強打の外野手・片山悠真（文3＝八王子学園）がスタメンに名を連ねた。

初回、チームWestは相手先発・伊藤樹（早大4年＝仙台育英）先頭打者を出すも、無得点。チームEastは毛利海大（明大4年＝福岡大大濠）と木本圭一（明大4年＝桐蔭学園）の明大対決を木本が制し、先頭が出塁すると連打で無死一、三塁に。打席には法大の松下が立つも右飛に倒れる。しかし、併殺崩れの間に三塁走者がかえり先制。

2回表、チームWestは変わった外丸東眞（慶大4年＝前橋育英）に対し2死一、三塁の好機を作るも無得点。チームEastはこちらも変わった小畠一心（立大4年＝智辯学園）の前に6番・片山が技ありの安打で出塁すると後続も続き無死二、三塁に。石郷岡大成（早大4年＝早稲田実業）のセーフティースクイズ失敗などで2死となるも、1番・木本の右前適時打で2点を追加。

3回表には法大の丸山陽太（スポ4＝成東）がマウンドへ。走者を許しながらも味方の好守に救われ無失点に切り抜ける。裏のマウンドへはこちらも法大の野崎慎裕（営4＝県岐阜商）が上がる。リーグ戦さながらに法大の応援曲『STORM』が響き渡る神宮球場では松下との法大対決が実現。結果は松下を遊ゴロに抑えた野崎に軍配が上がった。

4回表、マウンドにはこれでグラブを置く渡辺向輝（東大4年＝海城）がマウンドへ。ピンチを背負うも松下の好守などで無失点に抑える。チームEastの攻撃は先頭の片山が四球で出塁するも後続が倒れ、無得点。

5回表、チームWestはこの回からマウンドに上がった松本慎之介（東大2年＝國學院久我山）の前に連打で好機を作ると内野ゴロの間に1点を返す。裏の守りからチームWestは守りを大幅変更し、一塁で今泉秀悟（キャ2＝石見智翠館）が、右翼で境亮陽（営1＝大阪桐蔭）がそれぞれ出場。その裏のチームEastの攻撃は1死一塁から松下が左翼席中段まで運ぶ2ラン本塁打を放ち、点差を3点に広げる。

6回は両チームともに走者を出すも無得点。7回表から井上和輝（法1＝駿台甲府）が捕手の守備位置につくと、チームWestの攻撃では境が、チームEastでは松下、井上が打席に立つも両者ともに三者凡退で終える。
その後、8回、9回ともに両者無得点で試合はそのまま1－4でチームEastが勝利で試合を締めた。

これまで東京六大学を盛り上げてきた4年生からこれからが楽しみな下級生までが明治神宮野球場で躍動した。法大勢では登板した丸山と野崎がそれぞれ1回を投げて無失点に抑えると、主将・松下が2ラン本塁打を放つなど、それぞれが好プレーを見せた。

（記事：篠﨑勇希）

インタビュー

松下 歩叶 主将

ーー本日の試合を振り返って
100周年記念試合という光栄な試合に出場する事ができて幸せでした。

ーー2ラン本塁打を打った打席での意識と感触は
打った瞬間は超えてくれと思ってましたが、歓声とレフトの動きで入ったと思いました。

ーー野崎選手と対戦してみて
改めていいピッチャーだなと感じました。

ーー木本選手と久しぶりにチームメイトになって
感慨深いものがありました。久しぶりに同じチームで同じユニフォームを着てプレーする事ができ幸せな時間でした。

ーーチームeastベンチの雰囲気は
チーム全員仲が良くいい雰囲気でした。

ーー六大学の応援曲で好きな曲とその理由は
個人的には明治大学の神風が好きです。かっこいいからです。

ーー松下選手にとって六大学野球や神宮球場はどのような場所か
自分を大きく成長させてくれた場所でした。これからは成長させてくれた神宮球場に恩返し出来るように頑張ります。

野崎 慎裕 投手

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