大学日本代表候補選手強化合宿
2025年12月5日(金)〜12月7日(日)
松山坊ちゃんスタジアム
3日間にわたって開催された今回の強化合宿には法大から井上和輝(法1=駿台甲府)捕手と境亮陽(営1=大阪桐蔭)外野手の2人が選出され、先輩選手たちと共に汗を流し、様々なものを吸収した。
今回からコーチを務める大島監督と談笑する井上
2日目実戦形式結果
井上和輝(法1=駿台甲府)
| 打席 |
対戦投手 |
結果 |
| 1 |
猪俣駿太(東北福祉大) |
中飛 |
| 2 |
葛西倖生(中学大) |
二安 |
| 3 |
髙橋煌稀(早大) |
四球 |
境亮陽(営1=大阪桐蔭)
| 打席 |
対戦投手 |
結果 |
| 1 |
津波英太郎(中部大) |
左安 |
| 2 |
中山優月(大商大) |
中安 |
| 3 |
小松勇輝(びわこ成蹊スポーツ大) |
空三振 |
3日目50メートル走計測
| 選手 |
記録 |
| 境亮陽(営1=大阪桐蔭) |
5秒92 |
| 井上和輝(法1=駿台甲府) |
6秒29 |
3日間の流れ
1日目は午後からの練習。井上和輝(法1=駿台甲府)は捕手、境亮陽(営1=大阪桐蔭)は右翼のポジションについてシートノックを受けた。境は右翼からの強肩を披露し、今回から指揮を執る鈴木英之(関国大監督)を唸らせた。その後の打撃練習では井上が柵越えを放った。今回からコーチとして参加する大島公一監督もノッカーを務めた。

ノッカーを務めた大島監督
2日目は朝から実戦形式の練習が行われ、午前中は井上が打席に。3打席に立ち快音は見られなかったものの、代表クラスの投手との対戦から吸収するものも多かったはずだ。午後は境が打席に立ち、2安打を放つなど適応力を見せた。
3日目は午前の練習。1日目と同じ流れの練習に加えて毎年恒例の50メートル走計測が行われ、境が全体3番目タイとなる好タイムを記録するなどそのスプリント力を見せた。
3日間を通して2人のルーキーが高いレベルでの野球を体験し、様々なものを吸収した。この経験を法大に持ち帰り、チームに還元してくれるはずだ。
(記事:篠﨑勇希)
インタビュー
井上 和輝 捕手
ーーこの3日間を振り返って
ホントにレベルの高い選手たちとやらせていただいて、とてもいいものを吸収できたかなという風に思っています。
ーー3日目は渡部海(青学大3年=智辯和歌山)選手とキャッチボールやティーバッティングをしていたがどのような経緯で
やっぱり大学を代表するキャッチャーであって、3年生から大学の日本代表でずっと試合に出ているキャッチャーなので、やっぱキャッチボールの意識だったり、もう全然違いましたし、そういったところを吸収したいなと思ってお願いしました。
ーーその渡部選手をはじめとして、先輩の捕手が多くいる中、質問などはしたのか
もうホントに全てのことを質問して、やっぱりキャッチャーとしての技術だったり、考え方だったりっていうところを、いろんなことを聞きました。
ーー捕手として多くの代表投手陣を受けたと思うが、感じたことは
やっぱり真っすぐの強さだったり、もちろん変化球の切れもそうなんですけど。やっぱり真っすぐの強さっていうところは一番感じました。
ーーこの合宿を通じて仲良くなった選手は
前嶋藍(亜大3年=横浜隼人)さんとかは結構可愛がってもらったかなっていう風に思います(笑)
ーーこの合宿を経て、チームにどのようなことを持ち帰るか
一人ひとりのやっぱり野球に対する意識だったり姿勢だったり、そういったところです。
(インタビュー:篠﨑)

境 亮陽 外野手
ーー3日間を振り返って
全国の有名な選手たちと野球ができたので、一緒にプレーするだけでもうまくなれたと思います。
ーーどんな目標で合宿に臨んだか
周りの選手から得られるものを見つけて帰ろうと思っていました。(実際に得られたものは)外野手の送球を見て、自分もまだ改善する部分なあるなと感じました。あとは、左打者に良い選手がたくさんいたので、各打者の良いところを見られたのはとても良かったかなと思います。
ーー印象に残っている選手は
自分の中では黒田(義信、東日本国際大3年=九州国際大付)選手ですかね。六大学の選手は普段見ているので、実力が分かっていましたが、初めて見る選手でとても良いなと感じました。特に打撃の部分がすごいと思いました。
ーーライブBPで2安打を放ったが
自分の中の良いプレーができました。(投手のレベルも高かったか)全員球が速いので。良いピッチャーが多かったですが、そこをうまく対応できて良かったです。
ーー田上夏衣(明大2年=広陵)選手とキャッチボールをするなど一緒に行動していたが
1年生と2年生で学年も近く面識もあったので、仲良くさせてもらいました。
ーー合宿での経験を法大野球部にどう還元していきたいか
自分は1年間試合に出させてもらったので、チームの中で引っ張れるように、この合宿の経験というのを自分が先導してやっていきたいなと思います。
(インタビュー:松野要)

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