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【ラグビー】主将・植浦のトライも及ばず…昨季王者・東海大に大敗/ 関東大学リーグ戦 対東海大

関東大学リーグ戦1部
対東海大
2026年10月4日
東海大学湘南キャンパスラグビー場

初勝利を目指す法大は主将・植浦のトライで一時は反撃の狼煙を上げるも、昨季王者・東海大に9トライを許し、15-57でノーサイド。痛い3連敗となった。

 

試合結果

トータル試合結果

15
法大
3 前半 19 57
 東海大
12 後半 38

 

ポイント詳細

0/2 T 3/6
0/1 G 2/4
0/0 PT 0/0
1/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:立山、植浦  G:渡辺  PG:渡辺

※前半/後半、得点者は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 小野寺正太郎 4 目黒学園
2 HO 花澤祐太 3 法政二
3 PR 和山学弥 4 法政二
4 LO 山内滉太 4 昌平
5 LO 植浦慎仁 4 報徳学園
6 FL 北村優 4 國學院栃木
7 FL 森将太郎 2 國學院久我山
8 NO.8 炭竈柚斗 4 報徳学園
9 SH 箕輪大地 4 石見智翠館
10 SO 佐川一眞 3 専大松戸
11 WTB 立山一希 4 静岡聖光学院
12 CTB 福本亘 2 報徳学園
13 CTB 渡辺圭祐 3 中部大春日丘
14 WTB 須田琥珀 1 大阪桐蔭
15 FB 福本耀 3 報徳学園
16 Re 藤倉悠輝 1 流経大柏
17 Re 西垣眞之介 2 大分舞鶴
18 Re 鈴木心温 2 公文国際学園
19 Re 森下響介 4 法政二
20 Re 大沢空 3 秋田工業
21 Re 𠮷浦太我 1 佐賀工業
22 Re 德山凌聖 2 桐蔭学園
23 Re 星野瑛太 3 明和県央

 

戦評

連敗を断ち切り、なんとしても初勝利を挙げたい法大は、昨季王者であり今季2連勝中の東海大との一戦に臨んだ。先週のジュニア選手権でトライを挙げたFL森将太郎(2)やWTB立山一希(4)をスタメンに抜てきし、SHには途中出場が続いていた箕輪大地(4)がスタメン入り。WTBでの出場が続いていた福本耀(3)はFBで起用するなどの変更が見られた。一方の東海大で警戒すべきは、開幕戦で3トライを挙げたNO8ウェスリー・トンガ。その強靭なフィジカルを封じ込めるかがカギとなる。

試合は法大のキックオフで幕を開けた。キックオフで手前にハイボールを蹴り、FB福本耀がコンテストを仕掛けるなどさっそく工夫をみせる。2分、ファーストスクラムは反則を取られ、自陣深くまで侵入されるも、モールディフェンスでプレッシャーをかける。孤立した相手に対し、FL北村優(4)がボールにからみノットリリースザボール。ピンチを脱する。

FL北村優(4)

しかし11分、ハイタックルをとられ、タッチキックからゴール前15m付近のラインアウトモールを組まれる。ドライブされ、先制トライを献上。0-5となる。さらに、17分には留学生の力強いランを止められず0-12とされる。法大は、同じ形でやられまいと、モールに入らない選択をとるが、核をつぶすことはできずトライを許し、0-19とリードを広げられる。

流れを変えたい法大は、FWもBKもテンポよく縦に強く当たるアタックで敵陣へ侵入する。モールのダミーを用いたサインプレーや9フェーズの連続アタックでゲインを試みるも、東海大の壁は崩しきれない。東海大のしつこいラインアウトモールに対しては、「ハーフの位置見ろ!」と声を掛け合いながら集中したディフェンスをする。今度はモールに入らない判断が功を奏してオブストラクションを誘うなど、理想的なディフェンスでピンチをしのぐ。FW陣の自信がみなぎる。

28分、SO佐川一眞(3)のアドバンテージを利用する機転の利いた裏へのキックでCTB福本亘(2)につなげビッグゲイン。BKは速攻を狙うもスローフォワードとなり、東海大のスクラムへ。しかし、このスクラムで法大FW陣が押し込み、ペナルティを誘発しマイボールにする。チョン蹴り(クイックタップ)からのスタートでFWとBK一体となった約10フェーズに及ぶ果敢なアタックをしかけ、33分にペナルティを誘う。ショットを選択しCTB渡辺圭祐(3)のPGで3点を返す。

CTB福本亘(2)

CTB福本亘らの鋭いタックルで流れを渡さない。38分にはFL北村の低いタックルで相手の反則を誘い、なんとコート中央からショットを選択。前節に100%の成功率を誇ったキッカー・CTB渡辺が3点を狙う。飛距離は十分だったもののわずかに逸れてしまい惜しくもノーゴール。このまま3-19で前半を折り返した。ハイタックルの判定に苦しむ場面もあったが、25分あたりからは立て直し、試合を進められた。苦手とする後半に向け、逆転への望みをつなぐ40分となった。

後半から、インパクトプレイヤーのFL大沢空(3)とPR鈴木心温(2)を投入しセットプレーの安定を図る。しかし後半3分、東海大のラインアウトモールを一度は崩したものの、近場を突かれてトライを奪われる。それでも、直後のキックオフからFL大沢のプレッシャーに相手がファンブル。素早く反応したWTB立山がターンオーバーしそのままトライ。8-26と点差を縮める。

WTB立山一希(4)

しかし11分、15分、18分と多彩なアタックに翻弄され3連続トライを許し、8-43と突き放されてしまう。その後もしつこくラインアウトからモールで攻められるが、モールには一貫して入らず相手の反則を誘う。FB福本耀のランやキックを絡ませ、敵陣に侵入。27分、FWのクイックタップから縦に強く当たりゲインを重ね、最後は主将・LO植浦慎仁(4)が執念で押し込んでトライ。ゴールも成功し15-43に。このトライをきっかけに流れをつかみたかったが、東海大の堅いディフェンスを前にあと一歩及ばず。その後も東海大の反撃に対し、FL大沢を筆頭とした鋭いタックルで体を張った粘り強いディフェンスをみせる。スクラムで押し込まれる苦しい場面はあるが、素早いフッキングや8単でマイボールを維持する。

なんとか反撃したかったが、終盤42分には東海大・CTB髙﨑に100mのランなどを許し、15-57。王者東海大から主導権をつかむことができず、終わってみれば大差をつけられてのノーサイド。MIPには満身創痍のなか攻守ともに奮闘したHO花澤祐太(3)が表彰された。

これでリーグ戦3連敗となり、いまだに勝ち星をつかむことはできていない。同日行われた試合で、試合前まで同じく2連敗で並んでいた専大と日大がともに勝利を飾ったため、法大は唯一の3連敗。苦しい足踏みを強いられることになった。

(戦評:野崎一翔)

 

インタビュー

立山一希(4年、WTB、静岡聖光学院)

ーー今日の試合を振り返って
前半は押されながら勢いを持っていかれたと思うのですが、後半に巻き返せるは余裕あったと思います。後半はいいプレーをした後だったりとか、1本取られた後にそのままズルズルいってしまう、今の法政の弱いところが今回の試合でも出てしまったかなと思います。

ーースクラム、モールで苦しい場面が多かったが
フォワードの我慢比べというところだと思っていて。僕は頑張ってフォワードが出してくれたボールをいかに前に持っていけるかというところなので、もっとバックスから引っ張っていかないといけないなと思いました。

ーートライした感想
後半から出てきたフランカーの大沢空(3年、FL、秋田工業)が強みのいいタックルで(ボールを)持ってきてくれて。相手のキープレーヤーのウェスリー・トンガ選手からボールを奪ってくれたので、最後走り切れて取れたのでよかったなと思います。

ーー次戦に向けて
今のチームには勝ちが1番のエネルギーになると思うので、そこで自分がトライ取って、強みであるハイボールというところでも見せることができればなと思います。

WTB立山一希(4)

 

大沢空(3年、FL、秋田工業)

――今日の試合を振り返って
セットプレーのラインアウトモールやスクラムでやられて、リズムが崩れました。

――トライにもつながるような鋭いタックルが多く見られたが、手応えは
今日はインパクトプレイヤーとして後半から出ると決まっていて、自分が流れを変えなければならないと思いました。自分の武器であるタックルを前回、前々回よりも意識して臨みました。

――ベンチスタートとなりましたが外から見て前半の印象は
FWのセットプレーで劣勢になっていたので、そこを修正したいと思いました。

――モールに入らない選択を多く取っていたが相手の反応や手応えは
しっかりと練習してきて練習通りできたので、相手の反則を誘えたと思います。

――次戦に向けて
僕のタックルでいい流れを持ってくるように、鋭いタックルでチームを盛り上げるように、頑張ります。

FL大沢空(3)

 

(インタビュー:加藤直樹、野崎一翔  撮影:松野要、加藤直樹)

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