【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対明大2回戦 悪夢の8回 逆転負けで決着は第3戦へ
東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対明治大学2回戦
2014年4月20日(日)
早稲田大学東伏見グラウンド
前日の試合は逆転勝ちし、勝ち点へ王手をかけた法大。本日の2回戦は先制に成功し、中盤にも追加点を奪い、優位に試合を進めたが、試合は前日同様、終盤に動きが出る。
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
明 大 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | 12 | 15 | 2 |
法 大 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 13 | 1 |
(法大)末次、阿部、●安本(1勝1敗)、室木-山路
(明大)菊池、渡辺(誠)、〇篠原、赤尾-吉田
[本塁打]小野5号2ラン(1回・菊池)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | (4) | 落合 大泰(法4) | 5 | 3 | 1 | 0 |
2 | (8) | 甲本 裕次郎(社1) | 3 | 2 | 0 | 1 |
3 | (6) | 橘 廉(社3) | 5 | 2 | 0 | 0 |
4 | (9) | 小野 慶典(経2) | 4 | 2 | 3 | 1 |
5 | (7) | 中村 聖弥(経2) | 5 | 1 | 0 | 0 |
6 | (5) | 佐藤 裕太(経3) | 4 | 0 | 0 | 0 |
7 | (3) | 永田 直(経2) | 4 | 2 | 0 | 0 |
8 | (2) | 山路 脩平(経4) | 3 | 0 | 0 | 0 |
9 | (1) | 末次 慶一郎(社2) | 3 | 1 | 0 | 0 |
1 | 阿部 春太郎(経3) | 0 | 0 | 0 | 0 | |
1 | 安本 剛史(スポ4) | 0 | 0 | 0 | 0 | |
1 | 室木 大(経1) | 1 | 0 | 0 | 0 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
末次 | 6 0/3 | 9 | 7 | 4 | 4 |
阿部 | 1 0/3 | 1 | 0 | 1 | 2 |
安本 | 0/3 | 4 | 0 | 2 | 6 |
室木 | 2 | 1 | 3 | 4 | 0 |
二塁打:小野(4回)、永田(8回)
盗塁:落合④(2回)、小野②(3回)
犠打:甲本(1回)、山路(4回)
暴投:安本(8回)
併殺:1(7回)
残塁:8
戦評
この試合、先制したのは法大だった。初回、先頭の落合が中前安打で出塁すると二死三塁とチャンスを拡大、ここで打席には今季すでに4HRの4番・小野。2ボール1ストライクからの4球目、小野がとらえた打球はライトスタンドへ一直線、打った瞬間にホームランと確信できる今季5号を放ち、幸先よく2点を先制する。
法大の先発は末次。ボール先行の苦しいピッチングが続くも、3回までは要所をしめるピッチングで無失点にしのぐ。しかし4回、一死二、三塁のピンチを招くとバッテリー間のミスにより1点を返される。その後再び一死二、三塁とされるも、後続を連続三振に仕留め、この回を最少失点で乗り切る。
法大打線はその裏、一死一、三塁のチャンスで迎えるは1番・落合。6球目の甘い球を逃さずレフトに弾き、1点を追加。続く甲本は、相手の意表をついたセーフティーバント。これが内野安打となり、さらに送球エラーも加わりこの間に二者がホームイン。4番・小野にもフェンスオーバーまでもうひと伸びという適時二塁打がでてこの回合計4点をとり、6‐1。試合は完全に法大優位と思われた。
雲行きが怪しくなってきたのは、7回からだった。末次は先頭に死球を与えると、ここから三連打を許し3失点、そして再び死球を与えたところで降板となった。代わった阿部は、4番に犠牲フライを打たれるも後続をダブルプレーに仕留めこの回を何とか乗り切る。
そして迎えた8回、阿部は続投。しかし、先頭打者をいきなり四球で出すと、続く明大のルーキー・多々野に手痛い一発を浴び、ついに同点に追いつかれる。ここで法大は、昨日の明大1回戦にてロングリリーフで活躍した左腕・安本を急きょ投入。しかし、勢いづいた明大打線を止めることはできなかった。続けざまにヒットを許し、さらに四死球が絡み、打者6人に対し1つのアウトもとれずにまさかの降板、代わった室木も2本の犠牲フライを打たれ、終わってみればこの回8失点。まさに”悪夢の8回”だった。
その後8回、9回とチャンスを作った法大打線だったが、八回表の8点が重くのしかかったのか、点に結びつくことはなく6‐12で試合終了となった。
試合終了後、「悔しい、悔しすぎます。」と落合は語った。一時5点差をつけて勝っていただけに、この敗戦は痛い。しかし切り替えて明日の第3戦に臨もうと、投手陣は試合後長々とミーティングを行っていた。明日の第3戦は、リーグ制覇には絶対に負けられない一戦となる。法大ナインは、勝ち点奪取のため「泥臭く」、総力戦で臨むつもりだ。(渡邉大地)
選手のコメント
落合 大泰(3安打の猛打賞)
―今日の試合を振り返って
悔しいです。悔しすぎます。本当は2戦で終わらせたくて、その意気込みでやって初回とって中押しでっていったんですけど、6‐1をひっくり返されて悔しくて、明日勝つしかないですね。
―5点差を逆転されましたが、何がいけなかったとかありますか
1戦目で松田が怪我してしまって、何とかして末次を引っ張って継投をどうするかだったんですけど、実戦を積んでないピッチャーもいるなかで、経験が浅いときに一気にもっていかれちゃったのと、前の日に安本も長いイニング投げてたりして、野球はタイミングとか間のスポーツだと思ってるんですけど、投手がそれにのまれてしまったかなと思います。決して途中で諦めたり、投げ出したりした試合ではなくて、流れでもっていかれちゃったって感じです。
―明日に向けて
背水の陣というか、勝ち点取るしかないので、なんとしても明日勝って、どんなかたちでも格好悪くてもなんでもいいので泥臭く、勝ちにいきます。
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