【スキー】第87回全日本学生スキー選手権大会 男子1部クロスカントリーリレー 怒涛の追い上げで一矢報いる
秩父宮・秩父宮妃杯 第87回全日本学生スキー選手権大会
2014年 2月15日~20日
岩手県 雫石町・八幡平市
19日までの男子1部クロスカントリー個人部門では法大はポイントを獲得できなかった。大会最終日の20日、最後の競技男子1部クロスカントリーリレーが行われ、法大からは川野創平(経1)、神口廉(社4)、藤谷勇仁(社4)、佐々木謙也(経1)が出場。序盤は出遅れたが、怒涛の追い上げで9位入賞を果たした。法大は今大会学校別では男子11位、女子7位だった。
男子1部クロスカントリーリレー
選手名 | タイム | 区間順位 | |
---|---|---|---|
第一走者 | 川野創平 | 31分54秒3 | 14位 |
第二走者 | 藤谷勇仁 | 28分16秒1 | 5位 |
第三走者 | 神口廉 | 25分44秒1 | 6位 |
最終走者 | 佐々木謙也 | 25分35秒0 | 6位 |
チーム合計 | 1時間51分29秒5 | 9位 |
リレー戦評
今大会クロスカントリー個人部門ではポイントなしに終わった法大。花形のリレーに全てを懸けた。しかし第一走者の川野はスタートから大きく出遅れ、トップと3分以上離されて第二走者の藤谷にタッチ。「ある程度の遅れは想定していた」という藤谷は遅れを取り戻すべく力走し、区間5位の滑りで第三走者の神口にタッチ。その神口も区間6位、ラストランにふさわしい滑りを見せた。そして最終走者の佐々木は、「一つでも順位を上げて帰ってこようと思っていた」という言葉通りチームトップの25分35秒で滑り切り9位でフィニッシュ。法大は今年もこの競技で入賞を果たした。
大会総括
今年の全日本学生スキー選手権大会は、法大スキー部史上初めて女子の優勝者を出す快挙を成し遂げた。一方、ポイントを期待できる選手がポイントを獲得できなかった例も多く、個人個人のレベルアップが必要な面も明らかになった。来季はチームの底上げをし、チーム全体でポイントを狙いにいく姿勢が必要だろう。(畔上雄太)
選手コメント
藤谷勇仁
―最後のインカレ、手応えはどうでしたか
4年間で初めてポイントが取れず一番悔しいインカレでした。
―第一走者が終わった時点では入賞圏外でしたがどういう気持ちでスタートしましたか
ある程度遅れてくる事は想定していました。ただ思った以上に差があり、ここで詰めないと最後の一年生(佐々木)にはすごくきついかなと思い、佐々木に負担がかかる事だけは避けようと少しでも縮めるためにがんばりました。
―学生生活を振り返って一言
まず短かったなというのと、一年生の時が一番つらかったなというのが印象に残っています。
神口廉
―最後のインカレ、手応えはどうでしたか
(手応えは)あったのですけど入賞できなかったので、結局無かったという事だと思います。
―観客からの声援が大きかったですが、どう聞こえていましたか
ラストランだったのでみんなにすごく応援してもらって、少しでもその声援にこたえて謙也(佐々木)に繋げればいいと思ったので、良かったです。
―学生生活を振り返って一言
何とか卒業が出来そうなのでそれがよかったのと、部活に打ち込んであまり勉強できなかったからもっと勉強していればよかったと思います。
佐々木 謙也
―初めてのインカレはどうでしたか
楽しかったです。
―アンカーを任されてどう感じましたか
一つでも順位を上げて帰ってこようと思っていました。
―来季に向けて意気込み
今年のインカレでは、自分はまだまだ力不足で入賞できなかったので、もっと自分個人の力を強くすることと、ランナーのチーフを任されたのでチームとしても成績を底上げできるように、がんばりたいと思います。
フォトギャラリー
- また来年一回り成長した姿が見た
- ラストスパートを見せる川野
- 川野から藤谷へタッチ
- カーブを曲がる藤谷
- ラストランの4年生コンビ
- 神口は観客から大きな声援を受けた
- 前を走る國學院を猛追する佐々木