秋季関東男子1部リーグ戦 対 東京学芸大学
2014年9月21日(日)
早稲田大学戸山キャンパス記念会堂
前日に強敵順大から勝ち星を奪った法大。続く7戦目の相手も相性の良くない東京学芸大だ。1部の上位に浮上するためには勝っておかなくてはならない一戦である。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
29 |
1セット |
27 |
0 学芸大学 |
25 |
2セット |
23 |
25 |
3セット |
21 |
― |
4セット |
― |
― |
5セット |
― |
法政大学スターティングメンバー
選手名 |
学部/学年 |
ポジション |
#4 鈴木 克 |
法4 |
レフト |
#1 村上 竜也 |
営4 |
センター |
#7 木村 築 |
デ工4 |
ライト |
#5 久保田 雅人 |
営4 |
レフト |
#11 田中 尚 |
法3 |
センター |
#12 長谷川 優太 |
法3 |
セッター |
#27 小林 慎平 |
営1 |
リベロ |
戦評
第1セット、相手に先制を許すもエース木村築(デ工4)のスパイクを皮切りに7連続得点を決める。そこで学芸大はたまらずタイムアウト。直後に法大は連続失点をするが、またも木村のスパイクが決まり、10-6とリードを続ける。しかしスパイクの連続ミスやブロックポイントを取られるなどして、12-12と同点にまで追い上げられてしまう。そこで田中尚(法3)や久保田雅人(営4)のスパイクで点差をつけようとするが、相手も譲らず、点の取り合いが続く。そのままデュースにまでもつれ込み、粘り強いプレーを見せた法大が29-27でこのセットをものにする。
第2セットは鈴木克(法4)のアタックポイントで幕を開ける。しかし両チーム共リードを許さず、なかなか点差を広げることができない。キャプテン村上竜也(営4)のクイックが決まり12-10になるも、サーブやアタックのミスが続き、勢いがつけられない。しかし20-20の場面で木村のスパイクが決まり、勢いに乗った法大は3連続得点に成功。直後に3連続失点を喫するも、タイムアウトを取ったことで相手の流れを断ち切ることができ、25-23でこのセットも奪う。
勢いに乗っていきたい第3セットだったが、序盤からスパイクの応酬が続き、シーソーゲームが打破できない。8-9で久保田のスパイクが決まったことで盛り上がると、相手のミスを誘い、連続得点を決める。しかしその後ブロックアウトで失点し、相手に巻き返されてしまう。12-13の場面で木村のスパイクが決まると、相手の攻撃が一気に崩れる。学芸大はタイムアウトを取るも流れが変えられず、法大が差を広げる。最後は鈴木の鋭いスパイクによって得点し、25-21でこのセットも取り、見事今季初のストレート勝ちとなった。
今回の勝利により、法大は3勝4敗となった。次戦は春季リーグ戦においてストレート勝ちを収めた専修大学。この勢いのまま勝利を重ね、今季を勝ち越しで終えてもらいたい。(安藤優花)
コメント
濱口 純一 監督
―今日の試合を振り返って
昨日勝ったからゲーム運びがよかった気がします。鈴木が入って、サーブを含めていろんな面でリズムを作ってくれているので、四年生が中心でやったという感じですね。まぁ木村は相変わらず自分の働きをした、という感じですね。
―ストレート勝ちは今季初めてでしたが
そうですね。学芸大に勝ったのも僕が就任して以来初めてのことで、いつもストレートで負けていたので、今度はストレートで勝てたらいいなと思っていました。期待通りになったのでよかったですね。
―これで3勝目ですね
前も言ったとおりかなり混戦になると思うので、来週も土曜にまずうまく入って、勝てればいいなと思います。
―昨日「最初が肝心」と仰っていましたが、今日は上手く入れましたね
そうですね。こっちが1セット目取れたので上手くいったと思います。
―次戦の相手専大の印象と意気込み
専修は個人の能力が高い選手が多いので、そこを注意したいです。今日はうちもよく拾えたので、今日のようなゲーム展開ができればいいなと思います。長谷川くんが頑張ってくれますよ。
木村 築(デ工4)
ー今日の試合を振り返って
秋季リーグ戦では初のストレート勝ちができた事はすごくよかったです。セットの取り方に関しても課題であった序盤の試合の入り方も悪くなかったですし、その流れを断ち切る事なく3セット目まで集中して試合に臨むことができたと思います。
ー学芸大の印象
レフトのスパイカーがクロスで打ってくるという事だったので、自分たちはストレートを軸としてブロックの際にそこから流れないようににして、打たせたクロスを拾って次につなげようとしていました。
ー今週2連勝できた要因
これまでと変わった部分は、先週3連敗してしまい、その直後は雰囲気は悪かったのですが、そこから濱口監督と話し合ったりして、4年生を中心に気持ちを切り換えていこうという事で今週の練習からは雰囲気がすごくよくできていた事だと思います。実際に試合では相手の対策をした上で「自分たちができることをやる」ということを徹底したところ、それがしっかりはまって結果的に勝てたので、自信にもつながると思います。
ーチームの雰囲気はいかがですか
雰囲気はいい事はいいのですが、昨日の順大戦も含めて悪いときもあります。ただ、そういった時に、雰囲気を良くするためにみんなが声を出していることは、自分自身とても助けられていますし、今後も続けていかないといけないことだと思います。
ー専大戦の抱負
専大は状態がいいときは手が付けられなくなるチームで、特にセッターの選手が上手いので自分たちは時間差を使ったり、勝つための雰囲気作りを今週また練習の中でやっていきたいと思います。
長谷川 優太(法3)
―試合を振り返っていかがですか
とりあえず一安心できたという感じです。
―昨日の試合と比べて何かありますか
昨日はフルセットで勝つことができて、それによる余裕とか落ち着きがプレーの方にもでてました。
―自身含めて選手の調子はどうですか
自身含めてかなり好調だと思います。
―今後の課題
今回セットポイントをとったとき、ミスを連続してしまい、自分たちを追い詰めてしまっていたので、そういうときに悪い流れをたちきることが課題です。
―次の試合に向けて何かすることはありますか
みんなでしっかり作戦たてて頑張ります。
小林 慎平(営1)
―今日の試合を振り返って
今週の2連戦では勝ちにこだわっていきました。先週にも言った通りなんですけど、まずは気持ちで勝ちにこだわってプレーしていこうと思ったので、気持ちがプレーに表れたのかなと思います。
―昨日から勢いがあるように感じますが
昨日は先に2セット落としてから勝ったので、大きな一勝てでしたし今日につながった一勝だったので、その勢いがまだチームに残っていて相手にどんなにリードされても、昨日の一勝が自分たちに良い印象を残してくれたので諦めないで頑張れました。
―春と比べ学芸大の印象などは
春は自分が足を引っ張っていて、入学したてでの試合だったのでチームに貢献できなかったんですけど、今日は春よりかは仕事ができたので法政に点が入ったのかなと思います。
―昨日今日と指示を出す場面が見受けられましたが
今週は先輩を気持ちの面でサポートしたくて下級生として一生懸命チームに声をかけて、何より黙らないように指示を出したり盛り上げたりしました。
―最近、サーブカットの際にオーバーハンドを多く使うようになった印象がありますが
ここの体育館は自分の中ではやりづらくて、距離感が掴みづらかったのでオーバーで思い切って返した方が正確に返るかなと思ったので、オーバーハンドを増やしました。
―ここまでを振り返って
初戦の明治と先週の3連敗はもったいないと言えばもったいないですけど、終わってしまったことなので、来週から後半戦に入りますが後半戦でどれだけ勝って少しずつ順位を上げられるかだと思うので、前半のもったいない試合は気にせず次の試合も序盤から勢い良く元気なバレーをしていきたいです。
―次の専大戦に向けて意気込みを
専修は今は結果も残していて強いチームなので、僕がしっかり活躍してどんなボールでも食らい付いて拾って勝ちたいです。