【サッカー】関東大学サッカーリーグ第15節 対産能大 DF陣の攻守にわたる活躍で見事勝利!
JR東日本カップ2014 関東大学サッカーリーグ戦2部
第15節 対産業能率大学
2014年9月28日(日)法政大学城山サッカー場
前節の敗戦を糧に、ここからは再び連勝街道に乗りたい法大。今節の相手は下位に沈んでいる産能大。取りこぼしは絶対に避けたいゲーム、チャンスを決めきれずにいたが、後半に永戸と田代のゴールで2得点。見事勝ち点3を手にした。
トータル試合結果
2 法政大学 |
0 | 前半 | 0 | 0 産業能率大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
56分 | 法大 | 永戸勝也 | ー |
71分 | 法大 | 田代雅也 | 三田尚樹 |
メンバー
法政大学 監督: 長山 一也 |
産業能率大学 監督: 加藤 望 |
||||
---|---|---|---|---|---|
21 | GK | 富澤 雅也 | 1 | GK | 森谷 祐治 |
2 | DF | 永戸 勝也 | 4 | DF | 楠元 秀真 (Cap) |
6 | DF | 星 雄次 (Cap) | 6 | DF | 遠藤元一→上長(61分) |
8 | DF | 三田 尚希 | 15 | DF | 杉崎 勇哉 |
13 | DF | 藤本 貴士 | 19 | DF | 石渡 光貴 |
22 | DF | 田代 雅也 | 32 | DF | 木下俊→須永(66分) |
5 | MF | 山口 廉史 | 8 | MF | 浜下 瑛 |
14 | MF | 白石智之→宗近(78分) | 10 | MF | 見留 耀太 |
29 | MF | 黒柳 駿 | 17 | MF | 岡村洋也→青木(72分) |
9 | FW | 相馬将夏→安藤(62分) | 9 | FW | 越智 大和 |
18 | FW | 鈴木貴大→高橋(54分) | 26 | FW | 桜井 綾 |
サブメンバー | |||||
1 | GK | 四宮 祐貴 | 31 | GK | 安田 亘佑 |
3 | DF | 宗近 慧 | 5 | DF | 渡辺 大貴 |
24 | MF | 上田 慧亮 | 14 | DF | 須永 亨 |
30 | MF | 土橋 優樹 | 28 | MF | 酒巻 崚 |
31 | MF | 川崎 雅哉 | 33 | MF | 上長 次郎 |
10 | FW | 高橋 健哉 | 11 | FW | 青木 将斗 |
11 | FW | 安藤 央 | 25 | FW | 岡 伸樹 |
戦評
前節敗れ、昇格争いから1歩後退してしまった法大。ここで連敗を喫すれば大きく後れを取ってしまうため、負けられない1戦となった。
試合は前半から法大が主導権を握り、右サイドの三田尚樹(現4)を中心に攻める。最初のチャンスは15分。早いリスタートから相馬将夏(スポ4)が抜けだし、キーパーと1対1になるもゴール上に外してしまい、決定機を逃す。その直後にはフリーキックから永戸勝也(スポ2)がシュートを放つがこれは相手キーパーのファインセーブで先制ならず。20分には三田のパスから白石智之(経3)がシュートを放つも、キーパーの好セーブに阻まれる。中々先制点を奪えない状況の中で、逆に相手にカウンターから攻められピンチを迎える。キーパーの早いリスタートからゴール前にパスを入れられ、再三ピンチを迎えるがGK富沢雅也(経3)を中心に防いでいく。前半終了間際にはゴール前からのフリーキックを合わせられるが、富沢がセーブ。最大のピンチを乗り切り前半終了。右サイドの三田を中心に多くのチャンスを作るが、先制点を奪うことができず、また守備面でも不安が見られた前半であった。
後半開始直後に中盤の鈴木貴大(経3)に代わり10番の高橋健哉(社4)を投入。状況の打開を図ると後半10分に先制点が生まれる。星が右サイドから放ったシュートは相手ディフェンスに弾かれる。だがこのボールは左サイドへ流れ、相手がクリアしあぐねたところ永戸が奪い、角度のないところからシュート。これがゴール右隅へ決まり、先制点を奪うことに成功した。流れを掴んだかに見えたが、その後は相手に攻められる場面も。19分にはゴール前でパスミスからピンチを招くが田代雅也(社3)を中心に粘り強い守備を見せ、得点を許さない。22分にはキーパーと1対1のピンチを迎えるが、相手のシュートミスに救われる。相手がチャンスを逃していると、逆に25分に法大が2点目を奪う。右からのコーナーキックをファーサイドで田代が完璧にヘディングで合わせ、欲しかった追加点をもたらす。このゴールで試合は優位に進めることに成功する。32分には疲れの見えた白石を下げ、怪我でスタメンを外れていた主将の宗近慧(経4)を投入。センターバックの藤本貴士(経4)を左サイドバックに、左サイドバックの永戸を1列上げ、宗近を本職のセンターバックで起用。怪我の影響が心配された宗近だったが攻守において安定したプレーを見せ、チームを引き締める。その後は相手に大きなチャンスを作らせず、そのまま試合終了。2-0の快勝で前節の敗戦を払拭した。
前節3失点を喫した守備陣も失点0に抑え、前半は得点こそ奪えなかったが後半に2得点を挙げ攻撃面でも良いプレーが随所に見られた産能大戦。試合後長山一也監督も「守備をしながらうまく点を取ってくれた」と話し、攻守が上手く連動できていると評価した。
今節は関学大が引き分けたことで、首位まで勝ち点差は4となった法大。上位は混戦となり、昇格に向け負けられない戦いが続くが、今日のような試合を続けられれば自ずと1部は見えてくるだろう。(佐々木岳)
選手・監督コメント
長山一也監督
‐今日の試合の総括を
立ち上がりを意識させて、入りは良かったんですけどチャンスをものにできず、「チャンスを決められないならチャンスを増やしていけ」と伝えていきました。後半は、人を代えて流れを代えるっていうのを意識してやったんですけど、守備をしながらうまく点を取ってくれて良かったです。
‐前半はカウンターからかなりピンチを迎えていたが、前半の守備については
産能大のツートップは個人の力もあり、動き出しを狙っている選手なので、準備するようには伝えていました。センターバックだけの問題ではなく、攻撃した後の攻守の切り替えやパスを出す選手へのチェックができておらず、そうなるとセンターバックのマークが難しくなってしまうので、そういう部分からセンターバックが準備できてなかったかなと思います。そういったところは修正していかないといけないですし、今日それができてなかったのは「攻め疲れ」ということもあったと思うので、うちのリズムの時に点を取れるようにしないといけないです。
‐これまでの試合と比べ前半から多くチャンスを作れていたのは攻撃が良くなっているからか
そうですね。入りも良かったと思います。前半は無失点でいこうと話していて、セットプレーで危ない場面もあったんですがそれは富澤が止めてくれましたし、今までなら決められていたような場面だったので、あのプレーが試合の分岐点だったと思います。このプレーで富澤もまた自信を持ってプレーできるようになると思いますし、あれは今日の試合を左右したプレーだったと思います。
‐キャプテンの宗近選手が復帰したが
彼は対人も強いですし、チームをまとめる力もあるので、その辺りは期待しています。まだ怪我明けで90分プレーする体力は戻っていないので、今日は最後にゲームを締める仕事をやってもらおうという形で出して、その役割は全うしてくれました。これから怪我人がどんどん復帰して、「良い競争」を生んだりなどチームのプラスになる状況にしていきたいと思います。
‐宗近選手の怪我は
まだ少し痛みはあって完璧ではないと思うんですけど、我慢できる程度になっているようですね。
‐次節に向けて
うちは勝ち続けるしか昇格の望みはないので、練習を積んで、内容だけでなく結果にも拘ってやっていきたいと思います。このメンバーでやれるのもあと7試合しかないので、最後は笑顔で終われるように、トレーニングから集中して勝つ準備をして、次節も勝てるようにチーム一丸となってやっていこうと思います。
田代雅也
‐今日の試合を振り返って
前半もいい入り方ができていて、その中でチャンスは作れていたのに決めきれなかったんですけど、良い点としてはその流れの中でも後ろが耐えて失点せずに、後半に入れたことが今日の結果に繋がったと思いますし、前半最後のセットプレーのシーンでキーパーの富沢が相手の得点を防いでくれたことで、流れがこっちに来たのかなと思います。
‐得点については
なかなかセットプレーから点が取れていなかったので、セットプレーから取れて良かったです。
‐前節3失点したが、今節までどう修正してきたか
後ろの選手だけでなく、前からプレスする迫力だったり、後ろの選手の準備、距離感が細かく修正できたから、今日失点をゼロにできましたし、相手のチャンスでも体を張ったり、最後の最後のところでクリアしたりできたのかなと思います。
‐次節への意気込みを
昇格に向けて勝つしかないんで、先週よりも質の高い練習をして、またホームで試合ができるので勝ち点3を取れるように精一杯頑張りたいと思います。
フォトギャラリー
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