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【バドミントン】全日本学生バドミントン選手権大会 男子シングルスで4年生の堀内が3位入賞を果たす!

バドミントン
 

【バドミントン】全日本学生バドミントン選手権大会 男子シングルスで4年生の堀内が3位入賞を果たす!

第65回全日本学生バドミントン選手権大会
2014年10月24~30日
一宮市総合体育館

1年間の集大成となる、全日本学生バドミントン選手権大会(以下インカレ)。準優勝の団体戦に引き続き、個人戦が行われた。4年生にとっては最後となる学生選手権でシングルスの堀内が奮闘し、3位入賞を果たした。この結果により、堀内は12月に行われる全日本総合バドミントン選手権大会(以下全日本総合)の本選出場権を獲得した。

1年間チームをけん引した堀内主将

試合結果

男子シングルス

選手名 成績 試合詳細
堀内研人 3位 2回戦 ○2-0伊佐(帝京大)(21-8、21-12)
3回戦 ○2-0西方(北翔大)(22-20、21-14)
4回戦 ○2-0荒井(金学大)(21-9、21-8)
準々決勝 ○2-1近藤(中大)(25-23、17-21、21-13)
準決勝 ●1-2山口(日大) (22-20、12-21、8-21)
佐野拓磨 ベスト16 2回戦 ○2-0中村(龍谷大)(21-10、21-15)
3回戦 ○2-0三國屋(金学大) (21-13、21-17)
  4回戦 ●1-2松村(日体大) (17-21、21-19、17-21) 
 西川裕次郎 ベスト16 2回戦 ○2-1間瀬(日大)(14-21、21-14、21-9)
3回戦 ○2-1鈴木(帝京大)(21-19、18-21、21-17)
4回戦 ●0-2朝岡(龍谷大)(12-21、19-21)
三浦昂   3回戦敗退 2回戦 ○2-1笠谷(北翔大)(21-8、16-21、21-15)
3回戦 ●0-2高野(明大)(16-21、12-21) 
関口直挙 2回戦敗退 1回戦 ○2-1大呂(松山大)(20-22、21-14、21-14)
2回戦 ●0-2古賀(早大)(11-21、17-21) 
大山琢也 2回戦敗退 1回戦 ○2-1的場(龍谷大)(15-21、21-10、21-13)
 2回戦 ●0-2竹内(日体大)(22-24、19-21) 
宇野友規  1回戦敗退  1回戦 ●0-2中村(甲南大)(19-21、18-21) 

男子ダブルス

選手名 成績 試合詳細
堀内研人
大山琢也
2回戦敗退  1回戦 ○2-1高瀬・佐藤(甲南大)(21-14、21-19)
2回戦 ●0-2小林・櫻井(明大)(19-21、10-21)

西川裕次郎
前田賢史朗

1回戦敗退 1回戦 ●1-2中西・吉田(東海大)(19-21、22-20、15-21) 

※シードの選手は2回戦から出場

戦評

 男子シングルスは、宇野友規(国3)以外の全員が2回戦進出を果たす。続く2回戦では、シードの堀内研人主将(経4)、西川裕次郎(社1)、佐野拓磨(経3)、三浦昂(社4)が登場。シードの4選手は難なく突破したが、大山琢也(経4)と関口直挙(経3)はともにストレート負けを喫し、惜しくも3回戦に進出することができなかった。3回戦では、堀内、佐野が2-0のストレート勝ちを収め、快勝。西川も2-1で勝利を掴む。三浦は明大のエース高野将斗を相手に善戦するも、相手のショットなどに押され、ストレートで敗れた。

 次の戦いは、ベスト8を決める4回戦。堀内は順当に快勝し、準々決勝への切符を手にした。一方、佐野は日体大の松村健太と対戦。2ゲーム目を21-19で奪取するも、最後は相手のスマッシュに屈し、マッチカウント1-2で敗れた。また、西川は1ゲーム目の序盤をリードし、幸先のよいスタートを切る。しかし、9-6の場面から9連続失点を喫し逆転されると、ここから巻き返すことができずこのゲームを落としてしまう。なんとか2ゲーム目で立て直しを試みるも、相手の勢いを崩すことができず、4回戦敗退となった。これにより、準々決勝進出を果たしたのは堀内のみとなった。

 各大学の強豪が出揃った準々決勝。堀内の相手は埼玉栄高校の後輩である中大の近藤拓未。堀内は第1ゲームの序盤から相手に対して果敢に攻め、10-10から4連続得点を記録する。しかし、一筋縄ではいかないのが準々決勝。直後に近藤も4連続得点を記録し同点となる。そこからはシーソーゲームとなり、試合はそのまま延長戦に突入。緊迫した試合になるも、最後は堀内が熱戦を制し25-23で第1ゲームを先取する。続く第2ゲームは堀内のヘアピンによる得点で幕を開ける。そこからはしばらく攻防が続くが、徐々に堀内が引き離しにかかる。しかし、16-13の場面で状況は一変。そこから近藤が6連続得点を決めると、堀内は一気に窮地に立たされる。なんとか挽回を試みるもこのゲームを落としてしまう。勝負が決まる最終ゲーム。堀内は序盤から得点を着実に重ね、相手を引き離す。コートチェンジ後も、堀内優位の流れは変わらず、最後はプッシュを起点とした7連続得点でこの試合を制し、準決勝への進出を果たした。

 迎えた準決勝では、日大の山口容正と対戦。しかし、序盤から5連続失点を喫し苦しい展開となる。それでも、中盤からスマッシュを起点として5連続得点を記録し、逆転に成功する。最後は、相手に再び詰め寄られ、延長戦となるも22-20でこのゲームをものにする。第1ゲームの勢いのまま、ストレートで勝利したい堀内は続く第2ゲームに挑む。しかし、第1ゲームと同じく序盤から相手のスマッシュなどで点差を引き離される苦しい展開に。インターバル後も、相手の勢いを止めることができず、このゲームを落としてしまう。そして運命の第3ゲーム。最初に点を取ったのは堀内。だが、直後に3連続で失点すると、そこからは2ゲーム目を落とした焦りからかミスが増え、さらに点差を離されるという悪循環に陥ってしまう。その後も流れを引き寄せることができず、最後はシャトルをネットにかけ、試合終了。最終的に、マッチカウント1-2の逆転負けで、同率3位という結果に終わった。堀内は準優勝した昨年のインカレに引き続き、2年連続の決勝進出はならなかった。それでも3位入賞により、12月に行われる全日本総合の本戦出場権を手にした。

 一方、ダブルスでは堀内・大山ペアと西川・前田賢史朗(経1)ペアの2ペアが出場。しかし、堀内・大山ペアは2回戦敗退、西川・前田ペアも初戦敗退と力を十分に発揮することができなかった。

 全日本総合に参戦する堀内を除いて、この大会を最後に4年生の選手は引退することとなった。今年の男子バドミントン部は秋季リーグ戦と全日本インカレ団体で準優勝に終わり、あと一歩のところで優勝を逃す、悔しいシーズンとなった。それでも監督の掲げた「全員バドミントン」は確実にチーム全体に浸透し、今年度最初の試合であった春季リーグ戦の4位から大きな飛躍したと言えるだろう。この悔しさは下級生たちが受け継ぎ、来年の活躍の原動力となるに違いない。法大男子バドミントン部の戦いはまだまだこれからだ。(松本凌太)

※WEB作成サイトの不調により、更新が遅くなりましたことをお詫び申し上げます

選手コメント 

堀内研人主将(シングルス)

―シングルスの試合を振り返って
実力の差を感じたというところが正直な感想ですね。

―どのように相手に戦っていこうとしましたか
攻めるしかないと思って、それで負けたら仕方ないと最初は考えていました。

―1ゲーム目を奪取するも、2ゲーム目以降流れを変えられましたが、その要因はどう考えていますか
打たされるという感じで2ゲーム目が始まり、攻めさせられてかわされてそれで作戦を変えられなかったことが原因だと思いました。

―3位で全日本総合選手権の本戦出場権を得ましたが、その気持ちはいかがですか
残りの時間は少ないですが、強い人と対戦ができるので、勝ちにいく気持ちを忘れずにいまから心の準備をしておきたいなと思います。

―全日本インカレを総括して
最後の大会なので、どれかひとつでも、法大が優勝したかったんですが、結局なにひとつ優勝できず残念です。それと、ずっと教えてくれた須賀監督にも優勝するところを見せられなったので後悔してますね。ただ、最後悔いなく法大らしく戦えたなと思います。

―主将として1年間を振り返って
1年間いろいろなことがありましたね。チームがバラバラになった時期があって喧嘩や揉め事もありましたし…。ただ、その中でも、しっかり話し合って団結できたからこそ、ここで21人全員揃って悔いなく戦えて良かったと思います。キャプテンやらしてもらって本当に良かったです。

―1番苦しかったことは
春季リーグ戦の序盤ですね。他の大学で去年強かった人がいなくなり、今年はいけるんじゃないかと思っていましたが、全くといっていいほど結果が出ず、苦しんだ時期が一番苦しかったですね。その時が一番揉め事が多かったりして、辛い時期でしたね。

―バドミントン部での四年間を振り返って
自分は1年生の時から、問題児というか、問題が起これば必ず自分がそこにいるみたいな感じで、先輩には迷惑を掛け、上級生になったら今度は後輩にも迷惑を掛けてきましたね。ですが、暖かく見守ってくれて支えてくれる仲間に出会え、なおかつその中で日本一を目指せるチームでバドミントンができたことは幸せでした。

―4年間の中で一番の思い出は
今回のインカレの準決勝で1年生がしっかり戦ってくれて、早稲田に勝ったときに純粋に感動しましたね。久しぶりに人の試合を見て感動したのが印象強かったです。なので、今回の早稲田戦が一致団結できた瞬間だったかなと思いましたね。

―今後の進路は
実業団に行ってバドミントンを続ける予定です。なので、これからも引退するまで、とことんバドミントンをやっていきたいなと思います

―佐野新主将に向けて一言お願いします
「今年の倍は練習しろ」と伝えたいです。

―後輩全員に向けて一言お願いします
毎日監督がいるわけではなく、自分で考えて自分専用の練習を見つけながらやれるのが大学の環境なので、その環境を十分に生かして強くなって欲しいです。

―最後に、応援してくださった人に対し一言お願いします
本当に感謝の一言に尽きます。これからも応援してくれる人のために、1試合でも多く感動を与えられるように試合をするのが、せめてもの恩返しかもしれないので、それもしっかり頭にいれてバドミントンをやっていきたいなと思います。

佐野拓磨

―シングルスの試合を振り返って
もっと自分がやれることがあったのではないのかなと思います。普段からミスをしない練習をしていたんですが、試合になるとミスすることが多々あったので、もっと練習しなければいけないと思いました。

―どのような戦略でシングルスを戦おうとしましたか
自分のプレーは基本的にスマッシュを打って決めるプレーではなく、相手のミスを誘って点数を取るプレーです。なので、攻めながらしっかりスマッシュを打ちつつ、ミスをしないように内側で展開するという持ち味を生かして戦いました。

―4回戦の第3ゲーム目の8-6の場面で連続失点を喫し逆転されたが、振り返ってみていかがですか
もっとしっかり自分が決めにいけば良かったと思うんですが、リードした場面でロビングが甘くなったりして、逆に攻められる展開となってそのままひっくり返された感じです。なので、自分がリードしていても、早く決めていけるようにやればいいかなと思いました。

―秋季リーグ戦(団体戦)でも松村選手と対戦を行ったが、その時との印象の違いはありましたか
団体戦と個人戦の差はあると思うんですが、団体戦だと僕も相手も気持ちが入り、(チームの)勢いをつけようと思って思いっきりやると思いますね。なので、冷静ではなくなるかと…。少なくとも、自分は冷静ではなくなりますね。一方、個人戦になるとやはり個人なので、けっこう頭が回るというか、冷静になってできると思いました。

―インカレ全体を振り返って
僕的には団体戦で勝ちたかったので、自分がポイントを取れなかったのが悔しかったです。個人戦も情けない結果なので、今年のインカレはあまり自分のいいプレーができず、悔いが残りました。

―来年度から男子バドミントン部の主将となるそうですが
やっぱりキャプテンになることで、自分を中心としたチームになるので、自分がしっかりしないといけないですね。そうしないと、下もついてこないので。普段の自分をしっかりしていくのと、主将なので団体戦で試合に出てポイントを落とさないようにしないといけないですね。なので、次から練習をしっかり頑張らないといけないと思いました。

―主将になってから成し遂げたいことや目標はありますか
今年(団体戦)2位で悔しい思いをしたので、自分たちの代では優勝したいです。

―自身で強化していきたい点は
アタック力がないので、しっかり打てるようにして、ショットの精度ももっと高めていきたいなと思います。

―来年に向けて一言お願いします
来年はインカレ優勝するのでよろしくお願いします!

三浦昂

―シングルスを振り返って
ダブルスメインでずっとやってきて、東日本(インカレ)でベスト4に入れて全日本インカレに出ることができて良かったと思います。最後楽しく、悔いのない試合ができたと思います。

―明大の高野選手とは秋季リーグのダブルスでも対戦していますが、その時との印象の違いはありましたか
ダブルスで1回しか勝ったことがなくて、秋季リーグで負けてシングルスでも負けたので高野(選手)には勝てなかったなというのはありますね。彼のほうが強かったというか、まあ実力の差ですね。

―対策はありましたか
彼もダブルスの選手なので、低い展開でやって勝負しようかなと思いましたが、結果低い展開でも負けちゃいましたね。ですが、自分の持ち味で勝負して負けたので、しょうがないかなと思います。

―インカレ全体を振り返って
団体戦で優勝できず悔しかったんですが、ここまで4年間いた中で一番よいチームで試合できて、恵まれた環境だったなと改めて思いましたね。

―バドミントン部での4年間を振り返って
結果は出なかったんですが、自分が4年生という立場になって、いろいろなことが分かりましたね。学年が上がるにつれて団体戦の大事さというか、チームで勝ちたいという思いと法大に貢献したいという思いが強くなりました。

―4年間で最も印象に残った試合は
最後のインカレの団体戦決勝ですね。相手は高校の後輩(三津川・宮)だったんですが、自分が一番上の立場で試合をし、決勝で戦えたことは印象に残りましたね。また、パートナーが自分を奮い立たせてくれて、勝てたのはパートナーのおかげだと思うので、それもすごく印象に残りましたね。

―今後の進路は
今後は実業団でまたバドミントンをやります。しっかりと今日の経験を生かして実業団で頑張っていきたいです。

―実業団での目標は
1部リーグでも勝てるように、自分が出場して勝ちポイントをあげ、ずっと1部リーグにいれるようなチームにしたいです。

―ダブルスでペアを組んだ河崎選手に向けて一言お願いします
自分と組んで、秋リーグを含めて負けて、全勝したわけではないので、来年以降、彼がダブルスで負けないようにしてほしいですね。法大はいまシングルスが強くて勝っているような感じなので、彼がエースになってダブルスの柱になってほしいです。

―男子バドミントン部の後輩に向けて
今年優勝できなかった悔しさを分かっていると思うので、 しっかりそれを思い出しながら毎日練習してほしいです。

西川裕次郎

―シングルスの試合を振り返って
気持ちが途中で切れちゃって、自分からミスが出て負けました。

―4回戦の1ゲーム目の後半に失速してしまいました
相手がけっこう攻めてきて、一方で自分は守りに入っちゃって一気に点数を取られてしまったことが原因ですね。

―4回戦の相手の印象はいかがでしたか
スマッシャーでけっこう動きが早かったです。自分から仕掛けていけば良かったんですが、引いてしまって追えなかったです。

―団体戦で2度にわたり、チームに勝利をもたらしました。活躍が目立ち、インカレを通じて大きな成長が見られたと思いますが
(マッチカウント)2-2で回ってきて、勝つことができ、また今まで勝てない人にも勝てたので自信はついたと思います。

―今後に向けての課題は
何試合やってもバテないようにもっと体力をつけつつ、攻撃力をつけて引かないようにプレーできるようにいけたらいいと思います。

―今後に向けての意気込みをお願いします
年も変わって、メンバーも変わりますが、自分が確実な一本を取れるようにしっかり冬に強化して、強くなって頑張りたいと思います。

堀内研人・大山琢也(ダブルス)

―ダブルスの試合を振り返って
堀内:やっぱり、シングルスと全く違うダブルスをやって、あっという間に終わっちゃったという感じですね。
大山:どっちもシングルスのプレイヤーで、普段の練習もシングルスしかやっておらず、試合の時だけダブルスをやった感じです。まあ、シングルスの長所を生かしてシングルス的にやろうとしたんですが、全く別なのでそこで差が出たかなと思います。

―2回戦の明大戦の2ゲーム目に焦りが感じられましたが
堀内:焦りというよりも、シングルスと全く別のスポーツかと思うくらい違うので、何をしていいかわからない状態でしたね。まずは1点でも多く返して少しでも長くコートにいれたらなと思いました。
大山:あのセットを取られたら終わりなので、一応、堀内とは3年から組んで試合も出ていたんですが、せめてあと1セットとってファイナルに行けたらなという気持ちはありましたね。そういうところでちょっと焦りもあったかなと思います。結果、ミスにつながった感じですね。

 

フォトギャラリー

  • 1d1年間チームをけん引した堀内主将
  • 2w堀内は最後まで攻めのプレーを貫いた
  • 3f三浦は躍動感のあるプレーを見せた
  • 4g三浦は法大での経験を糧に、今後の活躍を誓った
  • 5t4年生同士でペアを組んだ堀内(前)・大山(後)
  • 6y佐野は惜しくもベスト16を逃した
  • 7u気持ちの入ったプレーを見せた西川
  • 8i関口には来年も期待が懸かる
 

 

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