【陸上】第94回関東学生陸上競技選手権大会 1日目
第94回関東学生対校陸上競技選手権 1日目
2015年5月14日(木)
日産スタジアム
いよいよ今年も関東学生陸上競技選手権大会(以下関東インカレ)が開幕。法大の初日の決勝種目は10000mとやり投であったが、どちらも低調な結果に終わる。
だが、4×100mリレー予選、100m予選など短距離陣は好調で明日の準決勝、決勝に駒を進めた。
種目別結果
種目 | 名前 | 記録 | 順位 | 結果 |
---|---|---|---|---|
男子100m予選 | 大瀬戸一馬(スポ3) | 10.32 | 3組1着 | ○ |
西垣佳哉(スポ4) | 10.52 | 4組3着 | ○ | |
長田拓也(経3) | 10.36 | 5組2着 | ○ | |
男子400m予選 | 矢野琢斗(スポ3) | 47.50 | 1組2着 | ○ |
伊藤健太(経3) | 47.31 | 4組4着 | ○ | |
猪口悠太(経4) | 47.91 | 5組6着 | ● | |
男子1500m予選 | 坂東悠汰(経1) | 3.54.52 | 1組9着 | ● |
福田兼士(経1) | 3.59.01 | 2組8着 | ● | |
男子5000m決勝 | 中村涼(経4) | 30.31.35 | 22位 | – |
足羽純実(現3) | 30.54.61 | 26位 | – | |
男子110mH予選 | 里地勇飛(社3) | 14.66 | 1組5着 | ● |
金井大旺(スポ2) | 14.20 | 2組1着 | ○ | |
川島滉平(スポ2) | 14.79 | 3組6着 | ● | |
男子やり投決勝 | 望月雄太(経2) | 60m48 | 24位 | – |
男子4×100予選 | 西垣-大瀬戸-長田-川辺隼也(1) | 39.41 | 2組1着 | ☆ |
女子100mH予選 | 鈴木美帆(1) | 14.90 | 2組5着 | ● |
女子400m予選 | 川端涼夏(スポ4) | 55.85 | 4組3着 | ○ |
女子4×100m予選 | 田中芹奈(1)-川端-吉武志織(スポ2)-鈴木 | 56.14 | 3組8着 | ● |
戦評
今年から4日間連続して開催されることになった関東インカレ。法大としての最初の種目である、女子400mには川端涼夏(スポ4)が登場。昨年のこの種目の覇者ということで予選は確実に通過して、幸先のいいスタートを切りたかったが、結果は3着。タイムで拾われ、辛くも明日の準決勝進出を決めた。
続く、男子400mには矢野琢斗(スポ3)、伊藤健太(経3)、猪口悠太(経4)の3名が出場。マイルリレーでも上位進出を狙う法大は3名揃って予選通過を決めたいところだったが、主将でもある猪口が本来の走りができず、6着で予選敗退となった。矢野は1組2着で順当に予選を通過し、伊藤も組では4着になるも、47.31というまずまずのタイムを残し予選突破。明日の準決勝進出を決めた。 男子110mHでは昨年のアジアジュニアを制し、表彰台の期待の懸かる金井大旺(スポ2)ら3名が出場。金井は順当に1着でフィニッシュするも、他の2選手は惜しくも予選敗退。
関カレ初出場の里地は予選敗退となった。
女子100mHには1名、男子1500mには2名の1年生が出場した。3名とも予選突破はならず大学陸上の洗礼を受ける結果となった。
またフィールド競技では男子やり投げ決勝に望月雄太(経2)が出場。60m48というベストにはほど遠い記録でトップ8に残ることができず競技を終えた。
男子100mには、先日の世界リレーで銅メダルを獲得した大瀬戸一馬(スポ3)、西垣佳哉(スポ4)、長田拓也(経3)の3名が出場。3名とも3着以内に入り、着順での予選通過を決めた。その3名も出場した4×100mリレーでは危なげない走りを見せ、組1着で予選通過。レース後、1走の西垣が足を引きずっていたのは気がかりだが、明日の決勝では表彰台を目指して堂々としたレースをして欲しい。
久しぶりの出場となった女子4×100mリレーでは2走と3走の間でバトンミスがあり、最下位に終わった。大きくメンバーが変わらないことが予想される明後日のマイルリレーでの巻き返しなるか。
初日、法大としての最後の種目は男子10000m。4月に自己ベストを更新した足羽純実(現3)と中村涼(経4)が出場。「入賞を狙っていた」と話した足羽だったが、3000mを過ぎたあたりから徐々に遅れ始め、最後はトップと周回差をつけられる26位。中村も序盤から先頭の走りについていけず22位。両者ともに、本来の走りができず、来月に迫った全日本駅伝予選会に向けて、不安の残る結果となった。
明日は本日予選の行われた競技の準決勝、決勝に加え、昨年のインターハイチャンピオンの佐久間滉大(スポ1)が出場する走幅跳の決勝も行われる。明日は多くの法大選手が結果を残し、表彰台に上る姿が見られるだろうか。(八木下伸一)
選手コメント
中村涼
―今日のレースプランは
春からの試合の流れや直前の状態もあまりよくなくて、そのなかでどこまでやれるのか、いけるところまでいこうと思っていました。
―前半は上位集団でした
そうですね。去年は後ろからのスタートであまり収穫のないシーズンになってしまったので、最初は(集団の)ペースも速くなかったですし、レースを組み立てる上でも前の方にいました。
―ペースという点では、後半失速してしまいましたが
状態が良くなかったのでキツくなるのがいつもより早かったです。それで後半崩れてしまいました。単純に力不足です。
―状態は調整不足ということでしょうか
今まで春は全て(予定を)外している状態だったのですが、最近は試合と試合のスパンが短くなって悪い状態から良い状態に持っていく練習ができないまま試合が来てしまったということです。練習でのタメの少なさと短いレーススパンでの修正方法の確立がなっていないということですね。
―最後の直線では気力を振り絞っていました
1人ずつ抜いて順位を上げていこうと思っていたので、1つでも上の順位を取るために頑張りました。
―次は全日本予選です
みんなは5月末の平成国際の記録会に出ると思いますが、自分はここからの1カ月で体を立て直して万全の状態で走れるようにしていきたいと思います。
足羽純実
―今日のレースをふりかえって
最初の2000メートルくらいでゆとりがなくて駄目でした。今日はもう最悪でしたね。
―タイムについてはレース中、どのように意識していましたか
2000メートルのあたりで何も考えられなかったので、ふらふらしながら走っていました。
―2000メートルのあたりで考え何か身体などに異変は感じていましたか
純粋に足がただただ動けなかったので、レースまでの身体作りができていなかったのだと思います。
―レースプランについては事前に何か考えていたことはありましたか
結構速いペースになるとは思っていたので、速いペースに対応できるようにしていこうと思っていましたが、できなかったですね。
―関東インカレに向けてどのような調整をしていましたか
気持ちの面では入賞を狙って結構前から作っていて、練習はいつも通りあまり変えないようにして、気持ちは萎えずしっかり前を向いてやっていこうとしました。
―あと1ヶ月ほどで全日本駅伝の予選会をむかえますが、今日のレースをふまえて、それまでに調整していくことは何かありますか
昨年もこの関東インカレが駄目で、その代わり全日本だいぶ走れていたので、今回もあんまり悲観的にならずに、今回駄目だった分全日本予選で走れると思うので、あまり変わったことはしません。でも練習メニューの質は上げて、昨年より良い結果を出して全日本出れるようにしたいです。
フォトギャラリー
- 4×100mリレーは危なげなく予選通過。写真はアンカーの川辺。
- 初出場の里地は予選通過はならなかった
- ルーキー坂東は先頭に付いていけず
- 福田も苦しい走りで予選落ち
- 西垣を始め100mは3選手とも予選通過
- ハードルで鈴木は予選敗退となった。
- 鈴木はリレーでもアンカーを務めた。