【水泳】ジャパンオープン2015(50m) 2日目 田中が6位入賞を果たす!!
ジャパンオープン2015(50m)
2015年5月23日(土)
東京辰巳国際水泳場
大会2日目、法大からは17名の選手が出場した。女子400㍍自由形で田中瑞穗(スポ3)が予選を5位で通過し決勝進出。決勝のレースではメダル獲得とはならなかったが、6位入賞を果たした。
試合結果
予選結果(女子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
400m個人メドレー | 5位 | 田中瑞穗 | 4分45秒82 | 決勝進出 |
50mバタフライ | 58位 | 小林江舞 | 28秒94 | |
50m平泳ぎ | 10位 | 浜野麻綾 | 32秒18 | B決勝進出 |
19位 | 神宮司瀬里奈 | 32秒73 | ||
200m背泳ぎ | 20位 | 中村桃子 | 2分15秒26 | |
100m自由形 | 9位 | 青木智美 | 55秒94 | B決勝進出 |
45位 | 西尾奈那子 | 58秒09 |
予選結果(男子)
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
400m個人メドレー | 31位 | 緒方魁 | 4分28秒02 | |
39位 | 林寛人 | 4分30秒33 | ||
46位 | 常深皓貴 | 4分31秒21 | ||
50mバタフライ | 20位 | 新保拓也 | 24秒74 | |
50m平泳ぎ | 41位 | 堤大陸 | 29秒18 | |
400m自由形 | 19位 | 齊藤凌 | 3分56秒25 | |
24位 | 竹田渉瑚 | 3分58秒50 | ||
200m背泳ぎ | 16位 | 津村航平 | 2分03秒06 | B決勝進出 |
17位 | 山岸祐介 | 2分03秒20 | ||
100m自由形 | 51位 | 齊藤凌 | 51秒82 | |
52位 | 中山貴裕 | 51秒86 |
B決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女子50m平泳ぎ | 7位 | 浜野麻綾 | 32秒61 | |
男子200m背泳ぎ | 8位 | 津村航平 | 2分05秒36 | |
男子100m自由形 | 1位 | 青木智美 | 55秒68 |
決勝結果
種目 | 順位 | 選手名 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
女子400m個人メドレー | 6位 | 田中瑞穗 | 4分45秒24 |
戦評
予選
最初に行われたのは、400㍍個人メドレー。女子では田中が出場し、45秒台を出して予選5位で決勝進出を決めた。4月の日本選手権以降好調が続いている。続く50㍍バタフライでは、女子に小林江舞(スポ3)、男子に新保拓也(経4)が出場。小林はスプリント力とバサロ強化のためレースに挑み、結果こそは出なかったものの明日の50㍍背泳ぎに向けた泳ぎを魅せた。新保は万全の状態とはいかなかったが20位に入り、あと少しのところで予選突破を逃した。
女子50㍍平泳ぎでは、浜野麻綾(スポ4)が昨年の同大会で銀メダルを獲得したこともあり注目であったが、前半からの勢いに乗れず予選10位。悔しくも決勝進出を逃した。 男子400㍍自由形には、昨日1500㍍自由形に出場した竹田渉瑚(スポ3)がレースに臨み、前半から前に出るレース展開をするも予選通過とはならず、24位で終えた。
200㍍背泳ぎには、女子に中村桃子(経4)、男子に津村航平(経1)と山岸祐介(経4)が出場。中村はこの種目に向け、練習を積んできたこともあり好レースに期待が懸ったが、結果は20位とまさかの予選落ちとなってしまった。津村は後半に追い上げるレーススタイルで16位に入り、B決勝進出を果たす。山岸も17位と予選突破には及ばなかったが、インカレにつながる泳ぎを魅せた。
予選最後に行われたのは、100㍍自由形。女子からは青木智美(社3)が得意の後半にペースを上げ、55秒台を出し予選通過を狙うも、わずかに一歩及ばず。9位でB決勝進出となった。男子では齊藤凌(経2)が400㍍自由形に加え、この日2種目の出場。慣れていない距離のなか、ベストを更新するもスピード不足を課題に挙げた。(南高節)
決勝
B決勝には、女子50㍍平泳ぎに浜野、男子200㍍背泳ぎに津村、女子100㍍自由形に青木が出場した。浜野はこの日も不調が拭えず7位でフィニッシュ。いまだ本来の泳ぎを取り戻せず、解決策を模索している様子だ。津村は得意とする後半で追い上げる泳ぎができず8位に終わった。しかし1年生ながらB決勝進出を果たし、今後に期待が持てる泳ぎを魅せた。青木は目標であった決勝進出が果たせず不本意な形でのレースを迎えたが、しっかりと1位でフィニッシュ。日本代表の意地を魅せた。
決勝には女子400㍍個人メドレーに田中が出場。早く練習を結果に結び付けたい田中だったが、後半思うように伸びきれず失速。本来の力を出し切れず、もどかしさが残るレースとなった。(鈴木理子)
選手コメント
田中瑞穗
ー今のレースを振り返って
日本選手権のためにこの半年間練習を積んできて、そこで思うような泳ぎができず満足のいくタイムが出せない中で、1ヶ月後にこのレースがあるということで無理矢理気持ちを切り替えて頑張りました。選手権ほどの調整はしていない中で、最低限やらなければならないテーマがあるぞということで挑んだ大会でした。とにかく早くインターナショナルのタイムの46秒66を切りたいです。もう残されたのがインカレだけになってしまったので。インカレは個人戦というよりチームの試合なので、最終日の400m個人メドレーに向けて調整していければなと思います。
ーやらなければいけないテーマというのはインターナショナルタイムを出すことですか
そうですね。今シーズン中には必ず達成しないと、来年のオリンピック選考会には絶対につながらないと思うので、練習環境を整えるためにもそのタイムを切らなければならないです。切らなければ強化が始まらないといっても過言ではないので、切りたいではなく切らなければいけないという感じです。今大会も終わってしまい、少し追い込まれたという思いです。
ーそのタイムを切るために今一番やるべきことは
練習タイムはすごくいいので、それを試合という場所で自分の力が出せるようにしないといけないです。もう試す大会もないので、意地でも結果がだせるようにしたいです。
ー試合で力が出し切るためにはメンタル面を鍛えることが必要なのでしょうか
いくら練習でメンタルトレーニングをしても、試合の緊張感に勝るものはないので、あとはもういかに気持ちを強く持つかだと思います。法政で個人メドレーの選手は私だけなので練習は充分にできますが、試合では周りの選手のレベルがすごいので、それに気負わないことが必要だと思います。しかしあれだけ調整した日本選手権と同等のタイムが出てるということは、日本選手権のときよりかは少しは成長していると思うので、プラスにとらえていきたいと思います。
ーインカレに向けての意気込み
インカレはチームのために得点を取るのはもちろんなのですが、切らないといけないタイムをしっかり切りたいです。そうすれば自ずとチームのために結果が残せるので、とにかくインターナショナルのタイムにこだわっていきたいです。それだけのタイムが出ればさすがに表彰台には上れると思うので(笑)。
決勝のレースに臨む田中
青木智美
―今のお気持ちは
決勝に残ることを目標にしていたので、B決勝という形で残念です。
―コンディションはいかがでしたか
アップの段階と試合の時の感覚のズレが大きくて、自分の中ではもう少し出ると思っていただけに悔しいです。
―レースを振り返って
今のベストタイムのラップが26秒台前半なので、26秒台のラップタイムで入って54秒台を目標にしていました。
―明日のレースに向けて
50m自由形のみなので、2本泳げるように頑張りたいです。
JAPANジャージの青木
浜野麻綾
―今日のレースを振り返って
空回りしたという感じです。
―調子はいかがですか
昨日に引き続き調子が悪かった中で、決勝に残ったことは過程としては良かったと思います。
―泳ぎのスタイルを変えている中でのレースでしたが
今はどうすれば自分の調子が上がるのかわからない状況です。ただ、このままではインカレでは勝てないと思うので、さぐりさぐりではあるものの解決をしていかなければいけないと思います。
―明日のレースの意気込みを
調子が完璧ではない中ではありますが、決勝に残ってタイムを上げて良い泳ぎが出来ればいいと思います。
津村航平
(予選後)
ー今のレースを振り返って
ここ最近の試合にしてはいい結果が出たた思いますが、もう一つタイムが足りないかなという印象です。
ー狙っていたタイムは
2分01秒台です。
ー自己ベストは
2分01秒28です。
ー隣のレーンに山岸選手が泳いでいましたが意識はしましたか
はい。僕より速い先輩なので、ぴったりマークしてラストで抜ければいいなと思いながら泳いでいました。
ー後半に順位を上げましたが、強みは後半の泳ぎですか
そうですね。最後までタイムを落とすことなく泳ぐことが自分の強みだと思っています。その分最初のスピードが見劣りしてしまうので、そこをみんなと同じぐらいに入れるようになれれば、自ずと結果は見えてくると思います。
ー課題は前半の泳ぎということですか
そうですね。
ー前半のタイムを上げるためにやるべきことは
やはり一気に力を出せるような練習をこれから取り入れていかなければいけないと思います。
ーインカレに向けての意気込み
決勝に残らないと勝負にならないというか、やはり輝きたいので、A決勝にしっかり残りたいと思います。
(決勝後)
-今のレースを振り返って
予選と同じようにいってしまって、全然体力が余ってしまいました。力を出し切れないレースでした。後半に上げていくイメージを持ちすぎてしまって、前半が凄く遅く上がり切らないまま終わってしまいました。
-レース中に何か自分の感覚で異なることがあったのでしょうか
「あれっ、こんなに離されてるのか」ということは感じていました。タイムも着いてこなかったので、前半が遅かったのかなと思います。
-今大会に向け取り組んできたのことは
全部同じペースで泳げるように練習をしていました。
-それに関し手応えは
タイムは遅いのですが、安定したラップを刻むことができたのかなと思います。
-いつ頃から取り組んでいたのですか
日本選手権が終わってからどうしたら良いかを考えて、まずは持久力を高めずっと同じ泳ぎができるようにしました。
-今のレースではイトマン所属の選手が多くいましたが、いかがでしたか
B決勝に4人残れたのは大きなことだと思うのですが、入江さんという凄い偉大な方を除いては、誰も決勝に残っていないのでそこが弱い部分かなと思います。
-今後改善していきたい点は
まずは前半を離されずに付いていくスピード力と自分の持ち味である後半のラストの伸びがまだ完全に戻りきってはいないので、ラストの泳ぎにつながるような練習をしていけたらなと思います。徐々に戻りつつはあるのですが、まだ筋力があまりなくていつも同じ力で泳げている時に比べると、瞬発力が欠けているなと思います。
-今大会を振り返って
予選はかなり良い感じで泳げたので、決勝はタイムが上がるかなと思っていたのですが、自分の弱さが出てしまったかなと。自分のレースプランに自信を持ちすぎていて、周りに付いていくことができなかったので、そういう点が改善点かなと思います。
神宮司瀬里奈
ーレースを終えて
タイムが思うように伸びず、悔いが残るレースになってしまいました。
ー周りは意識したか
周りはそこまで気にしませんでした。自分のレースに集中出来たのでそこは良かったと思います。
ーレース展開は思い通りにいったか
後半でもう少し伸びが欲しかったです。
ー100mで泳ぎがしっくりこないということだったが50mでは何を調整したか
50mでは泳ぎのテンポを上げることを意識しました。
ー明日の200mに向けての意気込み
なるべくベストに近いタイムで泳げるように頑張りたいと思います。
竹田渉瑚
ー今のレースを振り返って
今大会あまり調子が合わず1500mでもいいタイムが出なかったのですが、その上でももう少し速いタイムを目指していたので、満足のいくレースにできなかったです。自分の中でこの大会は時間を無駄にしてしまい、来年につながるようなものができなかったので、今回の分もまとめてインカレで爆発させたいなと思います。
ー400mに出場する意図は
1500mもスピードがないと勝てる種目ではないし、他の選手はきっともっともっと速いので、それに置いていかれないようにという意味で400mにも出ています。これでは全くだめなので、もう一度スピード強化をしっかりしなければいけないなと思いました。
ーインカレに新たに取り組みたいことは
1500mは心理戦でもあるので、スピードをつけるだけでなく、そのスピードをどこで使うかとか全体的に少しづつ上げていくという練習をしたいと思います。
ーインカレへの意気込み
優勝しか狙っていないので今回は負けてしまいましたけど、インカレではしっかり全員倒してくるので、よろしくお願いします。
齊藤凌
ー本日2本目のレースで疲れがある中だったと思うがレースを終えて
100mは普段あまり出場しない種目でありコンマ何秒ベストを更新することができました。けれどそこまでタイムが伸びなかったのは、疲れもありますがスピード練習不足だと思いました。
ーご自身の泳ぎについて
200mに合わせて練習しているので、100mの泳ぎ方がまだ出来ていないと感じました。
ー今後強化したい点
スタミナは今のまま維持して、それに加えてスピードもしっかりつけていきたいです。インカレでは、個人種目とリレー種目において法政を引っ張っていけるように頑張ります。
ー最終日の個人メドレーに関して
練習では自由形を中心に取り組んできたので、個人メドレーは今ある力をしっかり発揮してよりよいパフォーマンスが出来ればいいです。
常深皓貴
一レースを振り返って
スピード不足であり、全体的に思うようなレースが出来ませんでした。
ー選手権後強化してきた点は
持久力をつける練習してきましたが、まだ力不足だと感じました。
ーレースで意識したこと
後半の平泳ぎから追い上げるレースプランをいつも持っているのですが、今回は持ち味の後半を生かしきれなかったです。
ー明日の200m個人メドレーに向けて
200mのほうが得意としているので、スピードをあげてしっかり次につながる泳ぎをしたいです。
林寛人
ー今のレースを振り返って
今シーズンのベストが出ていないので、全体的に弱さがあります。
ー自己ベストは
4分24秒00です。
ーレースプランはどのように考えていましたか
持久力を練習してきたつもりなので全体的にスピードを上げていく予定だったのですが、落ちてしまいました。
ー常深選手が同じ組で泳いでいましたが
バタフライと背泳ぎで差をつけていかないと後半さされるかなと思っていたので、前半スピードを出すように心がけました。
ー400mと200mではどちらがメインですか
一応200m個人メドレーがメインだったのですが、400mでも気持ち的にはベストを狙っていました。
ー次のレースへの意気込み
ベストを出せるようにしたいです。
緒方魁
ー今のレースを振り返って
目標としていたタイムより遅かったので、残念です。
ー自由形の強化はレースに生きていますか
まだまだ強化が足りないと思います。
ー日本選手権から新たに取り組んだことは
体力づくりをメインにやっているのですが体力もスピードもまだまだなので、これからインカレに向けて両方とも強化していきたいと思います。
ー今大会で見つかった課題は
得意のバタフライと背泳ぎでもう少し前に出て、平泳ぎとクロールで耐えるレースをしたいです。
ー逆に収穫は
今回は改善点がたくさんあるので、これからの練習につなげていきたいと思います。
ーインカレへの意気込み
インカレでは最低でもB決勝に残ってしっかり点数を取って法政大学に貢献できるようにしたいです。
小林江舞
ーレースを振り返って率直な思い
バタフライは専門種目ではないので、思い切ってレースに臨みました。
ー今大会に向けて何を強化したか
スプリント力と、バサロを中心とした下半身の強化を重点に行ってきました。
ー今季はバタフライでもエントリーするのか
メインは背泳ぎですので、それに支障がない程度にと考えています。
ーインカレに向けての意気込み
おそらく背泳ぎでエントリーすると思いますので、今年こそ点数を稼いで法政に貢献できるように頑張りたいです。
新保拓也
ー今のレースを振り返って
疲れが抜けきっていない中でのレースでしたが、もう少しいけると思っていました。なかなか結果につながらなかったです。
ー日本選手権では力みが出てしまったとおっしゃっていましたが
前回よりかは力んでないと思っていましたが、あまり上手くハマらなかったです。
ースピード強化の練習の成果は出ているのでしょうか
やってきたことは身についてきているので、9月のインカレに向けて完璧になればいいかなと思います。
ー今大会に向けて思うような練習はできましたか
自分なりにはやれたつもりですけど、50mはなかなか結びつけるのが難しいですね。
ー明日への意気込み
明日は50mと100mの連続になってしまうのですが、しっかり切り替えてやっていきたいと思います。
堤大陸
ー今のレースを振り返って
一応ベストなのでよかったと思いますが、短水路のタイムからするとだいぶ落ちるので、もう少し速く泳げるのかなと思います。
ー日本選手権に引き続き自己ベストの更新となりましたが、調子はいかがですか
日本選手権のときよりはいいとは思います。
ー日本選手権からどのような練習をされましたか
日本選手権の前に膝をけがしてしまい、あまり平泳ぎの練習ができていなかったので、終わってからしっかり平泳ぎの練習をしました。
ーその効果は出ていると感じますか
だいぶ泳げるようになってきたので、インカレまでに仕上げていきたいと思います。
ー明日への意気込み
200mでは自己ベストを更新できるように頑張りたいです。
山岸祐介
ーご自身の泳ぎを振り返って
調子自体は悪くなかったのですが、レースでは思うように力が入らなかったです。
ー前半59秒代で入ったレースプランとしてはどうだったか
前半はもう少し早く入ろうと考えていました。
ー今大会に向けて何を強化してきたか
後半ばてないで泳ぎきれるように、長距離の練習を積んできました。今後も、後半の強化をしていきたいと思います。
西尾奈那子
ーレースを振り返って
全体のタイムは遅いが、持ち味である後半を生かせたレースだったと思います。
ー良かった点は
昨日のレースが振るわなかったので、100mでは気持ちを切り替えて臨むことができました。
ー今日の100mでは何を調整してきたか
やはりタイムが伸びないと気持ちの面でマイナスになってしまうのですが、しっかりとそこは気持ちを切り替えようと思いました。
ー今後に向けて
インカレでは今日のような情けないレースをせずにしっかりと結果を残したいので、またイチから頑張りたいです。