【水泳】NEXT STAGE 主将・副主将インタビュー

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【水泳】NEXT STAGE 主将・副主将インタビュー

第90回日本学生選手権水泳競技大会
2014年9月5日~7日
横浜国際プール

熱きインカレから月日は流れ、早くも次期主将伊佐治淳を中心とした新チームによる戦いが始まろうとしている。今回はチームを率いてきた大林洋平主将ら3選手から見てきた法大水泳部への思いを語ってもらった。彼らが見てきたHUSTとは。

笑顔で終えたインカレ

選手コメント

大林洋平(男子主将)

―ここまでのインカレを振り返って
自分は出場できていないんですけど、ここまで昨日のメドレーリレーの失格もありましたけどそのあとミーティングをして、今日の予選みんなで頑張ろうということでその結果がギリギリついて来てるのかなと思います。

―自身の出場は叶わなかったわけですが、どのようにチームを引っ張ろうと
歴代の主将の中で出場していないというのは良いか分からないんですけど、主将のプライドというかそういうものは全部捨てて、僕をとってくれた八塚コーチだとか宮脇部長や監督の方、チームのみんな、3つ上の先輩や後輩全員に感謝して1ヶ月間ぐらいサポートにまわっていました。

―今までの主将の中で、影響を受けた主将や理想像などは
僕が1年生のときの4年生のキャプテンというのが、一番印象に残っているというか目標にしていたのはありまして、なにと言われたら分からないんですけど存在感というか、そういうところを学ばして頂きました。

―改めてキャプテンとしての1年間は
最初は僕なんかがキャプテンになるのは、どうかなとも思ったんですけど八塚コーチが選んで下さって、そこで19年間やってきた水泳を最後主将という立場でやらせて頂けるということだったので、1年中感謝し続けてチームに所属していました。

―キャプテンをやってきて大変だったことなどは
364日大変だったんですけど、ただ今日最終日を迎えて全部大変だったことが嬉しさというかやってきて良かったなという感情にはなってます。

―副将の池端選手や東選手とともに、どのようにチームを引っ張ろうと
池端や東はともに結果を残してくれる、信頼のできる副将だったので水泳の結果に関しては二人と、寮長の川畑と盛り上げてくれる小川、途中から入ってきた露崎やマネージャー全員を信頼してここいう立場につかせて頂きました。結果、後輩はどう思っているかなかなか分からないですけど、自分たちができる最高のことは後輩にできたのかなと思います。

―4年生は個性的な選手が多いとお伺いしましたが
それが僕らの代だと思っているので、みんなの想像するまとまるというのとは変わっているかもしれませんが、ただその個性というものを生かさないと僕らの代は潰れてしまうので、迷惑をかけたことはたくさんありますけど4年生の個性というのは生かせていけたと思います。

―では、どのようにその個性を生かそうとお考えでしたか
結果を残さないとシード権獲得や上位にいけないので、とにかく4年生は結果を残すことを一番に考えて後輩がついてくるようにしていく立場だと思ったので、そういうところを意識していました。

―なかなか結果がでない苦しい状況が続いている時期もありましたが
僕はスポーツ推薦でとってもらったんですけど、いろいろあっての法政で八塚コーチがとってくれたので、できれば水泳の結果で恩返しがしたいなと思っていたんですけど、それはなかなか僕の努力不足で叶わなかったんですけど最後この1ヶ月間だけでも選手の後押しをできたのかなと思いました。

―改めて選手としての4年間はいかがでしたか
4年間本当に楽しかったです。今ここで思い当たるのは楽しい大学4年間の水泳生活だったと思います。

―4年間やっていて良かったことは
このチームに入れて、このチームで4年間水泳ができて最後主将としてこの水泳人生を終えることができることが良かったことです。そこには当然家族の支援とかもあったんですけど、今まで携わってくれた方がいたことも嬉しかったです。

―逆に大変だったことは
高校のときはあんまり良くなかったんですけど、1年生のときは慣れない生活で色々大変なこともありましま。ただこれは後輩にも伝えたいことなんですけど4年目が一番苦しいです。なかなか思うようにいかないこともあったり、たぶん4年生全員が自分の結果に満足して終われることはないと思うんですけど、それでも仲間やコーチがいたから頑張れると思うんですけど、改めて4年生のときが一番苦しいのかなと思います。

―八塚監督やコーチの方々に伝えたいことは
入学する前から迷惑をかけてきたので、迷惑をかけないようにしたかったんですけど。本当に感謝の言葉だけです。ありがとうございました、と伝えたいです。

―同期に向けて
個性的な同期なんですけどもそれが僕らの代だと思ってきたので。それでも上手くまとまってきて、同期にはたくさん迷惑をかけてきました。ただ今言いたいのは最後本当にみんなで笑って終わろうねと言いたいです。

―次期主将は伊佐治選手ということですが
淳は頼れる、後輩から慕われている選手、主将ですので色々と大変なこともあると思うんですけど、それに挫けずそれをプラスにしてインカレ最終日走っていってほしいです。楽しいんだけど苦しいインカレじゃなくて、楽しくて楽しくてしょうがないインカレ。天皇杯を争うぐらいのチームに1年かけて是非つくってほしいですし、それができる主将だと思います。

―では、今後どういうチームになっていくとお考えですか
法政らしさ、チームカラーというものを崩さずに成長させていってほしいなと思います。どういうチームになるって言われたらなかなか難しいですけど、僕の願いとしてはチームカラーというものを成長させていってほしいかなと思います。

―大林主将が考えるチームカラーとは
今もあると思うんですけど、勢いに乗ったら本当に強いチームですね。昨日400mメドレーリレーで失格してそれをくよくよしていてもしょうがないので、次の日ののアップから全員でチームが乗れることを考えて行動しようという思いでやってきているので、その結果800mリレーで決勝に残れました。そういう乗ったら強いというチームだと思います。

―改めて後輩に向けてひとこと
次の主将伊佐治と副将の大陸を中心にしながら全員で協力して、全員で引っ張って全員でついていくようなチームにしていって下さい、と伝えたいですね。

―最後に今まで関わった方々、そして法政ファンに向けてひとこと
僕が入学してから3つ上と3つ下プラス僕らの代で計7になるんですけど、色々なイベントだとかそういうところに応援に駆けつけて下さった方々、来れなくてもメッセージをくださった方々にありがとうございましたと言いたいです。

吉田英里子(女子主将)

―今のレースを振り返って
人生最後レースだったのですが、ベストではなかったんですけどベストとは同じくらい(タイムが)出て、全てを出すことができました。今シーズン一番よかったタイムです。

―最後の大会となりましたが、臨むにあたっての心境は
この大会に向けて今までにないくらい調整をしてきました。リレーは出られないんですけどみんなのサポートにまわって、今女子はすごく強いので全力でサポートしていきたいです。個人としては50m自由形一本しかないと分かっていたので、レギュラーを取れなかった種目の分までここに全部かけて全ての思いをぶつけて泳ぎました。

―まだ、2日間大会が続きますがどのようにチームを支えようとお考えですか
まだ1年生とかは初めてで心細い部分もあると思うし、3年生は逆に安心して見ていられるんですけど人数が少ないのでレース数が多くなり、心の部分であったり雰囲気を盛り上げていって疲れとかも感じさせないように頑張っていきたいと思います。

―クラブ練の選手も多くいるなか、どのようにチームをまとめようと
場所は違っていてもみんなチームに対する思いは強くてすごくやり易くて、心強かったです。練習はクラブの子とはやっていなくて試合の時のみなんですけど、合宿とかはクラブの子も一緒にやっていたので雰囲気も良く、楽しくできました。

―キャプテンとしての1年間を振り返って
自分がすごく貢献したかといわれれば、そうでもないんですけど自分の出来ることは全てやってきたので、後は恩返しのつもりで本当にサポートしたいと思いました。

―3年生をはじめ、後輩たちが力をつけていますが
かなり強いと思います。去年以上にシード権が確実で総合3位を目指せると思うので、しっかり応援していきたいです。総合3位を目指してやってきたので大変なことよりは期待の方が大きいです。

―大会に出場する唯一の4年生でもありましたが、いかがでしたか
けっこう寂しい気持ちはあったんですけど、その分後輩がすごい頼もしかったので心配などは無かったですね。実際先輩後輩関係なくお互い高め合えたので、そこは良かったかなと。練習でもそうなんですけど、普段一緒に練習をしていない子達でも試合になると、一団となって出来ていたのでその辺はすごく良いなと思いました。

―改めて4年間を振り返ってみるといかがでしすか
いろんなことがあって辛いことの方が多かったんですけど、タイムも全然でなくて。でもこうやって最後満足して終われたのが良かったです。

―4年間続けてきて良かったことは
辛いことを経験したから、今まで自分があまかったなと考えたりだとか、まだまだやることや出来ることがたくさんあったという感じです。本当に人間的に成長できたかなと思います。

―辛いときに成長できたきっかけなどは
仲間や影で支えてくれる人とか、最後まで見捨てないでいてくれる人などのおかげで最後まで頑張ることができました。

―最も心に残る大会やレースはありますか
やっぱりインカレですね。自分のレースとかじゃなくて自分もなんですけど、みんなが一丸となって涙とかも笑顔とかも全部含めて3回とも最高でした。今回もたぶん1番最高のインカレになると思うので、本当に楽しみです。

―八塚監督やコーチの方々に向けて、伝えたいことは
八塚先生は昔からお世話になっているので、本当に感謝の気持ちでしかないです。「悔いのないようにやってくれ」と言われて本当にその通りに出来たと思います。

―次期主将の浜野選手に向けて伝えたいことなどはありますか
まったく心配していないので本当に心強いですし、すごく気持ちが強く結果を出せている選手なのでそれが下の代に伝わっていると思うので、自信をもってやっていってほしいです。

―後輩に向けてひとこと
このチームは特に女子がどんどん強くなるので、自信をもってどんどんチャレンジしていってほしいです。

―同期に向けてひとこと
同期にはいろいろ辛い思いもありましたけど、たくさん刺激を受けて自分も負けたくないという気持ちだったりとか、助け合うという意味ではそんなにあまい同期ではなかったんですけど、厳しい分自分も頑張れたので自分にも厳しくなれましたし、その辺ではすごく感謝してます。

―最後に法政ファンに向けてひとこと
法政は本当に強くなると思うので、期待して見てほしいです。特に来年は最強だと思うので、今年も面白いですけど年々もっとレベルが上がっていくと思うので是非期待して見てほしいです。

池端宏文(男子副将)

―最後のレースを振り返って
気持ち良く泳げました。

―迎えるにあたっての心境は
B決勝なので一番にはならなきゃなと思って泳いではいたんですけど、タイムもあまり延びなかったんですけど一番になれたので。

―昨日の100mバタフライを振り返って
あれは少し見えてなかったというのがあるんですけど、気持ちが足りなかったのかなと思います。

―見えていなかったというのは
隣の川本(中京大)は見えていたんですけどその隣の平井(明大)が見えていなくて、そこでちょっと勝負できていませんでした。

―今大会、主将の大林選手の出場が叶わず、副将としてどのようにチームを引っ張ろうと
やっぱり最後ということで4年生の仕事をしっかりして、点をとってチームを引っ張っていきたかったんですけど、もうちょっと足りなかったかなと思います。大林がレギュラー落ちして自分が頑張んなきゃいけないという気持ちではいたんですけど、なかなか思うようにはいかなかったです。

―インカレ前に4年生のなかで話し合われたりは
特にはないです。個人で頑張っていこうという感じで。

―昨日の400mメドレーリレーでの失格を受けて、ミーティングを行ったそうですが
シード権がかかっていたのでそのことと、今日の800mリレーでは決勝に残ろうということをミーティングしました。

―国際大会なども経験されましたが、1年間を振り返って
良い経験にはなりました。でも自分のあまさだったりとか世界との実力の差を見せつけらました。

―改めて4年間を振り返って
あんまり良い思いでは無いですけど、結果的に今年は代表チームに入れたので良いかなと思います。

―1番思い出に残る大会やレースは
今年のジャパンオープンですかね。

―最後に後輩に向けてひとこと
今年よりかは来年の方が良いと思うので、頑張ってほしいと思います。

 

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