【サッカー】明治大相手に先制するも逆転負け
JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦1部第2節 対明治大
2016年4月9日(土)
味の素フィールド西が丘
開幕戦では見事勝利を収めた法大。第2節は、昨年一回も勝てていない明治大との対戦。メンバーは前節と変わらず。前半開始直後、先制し後半途中までは法大ペースだったが、69分、73分と立て続けに失点し逆転負けを喫した。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
1 | 前半 | 0 | 2 明治大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 2 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
5分 |
法政大学 | 武藤友樹 | 永戸勝也 |
69分 | 明治大学 | 丹羽詩温 | 土居柊太 |
73分 | 明治大学 | 岩田拓也 | 道渕諒平 |
メンバー
法政大学 監督: 長山一也 |
明治大学 |
||||
---|---|---|---|---|---|
21 | GK | 関口亮助 | 1 | GK | 服部一輝 |
2 | DF | 山田将之 | 12 | DF | 岩武克弥 |
4 | DF | 柳沢拓希 | 3 | DF | 鳥海晃司 |
6 | DF | 伊藤航希 | 4 | DF | 小出悠太 |
23 | MF | 黒柳駿 | 19 | DF | 岸本英陣 |
29 | MF | 長倉颯 →高徳(85分) |
18 | MF | 櫻井敬基 |
17 | MF | 武藤友樹 | 6 | MF | 柴戸海 |
14 | MF | 上田慧亮 →玉田(80分) |
26 | MF | 小野雅史 |
31 | MF |
青柳燎汰 |
8 | MF | 道渕諒平 |
22 | MF | 永戸勝也 | 11 | FW | 岩田拓也 |
26 | FW |
ディサロ燦シルヴァーノ |
15 | FW | 丹羽詩温 |
サブメンバー | |||||
12 | GK | 吉田舜 | 21 | GK | 八谷惇希 |
35 | DF | 藺藤子龍 | 2 | DF | 早坂龍之介 |
33 | DF | 加藤威吹樹 | 13 | DF | 巽豪 |
28 | MF | 土橋優樹 | 5 | DF | 河面旺成 |
32 | MF | 紺野和也 | 25 | MF | 渡辺悠雅 |
10 | MF | 高徳勇輝 | 9 | MF | 土居柊太 |
18 | FW | 玉田晃太郎 | 31 | MF | 佐藤亮 |
※(カッコ内)は、選手の学年、および交代した時間を表示しています。
マッチレポート
今節の相手は明治大。昨年度は3戦全敗を喫し、開幕戦でも慶大相手に3-0と快勝を収めている。今回こそは白星を得たい法大であったが、前半から明大攻撃陣の前線からのプレスに苦戦。思うようにパスを中盤から前線に繋げられない時間が続いた。しかし、先に試合を動かしたのは法大。左から右へのサイドチェンジのパスを受けた武藤友樹(社3)がドリブルで持ち上がり、グラウンダーのシュートを放ち、先制に成功。その後も明大にエリア内に攻め上がられる場面も見られたが、柳沢拓希(経4)や伊藤航希(社4)らが冷静な対応でクリアしていく。一方、上田慧亮(現3)や永戸勝也(スポ4)はスピードのあるサイド攻撃で高いDFラインの裏を狙おうと奮闘。29分には、ショートコーナーからのワンツーを長倉颯(経2)と上田で運び、永戸がパスを受け、絶妙なキックでゴール前へ落とすが、惜しくも山田将之(社4)が合わせられず。その後も、チャンスをものにできないまま前半が終了。前半ラスト15分ほどは法大の流れとなり好機があっただけに、悔しさの残る45分間となった。
後半こそは追加点を狙いたいところであったが、道渕諒平(明大)をはじめとした明大のプレッシャーに押され、なかなか敵陣へ攻めることができない。そんな中、柳沢がディフェンスから駆け上がり明大の中盤を切り裂く。また、武藤と山田が右サイドから起点をつくり、左サイドからも永戸が強烈なシュートでゴールを狙う場面が見られるが、あと一歩及ばず。左サイド攻撃で点を狙う明大は、24分明大丹羽詩温が抜けだし、関口亮助(経3)と一対一になると、右足で冷静に決め、同点に追いつく。そしてそのわずか4分後。明大CKのチャンスを岩田拓也にヘディングで決められ、勝ち越されてしまう。法大も負けじと期待の1年生紺野和也(現1)や西室隆規(平27年度卒)から10番を受け継いだ高徳勇輝(現4)を投入し、チャンスを作り出そうと試みる。後半終了間際にはパワープレーで山田を前線に置くも、明大の堅い守りを打ち破ることはできず。早くもリーグ戦第2節で黒星となってしまった。
チャンスがあったものの、それを得点に繋げられずに終わった前半。そしてサイドからの攻撃に対応できなかった後半。だが振り返ると課題ばかりではない。周りからも期待を寄せられている紺野のプレーは、今後の法大サッカー部を明るく照らす光となるだろう。収穫と課題を胸に。来週もまた法大イレブンの戦いが待っている。(宮下尚子)
監督・選手コメント
武藤友樹
ー試合を振り返って
勝ちきれなかったのが悔しいです。それだけですね。
ー先制点は動き出しのタイミングが完璧だったが
特に合図とかはなかったんですけど、相手の気が緩んでる気がしたので、行けるかなと思ったら勝也さんからいいボールが来ました。その後は自分の形で縦に持ち込んで決められて良かったです。
ーサイドチェンジからの攻撃が多かったがチームとしての戦術の一つなのか
明大はサイドバックが高い位置をとってくるっていうスカウティングをしていたので、サイドの裏というのは意識していました。
ーDFの伊藤選手のパスからチャンスを迎えた場面があったが
自分は足元で受けるより裏で受けた方が今日の相手だったらいいと思ったので、積極的にDFラインからのパスを意識していました。
ー今季の目標は
5得点5アシストくらいはして、チームに貢献したいです。
ー次節に向けて
連敗だけは絶対にダメだと思っているので、切り替えて勝ち点3を取ります。
紺野和也
―今日の試合を振り返って
今日は自分が(交代で)出るタイミングで逆転されて、ちょっと入りづらかったんですけど、流れを変えたいなと思って。入って流れは変えられたと思うんですけど、結果に結びつかなかったので、次またいい準備して頑張りたいです。
―デビュー戦ということで緊張などは
緊張はあんまりしなかったですね。ずっと楽しみにしていて。
―交代時に監督からの指示は
全然やれるからしっかりやれよって言われて、言われた通りにできたのかなと思います。
―エリア内で倒されたシーンについては
あれはPKだと思いますね(笑)。完全に足にしかいってなかったので。
―シーズン前の取材で、期待する新入生として紺野選手の名前が多く挙がったが
3月の長崎遠征からずっとAチームにいさせてもらっていて、1年生は全然、俺ともう1人しか入っていないので、期待してくれている分、頑張らないといけないので、上級生と一緒に頑張りたいです。
―個人としての目標は
今年はまず試合に多く絡むことは第一で、試合に出たら何らかの形で、数字に残る結果を残したいですね。
―次の慶大戦に向けて
やっぱり連敗すると優勝は難しいと思うので、次しっかり勝って、そこから連勝できるように頑張ります。
山田将之
―今日の試合の前半を振り返って
勝って(前半を)折り返せたのはよかったんですけど、追加点、2、3点とるチャンスがあって。前半で勝負をつけられる内容ではあったので、それが結果的に後半、失点して負けてしまったので、前半で勝負をつけられたと思います。
―後半は法大の右サイドが攻められていました
失点の部分も、DFの連携の裏をやられてしまったので、そこを次の試合はないように、反省して、次の試合に生かしていきたいと思います。
―今日のコンディション
4年目ということでいろいろやらなければならないというプレッシャーを感じているんですけど、その中でも楽しみながらやれてたり、いいゲームができているので、コンディション的には悪くはないです。
―チームの状態
去年より個のレベルっていうのはちょっと下がると思うんですけど、その分一人一人がチームのためにやらなきゃいけないっていう意識をもってやれているので。それが1節目の結果や今日の前半として現れたり、っていうのを感じているので、まとまり的にはすごくいいのかなと思います。
―今年は法大生としての最後の年ですが、目標は
もちろん去年出れなかったインカレ(全日本大学サッカー選手権大会)に出ることは当たり前として、タイトルを何かとらないと、監督や法政大学には恩返しできないので、まずは次の試合しっかり勝って、最終的にリーグ戦のタイトルだったり、大臣杯(総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント)で勝っていけたらいいと思います。
―FC東京の強化指定選手に選ばれて
高いレベルの中でやれてることに感謝ですし、その中で自分のポジションは代表の選手の常に背中を見てプレーできてるっていうのは、すごく自分の中でも成長に繋がると思うし、その中でも自分のよさを出していけたらなって思います。
―次節に向けての意気込み
今回の反省をしっかり、よかった点、悪かった点を見極めて、悪かった点はしっかり修正して長いリーグ戦なので、下向かないで次の試合へいい準備をしていけたらいいなと思います。
フォトギャラリー
- トップ下で躍動した上田。
- 桜の花びらが舞う中での試合となった。
- ゴールを決めた武藤。
- リーグ戦初出場となった紺野。