【アメフト】秋季リーグ戦 対明大 第2節目も危なげなく勝利を収める
2016秋季リーグ戦 対明大
2016年9月17日(土)
富士通スタジアム川崎
秋季リーグ第2節。まだ蒸し暑さが残る富士通スタジアムで、明治との一戦が始まった。両者譲らぬ攻防が展開されるも、法大DFが相手の侵攻から自陣を守り切り、2連勝を飾った。
試合結果
トータル試合結果
21 | 14 | 1Q | 0 | 7 |
---|---|---|---|---|
0 | 2Q | 0 | ||
7 | 3Q | 7 | ||
法政大学 | 0 | 4Q | 0 | 明治大学 |
戦評
明大のキックオフで試合が始まると、法大は自陣23ydsから攻撃を開始する。ランやロングパスを成功させ、1st downを更新していく。そして、6分37秒にRB小林颯希が24ydsのランを決めTD。明大の攻撃を最小限に抑え、再び攻撃権を取り返すと8分43秒には敵陣11yds地点からRB今井憲史朗(法4)がエンドゾーンに一直線に駆け抜けTD。14-0とした。しかし1Q終了寸前の場面、自陣11yds地点でインターセプトされピンチを迎える。あわや失点かと思われた状況だが、今度はDB原昌平(営4)が起死回生のインターセプト。相手に点を与えることなく1Qが終了した。
1年生ながら流れを呼び寄せるTDを決めたRB#14小林
第2Qは、両チームの好守もあり中盤まで互いに攻めきれない時間が続く。そのなかで苦しみながらも法大は小刻みなパスをつなげ、残り1分を切ったところでエンドゾーン目前まで迫る。FGで追加点を狙うも、わずかにそれて失敗。両チーム無得点のまま前半戦が終了した。
明大の攻撃から始まった第3Q。正確に通る明大のパスを止めることができず、TDを許してしまう。しかし、法大も負けじと反撃を仕掛ける。自陣33ydsからRB鎌田洋輔(社4)が一気に駆け上がり1st downを更新すると、敵陣36ydsからWR阿部康成(文4)がTDに成功する。21-7と相手を引き離した。
タックルを決めるLB#59井手
続く第4Q。法大は1度目の攻撃を自陣39ydsから始める。RB小林颯希のランでジリジリと攻め上げるもK三宅俊介(キャ2)のFGは成功ならず。攻撃権が相手に渡ると、明大は最後の反撃に出る。低いパスを通し、ギャンブルに成功するとその後も2度1st downを更新。試合終了まで残り10秒。明大はエンドゾーンへのパスを狙うも、法大がボールを叩き落す好守を見せた。意地の守備で相手に追加点を許さなかった。
「実力は上がってきている」(阿部)という言葉の通り、ここまで2戦2勝と順調に白星を挙げているトマホークス。今後は早大、日大をはじめとした強豪校が待ち構える。だがどんな相手にも臆せず、甲子園ボウルへと一直線に駆け上がって欲しい。(下河辺果歩)
選手コメント
原昌平
ー試合を振り返って
今日はオフェンスが苦しい展開になったときにディフェンスがどれだけ粘れるかという試合だったので、ディフェンスとしての課題は見えたと思います。
—夏の間にディフェンス陣が取り組んだことは
タックルですね。早稲田とかは重いバックが揃っているチームに対してどれだけタックルで勝負できるかということで。うちもディフェンスでは「HUNT」を掲げていて、タックルで相手を倒して恐怖を与え続けて、前に出るのも怖いくらいのタックルを練習してきました。
ー今後必要となることは
DBとしては1対1の勝負。今日も勝負どころでパスで取られちゃったりしているところもあったので。そこを1対1で潰して、いかに前に楽をさせるかだと思うので、自分達の1対1のスキルが必要となると思います。
ー原選手にとっては最後の秋季リーグですが
結構最後のシーズンなのでみんな緊張すると思うんですけど、自分は気楽に。そういうキャラもあるので(笑)。気軽に、ギリギリ狙っていくくらいが一番丁度いいと思うので。
ー普段から緊張などは
そうですね。そんなに緊張しないです。
ー次に向けて
次は立大戦だと思うんですけど、そこも格下の相手なので。日大、早稲田を見た上でどれだけレシーバーを圧倒できるかというのが勝負だと思うので。そういう下位のチームでも完封で勝利したいですね。
阿部康成
ー今日の試合を振り返って
前半は調子が上がらず苦しい立ち上がりだったんですけど、いつも通りやろうということでなんとかレシーバーが頑張ってくれたなと思います。
ー試合に入る前に意識したことは
全力で1ydsでも前に行くという気持ちを常に持って取り組んできました。
ー現在のチームの雰囲気は
かなり士気も上がってチームとして1つにまとまっていますし、実力も上がってきているので調子はいいと思います。
ー次の試合に向けての意気込み
相手がどこであろうと全力を出して、甲子園目指して頑張ります。
吉田郁
ー今日の試合を振り返って
DFも要所要所危なかったり個人的にも全然だめだったので、課題が多く残る試合でした。
ーその課題とは
ずっとドライブされ続けてることですかね。結局は点を取られなければいいんですけど、でもきっちり止められてなくてその分時間を使ってしまいOFに回せなかったので、そういうところかなと思います。
ー今日はQBサックを決めていたが
前回の中大戦で全然ラッシュかかってなかったことがDLとして課題で、すごく悔しかったのでサックという結果が出せてよかったです。でもDL全体として一個だけだったので、まだまだという感じですかね。
ーチームの仕上がりは
色々体制が変わったんですけど、対応できていると思います。
ー夏はどのような練習を重ねてきたか
結構ウエイトとかも重視してやっていました。
ー秋リーグ戦の目標
チーム全体としては日本一を目指すので、どの試合でもDFで勝っていきたいと思います。
(※掲載が遅れましたこと、大変申し訳ございません。)
フォトギャラリー
- TDを成功させたRB#28今井とWR#1尾崎
- リーグ戦2節目に挑む
- TD直後のRB#28今井
- 駆け抜けるランを魅せたWR#87浅田
- 安定したプレーで試合を運ぶ
- 鉄壁の守りで相手を抑圧
- 互いの気迫がぶつかり合う
- 試合終了後の一礼