【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対江戸川大 課題克服も勝利には届かず
第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対江戸川大
2016年9月25日(日)
日本体育大学世田谷キャンパス
未だ勝利はないものの、試行錯誤を重ねながら徐々に調子を上げているウィザーズ。日体大戦で足を負傷した中村太地(法1)の離脱がどのような影響を及ぼすのかが気になるところだ。
第8戦の相手は江戸川大。序盤からロースコアで展開し、得点力不足を露呈してしまう。しかし、開幕から鬼門であった第3Qで気を吐き一桁差まで追いあげ逆転を期待させた。だが、第4Qで再び崩れると立て直しを図れないまま敗北した。
試合結果
トータル試合結果
57 法政大学 |
11 | 1Q | 19 | 73 江戸川大学 |
---|---|---|---|---|
8 | 2Q | 13 | ||
26 | 3Q | 21 | ||
12 | 4Q | 20 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#57 玉城啓太(法2) | 175/65 | PG | 京北 | 2 | 2 | 1 |
#14 植村哲也(文3) | 175/74 | PG | 明成 | 14 | 3 | 5 |
CAP#7 藤井裕太(社4) | 175/65 | SG | 厚木東 | 0 | 1 | 0 |
#23 戸堀勇吾(文3) | 190/79 | PF | 國學院久我山 | 6 | 9 | 2 |
#12 柳川知之(法3) | 192/82 | C | 明成 | 19 | 7 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#1 米山滉人(営1) | 194/83 | PF | 湘南工科大附 | 0 | 0 | 0 |
#2 田勢陸(法4) | 170/66 | PG | 法政二 | 0 | 0 | 1 |
#10 和田直也(法3) | 187/81 | F | 幕張総合 | 0 | 0 | 0 |
#11 中野広大(法4) | 182/77 | SF | 土浦日大 | 8 | 1 | 0 |
#13 鈴木蓮(現3) | 180/69 | G | 東北学院 | 5 | 1 | 1 |
#24 鈴木悠介(法1) | 197/92 | C | 洛南 | 3 | 0 | 0 |
#29 堀川裕作(文1) | 192/87 | C | 福岡大附属大濠 | 0 | 1 | 0 |
#31 金剛鉉(文2) | 187/78 | F | 報徳学園 | 0 | 0 | 0 |
#33 茨城博晃(法1) | 195/80 | PF | 京北 | 0 | 1 | 0 |
戦評
第1Qは第1Qは相手の高さのあるディフェンスを前に開始から重い立ち上がり。インサイドへのパスからイージーな得点を許すなど、序盤からいまひとつ波に乗ることができない。玉城がブロックをかいくぐり華麗なレイアップを決めるも、インサイドを中心に着実に得点を重ねる江戸川大にじわじわと点差を離される。終盤には一時10点差をつけられるが、柳川が獲得した二本のフリースローを沈め、なんとか一桁差の11-19でこのクォーターを終える。
第2Qも江戸川大のペースで試合は進む。サイズのある江戸川大のディフェンスを相手になかなか思うように中に攻めこむことができず、法大はサイドにパスを回すだけの時間帯が増加。苦し紛れに打ったシュートもリングに嫌われ、そのリバウンドも奪取することができない。逆に江戸川大にはディフェンスリバウンドのみならずオフェンスリバウンドをも何度も奪われ、またもや点差は開いていく。さらにこの悪い流れに拍車をかけるように、キャプテン藤井が前半終了間際に肩を痛めベンチへ下がらざるを得ない状況に。19-32で前半を終え、不安材料が残るまま後半へ。
どうにか流れを変えたい第3Q、ここで気を吐いたのはチームのインサイドを担う戸堀。ボックスアウトを徹底しリバウンドへの気迫を見せると、そこから攻撃のリズムが生まれ、柳川のミドル、中野のスリーポイント、植村のフローターと面白いようにシュートが決まり始める。最大17点あった点差を8点差まで詰め、45-53で第4Qへ。
いい流れを引き続きキープしたい最終第4Qであったが、またもやオフェンス・ディフェンスともにリバウンドをとることができない。そこから流れが相手に傾いたところで、植村がスリーポイントを沈めなんとか追いすがるも、すぐに相手にお返しとばかりにスリーポイントを決められてしまう。52-66と点差が再び開いたところで江戸川大がダメ押しのスリーポイントをしずめこれが決定打に。またもや初勝利を手にすることはできなかった。
試合後、苦悶の表情を浮かべる選手たちからは喉から手が出るほど欲しい一勝に届かない歯がゆさともどかしさが感じられた。我慢の1巡目は来週の東洋大戦が最終戦だ。逆襲のリーグ後半戦に向け、反撃のきっかけをつかめるか。(本間美来)
選手コメント
戸堀勇吾
ー試合を終えて
悔しいです。
ー相手の印象は
全然勝てる相手だったので弱い部分が出て負けちゃったなって感じです。練習でやってることができなかったですね。
ー練習ではどのようなことに重点を置いていますか
ミドルサイド切られたりとかそういうことをしないっていう基本的なディフェンスですね。
ーサイズのある相手にどのような対策を講じましたか
特には…柳川とかは個人的に教えてもらってたんですけど、特別なことはしなかったですね。僕のところは得点とってくるって分かってたのでちゃんとつくようには意識していました。
ー第3ピリオドでつかんだ流れを第4ピリオドで一気に奪われたように思えました
それはずっと課題で。後半までいいバスケットができない。前半は出来てきてるんですけど。またその課題ができなかったって感じですかね。
ー前半にできて後半にできなくなってしまう具体的な理由は
ただ単に本当に強いチームっていうのは最後まで戦えるので僕たちがただ弱いっていうだけですね。
ー勝ちきれない試合が続いていますが今のチームには何が必要だとお考えですか
課題としては、ちゃんと言われたことをやるってことだけだと思います。それだけ出来てれば下位層のチームにも勝てると思います。
ー来週でリーグ戦の1巡目が終わります
全試合勝つつもりでやっているんですが、これからはもっと本腰いれて、より気持ちをいれてやっていきたいです。
ー来週の東洋大戦にむけて
自分の出来ることは限られているので出来るリバウンドとか中攻めていくとかそういうことをやっていきたいと思います。
フォトギャラリー
- 柳川は3Pを沈めるなどシュートレンジを広げた
- 要所で貢献した植村
- 戸堀の発するプレーはチームに活気をあたえる
- 中村不在のなかPGをつとめた玉城
- 果敢にリングに向かう姿勢を評価されている鈴木蓮
- 主将藤井は思わぬアクシデントに見舞われた
- シックスマンとしての地位を確立しつつある金
- 中野のスリーがベンチを沸かせる