【バスケ】第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対駒大 立ち上がりから足並み揃わず敗戦…入れ替え戦行きが決定
第92回関東大学バスケットボールリーグ戦 対駒大
2016年10月22日(土)
東洋大学総合スポーツセンター
リーグ残留に向け苦しい状況に立たされている法大。この試合では駒大と対戦した。
立ち上がりからボールが回らずあっという間に10点差が開いてしまう。ハーフタイムに塚本HCからの喝が入ると後半は持ち直したものの、反撃のチャンスを掴みきれず大差で敗れた。
これにより、3部上位校との入れ替え戦が決まった。
試合結果
トータル試合結果
62 法政大学 |
12 | 1Q | 23 | 79 駒澤大学 |
---|---|---|---|---|
19 | 2Q | 20 | ||
14 | 3Q | 10 | ||
17 | 4Q | 26 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#14 植村哲也(文3) | 175/74 | PG | 明成 | 13 | 3 | 5 |
#13 鈴木蓮(現3) | 180/69 | G | 東北学院 | 15 | 1 | 2 |
#11 中野広大(法4) | 182/77 | SF | 土浦日大 | 12 | 3 | 0 |
#23 戸堀勇吾(文3) | 190/79 | PF | 國學院久我山 | 10 | 8 | 1 |
#12 柳川知之(法3) | 192/82 | C | 明成 | 10 | 6 | 0 |
法政大学交代選手
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#1 米山滉人(営1) | 194/83 | PF | 湘南工科大附 | 6 | 3 | 0 |
#6 中村太地(法1) | 190/65 | PG | 福岡大附属大濠 | 0 | 4 | 1 |
#57 玉城啓太(法2) | 175/65 | PG | 京北 | 4 | 2 | 1 |
戦評
試合は立ち上がりから崩れた。駒大に中から、外から自由に得点を許す。オフェンスもボールとプレイヤーの動きが止まってしまい、いい形でシュートに持ち込めない。この状況に塚本HCはたまらずタイムアウトをとり、チームに激を飛ばしたが、流れを変えるには至らず、結局第1Qを12-23の大差で終えることとなった。
続く第2Qでは中村が復帰出場。大事をとってかフォワードでのプレイとなったが、持ち味の果敢な攻めを見せた。しかし、駒大の3Pは第2Q残り5分で6本目を沈めるという好調ぶりで、点差は20に到達。重苦しい空気が漂っていたが、ここから法大のシュートが当たりはじめる。タフショットを次々と沈める鈴木蓮を中心に、5分間で15-7のスコアリングラン。31-43で前半を終えた。
第3Qでは柳川のポストプレーが冴え渡る。駒大の3Pもこのクォーターでは沈黙。その間に法大はじわじわと点差を詰め、鈴木蓮のミドルシュートで6点差まで迫る。終了間際にシュートを決められたものの、45-53と射程圏内にとらえて最終Qを迎える。
クォーターの入りから流れをつかみたい法大だったが、いきなり3Pを決められ、そこからも点差を縮めることができない。膠着状態が続いていたが、駒大の3Pがまた火を吹きはじめる。3Pに関しては、試合を通して11/25という高確率で沈められてしまい、なすすべがなかった。結局追い上げの好機を逃した法大は62-79で敗れた。
この敗戦によって、2部3部の入れ替え戦行きが確定してしまった。もちろんのこと、降格だけはなんとしてでも避けなければならない。残る3試合は消化試合ではない。「来る時」に備えて爪をとぐ時だ。(戎井健一郎)
コーチ・選手コメント
塚本清彦 ヘッドコーチ
―今日の試合を振り返って
メンタルが問題ですね。
―立ち上がりが課題でしょうか
第3Qで柳川があれだけ動けるなら第1Qから動けばいい話なんですけどね。それがなんでこうなるのか意味がわからないです。ずっと同じこと言っているんだから少しは自分で考えてほしいですよね。
―今日の結果により入れ替え戦が決まりましたが
ここからは東洋大より上に行けるかどうかになりますね。まあ、入れ替え戦はいいんじゃないかな。
―ここからの戦い方は変わってくるのでしょうか
いや、変えないです。やっていることがまだ最初の段階だから、こういう結果もしょうがないんですよね。ただ、今日みたいなゲームされると腹立たしいし、何も言いたくなくなりますよ。話にならないです。
―同じ展開の試合が続いていますが、変わり切れない原因は
こっちが言わなきゃいけないことを言ってあるのに変わらないっていうのは、選手の意識次第ってことですよね。正直分からないんです。柳川とかこれだけ言っていても何も変わらないし、相手にやられて怒られて、ハーフタイムから動き出すなんて選手として考えられないですよ。だから、これから入れ替え戦は1年生に託すのかも含めて考えていかないといけないと思っています。
中村太地
ー復帰出場となりましたが、足の状態は
まだまだですね。
ー今回はフォワードでの出場したが
人がいないから出るしかないなっていうのはずっと感じてました。
ー久しぶりの実戦でしたが、感触は
練習も3日ぐらいしかやってなかったし、リーグ戦も最初の方しか出てなかったからプレーが合ってないし、長くやってない分、きついですね。
ーここ数試合、コート外からチームを見てきての印象は
自分がなんとかするしかないってずっと思ってたんですけどできないから、もどかしさにかられてて。もっと攻めればいいのになというのは感じてて。だから今日何回かドライブには行ったんですけど、全然できなくて。でもそういう姿勢だけでも感じてくれたらなと思ってたんですけど、うまくいかなくて。空回りしちゃいました。
フォトギャラリー
- 外からのシュートが冴え最多得点を挙げた鈴木蓮
- 主将が離脱しているコート内で柱となっている植村
- オフェンスリバウンドから数少ないチャンスを生んだ戸堀
- 柳川のポストプレーが中盤の望みをつないだ
- 入れ替え戦では1年センター陣の健闘も必要となる(米山)
- 負傷から復帰した中村
- 走るチームに対しては玉城のスピードが重要になる
- 最上級生として声を出す中野