【テニス】平成29年度関東学生テニストーナメント大会展望インタビュー
2017年3月11日(金)
法政大学 多摩キャンパス
ベスト4入りを果たせなかった関東学生新進テニス選手権(新進)から約4か月。法大テニス部は関東学生テニストーナメント大会(春関)で強豪校として成績を残せるのか。春関に向けた意気込みを監督・選手に聞いた。
※写真は別日に撮影したものです。
監督・選手コメント
植村直己監督
ーチームの調子は
キャプテンの太田(悠介=経4)が部活を変えたところがあって。他の大学よりもトレーニングをして、高校の実績以上の活躍をして王座に行くというのが本来の法政大学の姿。そこに戻すためにここ数年で主将を中心に練習量を増やしたりしてきました。その中で太田は本当に集中できる練習をするために環境づくりをしたりと、練習やトレーニングに厳しくというのは前より徹底してやっています。チームの雰囲気も良くなってきています。今期待してるのは2年生、3年生がけがから復活したり、伸びてきていることですね。
ーその中でも注目の選手は
鈴木(保貴=スポ2)がいい感じですね。去年のリーグ戦では悔しい思いをしたけど、技術的にも改良してきたし、ジャカルタにも2週間遠征に行ったり。太田もキャプテンとして人間的にもしっかりしてきたし、いい方向に行ってくれれば非常に強いチームだと思います。
ーその他に取り組んでいることは
あとはスポーツ心理学の先生にミーティングやカウンセリングをお願いしたりしてます。やはり意見をぶつけあわないといいものは作れない。だから上級生も下級生に気にせず意見を言わせて、ミーティングをやっています。あと戦績をあげないと自信にならないから、春関でしっかり勝って、インカレに出場することができれば、選手層も厚くなってくると思います。
松村和彦助監督
ー春関を前にして、チームの調子は
例年よりも厳しいところはあるのかなと思います。
ー「厳しいところ」とは
メンバー的に活躍できている層が年々薄くなっているかなとは思います。
ー注目選手は
鈴木が徐々に実力を発揮してきているかなと。海外遠征もあって、その経験がいい方向に向いてるかなと思います。
ー昨季故障などで本領を発揮できなかった3年生について
仕上がりとしては安定感がまだまだですが、爆発力やセンスがあると思うので、3年生は自分がどれだけがんばるかという土台ができた上でのところなので、あとは本人たちの気持ちがどう出せるかというところですね。
ー昨季豊富な経験を積んだ2年生について
経験は自信にもなるんですけど、逆にあぐらをかいちゃう場合もあるので、そこが難しいところですが、鈴木なんかはその中でも特に上を目指してますね。
ー春関に向けての抱負
チームとして王座を目指していくは春関が第1ステップになるので、活躍できるようにがんばるので、応援よろしくお願いします。
太田悠介
ー現在のチームの状態は
新体制になって、先輩方がいなくなっちゃったんで戦力は欠けますけど、一人一人が向上心持って練習できてると思います。
ー主将になった経緯は
先輩とか監督とかから任命されて、なった形です。
ー主将になって変化したことは
1人で練習していましたけど、チームのこと考えたりとか、全体のこと考えながらやるようになってとても大変ですね。
ー去年のリーグ戦を振り返って
自分にとって初のリーグだったので、すごい緊張したんですけど、その中でも1個上と王座行きたかったので一生懸命頑張ることができて、個人的には4勝できてチームに貢献できたと思います。
ー新進では法大は厳しい結果に終わりました
チームの結果は全然ダメだなと思います。弱さが出たので、春関に向けてしっかり練習しないといけないと思います。
ー新入生で期待する選手は
全員期待してます。活躍してくれないと弱すぎるので困りますね(笑)。
ー後輩で期待する選手は
2年では鈴木は海外とか行ったりして、春関でやってくれるかなと思います。
ー春関での目標は
シングルスは優勝で、ダブルスはベスト4ですね。大学在学中にタイトルとりたいんで。
ー自身のプレースタイルについて
去年は守りのテニスでなんとかなりましたけど、インカレとか夏関とか経験して守ってるだけじゃ勝てないので、攻撃力をつけないと思っていて、リターンからの展開を練習してます。
ーベスト4に輝いた夏関を振り返って
クレーコートだったので、ずっと粘って相手のミス待ちでした。準決勝からハードコートに変わったので、それだけじゃダメだと痛感しました。
ー春関のチームとしての目標は
上に行く選手がいないとリーグ勝てないので、ベスト8とか4が2、3人出てほしいですね。
ー目指す主将像は
高校時代もキャプテンでしたけど部活っぽくなかったので、大学では主軸となりながら後輩と仲良く接しあって練習しやすい環境を作りながら実力もみんなで上げていけるようにしたいです。また、みんな高い壁であるようになりたいですね。
ー最後の1年となりますが、どういった選手になりたいですか
OBの星野さんという方がいらっしゃるんですけど、その人が王座に導いた素晴らしいキャプテンだったので、その人を参考にしながら自分の色を作っていきたいかなと思ってます。
ー最後に応援してくれる人へメッセージをお願いします
いろんな人に支えられてテニスできたと思うので、今の時間を大切にしてタイトル獲りたいので、応援の程よろしくお願いします。
小見山僚(スポ3)
ー今季の調子は
1個上がいなくなっって、勝ちやすい環境にはなったと思います。でも自分のテニスはあんまりよくなくて新進もすぐ負けちゃったので、春関までに調整していかなくてはという感じです。
ー昨年の新進でダブルス優勝した小見山選手ですが、やはりダブルスが得意なのでしょうか
そうですね。高校のときから何故かダブルスでは勝てちゃうんですよね(笑)。
ー自分のテニスができていない、とありましたが具体的には
自分が得意としてるのはフォアハンドなんですけど、そのフォアがあんまり入らなくて、安定できなくなっちゃってるんで。
ー春関に向けての抱負は
春関は1、2年のときは強い選手と当たって2回戦負けだったので、今年はインカレ本直になれるように、ダブルスは今年も本直になれるようにがんばります。
萬福健太郎(経3)
ー新進ではダブルスベスト8という成績を残しましたが、今季の調子は
けがしてた割には調子はいいんですけど、新進のシングルスが思うようにいかなかったので、もう少しトレーニングが必要かなと思います。調子は良くなってきているので、今年こそはがんばりたいと思います。
ー春関に向けて取り組んでいるところは
動きが遅いところがあるのでフットワークを良くするところです。得意なリターンゲームはいいんですけど、サービス力が弱くてサービスゲームでなかなか攻めれないのでそこを練習していきたいです。高校時代からサービスが苦手で、サービスゲームは気持ち的に不安なところがあるので、そこを改善したいと思います。
ー春関に向けての抱負シングルスに関しては
本戦に上がったことがないので、予選から勝ち上がってインカレ本戦に絡んでいけるように取り組んでいきたいと思います。
藪巧光(経2)
ー現在のチーム状態は
去年に比べて良くなったと思います。去年は1年生が頑張るチームだったんですがその雰囲気も少しずつ変わってきて、全員で王座を目指すようないいチームになってきたと僕は思います。
ーその変化は太田選手が中心になって変えていったのですか
そうですね。太田キャプテンのお陰ですね(笑)。
ーチームで主に行っている練習は
ダブルス中心の練習が多いですね。今年はリーグでダブルス全勝ということをミーティングで話しているので。
ー具体的な練習方法は
サービスダッシュっていう2人で前にいったり、ペアでボレーを打ち合ったり、思い切ったダブルスをするための練習ですね。
ー昨年を振りかえって
僕は思い切りいけていたので、格上の相手に勝つ試合もありましたけど、もちろん取りきれない試合もありました。去年よりも思い切りいけたらいいなと思います。去年はかなり攻めてました(笑)。
ー印象に残った試合は
インカレで小林雅哉(早大)との試合はいい所までいったのに勝てないのが彼との差だなと思い知らされました。 あと、全員で王座の決勝に見にいきましたけど、かなり皆さんレベルが高くて、すごいなと思いました。みんないい刺激をもらってたと思います。
ー1月には初めての新進も経験しました
正月に全く練習せず、試合に臨んですごいスコアで負けて。自分の甘さを感じました。
ー監督や太田主将からは何か言われましたか
僕は結構言われましたね。調整の仕方をしっかり反省して来年頑張ってほしいと言われました。
ー春関の目標は
ベスト8と後はシードの選手を破りたいですね。どんなドローでも言い訳は出来ないですし。でも自分は優勝はまだ無理なので(笑)。まずはそこまでいけるように頑張りたいです。
ー新入生の印象は
みんな能力が高いので、期待できます。メンバー争いが激しくなりますね。
ー今年の目標は
僕はシングルスしかないので、シングルスで法政に代表するような勢いのある選手になりたいです。
ー最後に応援してくれる人にメッセージをお願いします
今年は昨年を越す結果を残します。