【卓球】平成29年度春季関東学生リーグ戦 男子1部 対早大 1勝もできずに早大に敗れ、開幕黒星スタート
平成29年度春季関東学生リーグ戦 対早大
2017年5月4日(木)
港区スポーツセンター
ついにこの季節がやってきた。卓球シーズンの到来だ。昨春Aクラスを歓喜を味わったものの昨季は入れ替え戦行き。
Aクラスを目指して挑む今季の初戦は早大戦。しかし蓋を開けてみると結果は0-4と惨敗。リーグ戦は厳しい幕開けとなった。
試合結果
トータル試合結果
0 法政大学 |
0 |
シングルス |
3 |
4 早稲田大学 |
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0 |
ダブルス |
1 |
試合結果
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
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1 | ● | 大槻周瑛(法3) | 1-3(6-11、4-11、15-13、9-11) | 上村慶哉 |
2 |
● | 青山昇太(営2) | 0-3(10-12、11-13、5-11) | 硴塚将人 |
3 | ● | 藤森文人(法4) | 2-3(11-8、6-11、11-8、10-12、12-14) | 葉波啓 |
4 | ● | 青山・高取侑史(法2) | 1-3(11-7、5-11、7-11、8-11) | 上村・緒方遼太郎 |
5 | – | 矢野雅大(法3) | – | 緒方 |
6 | – | 高取 | – | 竹岡純樹 |
7 | – | 南波裕輝(営4) | – | 平野晃生 |
戦評
ついに開幕した春季リーグ戦。開幕戦の相手は早大。どんな戦いを見せるのであろうか。
第1シングルスは大槻周瑛(法3)。相手は早大のエース上村慶哉。強豪だが何とか食らいついていきたいところだ。1、2セット目は上村の回転量の多いドライブに全く対抗できず、簡単に奪われてしまう。しかし3セット目、反撃をみせる。サーブからの3球目攻撃やラリーで打ち勝つ展開が増え、デュースに突入した。一進一退の攻防も最後は大槻が粘り勝ち。1セット奪い返した。この勢いのまま第4セットも僅差のまま終盤へ。勝利に向けもうひと粘りしたいところではあったが、最後は上村に力負けすることとなった。(石川大悟)
2番手で登場したのは青山昇太(営2)。全日本選手権の予選で敗戦した因縁の硴塚将人との試合となった。第1セットは4点のリードを早々に奪われ窮地に立たされるが5連取などで先にセットポイントを奪う。しかしここからネットに当たって入る不運なポイントも重なり再逆転され落としてしまう。第2セットは反対にリードされながらも追いついて、デュースに持ち込むも相手のショットに合わせられず2セット連取される。すると第3セットはスタートから8連取と相手の勢いを止められず、ストレート負けを喫した。「苦手意識を持ち過ぎた」。勝てない相手に挑むたびに跳ね返されている現状を打破し、もう一皮むけていきたいところだ。
続いては昨季初戦以来の出場となる藤森文人(法4)。第1セットから相手の強力なフォアに対し、コースをうまくつく構成で相手を翻弄し、今日初めて第1セットを奪う。このあと交互に奪い合い迎えた第4セット。その場の流れを味方につける藤森にとっては勝負の場面だった。台を超えてしまうなど、序盤からショットが安定しない。2連敗という苦しい状況で回ってきただけに「自分が勝たなければいけない」という重圧を自分でかけ過ぎてしまい、ミスを連発する。なんとか9-9の同点に追いつき、タイムアウトを挟んで勝負に出るがデュースの末落としてしまう。最終セットはリードしていた場面で相手にタイムアウトを取られると、そこから4連取を許す。先にマッチポイントこそ奪ったが長いラリーの続く持久戦をものにできず、敗戦を喫した。
勝利にはここから4連勝するしかない法大。ダブルスは法大の顔ともいうべき青山・高取侑史(法2)ペアが出場。幸先よく第1セットこそ奪ったが、そこから相手エース上村が牙をむく。強烈なフォアショットがさく裂し、2人は返しきれない。第2、3セットを連続で落とし、第4セット。ようやく青山のフォアが決まるようになり、高取も本調子を取り戻してきた。8-8と競った展開に持ち込むも、そこからの3連取に泣き逆転負け。法大は早大に対し、ストレート負けを喫した。
早大に初戦でストレート負け。もがき苦しんだ昨季と全く同じ展開となった。だがこのまま、この敗戦を引きずるわけにはいかない。目標に掲げたリーグ戦2位へ、明日の2試合で落とすことは許されない。王者明治、苦手筑波に連勝し、後半戦へ弾みをつけたいところだ。 (飯田翼)
選手インタビュー
藤森文人
―試合を振り返って
あまり調子が良くない中で動けはしたが焦ってしまったところが敗因です。
―対戦相手の印象は
フォアで押してくるタイプの選手なので、コースを大きく使って相手を下げてプレーしようとしてました。ただ、最後は自分が先に焦ってミスをしてしまったのでそこが悪かったです。
―デュースが続く消耗戦でしたが
短いサーブで自分から先にかけて攻めようと思ったが、大事な場面で簡単なミスをしてしまって負けました。
―久しぶりの団体戦出場となりましたが
久しぶりですが、日数的には他の人とはあまり変わらないので、そういった面では緊張はありませんでした。ただ自分が勝たなければいけないというプレッシャーに負けました。
―明日以降へ向けての意気込みを
みんな一丸となって、頑張っていきたいと思います。
青山昇太
ーどういった心境で今日の試合に臨みましたか
相手が決まった時に、シングルスでは勝ったことがなく、同い年で1番苦手な選手でした。また、団体戦では当たったことがなかったので、「団体戦では勝てるかな」と思ったんですけどいつも通り負けてしまいました。
ー今日の自分のプレーで悪かったと思う点は
苦手意識を持ちすぎてしまったことです。自分らしいプレーができていなかった点です。
ー今日の良かったところは
ないです。
ー去年から心境の変化はありますか
去年は村井さんという1番強い人がいて2番手という立場だったんですけど今年は自分が点数を取らなきゃいけない立場になったので、そういう面ではプレッシャーを感じてます。
ー明日の試合に向けての対策は
世界レベルの人たちだらけなので明大戦は自分の力を出し切って出来れば勝ちたいです。筑波大戦はリーグ戦においてAクラス入りするには絶対負けてはいけない存在なので絶対勝ちたいです。
フォトギャラリー
- 厳しい幕開けとなった
- 強敵相手に健闘するも敗れた大槻
- 2年目となる青山もストレート負け
- フルセットまでもつれる熱戦を演じた藤森
- ベンチも共に戦った
- 得点を決め大きなガッツポーズをする藤森
- 今季もダブルスは青山・高取ペアだ!
- 明日こそは勝利したい(大槻)