【テニス】関東大学テニスリーグ 対慶大① 王座出場にむけて白星発進なるか 明日のシングルスで決着
関東大学テニスリーグ
第1戦 対慶大①
2016年9月4日(月)
有明テニスの森公園
インカレ(全日本学生選手権)、夏関(関東学生選手権)につづき、関東大学テニスリーグ(リーグ戦)が開幕した。初戦から王座(全日本大学対抗王座決定試合)常連の慶大との対戦。初戦で白星を挙げ、勢いをつけたい法大テニス部。小雨の中、有明で繰り広げられる熱戦の結果が注目される。
※雨天のため、シングルス5試合は明日に順延となった。
試合結果
トータル試合結果(4試合終了時点)
2 法政大学 |
1 |
ダブルス |
2 |
2 慶応大学 |
---|---|---|---|---|
1 |
シングルス |
0 |
ダブルス
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
D1 | 〇 | 寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2) | 6-2,6-3 | 福田昌大・今村昌倫 |
D2 | ● | 小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2) | 3-6,4-6 | 韓成民・上杉海斗 |
D3 | ● | 太田悠介(経4)・前崎直哉(経3) | 5-7,3-6 | 齋藤聖真・高村佑樹 |
シングルス
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
S1 | ー | 前崎直哉(経3) | ー | 上杉海斗 |
S2 | ー | 寒川雄太(スポ4) | ー | 逸崎凱人 |
S3 | ー | 太田悠介(経4) | ー | 福田昌大 |
S4 | ー | 岡垣光佑(経1) | 4-6,6-2,2-4 | 今村昌倫 |
S5 | ー | 藪巧光(経2) | 6-4 | 畠山成冴 |
S6 | 〇 | 松尾魁人(社3) | 1-6,6-1,6-1 | 中村進之介 |
※シングルス5試合は明日に順延。
戦評
インカレで3位となり波に乗る小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2)ペアは、同じく準優勝の逸崎・畠山ペアと対戦。楠原の落ち着いたリターンと、小見山の力強いボレーを中心に第3ゲームをブレイクするも、続くゲームをブレイクバックされる。その後はサービスキープが続くが、第8ゲームをブレイクされ、3-6でファーストセットを終える。 続くセカンドセットの第2ゲーム、この日ミスが目立ち、天を仰ぐ場面が多くあった小見山が、これを挽回せんとばかりに技ありのロブを披露。デュースにもつれる激戦となるが、これをブレイクできず。その後も楠原のサービスエースなどで食らい付くも、第8ゲームをブレイクされ勝負あり。今一番波に乗っているペアだったが、アップセットはならなかった。
寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2)ペアは磐石の試合運びだった。最初のゲームこそブレイクを許すも、その後はラリーで強みを見せ、大崩れしないテニスでサービスキープを続け、着実に相手のサービスゲームをつぶしていった。ファーストセットを6-2で勝ち取ると、セカンドセットもラリーを確実にものにする展開。ラリーの中で積極的に前進した後にとどめをさすという息の合ったプレーで圧倒。ストレート勝ちをおさめた。
太田悠介(経4)・前崎直哉(経3)ペアはファーストセットで5-7と惜敗。セカンドセットも太田の伸びのあるサーブや前崎のボレーは光ったが、慶大上杉のサーブはそれを凌駕する好調ぶりで、8ゲーム目で2度目のブレイクを許し、ストレート負けとなった。
ダブルスでの負け越しを挽回するべく、シングルスの選手陣も気合が入った。長期間のけがの治療の末、復活した松尾魁人(社3)の姿がコートにはあった。松尾のサーブから始まったS6の試合。低めのボ―ルやラインぎりぎりを狙ったためか、松尾のボールは相手のコートに落ちない。ミスから相手に4ゲーム連取されてしまう。1ゲームキープするも1-6でセカンドセットへ。ファーストセットの流れを断ち切れるかがポイントとなったセカンドセット。徐々に松尾が長いラリーを通して調子を取り戻し始めた。ボールが中村の顔面にヒットするというアクシデントもあり、完全に流れは松尾へ。セカンドセット6-1、ファイナルセット6-1で試合終了。完全復帰した松尾はチームの重要なピースとなるだろう。
岡垣光佑(経1)は上々の出だしを演出。ゲームを連取し2-0.しかし、相手もゲームを連取し2-2。第7ゲーム、第10ゲームをブレイクされ、4-6でファーストセットを終える。岡垣はセカンドセットもいい入りを見せ、4ゲーム連取。6-2でファイナルセットへ望みをつないだ。プレースタイルが似ているのか、互いに粘り強くラリーを続けた。1ブレイクされ2-4で勝負は明日へ持ち越された。
藪巧光(経2)はほとんどのゲームでデュースになるという接戦となった。相手の強烈なフォアハンドに苦しみながらも藪は執念深くボールを拾った。その執念が相手のミスを呼び、ゲームカウント1-3から6-4へひっくり返した。コート際の応援に笑顔で答える余裕のある藪のセカンドセットに法大の命運がかかっているといっても過言ではない。勝負は明日、決まる。(戎井健一郎・高野茜)
選手コメント
寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2)
ー今日の試合を振り返って
鈴木:今日はリーグの第1戦で緊張感もありました。雨でプラクティスできなかったこともあって合わせるの難しいなと思いました。相手も様子見で来るかなと思ったらバンバン来て最初からブレイクされてしまって0-2と離されてしまったんですけど焦らずできました。僕のサーブのところで粘って取れたことで流れを引き寄せて実力を出せたのかなって思います。一勝できたのがうれしいです。
寒川:リーグ戦ってことで「団体戦」っていうのが自分の中にありました。インカレや夏関はお互いのやるべきことをそれぞれやるって感じだったんですけど、今回は2人でポイントを取りに行くことができました。今まで組んで来たなかで1番お互いの気持ちが合ってたのかなと思います。
ー試合時間が非常に短かったです
寒川:僕たちのペアはサーブ打って返ってきたらボレーで攻めるっていう感じです。3回以内で決めようって言ってるので。リターンでも同じです。それがうまくいったから早く勝てたのかなと思います。
ーインカレ準々決勝での悔しい敗戦から変わったことは
寒川:ベスト8っていう結果は残したんですけど内容に納得がいってなかったです。でもそのあとの夏関でインカレでできなかった部分を修正できたなと思います。去年に引き続きベスト4に入れました。去年と同じ成績を残せたことはリーグに向けて自信になったので良かったです。
鈴木:インカレは僕のストロークとか調子が良くなくて不安でした。相手も強かったんですけどね。あんまりいいプレーできなかったです。またいちから練習しました。夏関でベスト4入って良かったです。インカレのコートは(ボール)が遅いんですけど夏感のコートは(ボール)が速くてストレートとかも良くなって来ました。調子のいい時が来たのかなって思います。
ー夏関を振り返って
寒川:初戦がお互い合わなかったんですけど準々決勝ですごくいいプレーができました。準決勝でもいいプレーできたんですけど負けてしまいました。結果は負けでしたけどリーグにつながるすごくいい大会になりました。
鈴木:ストロークがちょっとよくなったなと思いました。ボレーが結構調子いいんでボレーち行くっていうのを意識していたのでそれがうまくいったと思います。
ー寒川選手、明日のシングルスにむけて
全力で頑張ります!
ー次回のダブルスについて
寒川:初戦の気持ちを忘れず最終戦まで臨んでいきたいとおもいます。
鈴木:頑張ります!勝てるように!
フォトギャラリー
- チーム初白星を挙げた鈴木(左)・寒川ペア
- インカレ3位入賞ペアは継続(小見山㊧・楠原)
- 太田(左)・前崎はD3としての出場
- ファーストセットの流れを保てるか(藪)
- 勢いに乗っている1年生岡垣
- けがから復帰した松尾は勝利
- 応援が選手の支えとなる
- 思いを1つに最終戦まで戦い抜く