【テニス】関東大学テニスリーグ対早大昨年の王座優勝校に敗戦　1勝2敗でリーグ戦を折り返す

2017.09.11

テニス

【テニス】関東大学テニスリーグ対早大昨年の王座優勝校に敗戦　1勝2敗でリーグ戦を折り返す

関東大学テニスリーグ
第3戦対早大
2017年9月10日(日)
亜細亜大学テニスコート

明大に勝利し、王座(全日本大学対抗王座決定試合)出場に1歩近づいた法大テニス部。今回の相手は王座優勝の成績を持つ早大。連戦おつかれの中、挑戦者としてどこまで勝つことができるかが鍵となる。

※本日の速報に間違いがあったことをお詫び申し上げます。S6鈴木保貴０ー２(4-6,5-6)田中優之介ではなく、S6鈴木保貴０ー２(4-6,5-7)田中優之介　が正しい結果です。

インカレからさらなる成長を遂げている楠原(左)・小見山ペア

試合結果

トータル試合結果

3 法政大学	1	ダブルス	2	6 早稲田大学
2	シングルス	4

法政大学

ダブルス

早稲田大学

シングルス

ダブルス

	勝敗	選手名	スコア	対戦相手
D1	●	寒川雄太(スポ4)・鈴木保貴(スポ2)	3-6,1-6	河野優平・島袋将
D2	●	太田悠介(経4)・前崎直哉(経3)	1-6,6-4,2-6	坂井勇仁・田中優之助
D3	〇	小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2)	6-3,6(5)-7,6-1	齋藤聖真・千頭昇平

シングルス

	勝敗	選手名	スコア	対戦相手
S1	〇	前崎直哉(経3)	7-5	島袋将
S2	●	太田悠介(経4)	1-6,2-6	坂井勇仁
S3	〇	岡垣光佑(経1)	6-2,7-6(2)	古田伊蕗
S4	●	藪巧光(経2)	5-7,5-7	三好健太
S5	●	松尾魁人(社3)	3-6,3-6	小林雅哉
S6	●	鈴木保貴(スポ2)	4-6,5-6	田中優之介

※S1の試合は相手の棄権により、前崎の勝利となった。

戦評

　ダブルス

　D1は今日も寒川雄太（スポ4）・鈴木保貴（スポ2）に託された。インカレ（全日本学生選手権）ダブルスを優勝した河野優平・インカレシングルスを優勝した島袋将という早大最強ペアとの対峙。第4ゲームまで均衡を保ったものの、ブレイクされ3-6でファーストセットを落とした。セカンドセットも相手に圧倒され1-6。少しでも甘いボールを打つとスマッシュになって返ってくるという相手の圧倒的なテニス押され、3連勝とはならなかった。

　3ブレイクされ、1-6でファーストセットを終えた太田悠介（経4）・前崎直哉（経3）ペア。セカンドセットはキープを続け4-4。相手の連続ダブルフォルトを生かし第9ゲームをブレイクし、6-4でファイナルセットまで望みをつないだ。サーブを得意としている太田のゲームをブレイクされたことによって流れは相手に渡る。相手の叩きつけるような強いショットに押され第8ゲームを落とし、ゲームカウント2-6。粘りを見せたが敗北を喫した。

　健闘を見せたのはインカレ3位の成績を残した小見山僚（スポ3）・楠原悠介（経2）。第1ゲームからブレイクされ、不安なスタートを切った。しかし、小見山がストロークで相手を消耗させ、ネット際に控える楠原が突然ボレーでリズムを変えるという攻撃スタイルが完成していた。すぐさま第2ゲームでブレイクバックし、勢いそのままに第6ゲームもブレイクし、6-3。セカンドセットへ。ファーストセットの流れを引き継ぎ、4-0。5-4でマッチポイントを握るも、相手の反撃にあい、6-6。タイブレークは5-5から相手の3連続ポイント。ストレート勝ちと予想されていた試合はファイナルセットまでもつれこんだ。しかし、接戦に強い小見山・楠原の本領が発揮された。6-1で試合をものにし、「インカレ以上の出来」と試合を振り返った。

シングルス

藪巧光(経2)は、初めは好調かと思われたが、相手にブレイクを決められ5-6まで追い込まれる。ファーストセットは最後まで粘ったものの5-7で取られてしまった。セカンドセットに入ってからも同点を維持した場面もあったが、5-7で試合を終えた。

松尾魁人(社3)は、去年インカレ優勝者の小林雅哉との対戦となった。第4ゲームまでは相手のペースに乗せられ自分のテニスをさせてもらえなかった。それに負けていられない松尾も3ゲームはものにするものの、3-6でファーストセットを終える。セカンドセット前半、調子を取り戻したかと思われたが相手に追いつかれてしまい、3-6で苦しい戦いに幕が下りた。

鈴木は、キープの状態が続いたが、最後にブレイクを取られてしまう。結果、2セットともブレイクを取られてしまった。右手を痛めたこともあり4-6,4-6で結果を残すことができなかった。

前崎は、序盤から3ゲームを一気に制し、勝利に期待が懸かる。何度かデュースを迎え5-5までもつれこんだものの、7-5でファーストセットを守り抜いた。セカンドセットに入る前に相手選手の棄権があったため、前崎の勝利となった。

主将である太田は、ファーストセットで強烈なサービスエースが決まる、デュースを制するなどいい面もあったが、巧みな相手からのボールをなかなか打ち返すことができず、ストレート負け。

早大の上位陣を倒した夏関の経験から、再度早稲田からの勝つことを試みる岡垣光佑(経1)は、タイブレイクに持ち込むまでの接戦を繰り広げた。ファーストセットは自分のテニスを続け、6-2と上々の滑り出しを見せる。セカンドセットでは、デュースになるゲームが何度かあり、そのままタイブレイクへ。最後の最後まで集中力が途切れることなくタイブレイクを見事に制し、再び早稲田からの勝利を収めた。

圧勝した明大戦。今回の早大戦との違いはダブルスの白星の数が大きいといえる。ダブルスで1つでも多くの勝利を挙げることがシングルスの選手のモチベーションにもつながる。選手たちを待ち構えているのは勝負の中大戦だ。(高野茜・下石川愛実)

選手インタビュー

小見山僚(スポ3)・楠原悠介(経2)

ー今日の試合を振り返って
小見山:僕が入学してからそこそこいいところまではいくんですけど、早稲田には負けていました。ずっと王者で負けていないチームで大学生活で早稲田に勝つのが最終目標になると思います。今日試合に出て、相手は夏関で優勝したペアだったんですけど、勝てて良かったです。 (楠原とは)インカレで組んですごい良かったので、その時と同じようなプレーができたかなと思います。
楠原:それ以上のプレーでした。(笑)
小見山:こういうリーグ戦でしっかりできて良かったと思うので次の試合も頑張ります。
楠原：昨日柚木と組んで明治戦に出て、今日は小見山さんと組みました。小見山さんは先輩なので引っ張ってもらえ、後輩と組んだ後だと不安になる一方で先輩と組むと自由に出来るので今日はバックハンドを使いボレーができていたので自分の役割がしっかりでき、コンビネーションもインカレよりも今日は良かったかなと思います。

ーインカレと比べて
小見山:インカレの初戦の方はこいつ(楠原)が、あまりよくなかったのですが、だんだん空気に慣れてきて最後に向けて良くなったという感じでした。でも、今日は最初の方から僕も結構良かったですし、こいつもすごい良かったので、相手が強くても全く関係なしに自分たちのプレーができたので、そういう面では今日は本当に良かったと思います。

ー今の時点でのインカレを振り返って
楠原:現在は２勝１敗で慶應のペアには負けてしまったんですけど、他で２勝できて小見山さんと柚木と違うペアで(組めて)いい経験になったし、次に出れるかわからないですけど、自分のプレーやっていきたいと思いました。
小見山:僕は初戦の慶應戦の時の相手は、去年インカレで優勝し今年も準優勝しているペアで強かったです。僕６月くらいに肩を壊していてその３ヶ月後だったのでそれもあって前回のリーグ戦(慶應戦)は外れてたのですが、僕が出たいと言って出してもらって結構無理してサーブ打っていました。今日は全部キープできて良かったんですけど、今後のことを考えたら肩をどうにかしたいと思います。

ー次回の中大戦に向けて
小見山:やっぱり中大戦もすごく大事な試合で、ダブルスは一個も落とせない対決、シングルスすごい強いので、そのプレッシャーの中でしっかり勝ってるように自分たちのプレーができるようにしたいです。
楠原:しっかりプレーして周りを引っ張っていくダブルスをしてチームの流れにしていきたいと思います。