【バスケ】第93回関東大学リーグ戦順位決定戦 対立大 昨季2戦2敗の相手を粉砕!次戦はさらなる圧勝を誓う
リーグ戦での優勝こそ叶わなかったものの、3部2位となり、2部9位の立大への挑戦権を手に入れた法大。昇降格のかかったゲームではないが、来季を占う重要な対戦だ。その試合で法大は攻守で立大を圧倒し、100-60で勝利。昨季勝ち星をあげることのできなかった相手にこの上ない形で勝利した。
試合結果
トータル試合結果
100 法政大学 |
26 | 1Q | 24 | 60 立教大学 |
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28 | 2Q | 13 | ||
18 | 3Q | 14 | ||
28 | 4Q | 9 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#14 植村哲也(文4) | 175/74 | PG | 明成 | 24 | 5 | 4 |
#13 鈴木蓮(現4) | 180/73 | SG | 東北学院 | 5 | 2 | 0 |
#12 千代虎央太(法1) | 188/75 | F | 光泉 | 0 | 3 | 0 |
#10 和田直也(法4) | 187/80 | F | 幕張総合 | 5 | 2 | 1 |
#24 鈴木悠介(法2) | 197/95 | C | 洛南 | 6 | 4 | 1 |
法政大学交代選手
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
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#15 米山滉人(営2) | 184/83 | C | 湘南工科大付属 | 10 | 6 | 0 |
#34 濱田裕太郎(文1) | 186/75 | SG | 育英 | 6 | 1 | 1 |
#23 戸堀勇吾(文4) | 190/78 | PF | 國學院久我山 | 7 | 5 | 1 |
#16 竹内悠貴(法3) | 195/85 | PF | 西武文理 | 4 | 2 | 0 |
#30 水野幹太(営1) | 183/75 | PG | 福島南 | 4 | 3 | 3 |
#6 中村太地(法2) | 190/79 | G | 福大大濠 | 20 | 12 | 4 |
#5 玉城啓太(法3) | 175/65 | SG | 京北 | 6 | 1 | 1 |
#31 戸井堅士朗(営1) | 195/86 | C | 法政二 | 0 | 1 | 0 |
#2 野口勇樹(法3) | 181/70 | SG | 土浦日大 | 0 | 1 | 0 |
#54 小野玲音(文3) | 178/70 | F | 法政二 | 3 | 0 | 0 |
戦評
第1Q。試合序盤は植村のスリーが絶好調。打つたび沈め、一気に10点以上のリードを築く。しかし、クォーター序盤で不発だった立大のスリーも次第に当たりはじめ、残り2分となったところで追い付かれてしまう。終盤は米山がペイントで身体をはりなんとか逆転を回避。26-24で第1Qを終えた。
第2Qは中村、水野がディフェンスから流れをつくり、速攻でリードを築く。法大はチームとして1on1のディフェンスが機能し、散発されるアウトサイドシュート以外ではほとんど得点を許さない。途中交代の玉城も速攻の起点として活躍し、リードはまたも20点近くに広がる。終盤ファウルトラブルとなるも、立大のフリースローが全くと言っていいほど入らなかったことが幸いした。前半スコアは54-37。
第3Q、まずは中村のスリーで得点。立大はすぐさまボールを出し逆速攻を狙うが、そこに中村が追い付き豪快なブロック。会場を沸かせた。その後中村は相手のゾーンディフェンスをあざ笑うかのようにセオリーに反したドライブで連続得点。ディフェンスの形関係なく、自らのサイズを存分に生かすための判断であった。このクォーターでも立大のスリーが当たった時間帯があったものの、一時的なものに過ぎず、72-51と盤石のリードで最終Qへ。
第4Qは集中力の切れた相手に対し、スリーポイントを中心に得点。終盤は小野、竹内悠ら3年生の得点にベンチは盛り上がり。勢いを保ったまま、100-60で勝利。昨季、2部の舞台で2戦2敗に終わった立大にこの上ない先制パンチをお見舞いした。(戎井健一郎)
監督・選手コメント
佐藤俊二 監督
―今日の試合を振り返って
ここ2年間悪い形でリーグ戦を終えていたので、いい形で次につなげるという意味では勝ち方も良かったですし、反省点はあるけども良かったのではないかと思います。
―反省点は具体的にどこになりますか
もっと点数を離せるときに離せなかったことですかね。20点前後差が開くと急にプレーが雑になって、リバウンドとらないだとかルーズボールとらないとかちょっとしたことから相手にボールがいくようになって、それでシュートを決められて。フィジカルではある程度うちの方が勝っていたので最後点差は離れましたが、今後を考えるならば、40分通して取らなければいけない点、決めなければいけないシュートを決めていかなければいけないと思います。
―今季リーグ戦で立大相手に40前後の点差をつけたチームは2部でも最上位の数チームのみです。そういった意味では自信にもなるのではないですか
来季に関してはまだ具体的なことを考えていませんが、うちとしてはコンタクトしながらのシュートを改めてやっていて、その点に関してはリーグ戦より良かったかなと思います。
―明日の試合は勝利を前提として、もっと圧倒することが目標になってきますか
そうですね。法大として戦うスタンスをチームに根付かせて来季につなげたいという思いです。
―明日の試合への意気込みをお願いします
この2年間の悪い流れをたちきる為にもいい形で終えて、来年につなげたいと思います。
中村太地(法2)
―今日の試合を振り返って
相手は早いタイミングでシュートを打ってくるチームだったので、もっとピックアップを早くしていかないといけないし、離すところで離せていないというのが今日の印象です。
―今日はドライブがさえ渡っていました
フィジカル的にこっちが勝っていると思うので、ドライブでつぶそうと思っていました。
―相手のフリースローのミスに助けられた部分もあったと思います
けっこう落としてましたね。明日はファウルのところでアジャストすればあれだけフリースロー与えなくてすみますし、フリースローの入るチームだったら(試合の勝敗は)分からなかったですね。
―ファウルトラブルにはシーズンを通して悩まされてきましたが、どういった取り組みをするべきでしょうか
もう一歩前に出てついていくことですかね。下がると相手に主導権を握られてしまって、手が出ているから、遅れているからと審判に吹かれてしまうので、もう一歩前に出て、ついてきているというアピールをしなければいけないのかなと思います。
―明日はさらに相手を圧倒することが目標になると思います
前半で40点ぐらい差をつけたいですね。今日は無駄な失点が多かったと思います。
―明日の試合に向けて
もっとエネルギッシュに最後締めないといけないので、激しさを持ってやっていきたいです。