【バレー】 2018年度東日本大学選手権 1回戦 対仙大 相手の勢いに苦戦するも勝利し1回戦突破!明日の日大戦に繋げた
2018年度東日本大学選手権 1回戦
2018年6月21日(木)
葛飾区水元総合スポーツセンター
春季リーグ戦から約1か月、迎えた東日本インカレ。初戦の相手は春季東北リーグ戦1部1位の仙大。明日の日大とのリベンジマッチに挑むためにも、何としてもここで勝利を挙げ、駒を進めなければならない。序盤から相手の勢いにのまれ、第1セットを取られてしまう。しかしここで負けるわけにはいかない法大は徐々にエンジンをかけ始め、2,3,4セットを連取し無事勝利した。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
20 | 1セット | 25 | 1 仙大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 21 | ||
25 | 3セット | 21 | ||
28 | 4セット | 26 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
15 | 大村翔哉(営2) | WS |
8 | 前田隆二(営3) | MB |
16 | 佐藤優弥(文2) | WS |
9 | 伊元幸正(営3) | WS |
24 | 緒方悠大(法1) | MB |
12 | 西田寛基(営3) | S |
10 | 三木裕人(文3) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
1 | 河西孔明(法4) |
17 | 中田啓貴(文2) |
19 | 竹田将也(法2) |
21 | 村岡拓海(経2) |
戦評
入れ替え戦での雪辱を果たすためにも、初戦で負けるわけにはいかない。
2回戦へ順調に駒を進めるには、確実にものにしたい第1セット。序盤から相手のリードを許してしまい、完全に流れを取られてしまう。その勢いを止めることができず、サービスエースやスパイクを簡単に決められる。タイムアウトを挟み、何とか立て直そうとするが、相手を崩すことができずに20-25で第1セットを落とす。
第2セットは序盤にスパイクを決められ、またもやリードされてしまう場面はあるものの、西田寛基(営3)のツーアタックを皮切りに勢いを上げ、点差を9-5と4点差まで引き延ばす。その後は佐藤優弥(文2)のスパイクが決まり始め、さらに相手のミスも重なり一気に攻め込みこのセットをものにする。
第2セットの勢いを保ったまま迎えた第3セット。終始シーソーゲームが続き、油断できない中で大村翔哉(営2)が強烈なスパイクを立て続けに決め、流れを法大に引き寄せる。この雰囲気を断ち切ろうと相手はタイムアウトと入れるが流れは変わらず法大に向き、25-21で第3セットを奪取。
ここで決めれば明日のリベンジマッチにつなぐことができる第4セットは佐藤のスパイクでリード。しかし相手のスパイクやブロックが決まり始め、4連続ポイントを取られ、すぐに追いつかれてしまう。果敢に緒方悠大(法1)のAクイックで攻めるも、終盤になり全体的にミスが目立ち、17-20と逆にリードされてしまう展開に。しかし21-24という場面で前田隆二(営3)のクイックを機に再び勢いを吹き返し24-25にまで詰め寄る。最後の最後まで取られては取り返すという手に汗握る戦いを繰り広げ、相手のスパイクをきっちりブロックで仕留め28-26で勝利をつかみ取った。
入れ替え戦で惜しくも敗戦し、2部残留となった法大。だが、今日の試合で新たなステージに向け早くも走り出している選手たちの姿を見て取ることができた。明日は入れ替え戦の相手となった日大。どんな形であれ勝利を手にし、法大の真の力を見せつけてほしいと願う。(高橋歓菜)
インタビュー
佐藤優弥
ー入れ替え戦から約1か月、東日本インカレに向けてどのような取り組みをしましたか
自分はスパイク重視のポジションに変わったので、スパイクの練習をしてました。チームとしては日大にフルセットで負けた要因はブロックだったので、ブロッカーに対応できるようにして完成度を上げるように練習しました。
ー今日、その練習の成果は発揮できましたか
そうですね。1セット目は向こうにやられてしまったんですけど、それを後半の2、3、4セット目でしっかり対応できたかと思います。
ー1セット目落とした要因は
1セット目は向こうの勢いと、こっちの気負いというか…そのような部分があったのかなと思います。
ー明日は入れ替え戦の対戦相手でした日大ですが、どのような対策をされましたか
とりあえず今日勝つことを意識しました。明日は入れ替え戦のリベンジなので、対策としては相手はクイックが高いのでクイックの対策をしました。まず一番大事なのは自分たちのバレーをすることなのでそれは頭の中に入れてプレーしたいと思います。
ー春季リーグ戦であまりコートに立てない中で、東日本インカレを迎えていかがですか
けがをして出れなくて、自分の中では何というか…うまく言えない気持ちがありました。その気持ちを入れ替え戦や東日本インカレに出ることで発散というか、出しきれたらいいかなと思います。
ー明日の試合に向けて
入れ替え戦リベンジの相手なのでしっかりフルセットでもいいので勝ち切りたいと思います。
緒方悠大
ー今日の試合を振り返って
自分に関しては1セット目は機会があっても決めれなかったりだとか、ずっとブロックをやっていたのに(スパイクを)止めれなくて、チームもあまり波に乗らなかったんですけど、2,3,4セット目で段々とやってきたブロックの成果が出てきました。
ー明日の日大戦ですが、どのような対策をされましたか
入れ替え戦で相手のセンターをもう少し止めれたらなと思っていました。サイドも強いし高いので、クイックを抑えつつも、サイドの攻撃にもしっかりブロックしていきたいと思います。
ー改めて春季リーグ戦、1年生でスタメン出場したことでどんな経験を積むことができましたか
他の1年生よりかは試合に入ってますが、先輩たちに頼ってばかりです。試合に出れることは貴重なことなので、その経験で来年や自分たちの代になったときに勇気づけるというか、そうなればいいなと思います。
ー1年の半分を終えて、自身の持ち味は何だと考えていますか
自分はクイックを速く撃つというのが持ち味ですね。身長もセンターの中では高い方ではないですが、打点はある程度あると思うのでその高さを生かして、速さを付け加えるという感じです。今日の試合もその持ち味を出せたところはあると思うので、Aクイックだけではなくて、BやC、時間差などのレパートリーを増やしていきたいと思います。
ー明日の試合に向けて意気込みを
明日はリベンジマッチなので、入れ替え戦で勝てなかった悔しさを晴らして、ぶつけていけたらなと思います。
フォトギャラリー
- けがから復帰し、活躍を見せた佐藤
- 相手の攻撃を抑えにかかる3年生3人(左から西田、前田、伊元)
- 途中出場した竹田将は安定のレシーブでチームに貢献した
- 相手の隙を逃さない前田
- 後半、緒方のクイック、ブロックが光った
- 今日の仙大戦をリベロで出場した三木
- 安定したトスワークでチームを引っ張る西田
- 第4セット最後にブロックを決め、勝利に喜ぶ選手