【馬術】争覇戦直前!主将&出場選手への厩舎直撃インタビュー!
2018年8月31日(金)
法大多摩キャンパス
法政大学体育会馬術部
9月8、9日に津久井馬術場で行われる関東学生争覇戦。今回は争覇戦にエントリーされた4人の選手にインタビューを行った。加えて11月に、全日本学生大会を控えた大川空主将(文4)へもお話を伺った。大会直前の選手の言葉とともに、馬術部の日頃の練習風景をお届けする。
2018年8月31日(金)
法大多摩キャンパス
法政大学体育会馬術部
9月8、9日に津久井馬術場で行われる関東学生争覇戦。今回は争覇戦にエントリーされた4人の選手にインタビューを行った。加えて11月に、全日本学生大会を控えた大川空主将(文4)へもお話を伺った。大会直前の選手の言葉とともに、馬術部の日頃の練習風景をお届けする。
①大川空(おおかわ そら)
②4年・文学部 日本文学学科
③東京学芸大学付属高等学校
④1996年6月14日
⑤172㌢
⑥映画鑑賞
⑦H25関東地区乗馬スポーツ少年団大会 優勝
H30関東学生賞典馬場馬術競技大会 14位
⑧全日本学生で得点率60%
①衛藤みのり (えとう みのり)
②3年・経済学部 経済学科
③長野県・私立松商学園
④1997年4月12日
⑤157㌢
⑥アニメ
⑦H26 全日本ジュニア障害馬術大会 2位
H27 全日本ジュニア障害馬術大会 12位
⑧女子選手権、女子自馬で良い結果を出す
①杉村茉美 (すぎむら まみ)
②2年・経済学部 経済学科
③愛知県立 安城農林高等学校
④1998年6月6日
⑤152㌢
⑥馬術
⑦全日本高等学校競技大会 出場
少年団中部 2位
⑧技術の向上。いい結果を残すこと。
①太田直希(おおた なおき)
②1年・経済学部 経済学科
③愛知県立 安城農林高等学校
④1999年12月30日
⑤166㌢・56㌔
⑥サッカー
⑦全国高校生選手権大会 出場
全国自馬選手権(中障害飛越) 3位
⑧騎乗技術の向上。公式戦で入賞。
①池田丈夫(いけだ ますらお)
②1年・経済学部 経済学科
③東京大学教育学部付属中等教育学校
④1999年12月24日
⑤180㌢・70㌔
⑥スポーツ観戦
⑦関東地区乗馬スポーツ少年団選手権大会 9位
日本乗馬少年団選手権大会 出場
⑧騎乗技術の向上
—これまでの試合を振り返って
前回はミルトスとコンビを組んで、これまでの中では、自分なりに乗りこなすことができたと思います。でも、やはり自分の力が足りなくて、そこまで良い結果は出せなかったと思います。
—現在の調子は
一度、約1カ月ミルトスが足をけがしてしまって、その期間乗れなかったのですが、今は練習を再開しています。10月、11月に向けて順調に調整している感じです。
—ミルトスとのコミュニケーションについて
もともと気性の良い馬なので、特にあまり意識することなく、普通に可愛がっていますね。
—1年生が多く入部しました
かなり人数が増えて、倍になったので、部活の雰囲気も明るくなったかなと思います。
—主将として部をまとめるにあたって、意識していることは
基本的なスケジュールの管理や、あいさつといった所をしっかり徹底するようにしています。あとはなるべく自由にやってもらえるように心がけています。
—現在の課題は
やはり、あと2ヶ月しかないですが、自分のレベル、技術を上げて、なるべく馬のレベルに近付けるように頑張っていきたいと思います。
—これまでの馬術部の活動で印象に残っていることは
やはり、この最後の1年が印象的です。ミルトスというすごく良い馬に乗せてもらっているので、良い経験ができていると感じています。
—改めて馬術の魅力というのは
試合に出るときだけではなくて、馬に対しては普段から面倒を見ていかないといけないので、馬にとってとオフシーズンはあっても自分にとっては特にないです。そういう所で言うと、1年中馬と一緒にいる、というのが他のスポーツと違う所で、それが魅力でもあると思います。
—次の大会に向けて意気込みをお願いします
前回の大会で59%しか取れなかったので、インカレでは絶対に60%を取ることと、その上でさらに上の順位にいけたら良いなと思います。
―今年の夏は様々な大会に出ていらっしゃいますが手ごたえは
全日本ジュニアは2年ぶりに出ました。初めてヤングライダーという130㌢の高さ(の種目)に出させてもらいました。1日目は失権しちゃったんですけど、2日目には(ゴールまで)帰ってこられました。自分の馬はここ(大学)にはいなくて、乗馬クラブに預けています。なので練習不足だったのと、自分の経験不足、技術不足でいい結果にはなりませんでした。でも、他の人たちは先生に調整してもらって出ているんですけど、自分は自分で調整をして出ています。なので自分の実力を知る事ができました。あと、全日本ジュニアは2日目の方が、初日よりも障害の高さが高いので、その高さで帰ってこられたというのは自信になったと思います。
次の週にあったアマチュアホースは、後輩の調整試合みたいなものだったんですけど、初日に馬場馬で出させてもらいました。初めて競技場に出る馬(キャメロット)だったので、やっぱり物を見て驚いたりしちゃって。いい演技はできなかったんですけど、でも普段練習している時よりも動きは全然良かったです。これから競技場に慣れさせて、良い結果を出せればと思っています。
―秋に行われる大会へ向けた調整は
秋はまず争覇戦に向けて、さっき乗ってた法泉という馬がいるんですけど、その馬は勝ち進んでいったら高さがどんどん上がっていくので、その時に私とコンビで出ようかなと考えています。争覇戦で出る高さは彼にとって難しいものではないので、楽しく帰って来れればなと思っています。(争覇戦では)他の大学の馬に乗ることもあるので、色々な馬に乗ってきた経験を活かしながら走行したいです。あと全日本女子選手権は、初めて乗る馬になるのでどうなるかわからないんですけど、そこでも今までの経験を活かして上位を目指せればいいかなと思います。
―馬術を始めたきっかけは
実家に馬がいたので、身近にずっと馬がいる環境でした。馬術を始めたのは中学3年くらいなんですけど、気が付いたら乗っていたという感じですね。
―馬場馬術、障害飛越競技では得意不得意はありますか
得意不得意はないんですけど、障害は昔からやってきていて、馬場は今年からやり始めた競技です。障害の方が見ていてもやっても楽しいと思っていて、前までは馬場は何をやっているかわからなかったです。でも最近自分でやってみて、結構楽しいなと思ってきました。両方とも楽しいです。
―法大馬術部は地域交流にも力を入れているようですが
馬のお布団になるおが粉などを持ってきてくれる地域の方たちから、「こういう交流会があるんだけどモカちゃんを連れてきてくれない?」みたいなお話をいただいたりします。日程を見て試合がなければ参加させてもらっています。
―活動に対する反響は
今年は特に色々な交流会に行っていて、そういった会に行った先の人たちから、さらに「こういう交流会があるんだけど」というお話をいただいたりします。今年は例年と比べたら多くのイベントに参加させてもらっています。
―1年生が7人入部したそうですが印象は
結構個性的なメンバーです(笑)。7人入ってきて、現在の部員の半分を占めているんですけど、誰もキャラが被っていないですね。みんな面白くていい子たちばかりです。
―今後の目標は
女子選手権と女子自馬では上位を目指したいです。争覇戦は去年5位だったので、それより上にいけたらと思っています。1年生の頃は決勝までいけて、今年もいいメンバーが揃っているので、決勝を目指して優勝したいです。
―馬術を始めたきっかけは
私は動物が好きで、もともとは犬が好きでした。それで犬の習い事を探したんですけど、見つからなくて(笑)。そこから馬術に出会って始めました。
―普段の練習はどのように行っていますか
馬自体が週1休みで、週に6日は(馬に乗っての)運動をしています。でも、ほとんど毎日部活には来ています。
―現在取り組んでいる課題は
今私が担当している馬(ヤマニンリンクス)は馬場馬で、争覇戦とは関係ない馬なんですが、今後はその馬で上を目指せたらなと思って練習に取り組んでいます。障害(飛越)は今までやってこなかったんですけど、争覇戦へ向けてやるようになりました。だいぶ色々な馬には乗せてもらっています。
―ヤマニンリンクスはどのような馬ですか
私が今まで乗ったことのないような馬で、初めは難しかったです。でも1年生の頃からパートナーとしてずっとやってきて、1番絆が深まっていると思っています。我慢強い性格なので、きつい運動でもこらえてやってくれます。
―馬と信頼関係を築く上で心がけていることは
怒るところは怒り、ほめるところはほめるというメリハリです。極力ほめる方が多くなるようにしています。運動中にもちゃんとほめて、楽しんでできるように心がけています。
―3,4年生はどのような存在の先輩方ですか
温厚な方たちばかりです。上下関係はどこも厳しいと思うんですけど、そういう感じではなく、なんでも相談しやすい先輩方です。
―馬術の魅力は
生き物相手のスポーツはそうそうないので、情が生まれるじゃないですけど、一番『一緒に頑張ろう』って思える競技なんじゃないかなと思います。
―争覇戦への意気込みは
今まで総監督や、他の部員に色々教えてもらいながらやってきたので、その中でいい結果を出せたらなと思っています。
―馬術を始めたきっかけは
もともとはサッカー部に入るつもりでしたが、地元のサッカー部が活躍していなかったので。先輩関係もきちんとしている、メリハリのある強い部活に入ろうと思ったのがきっかけです。
―馬術の楽しさは
障害飛越競技でのバーを飛び越えた瞬間や、馬と1つ1つ進めていく感じが、達成感があってすごく楽しいです。
―1年生が7人入部しました。同期の存在は
1人1人に個性があって独特な子が多いですが、お互いに助け合えています。部活の時には初心者に教えたりしていますが、学業の面では逆にお世話になってて、いい関係が築けていると思います。
―先輩方の印象は
最初に会った時、すごく緊張していたんですけど、僕がうまく溶け込めるようにいじってくださいました。優しい先輩方で、尊敬できるようなところしかありません。
―今後の目標は
全日本学生大会で入賞することが目標ですが、今は預けられた馬でいける最大限のところまで、結果が残せればいいなと思っています。
ー馬術を始めたきっかけ
競馬場の近くに住んでいてそこに少年団というのがあったのですが、そこの少年団の募集がかかった時に親が応募して当選して始めました。
ー先輩たちの印象
少年団の時は自分たちで活動してて他の競馬場の業務とかがありとても忙しかったのですが、法政は切羽詰まった感じはなくて少し穏やかな雰囲気でいじめとかは全くなくて雰囲気はいいと思います。
ー同期の印象
他の先輩たちはあまり同期とかいないんですけど1年生が今1番多くて経験者が3人くらいいて、自分は担当馬をまかされてるんですけどまだ新馬の扱いとかわからなくて同期に聞いて頑張ってます。大学から始めた子たちも積極的なのでみんな仲良くやってます。
ー馬術をやってて楽しいと思う瞬間
馬に乗ってる時は集中しているので、そんなに楽しいとかはあまりないです。
ー今後の目標
今自分が担当している馬を同期や監督とかと一緒に成長させて自分自身も成長して、少しでも大きな大会で結果を出していけるようになりたいと思います。
(取材:山﨑有馬:飯島愛未:木庭優斗:鈴木滉平)