【バドミントン】平成31年度関東学生選手権 女子 ダブルスV達成!今野・山口ペアが快進撃を見せる
平成31年度関東学生バドミントン選手権
2017年6月1日(土)~6月23日(日)
千葉大学ほか
負けたら終わりのトーナメント戦で次々と勝ち上がり、シングルスでは4選手がベスト16入りを果たす。その中でも伊東佑美(営4)、山口萌(人2)が準々決勝へ進出。同行対決の末、伊東が勝利を手にし準決勝へと駒を進めた。一方ダブルスでは今野聡子(人3)・山口ペアが快進撃を見せる。強敵を次々と撃破し、決勝戦では春季リーグ戦で敗れた明大の上杉・鈴木ペアと対戦しストレート勝ち。連戦の疲れをものともせず優勝を飾った。
試合結果
シングルス
選手名 | 結果 | スコア |
---|---|---|
伊東佑美(営4) |
ベスト4 | 2回戦:○2-0安田(帝京大) 3回戦:○2ー0吉村(東情大) 4回戦:○2ー0田代(日体大) 5回戦:○2ー1森(法大) 準々決勝:○2ー1山口(法大) 準決勝:●0ー2吉田(早大) |
山口萌(人2) | ベスト8 | 2回戦:○2ー0熊倉(東情大)3回戦:○2ー0大森(立大) 4回戦:○2ー1日野(作新大) 5回戦:○2ー0溝口(筑波大) 準々決勝:●1ー2伊東(法大) |
柳井咲耶(国2) |
ベスト16 | 2回戦:○2ー1内田(日大)3回戦:○2ー0石原(専大) 4回戦:○2ー0鈴木(早大) 5回戦:●0ー2上杉(明大) |
森優紗 | ベスト16 | 1回戦○2-0仙田(日女体大) 2回戦:○2ー0正田(明大)3回戦:○2ー0田中(神大) 4回戦:○2ー0岩谷(青学大) 5回戦:●1ー2伊東(法大) |
岡部天(国3) | ベスト32 | 2回戦:○2ー0玉村(日大) 3回戦:○2ー1與儀(作新大) 4回戦:●1ー2上杉(明大) |
鈴木優香(国4) | 3回戦敗退 | 2回戦:○2ー0熊澤(日女体大) 3回戦:●0ー2小沼(慶大) |
中靜日向子(営3) | 3回戦敗退 | 2回戦:○2ー0對馬(専大) 3回戦:●0ー2吉田(早大) |
山田楓 | 3回戦敗退 | 2回戦:○2ー0池澤(専大) 3回戦:●0ー2石橋(青学大) |
清水一希(人4) | 2回戦敗退 | 2回戦:●1ー2桜井(明大) |
今野聡子(人3) | 2回戦敗退 | 2回戦:●1ー2松田(専大) |
高山美月(文2) | 2回戦敗退 | 2回戦:●0ー2平野(早大) |
宮澪里 | 2回戦敗退 | 2回戦:●1ー2小針(作新大) |
海老原香澄 | 2回戦敗退 | 1回戦:2-0乾(東海大)2回戦:●0ー2上村(日大) |
武藤瑠海 | 1回戦敗退 | 1回戦:●1ー2木村(明大) |
ダブルス
選手名 | 結果 | スコア |
---|---|---|
今野・山口 | 優勝 |
2回戦:2-0鬼束・斎藤(立大) 3回戦:○2ー0柳原・石田(日大) 4回戦:○2ー1縄田・蔦谷(青学大) 準々決勝:○2ー0福島・長谷部(日大) 準決勝:○2-0谷澤・石原(専大)決勝:○2-0上杉・鈴木(明大) |
清水・鈴木 | ベスト8 | 2回戦:○2-0遠山・福島(立大) 3回戦:○2ー0松本・中根(早大) 4回戦:○2ー1佐藤・町田(大妻大) 準々決勝:●1ー2上杉・鈴木(明大) |
海老原・山田 | ベスト16 | 1回戦:○2ー1有賀・遠山(東洋大)2回戦:○2ー1安部・庄司(日大) 3回戦:○2ー0榎本・大上(専大) 4回戦:●0ー2上杉・鈴木(明大) |
岡部・中靜 | 3回戦敗退 | 2回戦:○2ー0松井・泉(大妻大) 3回戦:●0ー2池澤・横山(専大) |
宮・森 | 3回戦敗退 | 2回戦:○2ー1柳瀬・伊藤(東女体大) 3回戦:●1ー2福島・長谷部(日大) |
伊東・柳井 | 2回戦敗退 | 1回戦:○2ー0野本・遠藤(作新大) 2回戦:●1ー2石橋・岩谷(青学大) |
高山・武藤 | 2回戦敗退 | 2回戦:●1ー2緑川・友水(帝京大) |
戦評
女子シングルス準々決勝で山口萌との同校対決を制し、準決勝へと進出した伊東佑美。なんとか決勝戦へ勝ち進んで欲しいところだったが、春季リーグ戦でMVPと新人賞の2冠に輝いた早大のルーキー、吉田瑠実の壁を越えることはできなかった。
試合は序盤から1点を奪い合う接戦となった。しかし9-11でインターバルを迎えた後、伊東はなかなか得点することができない。ネット際に落とすショットに翻弄され、12-17と点差を広げられる。しかしそこから追い上げを見せてカウントは17-18に。どちらが第1ゲームを取ってもおかしくない展開となったが、その後吉田選手が3点連続で得点し、惜しくも先制を許してしまった。続く第2ゲームでも吉田選手の勢いは止まらない。伊東は果敢に攻めていくが相手の多彩なショットに翻弄され、思うように点が伸びない。8-11でインターバルを迎えた後は一気に押され、12-21と大差をつけられてストレート負けとなった。
一方ダブルスでは今野・山口ペアが準決勝へ進出。対戦相手は専大の谷澤安衣・石原優美ペアで、春季リーグ戦では18-21、20-22で敗北していた相手なだけに、なんとか雪辱を晴らしたいところだった。
試合は序盤から両者一歩も譲らない展開に。互いに主導権を奪い合い互角の戦いとなったが、14-14でカウントが並んだ後は、強気のプレーで4点連続得点に成功。その後もミスすることなく第1ゲームを奪取すると、第2ゲームでは強打で一気に畳み掛ける。相手も流石の粘り強さを見せ手に汗握る接戦となったが、連戦の疲れからか終盤に相手ペアがミスを連発。最後まで丁寧なプレーを見せた今野・山口ペアに軍配が上がり、決勝戦進出を決めた。
決勝戦では明大の上杉夏美・鈴木成美ペアと対峙した。春季リーグ戦では強打を叩き込まれ大敗したが、開幕から対戦相手を次々と撃破してきた今野・山口ペアは誰にも止められない程勢いに乗っていた。
シングルスでも勝ち進んでいた山口に対し、「自分がパートナーの分まで動かないと」と考えていた今野は怒涛のように攻撃を仕掛ける。得意のスマッシュで得点を重ね、試合を有利に進め第1ゲームを奪取すると、山口も今野の活躍に応えるように攻撃を決める。リーグ戦で見せていたぎこちなさは消え、2人は抜群のコンビネーションで相手を翻弄。最後まで危なげなく試合を進めると、21-18、21-15で試合を制し女子ダブルスの頂点に輝いた。
今年度初の個人戦となったが、多くの選手が上位に入り大健闘を見せた。特に山口は今年新設されたミックスダブルスでも法大の山澤直貴(経3)とペアを組み、準優勝となるなどその活躍は目覚ましい。今大会で得た多くの糧を武器に、夏の大舞台での活躍も期待したい。(村井美咲)
選手インタビュー
今野聡子・山口萌ペア
ー優勝について
今野:自分たちのプレーをリーグ戦ではできなかったのですが、2人で落ち着いて、リーグみたいにはならないようにしようって話をして、試合に臨んだのでいい結果が出せました。
山口:リーグ戦が酷すぎたので、そこからここまで持ってこれたのは良かったなと思います。
ーリーグ戦から調整してきたことは
今野:慌ててプレーすることがあるから、レシーブの時に特に落ち着いてやろうと決めて練習してきました。
ー決勝戦の相手の印象は
山口:新人戦で1回勝って、リーグ戦でボコボコにされて、その日の調子に結構よるかなとは思っていました。でも、準決勝の時も結構いい感じだったのでこのままいけば勝てるかなと思っていました。
ー関東学生選手権全体を振り返って
今野:私はシングルスが1回戦敗退だったので、ダブルスはどうにか勝ちたいなと思っていました。また、パートナーがシングルスでもベスト8まで残っていたので、自分がパートナーの分まで動かないとと思って、1番気合を入れてやりました。
山口:私は6月1日からミックスもあったので大体1ヶ月くらい関東学生選手権がありました。去年は良い結果を残せなかったのですが、今大会でミックスで2位になることができましたし、シングルスもベスト8まで残れて、最後にダブルスで優勝できたのでとても良かったです。
ー東日本、インカレに向けて修正していきたいこと
今野:今日みたいに勝った流れとか気持ちとかを忘れずに、また練習に取り組んでいきたいです。
山口:結果が出る時と出ない時があり波があるので、ずっと良いかたちで試合に入れるような練習をしていければ良いなと思います。
ー東に向けて意気込み
今野:優勝したいですが、最低限ベスト4以上に入れるようにしたいです。
山口:優勝したいという気持ちはありますが、最初から優勝を目指すのではなくて目の前の試合1つ1つをしっかり戦っていきたいと思います。