【陸上競技】第95回関東学生陸上競技対校選手権大会 1日目
第95回関東学生陸上競技対校選手権大会
2016年5月19日(木)
日産スタジアム
いよいよ今年も関東学生陸上競技対校選手権大会(以下関東インカレ)が開幕。法大の初日の決勝種目は10000mとやり投であったが、どちらも低調な結果に終わる。
だが、4×100mリレー予選、100m予選など短距離陣は好調で明日の準決勝、決勝に駒を進めた。
写真は長田(左から3人目)
種目別結果
種目 | 名前 | 記録 | 順位 | 結果 |
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男子100m予選 | 平山裕太(経2) | 11秒00 | 2組6着 | ● |
大瀬戸一馬(スポ4) | 10秒53 | 3組1着 | ○ | |
長田拓也(経4) | 10秒34 | 4組3着 | ○ | |
男子400m予選 | 片山雄斗(スポ2) | 46秒97 | 1組2着 | ○ |
伊藤健太(経4) | 47秒47 | 3組4着 | ○ | |
矢野琢斗(スポ4) | 47秒45 | 5組3着 | ○ | |
男子1500m予選 | 坪井慧(経1) | 3分55秒43 | 1組10着 | ● |
杉本耀太(経4) | 3分51秒45 | 2組5着 | ● | |
男子10000m決勝 | 城越洸星(社4) | 31分5秒16 | 35位 | – |
足羽純実(現4) | 31分49秒22 | 36位 | – | |
男子110mH予選 | 金井大旺(スポ3) | 14秒17 | 2組1着 | ○ |
川島滉平(スポ3) | 15秒07 | 4組7着 | ● | |
男子やり投決勝 | 望月雄太(経3) | 66m27 | 15位 | – |
男子4×100mR予選 | 平山-大瀬戸-川辺隼也(スポ2)-長田 | 39秒48 | 1組1着 | ○ |
女子100mH予選 | 鈴木美帆(スポ2) | 14秒15 | 1組4着 | ○ |
女子4×100mR予選 | 鈴木萌果(1)-内山恵梨子(スポ3)-斎藤杏里彩(スポ2)-鈴木美 | 48秒75 | 2組6着 | ● |
戦評
今年も関東インカレが始まった。4日間にわたり関東の猛者たちが熱い戦いを繰り広げる。
法大の最初の種目は男子1500m予選。1組目の坪井慧(経1)は集団につくのが精いっぱい。ラスト1周で大きく引き離され、10着に終わった。続く2組には最上級生の杉本耀太(経4)が登場。スタートから集団中央につけ落ち着いて周囲の動きをうかがう。1000m通過から抜け出した秦将吾(山梨学大)に反応し集団がペースアップ。杉本も粘りのスパートで5着に入ったが、0.3秒差で決勝を逃す結果となった。
男子100m予選には平山裕太(経2)、大瀬戸一馬(スポ4)、長田拓也(経4)が登場。平山はスタートから先行を許し、差を縮めることができないまま6着。しかし、大瀬戸と長田は盤石の走りでともに3着以内に入り、準決勝に駒を進めた。
男子110mHの金井大旺(スポ3)はスタートから飛び出し、1着で準決勝進出を決めた。川島滉平(スポ3)は7台目のハードルに足をぶつけ、大きく失速し予選敗退。
女子100mHには鈴木美帆(スポ2)が出場。スムーズなハードリングでほとんどロスのない走りを見せ、自己ベスト更新となる14秒15で4着。3着以内に入れなかったものの、タイムで拾われ準決勝進出。
男子400m予選には片山雄斗(スポ2)、伊藤健太(経4)、矢野琢斗(スポ4)が登場。片山は後半伸びのある走りで自己ベストを更新し1組2着に入り準決勝進出。伊藤はスタートの出遅れが響き3組4着。矢野は終始先頭争いを繰り広げるも最後は競り負け5組3着。伊藤と矢野はタイムで通過したものの、不本意な結果となった。
並行して行われた男子やり投には望月雄太(経3)が出場。吹き荒れる風に翻弄され、トップ8進出を狙い臨んだ3投目も、力んで記録を伸ばせず、15位に終わった。(小島雄太)
望月はトップ8に入ることができずに終わった
続いて行われた4×100mR予選。最初に行われた女子1部では鈴木萌果(1)、内山恵梨子(スポ3)、斎藤杏里彩(スポ2)、鈴木美の4名が出場した。レース全体としては1走から出遅れてしまい、そのままやむなく予選敗退の6着と終わったが、4走鈴木美の追い上げなどは今後のプラス材料となるに違いない。
一方で、男子は圧巻の走りを見せた。1走の平山、2走の大瀬戸が上位層に食らいつくと、3走の川辺準也(スポ2)で一気に先頭へ。4走の長田も他を寄せ付けず、見事1着で明日の決勝に進出した。
初日法大最後の種目となったのは男子10000m決勝。この種目には足羽純実(現4)と城越洸星(社4)が出場した。スタート直後はプラン通りの走りを見せていた2人だったが、2000mを越えたあたりで突如失速。その後も本来の走りを取り戻すことなく、ペースをつかめないまま下位に沈んだ。この結果について、足羽は「状態の管理不足。応援してくれていた方に申し訳ない。」と悔しさをにじませた。
上位で勝負することができなかった足羽
収穫も課題も浮き彫りとなった1日目。明日は決勝種目も多く、今日以上の結果を収め、法大に明るい話題を呼び込みたい。(原口大輝)
選手インタビュー
足羽純実駅伝主将
ー今日のレースについて
自分の状態管理ができてなかったので、応援に来てくれた方や最後まで残ってくれた方に申し訳なかったという気持ちが大きいです。点を取りたいと思っていたので、先頭についていって積極的な走りをしたいと思ってましたが、結果がこうなってしまったので。体もうまく動けていませんでしたし、無理やりになってしまった感じですね。
ーキツさはどのあたりから感じていましたか
最初からキツさが出てしまったので、状態管理ができてなかったことが大きいです。
ー今日の経験は次にどのように生かしていきたいですか
日常の中でやれることや基本的なことを極めるというのが課題として見つかっているので、色々な面で信頼される選手になっていきたいです。監督からもキャプテンでありチームへの影響力も大きいので、練習以外での様々な点での行動も求められるという言葉をいただきました。
城越洸星
-今日のレースを振り返って
実力不足でした。
-レースプランは
流れに任せていけるところまでいこうとしましたが、走り込みの練習ができていなくて、体が動きませんでした。
-どのあたりからきつくなりましたか
5000mすぎたあたりからでした。
-けが明けからのレースとなりましたが、ご自身の調子は
今日に調子を合わせていたのですが、走り込みの練習ができていなかったです。
-来月には全日本駅伝予選会が行われますが
自分は教育実習で出られないので、4年として練習でチームを引っ張って、みんなに全日本出場を決めてほしいです。
フォトギャラリー
- 杉本は自己ベストを更新したが、惜しくも予選敗退
- 組1着で準決勝進出を決めた大瀬戸
- 長田も準決勝へ駒を進めた
- 表彰台へ期待の懸かる金井も準決勝進出。
- 4×100mリレーは優勝に向け、着1着で決勝進出
- 自己ベストを更新した片山を始め400mは3選手とも準決勝進出を決めた
- けが明けの城越
- 鈴木はタイムに拾われ、準決勝に進んだ