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【ハンド】2016年度関東学生ハンドボール連盟 秋季リーグ戦 第1節 対筑波大 積極的に攻めるも開幕戦勝利ならず

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【ハンド】2016年度関東学生ハンドボール連盟 秋季リーグ戦 第1節 対筑波大 積極的に攻めるも開幕戦勝利ならず

関東学生ハンドボール連盟 秋季リーグ戦
2016年8月27日(土)
日本大学八幡山総合体育館アリーナ

秋季リーグから3カ月。ついに秋季リーグが開幕した。1回戦の相手は筑波大、3人の選手がU-24に選出されている強豪だ。厳しい戦いとなることが予想された。いかに法大らしい試合展開、流れをつかむかが勝利へ鍵となった。

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チーム内最多の10得点を獲得した松岡

試合結果

トータル試合結果

25
法政大学
11 前半 17 32
筑波大学
14 後半 15
 

スターティングメンバー

選手名 ポジション 出身校 得点
#20高間アミン(経3) LW 群馬・富岡 8
#35松岡寛尚(経1) LB 茨城・藤代紫水 10
#31山本祐輝(社1) CB 埼玉・浦和学院 2
#28田島走(社2) RB 茨城・藤代紫水
#4竹野恭平(社3) RW 神奈川・法政二 2
#3長谷川良介(社4) PP 茨城・藤代紫水 2
#21柿崎雅俊(デザ4) GK 埼玉・浦和
 

交代選手

選手名 ポジション 出身校 得点
#26内門竜之介(経3) RB 鹿児島・鹿児島工業
#37服部流征(経1) RB 富山・高岡光陵
#6石川雄貴(経4) RB 神奈川・法政二 – 
#39山本晃大(スポ1) CB 大分・雄城台 – 
#25黛祐貴(経2) RB 茨城・藤代紫水 – 
#23福本直也(経2) CB 神奈川・法政二 – 
#12仲村充(社1) GK 茨城・藤代紫水

 ※LW…レフトウイング(レフトサイド)、LB…レフトバック、CB…センターバック、RB…ライトバック、RW…ライトウイング(ライトサイド)、PP…ピヴォットプレーヤー

戦評

 劇的な残留劇となった春季リーグ戦から3カ月。また新しい戦いの幕が開けた。今日対戦するのは昨季5位の筑波大。日本代表にも選ばれている徳田新之介(筑波大)を中心にパワーを生かした攻撃を仕掛けてくるチームだ。
  筑波大ボールで始まった前半。開始30秒で筑波大に先制点を許すも、直後に松岡寛尚(経1)のパスを受けた山本祐輝(社1)のシュートですぐさま同点に追いつく。その後は失点しながらもペナルティで得たPTを高間アミン(経3)が確実に決め追いすがるという展開が続く。4-4で迎えた10分には高間がGKに当てながら入れる巧みなゴールでこの試合初めてリードを奪う。だがそれでも点差をつけることはできず、一進一退の攻防が続いた。法大は山本祐、松岡、服部流征(経1)の1年生トリオのパスワークや速攻、カウンター攻撃を中心に、2点リードを奪われても竹野恭平(社3)、高間の連続得点で追いつく粘りを見せる。11-11で迎えた終盤には6連続失点。タイムアウトを挟むも得点にはつなげられず、11-17の6点ビハインドで試合を折り返す。
 後半に入り、法大は大幅に選手を入れ替えて臨んだ。開始直後に石川雄貴(経4)が豪快にシュートを放つも、これはポストに嫌われる。勢いを取り戻すことができず、試合は筑波大ペースに。5分ほどで4連続失点を喫し、11-21の10点差にまで広がる。迎えた6分。松岡が自身の持ち味だというフェイントからのシュートでついにゴールを割った。前半最後の高間のゴールから前後半合わせて13分間ゴールの無かったチームに待望の得点が生まれる。このまま反撃に転じたかったが、8分に失点を喫するなど流れを掴み損ねてしまう。相手の高さあるディフェンスの前に、速攻を始めとしたスピード感あふれる攻撃で得点を決めるも点差は縮まらない。終盤の攻撃では松岡にボールを集中的に集めるなど後半の攻撃は松岡の独壇場。3本のPTを決めるなど、後半だけで9得点となった。ただ最後まで守備は機能せず、相手の攻撃を抑えることはできなかった。25-32と7点差での敗北。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。
 ハーフタイムを挟んだ10連続失点が響き痛い敗戦となった。勝負を決めたのは要所で得点を重ねる筑波大の精神面の強さだろうか。法大攻撃陣もこの日は高間、松岡の二人で25得点中18得点を挙げるという偏りのある攻撃になったのも敗因としてとして挙げられるだろう。シーズンはまだ始まったばかり。目標のである「3位以上」へ向け、下を向いている時間はない。(飯田翼)

監督・選手 コメント

佐藤浩監督

―今日の試合を振り返って
総合的に言うと、向こうの個人個人の力が強かった事がスコアの差になって出てしまったと思います。ただ試合の流れとしては同点でずっとシーソーゲームだったんですが、そこの鍵としては向こうのエースの徳田新之助選手が打たないでパスが多かったんですが、彼が打ち始めてから得点を連取されて。後半修正をかけたかったんですけど、修正をする前にうちがミスをしてしまったという試合の流れだったと思います。
 
―秋季リーグまでの間は他大との練習試合が多かったようですが、変化は
選手層が厚くなっってきたかなと思います。実際今日の前半上3枚は全部1年生で試合していましたし、そういった選択肢が増えたことは春季リーグと比べるとよくなったことだと思います。
 
―明日は早大との試合ですが
早大も今日日体大に勝って調子を上げてきているので、厳しい試合になるとは思いますがうちのポイントとしては今日負けてしまって、特にミスをして負けてしまっているというのが気落ちしてしまうと思うんですけどそこの気持ちの切り替えを、チームの雰囲気をよくして入れたらと思います
 

 

長谷川良介

-試合を振り返って
負けてはしまったんですけど、春リーグで出来なかった粘りや速攻やセットディフェンスといったいい所もありました。決してネガティブになる必要はないと思います。
 
-前半終盤の連続失点が響く形となりましたが、あの時間帯については
結果的に前半の点差が最終的な点差に繋がってしまったと思うので、そこはもう少し粘りが必要だったかなと思います。
 
-マッチアップした選手はかなり大柄でしたが
分かってはいたんですけど、どうしてもガタイで劣るので、対策が足りなかったかなと思います。
 
-かなり速攻を意識していましたが、その辺りのチームの姿勢に関しては
そうですね。筑波大はあまり戻りが早くないと思いましたし、1年の松岡はスピードがあって点のとれる選手なので、彼を上手く生かそうと意識していました。
 
-長谷川選手も速攻時にはかなりボールを受けて繋いでいましたが
松岡と高校が同じという事もあって、結構やりやすさはあります。なので自分が繋げればその後受けたりだとか、チャンスも広がると思っています。
 
-秋季リーグの目標は
春リーグと同じです。3位以内に入ることです。
 
-明日の試合に向けて
相手は早大ですけど、決して勝てない相手ではないと思います。今日みたいに粘りをもって最後まで戦いたいと思います。

 

高間アミン

―試合を振りかえって
相手には徳田選手っていう強い選手がいるので、そこを突く前で当たるっていうことを徹底して。
 
―日体大の徳田選手に多く得点を決められてしまった原因は
徳田君は自分で決めて、自分の中で盛り上がってくる選手なので、最初の方に(得点を)決めさせないっていうのが重要だと思います。
 
―高間選手は今回の試合で8得点決めていましたが
こんな感じなので明日も頑張ります。

 

松岡寛尚

―今日の試合を振り返って
前半の最初は競ってて、五分五分のいい試合で流れもよかったので行けると思いました。でも相手の方が要所要所の決め所でしっかり決めてきて、そこを守れなかったのが敗因だと思います。
 
―前半は1年生3人が並ぶ布陣でした
練習から3人で合わせてて、出だしをその3人で行けたらという話はしてました。でも初めての試合で、ちゃんと合わせられなかったので明日から修正していこうと思います。
 
―山本祐輝選手とこまめにポジションを入れ替えていた意図は
マークが二人厚いので、こまめにポジションチェンジをしてお互いの良さを出せるようにしてました。
 
―後半はPTも任されていました
アミンさんが外すようになったら自分が打つってことでやってました。
 
―10得点の活躍ですが
得点よりもシュートの確率を重視しているので、今日はシュート率が高くて、そういう結果になりました。明日からも確率を意識して、安定したプレーをしていけるように頑張っていきたいと思います。
 
―今季へ向けた練習は
夏は体力勝負になるので、試合の1カ月前まではずっと走るトレーニングをしてメインにして土台作りをしました。なので今日みたいに涼しい体育館でやるときは最後まで走り抜けるようになったと思います。
 
―プレーの持ち味は
身長は高くない方なので、フェイントを使って相手を揺さぶってマークを周りに分散させて、自分のマークを甘くしてその間から打ったりするっていうプレーです。
 
―明日以降への意気込みを
負けてしまったが切り替えて明日は勝っていきたいと思います。

 

 

フォトギャラリー

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