2015年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦
2015年9月20日(日)
専修大学生田キャンパス総合体育館
2015年度秋季関東大学男子1部リーグ戦(秋季リーグ戦)第5戦の相手は、東日本インカレ王者の早大。レシーブとセンター線の攻撃が持ち味の早大に対し、1セット目は完全にペースを握られ幸先の悪いスタートを切る。しかし、3セット目は立て直し奪い返すも、4セット目に再び相手のペースにのまれ、セットカウント1-3で2連敗。リーグ戦前半を1勝4敗という成績で終えた。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
14 | 1セット | 25 | 3 早稲田大学 |
---|---|---|---|---|
20 | 2セット | 25 | ||
25 | 3セット | 20 | ||
20 | 4セット | 25 | ||
- | 5セット | - |
法政大学スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|---|
1 | 長谷川優太 | 法4 | S |
3 | 千住治 | 営4 | WS |
2 | 小粥圭祐 | 営4 | MB |
14 | 榎本京祐 | 法2 | OP |
9 | 緒方賢史 | 法3 | WS |
4 | 田中尚 | 法4 | MB |
19 | 小林慎平 | 営2 | L |
背番号 | 選手名 | 学部/学年 |
---|---|---|
6 | 進藤涼 | 文3 |
11 | 伊藤正義 | 法3 |
戦評
第1セットは、相手に出だしから翻弄されてしまう。レセプションの安定しない法大を尻目に、早大は序盤だけで2本ブロックを決める。早々にタイムアウトを取り、選手交代に踏み切ることに。しかし、その後も早大の勢いは止まらず、2-8からますます点差は開く展開となる。ディグはなんとか拾うことができるものの、決定力に欠き、最大14点差をつけられてしまう。セットポイントを握られた場面から4連続得点をしたものの、及ばずこのセットを落とした。
第2セットは、小粥圭祐(営4)の連続ブロックでリードを奪い、スタートダッシュは上々。試合を優位に展開していきたいところだったが、ミスが重なりすぐさま逆転される。さらに、キャプテン長谷川優太(法4)と田中尚(法4)が抜群のコンビネーションでこれまで武器としてきたCクイックが完全に読まれ、シャットアウトされてしまう。6-8と先行されたこの場面で、すかさずタイムアウト。しかし、その後も相手のバックアタックなどが要所で決まり、ブレイクを重ねられていく。11-17と6点差まで広げられ、ここで食らいつきたい場面、エース榎本京祐(法2)がブロックを割る強気のアタックで点をもぎ取る。続く千住治(営4)のサーブで相手のレセプションを乱し、すぐさま田中が押し込んで得点する形で2連続ポイント。3点差まで詰め、相手を20点に乗せる前に追いつきたいところだったが、勢いをつかめない。レセプションにも乱れが出てしまい、このセットも一歩及ばず20-25で落としてしまった。
3セット目は序盤から競り合う展開に。3-4から田中がDクイックを決め、さらに続くラリーも田中のスパイクで制す。千住も速い攻撃で、センターブロックが来る前にスパイクを打ちこむなど、前2セットと比べて攻撃にリズムが生まれてくる。10点に乗せるまでに3点先行し、そこからはサイドアウトの取り合いに。サイド陣を中心に得点を重ね、23-19。長谷川のサーブで相手を崩し、緒方賢史(法3)が相手レシーブを吹き飛ばすアタック。最後はエース榎本が決め、序盤のリードを守り切ってセットをものにした。
第4セットは立ち上がりを決めることができず、2-2から3連続失点。前セットの流れからも序盤が勝負となるこの試合、すぐさまタイムアウトをとる。流れを切りにかかるが、タイム明けも失点。その後は千住のストレートでここを切るが、じわじわと点差が開いていく。14-20の場面、小粥に替えて進藤涼(文3)を投入。進藤がチームを盛り立てる。すると早大は2連続でスパイクミス、続けて榎本が得点し3点差に迫る。しかし追いつくことは敵わず、20-25で敗戦が決まった。
惜しい試合も多かったものの、5戦を終えて1勝4敗の9位。法大を含む5チームが同勝数で並び、秋季リーグ戦は混戦している。次戦の相手は、全日本エース石川祐希が戦線復帰する中大だ。また、長谷川があこがれだと語るセッター関田誠大のトスワークもあなどれない。強敵相手にどう試合を組み立てるのか、善戦を期待したい。(須藤未来)
監督・選手コメント
濱口純一 監督
-今日の試合を振り返って
出だしにつまずき早稲田はレシーブ・つなぎが良いチームなので、1セット目にこっちが先にミスを出してしまったのはゲーム展開的には良くなかったです。
-2セット目以降の対策は
多少フォーメーションを変えて攻撃の組み立ても変えたので、2セット目の中盤以降は良くなり、3セット目を取ることができたのかなと思います。緒方と千住の位置を変えたり榎本をコンビに絡ませたりしました。
-榎本選手は中盤以降ブロックアウトを決めていましたが
ハマる時もあればハマらない時もありましたが、本人も日々練習してきたことです。ただ、向こうがつなぎで上手だったのかなと思います。
-3セット目は連続失点が1度しかありませんでしたが
今年はサイドアウトをきちんと取れるチームを作っていこう、という話でした。そこが上手く3セット目はできたと思うんですけど、4セット目はこっちから先に失点して、相手にリズムをつかませてしまいました。
-4セット目は不運なミスやもったいないミスが出てしまいましたが
こういう部分はかなり重要になってくるので、もう一回やり直して。リーグ戦も残り半分以上あるので、立て直してやりたいたいと思います。
-ここまで、前半を振り返って
ある程度セッターが(トスを)振ってブロックが1枚になるパターンがあるので、そこを決められるようになりたいですね。
-次に向け意気込みを
中央大は連勝しているチームなので、チャレンジャーとしてやりますけど、残りの試合にしっかり勝てるようなチームを作りをやっていきたいと思います。
長谷川優太 主将
-今日の試合を振り返って
相手も小さくて似たようなチームという印象だったのですが、力の差がものすごくあるなと感じました。
-具体的には
つなぎ、レシーブですかね。あとはブロックがここに跳んだら、後ろにレシーブが入る、という決まりごとが早稲田はすごくしっかりしているなと思いました。
-1セット目はブロックにかかり、拾われるシーンが多かったですが
スパイカーが入り方を工夫してくれたので、3セット目はスパイクが通っていたと思います。(トスが)合っていない部分があったので早く踏み込んだり、フェイクをしたりすごい工夫してくれたので、助かりました。
-昨日は良くない負け方となってしまいましたが、今日に臨むにあたっては
今日は昨日のことについては触れずに気にかけていなかったです。昨日のこともあるので、今日はみんなそれなりにやってくれたなと思うのですが、1セット目は少し引きずってる感はありましたね。3セット目からみんな吹っ切れて、思い切りやりだして良い方向にいったのかなと。
-2セット目に千住選手と緒方選手の位置を入れ換えましたが
コンビが絡みやすいようにしました。それが結構ハマったのかなと思います。
-早稲田は縦の攻撃を多く仕掛けてきましたが
相手のセッターがスゴく上手いので、こっちがマークに付き切れていなかったのかなと思います。センターも色々考えてくれたので、縦のクイックを拾えなかったのはもったいなかったです。
-ここまで、前半を振り返って
もったいない試合があり、そういうのをやっていたら入れ替え戦が見せてくるので、チーム全員気を引きしめて戦いたいと思います。
千住治 副将
―今日の試合を振り返って
出だしが悪かったんですけど、そのままずるずるいかなかったのが収穫ですね。勝ち星を挙げられないっていうのはだめなので、来週反省して直していきたいと思います。
―早稲田大学の印象は
早稲田は本当に完成されたチームです。レセプションが崩れてもちゃんと打って返してきますし。
―今日の敗因は
自分が調子悪かったのが敗因だと思います。
―後半は調子が良く見えましたが、きっかけなどはありましたか
僕と ( 長谷川 ) 優太のコンビが合わなくて。どっちが悪いかっていうのを知って、合ってからは調子が上がってきたと思います。
―今日見つかった課題は
やっぱり入りが大事だと思うので。次は入りのセットから取れるようにしっかり準備していきたいと思います。
―次の試合に向けて
次は勝ちに行きたいと思います。
特別企画!選手紹介リレー!!
毎回、バレー部の個性的な選手を紹介する特別企画!
第5回は、1年生のの山本聖也選手です!!
―ポジションは
レフトとライトです。
―学部学科は
経営学部経営戦略学科です。
―出身校は
市立尼崎高校です。
―身長・体重は
181㌢で80㌔です。
―誕生日は
10月24日です。
―趣味は
遊ぶことです。
―オフの過ごし方は
疲れたら1日家で寝てるか、疲れてなかったら遊んでます。
―好きなバレー選手は
柳田選手です。
―好きなタイプは
髪が長い人です。
―好きな食べ物は
たこ焼きです。
―今年の目標は
パワーとジャンプ力をつけることです。
―最後に一言
応援よろしくお願いします。