【陸上競技】第54回東京六大学対校 2年ぶりの六大学対抗戦は見事優勝し8連覇達成!!
第54回東京六大学対校陸上競技大会
2021年4月18日(日)
鴻巣市立陸上競技場
2年ぶりの開催となった東京六大学対校戦。強風が吹き荒れる厳しいコンディションの中、法大の選手たちは安定した強さを見せて8連覇を達成。今後迎える関東インカレへ幸先の良いスタートを切った。
試合結果
男子総合成績
順位 | 大学名 | 総合得点 |
---|---|---|
1位 | 法大 | 148点 |
2位 | 早大 | 135点 |
3位 | 慶大 | 103点 |
4位 | 立大 | 102点 |
5位 | 明大 | 66点 |
6位 | 東大 | 39点 |
女子総合成績
順位 | 大学名 | 総合得点 |
---|---|---|
1位 | 早大 | 15点 |
2位 | 立大 | 14点 |
3位 | 法大 | 11点 |
4位 | 慶大 | 4点 |
5位 | 明大 | 5点 |
6位 | 東大 | 0点 |
種目別結果
種目 | 選手名(学年) | 記録 | 順位 |
---|---|---|---|
男子100m予選 | 林哉太(2) | 10秒77(̟+0.7m) | 1組3着 |
山本祐大(経) | 10秒66(̟-1.7m) | 2組2着 | |
同決勝 | 林哉太 | 10秒48(̟+3.1m) | 3位 |
山本祐大 | 10秒55(̟+3.1m) | 4位 | |
男子400m予選 | 濱野兼多(2) | 48秒72 | 1組3着 |
地主直央(2) | 48秒54 | 2組4着 | |
男子400m決勝 | 地主直央 | 48秒07 | 3位 |
濱野兼多 | – | DQ | |
男子800m決勝 | 松本純弥(3) | 1分52秒30 | 優勝 |
宮下朝光(2) | 1分53秒20 | 4位 | |
男子1500m決勝 | 安澤駿空(1) | 3分53秒70 | 4位 |
緒方春斗(2) | 4分08秒56 | 10位 | |
男子5000m決勝 | 宗像 直輝(2) | 14分47秒29 | 6位 |
川上有生(3) | 15分02秒02 | 9位 | |
男子110mH予選 | 緒方陽也(3) | 14秒39(̟+0.2m) | 1組3着 |
横地大雅(3) | 14秒07(̠+0.3m) | 2組1着 | |
同決勝 | 横地大雅 | 13秒75(+1.0) | 優勝 |
緒方陽也 | 14秒31(̠+1.0m) | 6位 | |
男子400mH予選 | 伊藤将大(4) | 53秒62 | 1組3着 |
黒川和樹(2) | 52秒41 | 2組1着 | |
同決勝 | 黒川和樹 | 50秒72 | 優勝 |
伊藤将大 | 58秒80 | 8位 | |
男子3000SC決勝 | 中園慎太朗(3) | 9分07秒20 | 3位 |
細迫海気(2) | 9分29秒17 | 6位 | |
男子4×100mR決勝 | 桑田成仁(4)-林
-山本-松浦謙聖(3) |
40秒18 | 2位 |
男子4×400mR決勝 | 澤田夏輝(4)-濱野-
地主-富田大智(2) |
3分11秒59 | 2位 |
男子円盤投決勝 | 岩撫健太郎(1) | 42m80 | 優勝 |
名城勇輝(4) | 36m65 | 3位 | |
男子砲丸投決勝 | 岩撫健太郎 | 12m46 | 優勝 |
坂井優太(1) | 12m22 | 3位 | |
男子やり投決勝 | 齊藤一樹(4) | 69m54 | 2位 |
名城勇輝 | 46m41 | 6位 | |
男子棒高跳決勝 | 石渡雄也(3) | 4m50 | 2位 |
竹川泰生(3) | 4m20 | 4位 | |
男子走幅跳決勝 | 日髙修杜(4) | 6m98(+1.7m) | 3位 |
秋山裕樹(3) | 6m77(+0.8m) | 6位 | |
男子走高跳決勝 | 石渡雄也 | – | DNS |
秋山裕樹 | – | DNS | |
男子三段跳決勝 | 秋山裕樹 | 14m86(+0.2m) | 3位 |
植野諒豪 | 14m54(+2.9m) | 6位 | |
女子100m決勝 | 川中葵琳(2) | 11秒97(+3.3m) | 優勝 |
女子400m決勝 | 樋口夏美(3) | 58秒62 | 2位 |
女子800決勝 | 宮治河奈(4) | – | DNS |
女子110mH決勝 | 齋藤碧彩(4) | 14秒32(+1.6m) | 2位 |
女子400mH決勝 | 中野なみち(2) | 1分3秒74 | 3位 |
女子走幅跳決勝 | 佐藤菜月(3) | 4m84(+0.5m) | 4位 |
女子やり投決勝 | 藤田真実子(3) | 25m13 | 3位 |
女子4×100mR | 柴田絹子(3)-川中-
熊谷遥未(2)-齋藤 |
47秒98 | 2位 |
戦評
トラック種目
総合優勝を果たし、8連覇を達成した法大。短距離種目では多くの選手が活躍し、入賞する姿が見られた。特に法大選手の活躍が見られたのがハードル種目だ。110㍍障害では横地大雅(スポ3)が、400㍍障害では黒川和樹(現福2)がそれぞれ優勝。他にも男子の短距離種目では4種目5名の選手が入賞し、得点を大きく伸ばした。また、全カレで2連覇を達成した実力者・松本純弥(経3)も男子800㍍で優勝を果たした。
長距離種目では、中園慎太朗(社3)が3000㍍障害に出場。長身を生かした障害さばきで先頭集団にくらいつき3位に。「長距離としては厳しい結果」と坪田智夫駅伝監督が語るように、長距離種目では苦戦を強いられたが、関カレや箱根に向けてどのようなチーム強化を行っていくのか。今後の活躍が楽しみだ。
女子選手の躍進も多く見られた。女子100㍍では、関カレの入賞経験もある川中葵琳(スポ2)が優勝したほか、400㍍の樋口夏美(スポ4)と100㍍障害の齋藤碧彩(法4)が2位、400㍍障害の中野なみち(スポ2)が3位にそれぞれ入賞を果たした。
男女の4×100mR、男子の4×400mRでは、3種目ともライバルの早大に惜敗し2位に。中盤まではトップを走っていたものの、最後に追い抜かれてしまうというレース展開が見られた。苅部監督は「課題を明確にして、もっと上をめざして行ければ」と今後への期待を語った。
フィールド種目
跳躍種目においては、日髙修杜(経4)と秋山裕樹(経3)走幅跳に出場。強風にあおられ多くの選手が足合わせに苦戦するなか、日髙が3位入賞した。棒高跳では石渡雄也(スポ3)と竹川泰生(3)の3年生コンビがそれぞれ3位、4位となった。
投擲では岩撫健太郎(1)が存在感を見せた。1年生ながら砲丸投と円盤投で2冠を達成し、今後の成長に期待がかかる。また、やり投では、投擲ブロックの主将を務める齊藤一樹(経4)2位に入賞するなど、投擲種目でも法大の躍進が見られた。
監督・選手コメント
苅部俊二監督
―今日の大会を振り返って
まず、風がかなり強くコンディションが難しい大会であったというのが一つあります。また、けが人も多く、十分に力を発揮できなかった選手がかなりいた、という印象です。
―個人種目では多くの選手の活躍が見られました
力のある横地、黒川、松本は学生トップの選手なので、横綱レースというか、力を上手く発揮してくれたと思います。けがをしている選手が多かったということと疲労等を考慮すると、しっかり合わせていない状況の中で、結構頑張ってくれたと感じます。大きい大会の初戦としては、まずまずだったのかなと思います。
―リレー種目については
全て、トップを走っていて最後に早大さんに抜かれてしまう、という形でした。決定力に欠けるといいますか、力が不足しているなという感じですね。ただ、四継については男女ともにミスがありましたし、マイルについても改善の余地はたくさん残されていますので、課題を明確にして、もっと上をめざして行ければと思っています。2位であったのは残念ですが、悲観的な2位というわけではないですね。
―関カレに向けて
関カレに向けて、ここからいくつか試合にも出ていく予定です。良い新人も入ってきているので、その子たちをどういうふうに使っていくか、楽しみだなと思っています。また、黒川、横地、松本あたりが優勝してくれればと思っています。法政大学としてしっかりアピールしていければいいですね。
坪田智夫駅伝監督
―今大会をふり返って
長距離としては良くなかったのかなと思っています。近年は、早大さんや明大さんともある程度勝負できていましたが、勝負に絡んでほしかった選手たちが勝負に絡めておらず、厳しい結果でしたね。
―今後の課題は
現段階では、上級生がチームを引っ張っていくという意識が欠如しているのかなと思います。当然、けがでスタートラインに立つことができない選手も多くいますので、選ばれた選手たちはしっかりと意識を強く持って準備しなければなりません。自分たちがチームを変える、引っ張るという意識を持ってやってほしいなと思います。
―関東インカレに向けて
長距離としては、1点でも多くとっていきたいです。2年前のように大量得点というのはなかなか難しいかもしれませんが、1点でも多く点数をもぎ取って、チームに貢献できればと思っています。それが箱根につながると思いますので、良い流れに手繰り寄せることができるように、結果を出したいと思います。