2021年9月26日(日)
関東大学リーグ戦 対専大
専修大G
2週間の延期を経ていよいよ開幕した秋の関東大学リーグ戦。チームユニフォームを一新し、古豪ののろしを上げる法大ラグビー部は、初戦となる専大戦に挑んだ。前半終了時は7-13とリードを許すも、後半に大量トライを奪い、43-28で見事逆転勝利。初戦を白星で飾り、幸先のいいリーグ戦スタートを切った。
試合結果
トータル試合結果
43 法大 |
7 | 前半 | 13 | 28 専大 |
---|---|---|---|---|
36 | 後半 | 15 |
ポイント詳細
1/5 | T | 1/2 |
---|---|---|
1/4 | G | 1/1 |
0/1 | PG | 2/1 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:石岡、山脇、稲田、井口、竹部、中島 G:石岡(5) PG:石岡 |
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 稲田 壮一郎 | 4 | 中部大春日丘 |
2 | HO | 井口 龍太郎 | 3 | 静岡聖光学院 |
3 | PR | 河村龍成 | 3 | 明和県央 |
4 | LO | 兼森 大輔 | 4 | 報徳学園 |
5 | LO | 竹部 力 | 2 | 大分舞鶴高校 |
6 | FL | 山下武準 | 2 | 法政二 |
7 | FL | 吉永昂生 | 3 | 東福岡 |
8 | NO.8 | 大澤蓮 | 4 | 長崎南山 |
9 | SH | 隠塚翔太朗 | 4 | 東福岡 |
10 | SO | 金侑悟 | 1 | 大阪朝鮮 |
11 | WTB | 中島黎遂 | 4 | 三好 |
12 | CTB | 伊藤浩介 | 4 | 愛知 |
13 | CTB | 南部 翔大 | 3 | 京都成章 |
14 | WTB | 坂田龍之介 | 3 | 東海大付属大阪仰星 |
15 | FB | 石岡玲英 | 2 | 御所実業 |
16 | Re | 石母田 健太 | 3 | 國學院大學栃木 |
17 | Re | 坂本 滉樹 | 4 | 伏見工業 |
18 | Re | 橋本 陸 | 4 | 東京 |
19 | Re | 赤坂 大也 | 4 | 法政 |
20 | Re | 佐々木 康成 | 3 | 大分舞鶴 |
21 | Re | 山脇 一真 | 2 | 天理 |
22 | Re | 舘内 倭人 | 4 | 法政二 |
23 | Re | 松田 陸空 | 1 | 石見智翠館 |
戦評
いよいよ秋のリーグ戦がスタートした。ユニフォームデザインを以前のものに戻し、名実ともに次なる一歩を踏み出しつつある法大ラグビー部。勝利で飾って勢いづけたい一戦に臨んだ。
試合が動いたのは前半開始4分。パスでつないだボールを受けた石岡玲英(2)がデイフェンスをかわし大きく回り込んでの余裕のトライ。コンバージョンも確実に決めて7-0。上々の滑り出しを見せた。
回り込んでのトライを決める石岡
しかし、その後は専大に試合の主導権を握られてしまう。ライン際に攻め込まれるピンチを耐えしのぐも、攻撃の糸口をつかむことができない。石岡がセンターから抜け出す攻めの走りでチャンスを作るも、パスがうまくつながらないなど苦戦。23分にトライを奪われてしまうと、その後も相手に2本のペナルティゴールを許してしまう。何とか耐えしのぎながら7-13で前半を折り返す。
後半が始まっても流れをつかみきることができない。17分にはペナルティゴールを決められてしまいう。18分、悔しくもトライを奪われ7-23。点差が広がっていく。
ここから、法大が怒涛の追い上げを見せる。テクニカルなキックを多用し、じりじりとゴールラインへと近づいていく。後半21分には、山下武準(2)がボールを持って積極的に前へ出ると、パスを受けた山脇一真(2)がすかさずトライ。その4分後には、相手のミスから一気に攻め込みチャンスをつかむと、稲田壮一郎(4)が押し込んでのトライ。さらにその5分後には、井口龍太郎(3)がサイドから大きく回り込んでのトライを決める。わずか10分の間に3トライを奪って、スコアは26-23に。19得点を奪取し、逆転に成功する。
追撃をかわしてトライを決める山脇
しかしながら、専大も黙ってはいない。直後に山本凌士がトライを決めて26-28。逆転を許してしまう。
進化を遂げる法大は、逆転されっぱなしでは終わらない。39分に竹部力(2)がトライを決めて再び逆転に成功。ゴールライン30cmでの攻防をものにし、さらに追加のトライを中島黎遂(4)が決める。最後に石岡がしっかりとコンバージョンを決めて43-28。秋リーグの初戦を見事な白星で飾った。
また、18得点に貢献した石岡玲英がプレイヤーオブザマッチに選出された。
次なる戦いは関東学院戦。「横との連携で崩れないDFラインを作り、終始ゲームを支配していきたい」と主将の大澤蓮が語るように、さらなるチームプレーの展開が一つ目標となってくる。リーグ戦2戦目の勝敗やいかに。今後も目が離せない。
選手コメント
大澤蓮(4年、No.8、長崎南山)
まず初戦勝てて良かったです。 先制したものの相手に合わせてしまい、自分達のミスから流れを持っていかれましたが、まず落ち着いてボールキープし続ける事で徐々に持ち味が出てきたと思います。
8月の合宿がなく、練習量も少ない中一人一人がよく体を張って戦ってくれたと思います。FWでのペナルティが多く目立って、イージーなミスもあったので、一人一人の能力を繋げて15人で戦うラグビーにしていきたいです。
次の関東学院戦は横との連携で崩れないDFラインを作り、終始ゲームを支配していきたいです。
石岡玲英(2年、FB、御所実業)
80分を通したゲームマネジメントが出来ず、自分たちのミスから失点に繋がることが多かったことと、そのミスを試合中に修正できなかったことが課題だと感じました。しかし、そのミスの中にも、トライさせないように守りきれるシーンも沢山あったので、そこは評価して良い点だと思います。
今回の反省点を修正して、応援していただいてる方に恩返しできるように80分全力で戦います。これからも応援よろしくお願いします。
金侑悟(1年、SO、大阪朝鮮)
良かった点は、サイズがある相手選手に対して、しっかりと体を当てられたことだと思います。初戦ということや悪天候ということもあり、チームメイトも硬くなっていたり、それに伴って思うようなゲーム運びができなかったので、次のゲームでは修正したいと思います。 私を応援してくれたり、支えてくれる家族や様々な方達がいることを常に胸に刻んで、良い結果を残したいと思います。