関東大学リーグ戦 Div.I-A
2021年11月14日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
前回の明大戦では、最終に怒涛の追い上げを見せるも5-8で4連敗となった法大。続く大東大戦では、終始法大が試合をリードし第1ピリオドだけで3ポイントを獲得。そして最終Pでは#15冷水大雅が初ゴールを決め、さらに残り1分で#28岡本鱒乃助が追加点を獲得。5-0で快勝した。
試合結果
トータル試合結果
5 (50) |
3(19) | 1P | 0(3) | 0 (7) |
---|---|---|---|---|
0(16) | 2P | 0(2) | ||
法政大学 | 2(15) | 3P | 0(2) | 大東文化大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
法大 | 10:12 | 21 栗原皐成(4) | 86 伊藤俊之(4) | ー | ー |
法大 | 13:00 | 17 北川海人(1) | 44 床勇大可(1) | ー | SH |
法大 | 17:00 | 77 安藤永吉(3) | 86 伊藤俊之(4) | ー | ー |
法大 | 53:20 | 15 冷水大雅(3) | ー | ー | ー |
法大 | 59:03 | 28 岡本鱒乃助(3) | 15 冷水大雅(3) | ー | ー |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | A21 栗原皐成(4) | 92 齊藤輝(1) | 77 安藤永吉(3) | C86 伊藤俊之(4) | 17 北川海人(1) |
2 | 29 砂岡鷹(2) | 44 床勇大可(1) | 80 金澤颯(2) | 14 荒井大空(2) | 11 高木然(1) |
3 | 5 菊池聖(3) | 72 小金澤祐太(2) | A18 金子凌大(4) | 12 山口琢也(3) | 15 冷水大雅(3) |
4 | 16 糸崎勇(4) | 65 高橋颯人(4) | 28 岡本鱒乃助(3) | 19 楢山皓大() | 91 山村旭飛(1) |
※()内は学年。GKは#54梯航輔(1)が先発出場。控えに#1柏原瑞(3)。
戦評
前回の明大戦では後半に見事な追い上げを見せたにもかかわらず、あと一歩のところで敗退した法大。法大らしい貪欲なプレーを武器に今大会初勝利なるか。
第1ピリオド。序盤から安定した攻めを見せる法大。しかし幾度となくチャンスが訪れるも、中々得点に結びつかない。試合が動いたのは残り10分。#21 栗原が遠距離でシュートを決め、先制点を奪う。その後もKPにもかかわらず、#17 北川が攻めの姿勢を貫き追加点。そして残り3分で#77の安藤が3点目を決め、試合は第2ピリオドへ。
続く第2ピリオド。積極的に攻め主導権を握る法大。しかしシュートの決定力に欠け、このピリオドでは追加点を挙げることはできなかった。
最終ピリオド。より得点を重ねていきたい法大は終始気迫のこもったプレーを見せる。そして残り7分で#冷水が得点を重ね、さらに勢い付く法大。残り57秒で#20岡本が更なるシュートを決め、5-0で試合終了。見事、今大会初勝利を挙げた。次の相手は慶大。勝利を掴み取り、5位の座を守ることができるのか。(撮影・取材 鳥越花音、糸口真子、溝口真央、松岡茉満子)
選手インタビュー
金子凌大
―今日の試合を振り返って
3つ目のセットなんですけど、得点が決められなかったので個人的には決めれればよかったなと思いました。
―今日の大東文化大の作戦は
とりあえず得点を多くとって、スタメンじゃない普段あまり出てないメンバーをだしてあげたいというのがありました。それで今日は4つ目のメンバーも出せれて、結果的によかったのかなと思います。
―アシスタントキャプテンとして意識していることは
練習と試合で違うメンバーでセットを組んだりがよくあるので、毎回考え方とかが違う人に対してコミュニケーション取るっていうのが自分のなかで難しいなと思っているところです。その人自身のプレースタイルを1回やってもらって合わせるじゃないけれど、それぞれの人に合ったプレーに自分が寄り添えるようにしています。
―残りのシーズンの中で1人の選手としてどのようなプレーをしていきたいですか
とりあえず今3つ目という立場なので、失点なしで得点を決めれたらいいなと思います。個人的にはスピードと体が持ち味なのでそこを生かしたプレーがまだできてないので出来たらなと思います。
―残り2試合への意気込み
法政は相手に合わせちゃう癖があるので、自分たちのホッケーで勝ちにつなげられたらいいなと思います。
冷水大雅
ー今日の試合を振り返って
なかなか最初点数が入らなくて、2ピリオドの時は0点でしたが、3ピリオドでなんとかまた点数を入れることができたので良かったです。
ー今日の作戦は
走って打つ、とにかく点数を取ろうというのが今日の作戦でした。
ーコンディションはどうでしたか?
結構悪かったです。練習が深夜の1:45〜と遅かったので、時間帯の調整が大変でした。
ー3年生になり上級生になりましたが今後どのような役割でチームに貢献していきたいですか?
後輩に良い先輩として見てもらえるように、背中で語っていきたいです。例えば、チェックに行ったりする時は自分から率先し、後輩がプレーしやすくできるようにしたいです。
ー残り2試合の意気込みをお願いします。
今やっと一勝なので残り二勝はどちらも勝って秋リーグを終わらせたいです。
岡本鱒乃助
―今日の試合を振り返って
今日の試合までに4強相手に4連敗と情けない試合をしていたので、どうしても勝ちたい試合でした。僕自身4試合で出場機会がちょっとだけだったので、ワンチャンスで結果が残せたらいいなと思っていました。チームとしては1勝したいと思っていて、無事にできたので、次の試合につなげたかなと思います。
―得点を決めたときの気持ちは
自分自身、試合に出られない期間があったので、自主トレーニングやウエイトトレーニングは一人でもやるようにしていました。だから、トレーニングをやっていた成果が出たのかな、と思いました。
―トレーニング方法は
膝を怪我していたことがあったので下半身はランニングとかしかやっていないんですけれど、上半身のウエイトとかはベンチプレス、懸垂などを多めにやるようにしていました。
―得点したときの状況は
最後のシフトだったので本当は早めに帰ろうと思っていたんですけど、ちょうどパックがこぼれてきたのでシュート打ったら入るな、と思って。正直狙ってなかったですね。気持ちで打ちました。
―チームの作戦は
相手に失点しないことを前提に、プラスして全てのピリオドで得点をとっていくのがチームの方針でした。3ピリ、3年間一緒に組むことが多かった冷水と二人で得点できてよかったです。
―試合中の個人の目標は
去年初ゴールした時も大東文化の試合で、3ピリ出て7秒くらいで初ゴールだったんです。なので、狙えばチャンスはあるな、と思っていたので得点を狙うことを最低条件にやりました。
―大東文化の印象は
明治にもあんまり失点してなくて、守りも上手だなと思っていました。あまり詰めずに守ってくるチームだったので序盤法政も手こずっていたんですけど、上のセットが点数を入れて勢いづきました。もし1ピリで点数がとれていなかったら危なかったかもしれません。
―見えた課題は
得点力です。2対1の場面が多かったので、ここでもっと点数が取れたら、東洋などの上のチームとの差が縮まってくるのかなと思っています。残り落とせない試合なので、チームで一つにまとまってプレーします。
―チームの雰囲気は
4連敗している時はどよんとしてたんですけど、今日1勝できて、ここから連勝していこうという雰囲気にはなっていくと思います。
―チームにどう貢献していくか
下のセットの人が練習をしたら、上のセットの人が見たらポジションとられそうだって焦ると思うので、どんどん刺激し合ってチーム全体がトレーニングに励むようになれば結果にもつながると思います。なので、練習していきたいなと思います。あとは、いつ出ても1シフト、2シフトで得点とれるような準備は日頃からやっていきたいです。
―次回の意気込み
慶応は守ってくるチームなので法政が苦手な相手です。シュート数打たないと法政は得点を取れないので、どんどんシュート打って相手を崩してから、早めに3セット4セットで回して無理なく勝てるようにやっていきたいなと思います。
高木然
ー今日の試合を振り返って
1ピリの前半は全体的にチームの動きが良かったのですが、後半にいくにつれてスタミナの問題なのか少しずつ動きが悪くなってきて。結局2ピリでは得点が取れなかったのですが、3ピリはなんとか気持ちを立て直して乗り越えた試合だったと思います。
ー今大会初勝利でしたがお気持ちは
本当に嬉しかったです。秋大会に入ってまだ1回も勝てず、完封で負けたことも2回あったので。ここで良い波に乗って、残り2試合も勝つことができたら良いと思います。
ー最近の調子は
正直得点には絡めていないので、FWの役割としてはあまり良くないかもしれません。ですが、それ以外の部分で活躍できるところがあったら良いなと思っていつもプレーしています。
ーご自分の持ち味は
力強いプレーができたり、ものすごい得点力があるあるわけではありません。ですが、足の速さには少し自信がありますし、基本的には何でも器用にこなせるタイプではあるかと思います。
ー法大にきて半年ですが
むやみやたらに走るのではなくて、必要なところで走って、真ん中のゾーンのパス回しを大事に、そして最後スコアリングにつなげていく。大学特有のホッケーというか、高校にはないホッケーに少しずつ慣れてきたのかなという感じはします。
ー残り2試合はどのようにチームに貢献していきたいか
FWなので得点に絡むのはもちろんですが、守りも堅実にできるFWを目指していきたいです。相手に速攻を仕掛けられた時にしっかり守って、ディフェンスに参加することを残りの2試合もやっていきたいと思います。
ー次の試合への意気込み
慶大は1人1人のスキルというよりかはチーム力が高いという印象があります。そこに負けないように練習でプレーを煮詰めて、また完封で勝てたら良いと思います。