関東大学リーグ戦 Div.I-A
2021年11月23日(火)
ダイドードリンコアイスアリーナ
前回の慶應大戦では、2Pに一挙得点を獲得、その後3Pに追い上げられるも1点を守り切り2連勝した法大。中1日で臨んだ最終日大戦では、先制点を奪われるもその10分後に#12山口が貴重な同点ゴール。そして最終Pでは#21栗原が逆転に成功し無事勝利。3勝4敗の5位で秋リーグ戦に幕を下ろした。
試合結果
トータル試合結果
2 (45) |
0(11) | 1P | 0(6) | 1 (22) |
---|---|---|---|---|
1(24) | 2P | 1(7) | ||
法政大学 | 1(10) | 3P | 0(9) | 日本大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
日大 | 26:52 | 9 三上晃生 | 10 吉成翼 | 67 山口幸輝 | PP |
法大 | 35:42 | 12 山口琢也 | 91 山村旭飛 | 14 荒井大空 | ー |
法大 | 41:12 | 21 栗原皐成 | 77 安藤永吉 | 17 北川海斗 | ー |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | A21 栗原皐成(4) | 29 砂岡鷹(2) | 77 安藤永吉(3) | C86 伊藤俊之(4) | 17 北川海人(1) |
2 | 65 高橋颯人(4) | 44 床勇大可(1) | A18 金子凌大(4) | 11 高木然(1) | 80 金澤颯(2) |
3 | 5 菊池聖(3) | 92 齊藤輝(1) | 14 荒井大空(2) | 12 山口琢也(3) | 91 山村旭飛(1) |
4 | 16 糸崎勇(4) | 6 塚本純平(2) | 28 岡本鱒乃助(3) | 15 冷水大雅(3) | 19 楢山皓大(1) |
※()内は学年。GKは#54梯航輔(1)が先発出場。控えに#1柏原瑞(3)。
戦評
前回の慶應大戦では2Pに一挙3得点を獲得し、3Pに追い上げられるも1点を守り切り2連勝となった法大。中1日を挟んで迎えた秋リーグ最終戦の相手は今大会でPSの末中央大に勝利した日大。油断大敵な相手との1戦が始まった。
第1P。2度の3on5のチャンスがあったものの、うまくパスが回らず得点に結びつかない。さらに日大のスピード感あふれるプレーに度々危ういシーンもあったもののどうにか耐え抜き、一進一退の攻防のまま第2Pへ。
第2P。#44床などが積極的にシュートを放つも決められず開始6分。KPのピンチに。そして日大がこのチャンスをものにし、遠くからのシュートで先制点を奪われてしまう。しかしそこから試合の主導権は法大へ。さらに息の合ったプレーでシュートを放ち続け、ついに第2P15分。山村のリバウンドに応えた山口が公式戦初ゴール。貴重な同点ゴールに暗雲が立ち込み始めていた法大が再び息を吹き返し勝負は最終Pへ。
勝負の最終P。開始早々、#21栗原が外側からのシュートでネットを揺らし、ついに逆転成功。そして最後にはペナルティー2人とられた上に、相手側がキーパーを下げるなどし3on6のピンチとなるも無事守り切り3連勝。3勝4敗の5位で秋リーグに幕を下ろした。
今大会、結果としては例年通りとなってしまった法大。次の大会は12月25日~29日にかけて北海道帯広市行われる全日本学生氷上選手権大会(インカレ)。前回大会準優勝の法大は、順当にいくと早大、明大と戦うこととなる。秋の雪辱を晴らし、前回大会同様決勝進出となるのか。古豪復活を心待ちにしたい。(記事・撮影 鳥越花音、溝口真央)
選手インタビュー
外久保栄次監督
―今日の試合を振り返って
勝ち切ることができたので良かったです。まあ今の実力はこんな感じなのかなと思います。
―リーグ戦を総括して
目標はまだまだ上のほう目指してやっていたんですけど、けが人や退部者等で今年のスタートとメンバーが結構変わってしまったというのもありました。でもその中では、代わりに入った選手とかも含めて一所懸命やってたんじゃないのかなと思います。
―リーグ戦通して成長を感じた選手
北川海斗もそうですし、キーパーの梯も安定してきましたし、特に1年生が大学のホッケーにも慣れてきて伸びたんじゃないかなと思います。
―リーグ戦通してやはり最後の一押しが足りない点については
僕たちも感じます。その明確になっている問題に対して短期間ではありますけど修正して少しでもレベルアップした形でインカレに臨めたらいいなと思います。前回大会では準優勝で決勝までいったのでまずはそこを目指していきたいです。そのためには早稲田、明治に勝たないといけななくて、なかなか難しいとは思うんですけど、できないことではないと思うので頑張っていきたいです。
山口琢也
ー本日の試合を振り返って
1点追いかけている状態の中で、1点を決めて同点にできたことは良かったと思います。
ー勝因は
誰1人諦めることなく、前へ前へ繋いでいこうという気持ちが相手よりも優っていたので、それが勝因となったのではないかと思います。
ー公式戦初ゴールを決めていかがですか
状況としては味方が打ったシュートのリバウンドが出てきたところで、自分がおこぼれをもらったという感じです。一瞬決まらなかったと思いましたが、決まってとても嬉しかったです。
ー上級生になっていかがですか
下級生の上に立つようになり、1つ1つの行動でチームをいい状態に持っていけるかどうかが変わる存在になったと思います。あまり慣れませんが、これからも頑張っていきたいです。
ーリーグ戦を振り返って
やはり上位校には1勝もすることができなかったので、来年は1勝、2勝と積み上げて、上位校に食い込んでいきたいです。
ーインカレに向けて一言お願いします
今回の敗因を生かし、チームを仕上げていきたいです。具体的には決め切る力ですかね。そしてインカレ1位をチーム一丸となって目指していきたいです。
梯航輔
ー今日の試合を振り返って
今日の試合は最初から無失点完封を目指していました。結局2ピリに失点をしてしまいましたが、あれはアンラッキーだと思い、それ以降は点を入れさせなかったので、今日は完封と同じくらいの出来だったと個人的には思っています。
ー本日の勝因は
たくやさんのヘッポコシュートですね(笑)枠から外れていましたが、敵のスティックに当たって入った、あのミラクルシュートがなかったら(笑)冗談ですよ。あとは最後の最後、危なかったですが、全員で守りきれたことが勝因だったと思います。
ーリーグ戦を振り返って
リーグ戦はほとんど先発で出て、正ゴーリーとして頑張らせていただきました。春はまだお客さんみたいな感じで、大学生の試合に慣れていませんでしたが、秋リーグは大分大学生の感じや流れに慣れてきました。なのですごく安定して、どの試合もムラがなくできたと思います。
ーメンタルの強さの秘訣
元々、メンタルはとても弱い方だったんですよ。中学校の時は1点、2点入ったらガクッと落ちてしまうタイプでした。ですが高校に入ってからは練習とかも厳しくて、落ちる暇がなくなったんですよ。その時くらいから練習を通してどんどん強くなったのかな。失点の数がメンタルの強さになったと思います。
ーどういうキーパーになりたいか
セーブ率96%を出せたらすごいキーパーだと言われています。なので96とは言わずとも95、94%を常に安定して出せるようになりたいですね。そして大事な時に96%をフルで出せるゴーリーを目指していきたいです。
ーインカレに向けて一言お願いします
インカレは秋リーグのように色々な大学と試合をしたりせず、一発勝負なのでしっかり勝っていきたいと思います。