2021年11月30日(火)
アットホームカップ2021 第19回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル
1回戦 法大ー札大
非公開会場
Iリーグの全国大会が開幕。関東第2代表の法大は1回戦で北海道地区代表の札大と対戦した。ブロックを敷いて守る相手に苦戦するも19分、森田のゴールで先制し1点リードで前半を折り返す。後半も攻守で圧倒し相手に付け入る隙を与えず試合終了。1点を守り切り2回戦へと駒を進めた。
2021年11月30日(火)
アットホームカップ2021 第19回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル
1回戦 法大ー札大
非公開会場
Iリーグの全国大会が開幕。関東第2代表の法大は1回戦で北海道地区代表の札大と対戦した。ブロックを敷いて守る相手に苦戦するも19分、森田のゴールで先制し1点リードで前半を折り返す。後半も攻守で圧倒し相手に付け入る隙を与えず試合終了。1点を守り切り2回戦へと駒を進めた。
1 法政大学 |
1 | 前半 | 0 | 0 札幌大学 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
ポジション | 背番号 | 選手名 | 学部・出身校 |
GK | 1 | 鈴木涼太郎 | 経済2・法政二高 |
DF | 23 | 市川侑生 | 現福3・浜松開誠館 |
DF | 22 | 竹内豊 | 現福1・新潟明訓 |
DF | 6 | 渡邉光陽 | 経済1・尚志 |
DF | 7 | 髙橋馨希 | 社会2・常葉大附属橘 |
MF | 39 | 青木俊輔 | 社会1・東福岡 |
MF | 14 | 揖斐俊斗 | 経済1・柏レイソルU18 |
MF | 10 | 伊藤綾汰 | 現福3・尚志 |
MF | 11 | 森田翔 | 経済3・昌平 |
MF | 20 | 石原和磨 | 経済1・韮崎 |
FW | 25 | 中村翼 | 経済1・横浜F・マリノスユース |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
GK | 21 | 伊藤琉偉 | 現福1・モンテディオ山形ユース |
DF | 3 | 三倉頼真 | 現福1・徳島市立 |
DF | 4 | 木村恵風 | 社会1・横浜F・マリノスユース |
DF | 33 | 三浦大 | 経済1・法政二高 |
MF | 8 | 廣渡優太 | 現福2・浜松開誠館 |
MF | 13 | 林航輝 | 現福2・清水エスパルスユース |
MF | 17 | 溝口駿 | 経済1・法政二高 |
FW | 9 | 石井稜真 | 経済1・アビスパ福岡U18 |
FW | 19 | 池端今汰 | スポ1・ジュビロ磐田U18 |
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
19分 | 得点 | 法大 | 森田翔 | 1-0 |
62分 | 交代 | 法大 | 青木俊輔→廣渡優太 | |
70分 | 交代 | 法大 | 中村翼→石井稜真 | |
78分 | 交代 | 法大 | 石原和磨→池端今汰 |
2年ぶりに全国大学出場となった法政大学U -22。初戦の相手は、北海道地区代表の札幌大学。スタメンには、Iリーグに続きキャプテンを務める伊藤綾汰(現福3=尚志)や森田翔(経3=昌平)が選ばれた。
試合は立ち上がりから法大ペースに。テンポよくパスを繋ぎ、ゲームを支配していく。ファーストチャンスは9分。中村翼(経1=横浜F・マリノスユース)のロングボールを竹内豊(現福1=新潟明訓)、石原和磨(経1=韮崎)と繋ぎ、最後は青木俊輔(社1=東福岡)が左足を振り抜きシュート。しかしこれはキーパーに防がれる。試合が動いたのは19分。中盤でパスを受けた青木が相手選手を抜き、右サイドを駆け上がり中央へクロス。そのボールを森田がワントラップしてボレーシュート。そのままゴールに吸い込まれ、先制に成功する。このまま波に乗りたい法大は、その後も試合をコントロールしながら攻め立てていく。43分には高橋馨希(社2=常葉大付属橘)のゴール前へのロングパスを石原が後ろ向きでトラップし、そのまま反転しシュートするも、これは相手選手に当たりキーパーに止められる。そのまま前半が終了。1-0で前半を折り返す。
後半に入っても主導権を握ったのは法大。相手チームが5バック気味になったこともあり、サイドから起点を作り攻撃を組み立ていく。65分には、右サイドを駆け上がっていた市川侑生(現福3=浜松開誠館)がパスを受け中央へクロス。そのボールを中央で待っていた森田がダイレクトでボレーシュートを放つも、ボールはクロスバーの上へ。84分には市川が相手からボールを奪い、そのまま前線へロングパス。そのパスをペナルティエリア内で繋ぎ、最後は石井稜真が反転しながらシュートを放つも、これもクロスバーの上へ。何度かチャンスを作るも、決め切れない時間が続く。そして笛が鳴り、1-0で試合終了。得点こそ1点だったが終始ゲームを支配し、守備陣も相手にほとんどチャンスを作らせず、90分通してシュート1本に抑えた。攻守が上手く噛み合った法大が、見事全国大会初戦を突破した。
(取材・二瓶堅太/板倉大吾)
-札幌大に対する印象
最初はブロックを敷いて後半点を取りにいこうとやるべきことを徹底して勝ちに来たという狙いは伝わりました。チャンスを決めれればよかったですけど、そこに対してしっかりと後ろ0で勝ち切れたのはよかったかなとは思います。
-前半に先制してからその後は試合が停滞していましたが
5-3-2のようにボランチも少し降りて、最終ラインに人数がいた中で一個下のラインと脇のスペースが空いていたので、そこをうまく使いながら繰り返しやっていければもっとチャンスは生まれたのかなとは思います。そこまで徹底というか狙い続けることが出来なかったので、そこができれば点が取れたと思いますし、ボランチを含めて少し下がりすぎたところもあり、その3枚に対してサイドバック、ボランチ含めて4対3の状況を作れていた場面もあったので、そこを効果的にできたらよかったかなとは思います。ただ今日しっかりと守備から入っていこうと話をしていたのでそういった意味ではやるべきことをやって点をとって、最小得点ですけどしっかり勝ちきって次に駒を進めることができたのは良かったです。
-今日の試合は監督自身ベンチから大きな声を出していましたが
Aチームではもちろん気づいた点は話しますけど、基本的には井上コーチに任せていて、Iリーグは僕が見ているので声を出してやりました。
-連戦となりますがどのような戦い方で行こうと考えていますか
決勝まで行くと4連戦になるので、ある程度色んなポジションを2つ、3つやれるような選手を作って準備しています。フィールドの選手は怪我でやっと戻ってきた選手含めて18人なので人数的には難しいところはあるんですけど、ポジションを変えながら、交代の時間をうまくコントロールしながら戦っていこうと。そこは全国決まった2週間くらい前から学生には伝えて、みんなそういう意識はあると思うので、今日の試合終わってすぐにトレーニングしていたように次に向けて準備をしっかりして行くと選手は理解していると思います。僕は交代のタイミングをきっちりと見定めながら戦おうと思います。
-トップチームとIリーグのチームの指導する上での違いについて
経験値が少ないので、関東の決勝戦では4点取られて、経験不足がもろに出た試合を経験していますし、年間通してももったいない失点が多いので、我慢するところは大いにあるんですけど、こういう大会を通して成長促しながら、こういうところで勝ちきって経験を積ませながら自信をつけていくという作業を今大会で出来ればなあと思っています。彼らにミーティングでも伝えているので、そういう機会にして勝ちながら成長していければいいなと思います。
―トップチームとこのチームの関係性について
このチームでよかったら上にあげますし、この大会で結果を出してインカレに3人追加で登録できるので、そこを目指してやってくれと言う話はしていますし、そういう流れをつくっていけるようにとは思っています。今日は1点しか決めれなかったですけど、Aチームとも紅白戦やっても攻撃面は圧倒できるシーンが作れるので、守備のルーズさと甘さは結構あるんですけど、そこはこの大会で成長して埋めて、後ろの選手は時間かかるところもあるのでこの大会で経験を積ませて今後につなげていければなと思います。
−試合を振り返って
初戦ということもあって、難しい展開になりましたけど、勝ち切れたっていうところは良かったかなと思います。
−キャプテンとして、どのように意識して試合に臨んだか
自分がAチームからBチームに落ちてからは、プレーで引っ張るというところを意識していたんですけど、途中からキャプテンになることになって、そこからは鼓舞の声だったり、自分の周辺の選手に対して気に掛けるような声が増えて、安心させるような声出しやプレーを今は意識しています。
−連戦という厳しい中でどう戦っていくか
もともと全国大会は連戦になることは分かっていて、全員しっかり準備していると思うので、全員の力を合わせてしっかり勝ちにいきたいなと思います。
−トップに上がるために監督からどのような事を求められているか
自分に足りていなかったところや求められている部分としては、結果を残してチームの勝利に貢献することと、もう一つはリーダーシップだと思います。結果を残してチームの勝利に貢献するというところはIリーグを通して自信はついたんですけど、リーダーシップというところで、今キャプテンという立場をやらしてもらっていますけど、そこの部分に対してはまだまだ成長できるところはあるのかなと思います。
−試合を振り返って
前半ああいう形で自分が点を取れて、それから波に乗れると思っていたんですけど、初戦は難しかったです。後ろがゼロで終えてくれたのはいい収穫で、明日から連戦に向けて良い準備していきたいと思います。
−得点シーンを振り返って
ディフェンスラインが下がっていたこともあって、マイナスが空いたシーンで、青木俊輔が折り返してくれたので、あとは決めるだけでした。
−得点のシーンで左サイドから右サイドまで行ったのは、狙いを持って行ったのか。
より自分がゴールに近い位置というのを常に考えていて、点を取れるポジションがそこだったので入って、そしたら良いボールが来たので決めることができました。
−両サイドからの攻撃が多かったが、監督から戦術面での指示などは
ハーフタイムで相手ディフェンスが5バック気味で、サイドが開くという指示があったので、サイドで起点つくって中で崩すというを実行できて、あとは点を決めれば良かったんですけど、そこは監督の指示通りでした。
−自分の足りないところや磨きたいところは
自分は4月の天皇杯予選には出ていて、そこで怪我してしまって半年ぐらいプレーしていなかったんですけど、そこで感じたのが結果という部分です。目に見える結果を出し続ければ、自ずとついてくる部分もあると思います。こういう全国大会で点を決め続けることで、インカレで活躍できる場が増えると思うので、結果という部分にはこだわっていきたいです。
−怪我明けのブランクは感じているか
まだ復帰して1ヶ月くらいしか経っていないんですけど、自分は3年でプロ志望なので、プロに行くためにもっともっと上を目指さなければいけないので、ブランクは言い訳にはできないです。
−明日以降の戦いに向けて意気込みをお願いします。
連戦ということで全員の力が必要になってくると思うので、また今日から良い準備して明日みんなで勝てるように準備していきたいと思います。