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【サッカー】Jリーグ内定者インタビュー第3弾!V・ファーレン長崎内定・DF白井陽貴 編

2022年12月6日
法政大学城山サッカー場

3月11日、DF白井陽貴(スポ4=矢板中央)の2023年シーズンV・ファーレン長崎(J2)への加入内定が発表されました。今季の法大内定1番乗りとなった白井選手に内定の経緯や今の気持ち、特別指定選手として実際にJリーグでプレーしてみて感じたことなどをインタビューしました。

インタビュー全文

白井陽貴(スポ4)

―内定が決まり時間が経ちましたが今の率直な気持ちは
すごくうれしいですし、自分はこの大学にプロになるために入って来たので、まずはそこのスタートに立てたので、良かったです。

―内定の経緯は
今年のスタートのキャンプの方に参加させていただいて、キャンプが終わってすぐにオファーをいただきました。色々悩んだんですけど、条件とかもよかったし、自分にとってチャレンジできる環境だと思ったので決めました。

―特別指定選手として実際にJリーグでプレーしてみて、感じたことは
フィジカルだったり、サッカーに対する熱だったり、すべて強く感じました。でも自分が通用するところはすごくあったので、来季に向けていい経験が出来ました。

―具体的に手ごたえを感じた部分は
スピード感だったり、試合を通して自分の特徴であるプレー、ヘディングだったり、ロングフィードだったり、対人だったりという所は、いろんな相手がいたんですけど、通用した部分はすごくありました。そこは大学に戻ってきても自信になりましたし、来季長崎でプレーするにしても、すごくいい経験になって、自信を持って臨めるかなと思います。

―金沢戦では初得点もマークしました
点数を取るという所は自分が一番びっくりしていて、あの試合はセットプレーだったんですけど、いい準備はできていたかなと思いましたし、(点を)取れたのはすごく良かったのかなと思います。

―実際にプレーしてみて感じた長崎のサッカーの印象は
サッカーに対する熱というのはすごく高くて、一人一人すごく頭がいいですし、法政みたいにボールをつないだり、パスを回すチームなんですけど、すごく一人一人がサッカーについて深く考えているチームだなと思います。スタッフ・選手関係なくすごく仲のいい、温かいチームだなと感じました。

―長崎は法大とは異なり4バックがメインですが、対応には苦しみましたか
法政でも去年は4バックでやっていましたし、今年は3バックでやっていますし、いろんな変更というのがある中で、今後長崎以外の所でプレーすることになっても、サッカー選手としてそういう所には全部対応していかなければならないので、そういう点は大丈夫です。

―長崎の街の雰囲気は
城山みたいに山が多くて、田舎なんですけど、本当に人があったかいなと感じていますし、ファンサポーターの皆さんも、すごく受け入れてくれて、自分的にもいい環境だなと感じました。

―理想とする選手や選手像は
海外の選手になってしまうんですけど、プレーとかサッカーに対してはセルヒオラモス選手が自分の中ですごく好きで、サッカーに対して熱かったり、話したことはないのでどんな人かはわからないんですけど、プレーを見ていてすごく理想というかあこがれの選手かなというのはあります。

―長崎のJ1昇格に向けて白井選手が貢献できる部分は
大卒選手が長崎は少なくて、大学4年間で学んだことを長崎の地で、法政ではリーダーシップだったりとか、人間性という所をすごく言われているんですけど、自分自身の色というのを出して、長崎に還元できたらいいなと思っています。長崎も2年後の夏くらいには新しいスタジアムが出来て、すごくJ1に向けて力に入っているチームなので、そこの中心選手として活躍できるように、最後のインカレと残り少ない期間ですけどここで出来ることをやり切って、長崎の地に向かいたいなと思っています。

―1年目の具体的な目標は
開幕戦はスタメンで出たいなと思っています。バックの選手は前線と違って、交代とかあまりないので、なるべくスタンダードに出れるように、そういう選手を目標にしています。1年間を通して長崎の中心のメンバーになれるようにとは思っているので、常に試合に出続けられる選手というのを目標に頑張っていきたいと思います。

―昨年までは怪我も多くあまり試合に絡めていませんでしたが、今季はここまでコンスタントに試合に出場できています。その要因は
元々椎間板ヘルニアという怪我持ちで、そこのケアの部分で自分と向き合って自分のことを知るであったり、自分がどうしたらそういう風にならないかだったりを考えるようになりました。怪我は付き物なので仕方ないんですけど、やっぱりコンディションというのはこれからプロに行くにあたってすごく大切になってくると思うので、自分を知るという所はすごく意識していて。今シーズンも調子が良くなったとかではなくて、もともと自分はこんくらいできたんだけど、怪我だったり試合に出れないということで自信がなくなったり、自分で自分を下げてしまっているというのがあったと思います。プロに行ったら試合に出れない期間とか上手くいかないシーズンというのはあると思うんですけど、大学4年間でそういった所はすごく学べたので、この4年間を無駄にせず、プロに行っても活用というか使っていきたいなと思っています。

―インカレの決勝は元日に国立競技場で行われますが
国立は高校サッカーでも使われていましたし、ブラジル対日本戦を見に行ったんですけど、すごく見ていてこういうピッチに立ってプレーするというのは本当に素晴らしいし、自分がこのピッチに立ってプレーしたいなという気持ちはすごくあったので、この法政という仲間と1月1日という特別な日を迎えられるように、初戦からいい準備をして臨みたいと思います。

―長崎サポーターの皆さんへ
特別指定選手として数多くの試合に出させてもらって、自分の中では上手くいかない試合が多かったんですけど、それに対してもSNSでも声かけてくださったりだとか、実際にその会場に行った時に声掛けだったり、声出し応援だったり、本当にあったかい街だなと思っています。来年長崎で中心となれるように頑張るので、応援よろしくお願いします。

(取材・二瓶堅太)

今季の経験を活かしレギュラー定着を狙う

白井陽貴

スポーツ健康学部 4年 2000年10月5日生まれ
栃木県出身・矢板中央
182cm・80kg
『高い身体能力を活かしたプレーが武器。昨季までは怪我の影響もあり出場機会が限られていたが、今季は3バックの一角を担い、チームに欠かせない存在に。また、9月にはJリーグデビューを果たし8試合に出場。初得点も記録した。』

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