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【ハンド】2023年度関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 第2戦 対日体大 新体制チームで迎えた初勝利

ハンドボール

2023年4月16日(土)
中央大学多摩キャンパス

悔しさの残る初戦を迎えたが気持ちを切り替えて臨んだ第2戦。日体大の声量が響き渡る中、選手達は集中力を保ち続け前半の1点負けから後半追い上げ新体制チームでの初勝利を掴み取った!!!

岩﨑琢未選手(スポ健・3年)

試合結果

トータル試合結果

34
法政大学
16 前半 17 31
日本体育大学
18 後半 14

 春季リーグ戦結果

日付 対戦校 結果 会場
1 4月15日(土) 中央大学 ●28-33 中大多摩
2    16日(日) 日本体育大学 ⭐︎34-31 中大多摩
3      23日(日) 筑波大学 国士大多摩
4      30日(日) 明治大学 明大和泉
5   5月6日(土) 早稲田大学 日大八幡山
6       7日(日) 国士舘大学 日大八幡山
7     13日(土) 日本大学 三郷市総合体育館
8     21日(日) 東海大学 立教大新座
9     28日(日) 立教大学 国士大多摩

個人得点

  • 渡邊桂也 選手(経済・3) ・・・8点
  • 岩﨑琢未 選手(スポ健・3)・・・7点
  • 石田季里 選手(経済・4) ・・・6点
  • 西村佳起 選手(経済・3) ・・・4点
  • 竹中柊翔 選手(社会・2) ・・・3点
  • 栗田哲太 選手(社会・2) ・・・2点
  • 布田航  選手(経済・4) ・・・1点
  • 小柏魁  選手(社会・3) ・・・1点
  • 早川大翔 選手(スポ・3) ・・・1点
  • 林優我  選手(経済・2) ・・・1点

セーブ率

  • 山口隼和 選手(社会・4) ・・・46%
  •       松田大介 選手(社会・4) ・・・1/1(7mスロー)

戦評

2回戦の対戦相手は昨季秋リーグ2位、そして9点差を付けられ敗戦した日体大。前半、勢いのある速攻そして日体大の特有の声量でゲーム・雰囲気共に押され苦しい中最初の1点を主将布田航(経・4)が決める。相手の強力なディフェンスが働く流れを止めたい一手だったがすぐさま切り換えられ反撃された。ここから取って取られるという両者とも粘った試合が続く。途中、オフェンスを仕掛けるも相手の流れから逃れられない場面が。そんな中7mスローを与えられた副将渡邊桂也(経・3)、確実に決めた。昨年リーグでも活躍した渡邊の7mスローはさらに強靭なボールになっていた。その後巧妙なパスを受け入れた石田季里(経・4)が得点し、ついに1点リード。だが然も簡単には得点を許さない日体大に苦しむ。前半残り9分を切った時には周りからの掛け声や作戦調整によってか西村佳起(経・3)が力強いゴールを決めた。さらに林優我(経・2)が得点しここでまたも同点(13-13)。2点差を付けられた場面もあったがディフェンスの立て直し、そしてGK松田(社・4)が7mスローを防ぐなどと点差を1点に縮め(法大16-17日体大)前半戦を終えた。
前半の少し重い空気を持ったまま後半開始したが選手達は果敢に戦い続け雰囲気も良い流れに。法大のエース岩﨑琢未(スポ健・3年)を中心に石田・竹中柊翔(社・2)もゴールを重ねていく。昨年リーグから経験を積んできたGK山口隼和(社・4)も長い手脚を活かしゴールを守る。それでも日体大の試合スピードは速く、4点離しリードしていたものの試合終了まで5分を切ったところで一撃をくらい3点差に。勢いを止めることを知らない日体大の攻撃で2点差まで追い上げられるもののここでまたも渡邊が活躍。1点獲得、残り1分をきったところだった。そこからはディフェンスを固め相手に得点を許さず3点差で勝ちを掴み取った。全員の集中力が保ち続けられ個人、チームとして得た勝利であった。

選手インタビュー

山口隼和選手(社会・4年)GK

―今日を振り返って
まず自分は一つ上の先輩にすごく上手なキーパーがいたのですがその中で自分もサブとして入っていて試合(昨年リーグ)を経験させていただいていた中で今回初めて自分1人で出るという捥ぎ取った(もぎとった)勝利というのが自分の中で大きくて、自分だけというわけではないですが自分がずっと出て勝てたっていうところはすごく大きいなと思います。

―個人的に意識したこと
相手の大学の速攻が早かったり球が早いっていうのがあったので逆もつかれてしまうこともありましたが先に読みながら動くということであったりとかキーパーは一対一の場面が多いのでこっちを空けて動くであったり駆け引きの部分を重要視しました。

―キーパーの立場から見て他の選手の動きや気持ちの変化は
最初自分が止められていなかったのですがそこの部分でフィールドの方達が点を取ってくれるのは自分の中ですごく助かっていて救われているという部分はあります。そして去年と比べて勝った時に勝ちというのに満足してしまってそのあとの練習がこれでも良いだろうと少しだらけてしまうこともありましたが勝っていても途中のハーフタイムやタイムアウトでは自分たちで声を良く掛け合っていました。去年の負けという部分で悔しさがすごくあったのでその部分で勝ちに貪欲になったなと感じています。

―日体大に対しての作戦
前半、日体大の有名選手の方のフェイントが速くて周りを動かすのがとても上手なのでまずそこを止めるというのとボールが上からどんどん撃たれてくるので最初は打たれてしまっていたのですがちょっとずつ合わせていこうというのはありました。後半は同点が何回かあってちょっと流れも悪い感じで終わってしまっていたのでやはりそこにまず気を抜かないということが第一で、その次に前半相手の速攻でずっとやられていたので真ん中をちゃんと閉めてちゃんと止めるというところを意識してみんなで話していました。

―今後の意気込み
勝ちというところを第一の目標としてなのでそこで今もすごく嬉しかったのですが先ほども言った去年のように勝ちに満足してしまって練習で気を抜くというのが多かったのでそこはしっかりこの価値を噛み締めると共に一度ここからまたスタートだという形でやるのと自分の中でも課題が出たので次の試合までに克服できたら良いなと思います。

副将 渡邊桂也選手(経済・3年)

―今日を振り返って
出だしから相手のペースにならないようにという話をしていました。最初の入りは良くて、最後は勝てたので良かったです。

―個人・チームとして意識したこと
自分として意識したのは昨日そんなに調子が良くなくて今日は自分で点を決めてやろうと思い打ちまくって何個か入ったのでそれが結果に繋がったのではないかなと思います。チームとしては、相手は速攻が得意なチームなのでそれでこちらが速攻をしていると武が悪いので出来るだけ走らないという、ゆっくりゆっくり攻めるというのを意識して戻りは相手が速いからチームとしては自分達も早く行くということを意識しました。

―同点が何度かありましたがその時の気持ちや焦りは?
自分は割とベンチから声出ししていたのですが周りの声って意外と大事で団結して周りから集中しろというように。うちのチームは集中が切れてやられてしまうのですが今日は切れなくて最後まで行ったので良かったです。

―副将になって
副将になってからはやらなきゃいけないなみたいな気持ちが出てきました。自分が副将になったのは4年生が優しい、自分は怒るというか人に言えるというポジションで副将になったのだと思うので間違っていることもあるかもしれませんが何でもかんでも言って”言うこと”を意識して行きたいと思います。

―今後の意気込みをお願いします
年が明けてから筑波大学とは練習試合をやって手応えは悪くなかったし、こちらも上がってきているので慢心していたらやられてしまうのは100%なのですが去年ほど勝てないチームではないですし相手も少しレベルが下がったと思うので勝負する価値はあるかなと思います。

竹中柊翔選手(社会・2年)

―今日の試合を振り返って
チームとしてはなるべく失点を抑えたいと言う話で前半やられすぎている部分がありましたが後半は修正できて得点も決められていたし戻りもしっかり出来ていたので、良い流れで勝てて良かったです。

―個人的に意識したところ
マッチアップの人が有名選手で強いというイメージがあったので自分のところでやられないようにディフェンスはまず頑張ろうと思いました。オフェンスも自分から得点を取ろうとしましたが前半は上手くいかなくて、後半は上手く修正できて決めきることが出来たので良かったです。

―日本体育大学に対しての対策
相手が走ってくるチームなので、お互い走りあったらどうしてもこちらが負けてしまうのでこちらは落ち着いて自分達のプレーをしようと、そして相手の速いスピードに対しても対応していこうと意識していました。

―同点が何度かありましたがその時の気持ちや焦りは?
相手が強くて少しこちらが劣勢になってしまうと焦りがでてしまうのですがそこをグッと堪えてちゃんと自分達のプレーをしようと継続で守ってというのを出来たので良かったと思います。

―来週の意気込み
来週も勝ちます!

一人一人が勝ちにこだわり挑んだ勝負。何度か追い詰められそうな状況になってもメンタルをコントロールし白星を手にした。昨年からさらにパワーアップし帰ってきた法大、これからどのような今年の法大の色を作っていくのか期待が懸かる。

(取材・記事 松岡茉満子)

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