【バレー】 秋季男子1部-2部間入れ替え戦 対駒沢大 熱戦を制し1部昇格へ!
2023年秋季男子1部-2部間入れ替え戦
2023年11月4日(土)
2015年秋季リーグ以来の1部復帰を目標に掲げ、今季リーグでは11戦全勝優勝と邁進してきた法大バレー部。昇格を懸けた相手は駒沢大学。数々の苦難を乗り越え、宿願の1部昇格はもう目の前である。
試合結果
トータル試合結果
3 法 大 |
30 | 1セット | 28 | 0 駒沢大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 23 | ||
29 | 3セット | 27 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
1 | 山本帯刀(文4) | MB |
14 | 高橋慶帆(営2) | WS |
15 | 川波颯(文2) | WS |
16 | 小竹飛斗(法2) | WS |
18 | 五十嵐健人(営2) | S |
20 | 小田周平(営1) | MB |
19 | 藤野颯(文2) | L |
25 | 関大斗(営1) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
4 | 中田拓斗(営4) |
6 | 伊藤貴将(文3) |
21 | 村岡蓮斗(法1) |
緊張の第1セット。駒沢大学のサーブから試合が始まると、冷静なジャッジでアウトを見極め先制点を獲得。さらに、高橋慶帆(営2)がライトから強烈なスパイクを叩き込み連続得点に成功する。その後は一進一退の攻防で互いにサイドアウトを取り合う展開に。突破の糸口が見えない法大はミスも重なり3連続失点でリードを許し、流れを相手に渡してしまう。22-24と相手にセットポイントを握られるものの、小竹飛斗(法2)と高橋の活躍でデュースに持ち込む。そこからは互いの意地がぶつかりあう熾烈を極めた戦いを繰り広げる。29-28とセットポイントを握った状況で、高橋の強烈なサーブが相手コート中央に決まり、法大は貴重な第1セットをものにした。
続いて第2セット。川波颯(文2)のスパイクで得点を先取するも、相手に得点を返され、序盤は両者一歩も譲らない試合運びに。9-10の場面、小竹、高橋が連続して得点を取ると、小竹の2連続サービスエースで4連続得点を挙げ流れは法大へ。相手は堪らずタイムアウトをとる。タイムアウト明けも高橋のスパイクやブロックで相手に流れを渡さない。しかし、相手の粘り強いプレーで徐々に点差を詰められ19-19と同点に並び、遂には相手の巧みなプレーで20-21と一時リードされる。秋季リーグでこうした場面を幾度となく乗り越えてきた法大は堅実に点数を重ね、強みである高さを生かした小田周平(営1)のブロックで相手の攻撃を阻むと24-22とセットポイントを握る。最後は川波の力強いクロススパイクが決まり、悲願の1部昇格が目前に。
昇格が懸かった運命の第3セット。主将・山本帯刀(文4)の鋭いクイックでファーストポイントを奪うと、立て続けに山本のブロックが決まる。その直後、相手に3連続得点を許すものの、法大も3連続得点を挙げ、その後はシーソーゲームに。リベロ関大斗(営1)のレシーブから高橋のスパイクが決まると相手はタイムアウトを要求。すると相手の勢いは増していき、ここで4連続失点。法大のサーブレシーブミスからダイレクトを決められた直後、こちらも1回目のタイムアウトを要求。だが相手の勢いは止まらず得点を積み上げられ、14-18と4点差まで広げられてしまう。なかなか点差を縮められないまま試合は進み、相手が先に20点台にのる。法大は自分たちのバレーを貫き徐々に相手との点差を縮めていく。20-23の苦しい場面で高橋、小田の習志野高校出身コンビが点を取り、相手に2回目のタイムアウトを取らせる。その後1点を返されるも川波のサービスエースで本日2度目のデュースに突入。お互いの意地と意地がぶつかり合い、怒涛の試合で客席は沸く。最後は小竹の強烈なサーブで29-27と終戦。この瞬間、1部昇格が決定した。
最後の得点を決めた小竹選手
チーム全体の力を結集した末に長年の目標である1部昇格を果たした法大バレー部。勝利を決めた瞬間、選手たちは抱擁をかわし、嬉し涙を流す選手も。観客からは惜しみない声援と拍手が贈られた。
法大は3-0とストレートで駒沢大を下した。しかしその実情は、2度のデュースの末の勝利と厳しい戦い。1部はよりレベルの高い猛者たちが全国各地から集う場であり、まさに魔境である。しかし、どんな環境でもここまで揺るぎない実力を発揮してきた法大なら、活躍を見せてくれるだろう。