【硬式野球】秋季リーグ直前インタビュー⑮~中津大和外野手~

中津大和 外野手

ーー今の調子は
最初はあんまりうまくいかなかったんですけど、リーグ戦が近くなるにつれてやっぱり感覚が戻ってきて。調子は上がってきてるので、そのままこの調子を維持しつつ、リーグ戦を迎えたいです。

ーーリーグ戦が近づく中で今の心境は
最後のリーグ戦なので、優勝、日本一を目指して、チーム力で勝ちたいと思っています。

ーー 今春は4位に沈んだが
課題が多かったシーズンかなと。監督も変わって、チーム状況もまだわからないところもあったんですけど、学びも多かったです。(課題というのは)バッティングですかね。チームとしていかにいいピッチャーから点を取るか、または1点でも多く取って勝つかってのが課題かなと思います。(得点が入らなかった理由は)やっぱり勝負力であったり、勝負強さがまだまだ足りないのかなと思っていて。リーグ戦ではスタメンで固定されて出てる人も多かったんですけど、代打で行く人も多くて、やっぱりその1人1人がいいところで結果を出せてなかったからだと思います。

ーー大島監督は『競争』と『細部へのこだわり』を掲げて秋に向けてやってきたとのことだが
そうですね。競争はいつものシーズンと違ってあったと思います。 1年生をはじめとした下級生がいっぱい食い込んできた中で、 競争力が生まれたかなって思います。細部へのこだわりに関しては、練習の内容だったり質であったりを全員で話し合って決めた感じはあります。

ーーどのような競争が行われたのか
メンバーは固定ではなくなって、紅白戦で結果を出してきた人が今も生き残ってると思うので、 その分では競争できたのかなっていう風に思います。

ーー今夏の取り組みについては
練習がきつかったです。振り込んだり、トレーニングしたり、練習量が多かったなっていう風に感じます。(それは個人的にか)個人的にも増やしましたし、チームとしても増えました。(やはり春の悔しさがそこにつながっているのか)そうですね。このままじゃダメだと思うのんで、個人的にもチーム的にも増やしたのではないかと思います。

ーー法大に入学してみて
試合に出れるかなっていう感じで入ってきたんですけど、入ってからはそのレベルに入れたからこそ、自分自身が成長して試合に出ることもできたので、そこは入る前と入った後ではやっぱり大きく成長の度合いが違うのかなって思います。

ーーターニングポイントは
本当に試合に出れるとは思ってなかったんですけど、急遽抜擢(ばってき)されて、試合に出てもなかなか結果は出なかったんですけど、2年生の夏のオープン戦ではめちゃくちゃ打ってたんでそこはターニングポイントになったのかなって思います。

ーー1番辛かったことは
2年秋です。リーグ戦で打てなかったのが1番しんどかったです。(なぜ打てなかったのか)2年生からリーグ戦に出るにあたって、やっぱり4年生、3年生の試合に出てない人たちもいたので、そういうことで自分なりにプレッシャーをかけすぎて、自分はあんまり考えないタイプなんですけど、考えちゃったりしてそれが原因だったのかなって思います。

ーー今春はショートも守ったが
それはすごく自信につながりましたし、ショートを1シーズンちゃんと守れたってことは自分にとってもいい経験になりました。

ーー今後の野球人生は内野と外野どちらで
正直どっちもやりたいですね。

ーー外野手としての苦労は
最初は何回かトンネルとかして、ミスして怒られて、ミスして怒られての繰り返しで。今はもう自信持ってやることができてるんで、そこは成長したかなって思います。

ーー外野守備は誰かに教わったのか
いや、特に教わることはなくて、ひたすらノックを受けて、打球感を身につけてって感じです。(外野守備の見てほしいところは)守備範囲です。(意識していることは)ポジショニングでは常に動くことを意識して止まらない、常に考えて守っています。周りに指示を出しながら、アウトカウントを意識して動きながらやっています。

ーー打撃に関してはこの夏に向けてどのように取り組んだのか
やっぱりいい調子っていうのはなかなか続くものではないので、 今の現状に満足せずに、次々新しいことに挑戦して、それが結果的にはまればまた調子上がってくると思うんで、 変えるってよりかは、色々試して、またさらにいい状況を引き出せるようにした感じです。

ーー現在のバッティングフォームはいつから
変えたのは2年秋が終わってからです。大島さんにやってみろって言われて、ちょっとトップを動かして、ヒッチを入れるってのをやっています。そこを試してみて、タイミングが取りやすくなったので大島さんの教えを参考にしてやってます。

ーー個人目標は
個人的にはベストナイン、首位打者、三冠王を取りたいです。(1番のライバルは)自分自身です。

ーー現在のチーム状況は
個々のレベルもそうですけど、みんなで一体となって今年は勝てるチームだと思うので、学年関係なく、出た者全員が活躍できるいいチームだと思います。

ーーこの4年間で1番お世話になった同期は
田中勝大くん(文4=天理)です。日々のメンタルケアをしてもらいました。

ーーオープン戦が進むにつれて好ゲームも増えているが
粘り強いです。納豆みたいです(笑)。

ーー大島監督に対する思いは
大島監督はいい時も悪い時も自分を信用して使ってくれたので、恩返しとして胴上げがしたいです。

ーーキーマンは
野手では石黒です。(投手では)やっぱり健太郎(篠木、営4=木更津総合)と翔瑛(吉鶴、営4=木更津総合)がどれだけできるかって感じですかね。

ーーファンの方へ
必ず優勝して日本一になって、 ファンの方を喜ばせられるように、精一杯頑張ります。

(取材・矢吹大輔)

中津 大和(なかつ・やまと)
経営学部4年 2002年10月2日生まれ
石川県出身・小松大谷
180cm75kg・右投左打
昨季成績 : 13試合 47打数 15安打 4打点 2本塁打 8四死球 打率.319

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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