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【バレー】 秋季関東大学男子1部リーグ戦 対筑大 今季無敗の筑大相手にフルセットの死闘を制し、初の白星飾る

バレーボール

【バレー】 秋季関東大学男子1部リーグ戦 対筑大 今季無敗の筑大相手にフルセットの死闘を制し、初の白星飾る

2024年秋季関東大学男子1部リーグ戦
2024年9月22日(日)キッコーマンアリーナ

秋リーグ6戦目、リーグも後半戦に突入したこの一戦で、法大は昨季5位の筑波大と対戦した。試合はフルセットに持ち込む接戦となり、4セット目逆転から見事セットを制した法大がその勢いのまま、5セット目を制し今季初勝利を飾った。

試合結果

トータル試合結果

 

3
法 大


21 1セット 25  

2
筑 大


25 2セット 22
25 3セット 27
25 4セット 22
15 5セット 13

法大スターティングメンバー

背番号 選手名 ポジション
11 小竹飛斗(法3) WS
12 渡邊秀真(法3) WS
13 五十嵐健人(営3) S
14 藤野颯(文3) L
15 小田周平(営2) MB
16 村岡蓮斗(法2) MB
17 笹田崇太(文2) WS
20 関大斗(営2) L
 ※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ

途中出場選手

背番号 選手名
1 原海斗(営4)
3 伊藤貴将(文4)
18 坂本遼太朗(法2)
19 近江晴友(文2)

第1セット、筑波大が1点目をあげると続いてブロックの上から叩きつけるようなスパイクが何本も決まっていく。法大も食らいつき、得点は均衡してなかなか動かない。8-8の局面、WS小竹飛斗(法3)のスパイクが決まりその直後にサービスエースを叩き出す。そんな小竹の連続得点に触発されるように、筑波大はブロック・サービスエースと得点を重ねていき法大は1回目のタイムアウトを要求。試合終盤ではMB小田周平(営2)、村岡蓮斗(法2)のスパイク・ブロックが決まり、第1セットを落としたものの次のセットに繋がる流れを作った。

第2セット序盤、筑波大 牧大晃選手の3連続サービスエースにコートが筑波大の空気に包まれる。筑波大の流れに持ってかれてしまうのかと危惧したのも束の間、WS渡邊秀真(法3)のスパイクが決まった直後、WS川波颯(文3)のサービスエースが決まったことで法大の士気が一気に上がる。追い打ちをかけるように小田のブロックが炸裂し、筑波大はたまらずタイムアウトを要求した。タイムアウト後も集中を切らすことなく川波がサービスエースを決め、サービスエースが多発する試合となる。そんな姿に触発されたように渡邊の3連続サービスエースが決まり法大は見事逆転し、リードを奪う形に。その後スパイカー陣の活躍によりリードを守りきったままこのセットを制した。

続く第3セット、小田の攻撃が止まらず1枚でブロックを決めた時点で5-1。2セット目の勢いを保ったまま良いスタートを切った。その後筑波大も得点を重ね同点に並んでいた頃、渡邊が怪我によりコートを出ることとなり、代わりに初出場WS坂本遼太郎(法2)がコートに入った。交代直後、坂本は2点をあげチームの士気が上がる。試合は均衡したまま進み、場面は23-24。ミスをしたらこのセットを落としてしまうそんな場面で、トスは坂本に上がる。重要な場面でS五十嵐健人(営3)から託されたトスを見事決めきり、コートは大きな歓声に包まれる。デュースに持ち込む混戦となるもこのセットを落とす結果となる。

相手に2セット先取され、絶対に落とせない第4セット。序盤からじりじりと離さていき、相手の高い壁に攻撃を連続して阻まれ一時は6点差をつけられる展開に。法大のタイムアウト後、川波が次々とスパイクを決め得点差が縮まり始めると、転機は19-21、強力な守りで長いラリーを制すと流れは法大に向き始める。そこで、セット終盤のプレッシャーがかかる展開の中でも攻めのサーブを打ち続けていた小竹のサービスエースが炸裂。最後は川波の1点でこのセットを大逆転で物にした。

運命の第5セット、序盤から第4セットで大きな活躍を見せた川波のスパイクが止まらない。小田の速い攻撃や小竹の緩急のついた攻撃も重なり、法大が1歩リードする形でこのセットが進んでいく。小竹のスパイクが決まり法大はセットポイントを握る。ここでタイムアウトを挟み、五十嵐は誰にボールを託すのか注目が集まる最後の1点。トスは小竹の元に上がり、強烈な一撃が決まってこの試合を制した。

上位校との対戦で勝利をもぎ取り、今季初勝利をあげた法大。1点決まるごとに、チーム全員で喜びを爆発させる様子が印象的な試合であった。リーグ戦も折り返し地点にきたこの1戦での勝利は、チームを勢いづける大きな意味を持つだろう。リーグ後半戦でより多くの勝利をあげることを期待したい。

インタビュー

小竹飛斗(法3) 選手

ー今日の試合を振り返って
試合開始前に雰囲気をよくしようということで、得点が決まったら走り回るということを徹底していました。4セット目に5、6点差開いたときに流れをこっちに持ってこようとみんなで試合できたのが一番良かったかなと思います。

ー第4セットはサーブが特に光っていたが何を考えて打っていたか
金曜日からサーブの調子がよかったため、無駄なことは考えず自分のできることをしっかりやろうと思っていました。

ー最終セットどんな気持ちで臨んだか
法政はフルセットの際に負けることがほとんどだったのでここで一つ勝ち切って自分たちの自信の糧にしたいと考えていました。あとはとにかく楽しんで自分たちのバレーをするという感じでしたね。

ー最後の1点を打つ時、決めた時の心境
14-13でとったタイムアウトの際に誰にあげるかという話になって、自分は小田(周平)選手とか川波(颯)選手にボールを預けたらどうって思ってましたね。だけど五十嵐(健人)選手から「準備しといて」と言われてまじかって思いました。(笑)でも自分が決められないとは思ってなかったのでここで自信をもって仕掛けようと思って臨みました。決めた時はうれしさ半分頭真っ白半分でした。(笑)

ー今日の自分は何点かとその理由
60点くらいです。最初に自分を中心に崩れてしまったのでそこを立て直していかないと次の試合とかで勝ち切っていくことができないと思います。レシーブの要なのでその課題を克服していかないといけないと思います。

ー次の試合に向けて
次の専修大学は日本代表の甲斐(優人)選手のワンマンエースで、筑波と似たようなチームなんですよね。なのでそこをどれだけ崩せるかというところと、相手の隙をどうつくかというところがみそになってくると思います。そこを徹底的にできるようにこれからの練習に気合を入れて頑張っていきたいです。

坂本遼太朗(法2) 選手

ー今日の試合を振り返って
(渡邊)秀真さんが途中で怪我をしてしまい、試合に出る準備をしていないまま急に出ることになったけど、入った時に(渡邊)秀真さんのようなプレーができない代わりに雰囲気でチームを盛り上げて勝てるように頑張りました。

ー今日の試合に出るにあたってどんな心境だったか
アクシデントがあり、準備が十分ではなかったですが何とか勝ててよかったです。

ー秋リーグに向けて準備してきたこと
ブロックとレシーブが得意なので、ディフェンス面を意識して練習してきました。

-第3セットの相手がマッチポイントの際に点を決めた時はどのような心境だったか
点を決めた時は素直にうれしかったです。

ー次戦の意気込みについて
また途中から試合に出ることができたらチームの雰囲気をしっかり上げてチームのために勝てるように頑張りたいと思います。

(記事:栞、撮影:朝長亜依)

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