バレーボール
【バレー】 まさかの2回戦敗退… 1回戦は渡邊秀真の復帰戦で勝利を飾るも、2回戦は春リーグ2部3位の大東文化大と対戦し、フルセットの激闘の末悔しい敗戦/第44回東日本バレーボール大学選手権大会
第44回 東日本バレーボール大学選手権大会
2024年6月24日(火)、6月25日(水)
6月24日~28日に東日本インカレが行われた。初戦の相手は2部リーグ所属の亜細亜大。主力のWS川波颯(文4)不在のなか、一進一退の攻防を制して1、2セットを連続で獲得する。第3セットは相手に奪われストレート勝利とはならなかったが、続く第4セットを勝ちきり、セットカウント3-1で勝利をおさめた。2回戦では大東文化大と対戦。絶対に負けられない戦いの中、第1セットを先取するもセットカウント2ー1で迎えた第4セットを奪われ、流れに乗った相手に敗戦。最終結果は2回戦敗退ということとなった。
試合結果
1回戦
3
法 大
|
25 |
1セット |
22 |
1
亜細亜大
|
25 |
2セット |
23 |
22 |
3セット |
25 |
25 |
4セット |
20 |
法大スターティングメンバー
背番号 |
選手名 |
ポジション |
1 |
小竹飛斗(法4) |
WS |
4 |
渡邊秀真(法4) |
WS |
5 |
五十嵐健人(営4) |
S |
7 |
小田周平(営3) |
MB |
8 |
村岡蓮斗(法3) |
MB |
12 |
関大斗(営3) |
L |
24 |
鈴木美煌(法1) |
WS |
※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
途中出場選手
背番号 |
選手名 |
9 |
笹田崇太(文3) |
10 |
坂本遼太朗(法3) |
11 |
近江晴友(文3) |
・2回戦
2
法 大
|
25 |
1セット |
20 |
3
大東文化大
|
19 |
2セット |
25 |
25 |
3セット |
21 |
18 |
4セット |
25 |
13 |
5セット |
15 |
・法大スターティングメンバー
背番号 |
選手名 |
ポジション |
1 |
小竹飛斗(法4) |
WS |
2 |
川波颯(文4) |
WS |
5 |
五十嵐健人(営4) |
S |
7 |
小田周平(営3) |
MB |
8 |
村岡蓮斗(法3) |
MB |
12 |
関大斗(営1) |
L |
24 |
鈴木美煌(法1) |
WS |
※WS…ウイングスパイカー、MB…ミドルブロッカー、S…セッター、L…リベロ
・途中出場選手
背番号 |
選手名 |
9 |
笹田崇太(文3) |
10 |
坂本遼太朗(法3) |
11 |
近江晴友(文3) |
戦評
初戦の亜細亜大戦。第1セット、序盤でWS小竹飛斗(法4)がサービスエースで流れを掴み、法大のペースで試合を進めていく。ピンチサーバーで登場した笹田崇太(文3)にもサービスエースがうまれ、4連続得点で18-9と相手を突き放すも、終盤2点差まで詰められてしまう。ピンチの場面でWS渡邊秀真(法4)が連続得点を決め、勢いそのままセットを先取した。
第2セット、S五十嵐健人(営4)のトスでスパイカーがノーブロックで得点を決め、徐々に点差を広げていく。WS鈴木美煌(法1)のサーブで相手を崩し22-16とリードを奪う。その後相手に5連続得点を奪われるも、なんとか逃げ切り25-23で第2セットも獲得した。
ストレート勝利がかかった第3セット、開始直後にMB村岡蓮斗(法3)のブロックで得点すると、五十嵐のツーアタックなど多彩な攻撃をみせる。この勢いでセット獲得かと思われたが徐々に点差を縮められ17-17と同点に追いつかれる。そのまま相手の流れを止められず22-25でセットを奪われた。
第4セット、お互いに点差をつけられない、こう着状態の中、MB小田周平(営3)の4連続得点で13-10とすると、長いラリーを制しさらに流れを呼び込む。そのまま相手を寄せ付けず25-20でセットを獲得。セットカウント3-1で勝利し一回戦を突破した。
負ければおわりのトーナメント1回戦を見事に勝ち切った法大。セット後半、相手に連続得点を許す場面が見られたものの、自慢の攻撃力で上回り見事2回戦へ駒を進めた。
2回戦は大東文化大と対戦。第1セット、序盤からリードする展開に。中盤ピンチサーバーとして笹田が2試合連続のサービスエースを決め笹田は喜びを爆発させた。勢いに乗った法大は終盤追い上げられるも、最後はMB小田周平(営3)のブロックで25-20でセットを先取。
第2セット、4連続得点を許し6-10とリードされる。後半も18-23となかなかブレイクができず点差を縮めることができない。1年生で2試合連続スタメンの鈴木美にサービスエースが生まれ反撃したいところだったが、19-25でセットカウント1-1とされる。
第3セット、村岡の攻守での活躍もあり16-13でリードを奪う。終盤いつもの2枚替えでサーバーに近江晴友(文3)、前衛に坂本遼太朗(法3)が投入される。坂本がシャットアウトを決め、25-21で勝利に大手をかける。
第4セット、序盤は競る展開となるも、相手の攻めたサーブと力強い攻撃に11-17と大きくリードを許す。川波の強烈なバックアタックも決まり点差を縮めたいところだったが、相手の堅い守備に阻まれ18-25で決着は第5セットへ。
最終セット、川波の鋭いアタックが光り、8-10。小竹の気持ちのこもったサービスエースで1点差とするも、2点差を追いかける展開となり連続得点が取れず。13-15でセットを落としセットカウント2-3で敗戦。
連日関東2部との対戦となった今大会。1部で戦う法大は負けられない戦いとなった中、2回戦敗退という結果に悔しさが残る。しかし渡邊の約半年ぶりの復帰戦など今後につながる大会でもあった。
インタビュー
小竹飛斗(法4)

ーー昨日今日の試合を振り返って
自分たちの良いところが全く出てなかったなと。課題点が多く見つかる試合だったと思います。
ーー2部リーグの大東大相手ということで確実に勝ちたかった試合だと思うが
そうですね、相手が結構捨て身のサーブとか、いろいろ強気な場面が多く見られて、それに対して自分たちが守りの姿勢を見せてしまったことが1つの敗因かなと思います。あとはちょっと1年生の鈴木(美煌、法1)と、相手のエースのミスマッチが多く見られて、それに対しての対策がうまくできてなかったのが今日の敗因かなと思います。
ーー試合中にチームで合わなかった点や改善できたと感じた点は
自分たちが一番攻撃が弱い場面で、うまく自分たちの良いところを出せなかったっていう部分と、あと改善点はレシーブとブロックが一番大きいところだと思います。
ーーご自身の中で良かった点と改善点は
決めなきゃいけないときにスパイクをうまく決められたところは良かったと思います。改善点は、ディグの方がまだまだ拾わなきゃいけない場面で拾えなかったですし、うまくコースを絞って抜けてきたところのディグを上げられなかった部分は自分の改善点かなと思います。
ーー天皇杯予選に向けて
おそらくこのメンバーでレギュラーは大きく変わることはないと思うので、今回のように格下の相手でも、少しブロックが高く上背のあるようなチームに対しての対策をしっかり練りながら、天皇杯予選では結果を出せるように頑張っていきたいと思います。
渡邊秀真(法4)選手

ーー昨日の試合を振り返って
ケガの影響で、去年の11月にあった入れ替え戦から約半年ぶりぐらいにに公式戦をやりました。まだまだ自分の中で詰めきれていない部分や、試合に慣れてないとか、忘れているところも多くあったので、次の天皇杯までに合わせられたらなと思います。
ーーケガからの復帰戦だったが体の状態は
体自体は全然いい状態なんですけど、パフォーマンスに関しては前の半分以下くらいかなという感じです。
ーー久しぶりの実戦だったが、コミュニケーションに関しては
自分は久しぶりだったので、緊張とか気張ったりせずにプレーだけに集中しようかなという感じでした。他の選手は自分のプレーをどれだけ許容してくれるかというのを話しながらやってくれていました。
ーー2回戦を見ていてどう感じたか
相手は2部で1個下のカテゴリーなんですけど、チャレンジャーみたいな気持ちで向かってきたので、そこに押されてしまったのが負けてしまった原因かなと思います。
ーー天皇杯予選にむけて
そこまでには体を万全に整えて試合に勝ちたいと思います。
小田周平(営3)選手

ーー1回戦、2回戦を振り返って
昨日今日は2部相手ということで気を抜かず、自分たちのペースでやっていこうという話をしながら試合に臨みました。昨日も1セット取られて今日もフルセットで、相手の攻めるサーブにキャッチが返せず、攻撃が手詰まりになってしまうことが多くて、それが今日の負けにつながった原因かなと思います。
ーー今日の相手は守備力も高かったがどのように対応したのか
サイズが大きい相手だったので、ミスを出さないようにエースの川波さんでなんとか点数を取るという感じで攻めました。
ーー後半は苦しい展開が多かったが、選手間同士のコミュニケーションは
5セット目とかは特に気持ちで負けないようにサーブとかスパイクの攻撃面でしっかり攻めるようにコミュニケーションをとっていました。
ーー春季リーグのブロック賞の感想は
リーグ通してこういう賞を取れたことは自分にとって1番うれしいことですし、秋も賞が狙えるようにがんばりたいと思います。
ーー天皇杯予選に向けて
まずは1個1個の試合を勝ちきれるようにチームでがんばりたいと思います。
(記事:野原梨央、宮下柚華)