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【バレー】コロナ禍のシーズンを戦い抜いた選手たち… 4年生引退インタビュー! 

春季リーグや東日本インカレの中止など、例年通りとはならなかった今季の大学バレー。そのような中でも切磋琢磨(せっさたくま)し、今シーズンを戦い抜いた4年生たちにお話を伺った。

主将としてチームをけん引した佐藤選手

 4年生コメント

佐藤優弥主将

ー先日の愛知学院大戦を振り返って
結果としては1ー3で勝つことはできませんでしたが、今年初めてのちゃんとした公式戦という形で試合をして、4年生らしさが出ているプレーができたかなと終わってみて、改めて感じています。

ー4年生らしさとは
どんな場面でも笑顔で、苦しくても笑いながら、いい意味で緊張感のないところですかね。

ー今シーズンを振り返って
コロナウイルスの影響や、就活もあり、練習ができない期間も続いたが、練習ができるようになってからはやることもやっていました。試合自体は少なかったですが、色々なことがあっていい経験ができたシーズンでした。

ー主将としての1年はどうでしたか
練習や大会も少なく、例年に比べて主将としてのやることは少なかったとは思いますが、やるべきことはやったと自分で思っています。特に、これをやっておけばよかったなと後悔することもないです。

ーこの4年間を振り返って
1番印象に残っているのは、去年の2部リーグでの優勝です。それと同時に、2回入れ替え戦に出場したのですが、そこで勝ちきれなかったことは悔いが残りますし、最後もインカレしかなかったですけど、最後の最後で4年生らしくプレーすることができたので色々なことはありましたが、よかったなと感じる4年間でした。

ー同期のメンバーを振り返って
同期に関しては本当にクセが強い人たちがたくさんいました。個性が強い分楽しかったし、充実した4年間を過ごせたと思います。とても感謝していますし、これからもバレーを続ける人もいるので、機会があれば応援したいです。

ー期待の後輩はいますか
自分が出場していた時に一緒に出場していたMBの緒方と袴田、リベロの森山ですかね。来年は2人がいますが、その後も森山もいますし、引っ張っていってほしいです。

ー後輩へのメッセージ
今年は公式戦も練習試合も少なくて、経験という面では例年よりできなかったですけど、来年以降は今年よりは経験する場面が多いと思います。今まで1部昇格の目標をたてて、結果を残すことができなかったので、後輩たちには、1部に上がって、そこから落ちることなく、1部で安定して勝負できるようになってほしいと思います。

ー卒業後の進路は
僕は現役はやめようと思っています。ただ、地元の新潟に帰るので、自分の所属していたクラブチームなり、中学校なり、指導をして今後の選手の育成に携わっていきたいと思っています。

ー応援してくださっている方々にメッセージをお願いします
今年は会場で会うこともできず、結果報告のみとなってしまいましたし、最後の最後に結果を残すことができませんでした。けれど、個人的にはいい試合ができたと思っていますし、中継を見ていただければそれも伝わると思います。応援してくださる方には本当に感謝しています。

 

主将としてこれまでチームをけん引してきた佐藤

大吉匠

ー今季を振り返って
去年の秋に入れ替え戦で負けてしまって一つ上の4年生が引退したので、今年の春リーグは絶対に1部に上がってやろうという気持ちでいましたが、コロナの影響で試合がなくなってしまったのはすごく残念です。でも最後に代替試合や全カレができたというのはすごくうれしかったです。

ー4年間を振り返って
個人的には、部活をやっていて嫌になることもありましたが、それを続けさせてくれたのは今の4年生の同期がいたからだと思います。だからこそ楽しく部活ができたし、最後も勝つことはできなかったけれど楽しく終われたので、そこは同期のみんなには感謝したいです。

ー1番印象に残っている試合
2つあるんですが、1つは1年生の時の全日本インカレです。そのときは早稲田大学と対戦したのですが、2部の法政が1部の早大にフルセットまで行き、自分がギャラリーで見ていて初めて法政って強いのかなと感じた試合でした。もう1つは去年の秋リーグの慶応との試合です。勝てば1位、負ければ2位という状況で、相手のミスではなく自分たちの力で勝つことができ、それで入れ替え戦に進むことができたというのが大きいです。また、去年の4年生の集大成で自分たちもそれに貢献できたという点も印象に残っています。

ー感謝している人は
1番最初に感謝しないといけないのは親だと思います。自分自身、この前引退してバレーボールはこの先もうやらないので、小学校に入学する前からずっとバレーをやらせてくれて、中高は私立だったのでお金もかかってると思いますし、そこで援助してくれたのは1番に感謝しないといけないと思います。そして法政に入ってからの同期8人です。部活を続けさせてくれたのは同期だったので感謝したいです。あともう1人は中学の顧問の先生です。その先生がバレーを楽しくする方法を教えてくれたので、そのように指導してくれた先生にも感謝しています。

ー後輩に向けて
あえて厳しいことを言うのであれば、ちゃんと練習して強くなりなさいということです。チームの中心であった今の4年生がごっそり抜けてしまうので、そこに関しては今の3年生がみんなで一つになってチームを引っ張っていってほしいなと思います。やっぱり勝負の世界なので、勝ち負けはついてくるので、勝ちを意識して頑張ってほしいです。

ー最後に応援して下さる方へメッセージをお願いします
今年は試合がなくて、思うように活動できず結果も伴いませんでしたが、また来年からの選手を応援してあげてほしいなと思います。何かしらの援助が必要だと思うので、物理的なものでなくても声援が届くと、彼らの力になると思うので来年も応援してくださるとうれしいです。よろしくお願いします。

リベロとしてチームを支えた大吉選手

竹田将也

—1年間振り返って
最後のシーズンでリーグ戦もなくて目標の一部昇格の機会もなかったので、後輩たちの糧となるように経験をさせつつ最後だったので、自分たちも力を発揮できるようにと意識していました。

—部活停止期間は
体育館を使えなかったので、自分で外走ったり、地元の友達が近くの公園でサッカーとかやったりしていたので、そこに混ざってサッカーとかやったりしてました(笑)。とりあえず体は動かすようにしていました。

—4年間を振り返って
1、2年生の時は練習がきつかったし、試合にもそんなに出れなかったので、下積み期間というか自分の足りない部分を強化する期間でした。3年生になってからはスタメンで出る機会が増えたんですけど、自分以外の選手が2年生ぐらいの時からスタメンで出ていたので、その中で自分だけが新しく入ったという感じなので。そういった面で自分が入ったから負けたみたいにはなりたくなかったので、1番練習しましたね。

—同期に対して
同期は本当に仲良くしてくれて言いたいこと言える関係だったので、そういう意味ではすごい話しやすいですし、バレーでのこともお互いに指摘し合えたので、本当にありがたい存在だったと思います。

—特に仲の良かった選手は
大吉、大村とかですかね。彼らとは本当に軽口の叩き合いで(笑)。色んなことを言い合った仲なので、良い仲間ですね。

—1番の思い出は
3年の秋の入れ替え戦ですかね。ちゃんとスタメンで出始めたのが3年の秋リーグからで。しかもその時に全勝優勝できて、それで入れ替え戦にいってフルまでいって。結果負けてしまったんですけど、1番頑張った試合だと思っていて、悔しかったですけど良い経験ができたなと思えた試合で1番思い出に残ってるかなと思います。

—苦労したことは
さっきも言ったように途中から試合に出させてもらうようになったので、チームメンバーに迷惑かけないようにと思ってやってたんですけど、逆にプレッシャーでリーグ戦前日寝れなかったりしたこともあるので、その期間は結構大変でした。

—後輩へのアドバイス
とにかく仲良くすることですかね。お互い気を遣ったりしないでなんでもぶつけれるような関係になって欲しいなと思います。

—期待する選手は
緒方ですかね。1年生の頃からミドルブロッカーとして試合に出ていましたし、彼自身今年からキャプテンなので、頑張ってもらいたいです。

—今後バレーは続けますか
続けたら続けたいという感じですね。社会人のクラブチームであったり、自分の親が今小学生バレーを指導しているので、コーチとして小学生を指導したりする感じで関わっていけたらと思います。

—応援してくれる方々へ
惜しいところまでいって一部昇格できなかったことが2回あって悔しい結果になってしまったんですけど、応援してくれた方々には本当に感謝しています。応援してくれたおかげで力が出た場面も何度もあるので本当にありがとうございました!

空中でもボールを器用にさばくスパイカー

 大村翔哉

ー先日のインカレを振り返って
今年はコロナウイルスの影響で試合があまりなかったのですが、最後は同期全員で楽しく試合ができたと思います。

ー今季を振り返って
試合がなかった分、ずっと1年間練習をしてきたので、みんなと深くコミュニケーションをとって仲良くできたと思います。
最初はモチベーションを作るのも難しかったですが、もしかしたら試合があるかもしれないという意識もって練習に取り組みました。

ーこの4年間で印象深いできごとや試合はありますか
印象が1番残っているのは、1年生の時の全カレで早稲田と当たった時の試合です。あの時が自分のピークだったのかなと感じます。自分のプレーも良かったと思うし、チーム全員のプレーもとってもよくて、雰囲気も1番良かったなと感じる試合でした。

ー同期に対してのメッセージ
卒業後はみんなバラバラになってしまいますけど、この同期で4年間(バレーボールを)できたことはとても幸せな時間だったと思うのでありがとうと伝えたいです。

ー同期はどんな方々でしたか
みんな変わってる人たちなので、だからこそ面白かったですね。

ー4年間を振り返って感謝を伝えたい人はいますか
感謝を伝えたいのは両親ですね。

ー期待の後輩は
次キャプテンになった緒方(悠大・法3)ですかね。プライベートでも一緒にいる機会が多かったので、活躍してプロに行ってほしいですね。

ー現在、東京ヴェルディでも活躍されていますが、大学バレーとの違いを感じるところなどは
やはりパワーが違います。最初は「これがプロか」っていうのをとても感じました。

ー1つ上の先輩である蔵田選手も所属されていますが、アドバイスなどはいただきましたか
そうですね。蔵田さんとも大学時代からずっと一緒にいたので、ヴェルディの時も雰囲気や「こうしていきなよ」といったアドバイスやバレーの戦略とかを教えてもらってやっと慣れてきました。

ー応援してくださる方々にメッセージを
法政大学を卒業して、東京ヴェルディに入団しました。まだバレーを続けるのでこれからも応援よろしくお願いします!

力強いスパイクでチームをけん引してきた大村は卒業後東京ヴェルディへ進む

中田啓貴

―今シーズンを振り返って
今シーズンは試合をする機会が少なく、どのように最後の試合に向けて調整していくかがとても難しかったです。

―4年間を振り返って
同期や先輩、後輩とみんなに恵まれて楽しくバレーができたなと思っています。最後の年は不甲斐ないといいますか、少し心残りがありますが、楽しい4年間でした。

―印象に残っている試合はありますか
3年生の時に、1学年上の西田選手がけがをしてしまったときに出た試合があるのですが、それが一番緊張しましたね。青山学院大学との試合でした。その試合が印象に残っています。

―同期のメンバーについて
大吉くんとはバイト先も一緒で、常に一緒にいる感じでしたね。他のメンバーも、ほとんど中学や高校のときからずっと知っている人たちばかりだったので、とても仲のいい学年だったと思います。

―後輩へのメッセージをお願いします
今年、1部に上がることができなかったので、来年1部に上がって頑張ってほしいなと思います。

―卒業後について
卒業後は、ほどほどに、楽しくバレーができればいいなと思っています。

―大学バレーの区切りにあたり、気持ちを伝えたい人は
両親です。小学校からずっとバレーボールをやってきましたが、両親の助けがあってこその今の自分だと思うので、両親に感謝しかないです。

―ファンにメッセージをお願いします。
法政バレー部を応援してくださるファンの皆様には、今年は全然試合を見せることができませんでした。来年以降は後輩たちが良い試合を見せてくれると思うので、ぜひ応援してください。

 

的確なパス回しでチームの司令塔となった

仲村将大

—1年間振り返って
自分は怪我もしましたし、コロナもあったり、あとは就活で半年ぐらい地元に戻っててあんまりチームに居れなかったので、最後全日本インカレとかは試合にも出させてもらって本当になんと言ったら良いのか(笑)。
色んなことがあったシーズンでした。

—部活停止期間は
その期間はちょうど怪我しててリハビリも兼ねてしっかりと休息を取ることができたし、地元のトレーニング施設とか体育館は使えたので、そこを使って体を使ってました。
その期間でコンディションを整えることができたと思います。

—4年間振り返って
自分の中では結構学ぶこととか、勉強することとか良い経験をさせてもらったりだとかとにかく良い4年間だったなと思います。それこそ将也(竹田)と同じで1.2年生の頃は試合に出てなくて、しかも1年生の頃は1番下の仕事とか練習が厳しくて。2.3年生になるにつれて練習試合とかで出させてもらうようになってからは、厳しい時とか苦しい時とかもあったけど、同期とかが優しかったり面白かったりしたので、みんなに助けられたなという感じです。4年生になってからも自分の中では同期の存在が大きかったなという感じです。本当に同期には「ありがとう」って伝えたいですけど、言わないです(笑)。どうせ言ってもうざいと思われるだけなので(笑)。

—特に仲の良かった選手は
自分は佐藤ですかね。彼とは小学校からの付き合いなので。小中と一緒にバレーやってて高校は別々なんですけど、大学でまた再開してって感じで。本当に10年以上の付き合いなんです(笑)。

—1番の思い出は
1番の思い出は1年生の頃の練習が厳しかったことですかね。でも、毎日楽しかったです。

—特に厳しかった練習は
2つあって、台上レシーブとラントレですね。台上レシーブはコーチとか監督が台の上に登ってそこから出るボールをひたすら追いかける練習です。ラントレはバレーボールコートを50秒で5周したり、1分だったりタイムを決められてその間に走り切る練習で。
1番きつかったですね(笑)。

—後輩へのアドバイス
自分たちの代は(身長が)全体的に小さくて1番大きくても180ちょっとぐらいであとみんな170㌢台で小さかったので、ブロックとかネット際が弱くはないですけど、後輩たちはみんなでかいので、ブロックとかそういう面を期待したいなと思います。

—期待する選手は
緒方ですかね。自分とはバレー以外の話をよくしたり、遊びに行ったりするんですけど、バレーになると誰よりも真剣になって。試合前とかにクイック合わせたり、自分から自主練したりしてて良い選手だなと思います。でも、コミュニケーションとか得意な方ではないと思うので背中で、プレーでチームを引っ張っていって欲しいです。

—今後バレーは続けますか
自分は社会人のクラブチームで続ける予定です。自分の親は小学生のクラブチームを指導しているので、そこにも顔出ししながらバレーと関わっていこうかなと思っています。

—応援してくれた方々へ
感謝しかないです。自分はあんまり試合には出れなかったんですけど、同期とかが出ている試合で色んな方々が応援してくださってて「あーすごい応援されているなぁ」と思ったことが何度もあって。本当に応援してくださる方々がいることで本当にバレーボールをやってて良かったなと思えるので、感謝はしっかり伝えたいなと思います!

けがを乗り越え最後まで戦い抜いた

村岡拓海

ー今季を振り返って
コロナで大会がなくなってしまい、秋リーグや全カレもできるかできないかがあやふやで、選手の中でもいつ引退なのかわからない状況で練習をしていたので、モチベーション的には難しい時期ではあったと思います。それでも辞める選手もおらず、みんな最後まで練習に向き合って、なんとか試合ができるようになったので、そこに向けてもう一度ちゃんと練習ができたのはよかったと思います。去年は1部昇格に向けて練習して、入れ替え戦や全カレに向かっていったということが、今年は思うようにできなかったので残念なところではあったと感じています。

ー4年間を振り返って
4年間で監督やコーチも変わって、4年生が辞めてしまう代があったりして波乱万丈な感じもありましたが、僕たちも上に立って下の学年にどう見せるかというところで、自分たちのカラーは変えずにやってこられたというところはすごくよかったと思います。僕自身も3年生の春から試合に出始めましたが、そこで試合に勝つためにどうするかということを自分やチームと向き合って、真剣にやっているときは厳しいことも言い合えたので、いい経験になったかなと思います。

ー1番印象に残っている試合
昨年の入れ替え戦の駒澤大学との試合です。2部リーグは予選が11試合あって、全部勝ち抜くということは選手の調子もあるのでなかなか厳しかったのですが、その状況で勝ち続けて最後の慶応にも勝てたのはよかったです。でも悔しかったのは、そこまで勝ち続けても入れ替え戦の1試合で2部残留という結果になってしまったということです。みんなその試合が終わった後は落ち込んでいたと思いますが、そこに向かっていく練習の過程ではみんなの気持ちが一つになっていて充実していたと思います。勝負の世界なので、簡単に勝つことはできないということも実感しましたが、本当に努力して練習を頑張ったという点はよかったと思います。色々感情が動いた試合だったし、いい経験ができたので僕の中では印象に残っています。

ー感謝している人
家族や両親です。小学校から13年間バレーボールをやってきて、何度も監督や指導者やチームメイトとぶつかることもありましたが、その時も両親が察して関わってくれました。また、関東バレーを肌で感じたいと思い、岐阜県から関東に行くことになっても両親が背中を押してくれて、そのおかげで4年間いい経験ができたので、そういった面からも感謝しています。また、どんな時でも応援してくれた弟たちにも感謝しています。

ー後輩に向けて
チーム全体ではみんなそれぞれの方向性があって、なかなか一つになるのは難しいとは思いますが、個人が今持っている気持ちを残りの期間で切らさずにやってほしいです。真面目にやっている子は力を試合で出せるようにやってほしいですし、今のままじゃだめだと思っている子は、自分としっかり向き合ってこれからいい方向に持って行って、チーム全体として1部を目指せるようになってくれることを期待しています。

ー最後に応援して下さる方へメッセージをお願いします
ここ数年は結果が出ず、OBの方や応援してくださる方の中には「何やってるんだよ」という気持ちになっている方もいるとは思いますが、それでも選手は一生懸命取り組んでいるので、温かい目で応援してくださるとうれしいなと思います。これからも法政のバレー部は続いていくと思うので、頑張っている子たちを末長く応援してほしいです。

伸びのあるスパイクでチームに貢献

木下綾夏 主務

—今年を振り返って
私の代は佐藤や大村など1年生の時から主軸として出ていたメンバーもちらほらいて、最後の年で自分たちの手で一部に上げてやろうと思う気持ちはすごい強かったと思います。マネージャーとして彼らの努力を1番近くで見てきた身としては、なんか悔しいなという思いでいっぱいです。

—マネージャーになったきっかけは
ずっと私もバレーボールを高校までやってきていたので、サークルとかではなく、バレーボールをするために法政に来ていて、最後の学生生活を遊びたい気持ちとかを無くして、部活にすべてを捧げている場で大好きなバレーボールと関わたいなと思っていたので、マネージャーになりました。

—苦労したことは
自分が高校まではプレーする側でサポート側に回ることがなかったので、そういう意味では性別も違くてみんな大学生というある程度大人になった状態で彼らとどう接したら良いのだろうかと本当に初歩的なところから最初はわからなくて悩んでいて苦労しました。でも、先輩のマネージャーの方が2人いたので、心強くて色々なるがままにやっていく中でマネージャーってやることが限られていると思うんですけど、私木下綾夏がマネージャーで良かったなと思ってもらえるように日々試行錯誤する日々でした。

—よかったことは
そうですね。やっぱり1番近くでみんなを見ているので、一個一個の勝利というのは、自分が出ていたわけではなく見ていただけだけど、本当にみんながやっと取れた一点があったら私もみんなと同じぐらいうれしいし、負けたら悔しいし、そういう喜びとか悔しさをみんなと一緒に分かち合えた瞬間っていうのが1番良かったかなと思います。

ー1番印象深い試合は
入れ替え戦まで行って、フルセットで負けた瞬間も色々思い出があるんですけど、1年生のときの全日本インカレで早稲田とやった時が1番印象に残っている試合です。その当時全日本インカレ4連覇中の早稲田に対して全然劣ることなく、みんなが食らい付いていました。その時も私の代では大村と佐藤が出ていて大村にトスが上がれば決まるみたいな感じでみんなすごく盛り上がっていて。本当に観客席の保護者の方から控えの選手までもみんなが一体となって観れた試合でした。その当時の4年生にとっては最後の集大成となる試合で、1年生のときにそういうことを経験できたのはすごく良かったのかなと思います。今でも結構みんな「あのときの早稲田戦は」とか言ってたりするので、みんなも結構印象に残ってるんじゃないかなと思いますね。

—同期に対して
すごく最初の第一印象がみんな個性的すぎて初めて会う種類の人たちだなっていう印象がすごくありました(笑)。
やっぱりみんなは小さい時から高校まで本当にバレー漬けの生活で経験してきたものも違うし、生活してきた環境も違うので、本当に最初は個性的な人たちでどう接したら良いんだろうという気持ちがあって。
本当に最初は喋れなかったです。特に私は北海道出身で、仲村は岩手なので、そういう意味でずっと一緒にいて、3年生の頃からやっとちゃんとみんなとコミュニケーションとれるようになったなという感じです(笑)。でも4年間在籍した中で本当に1番バレーボールやるっていう時は本当にスイッチを入れて集中してやって、でも同期みんなで遊びに行くってなったら本当に一生懸命遊ぶので。そういう切り替えのできる子たちだなという印象になってからは最初距離があったけど、今では「あ、意外とみんな優しいじゃん」とか思うところもあります。
最初苦手意識があって、本当に今では恥ずかしいけど「いつも大好きだよ!」とか「バレーボールしている時かっこいいよ!」ってみんなに練習中に言ったりしていて、この代ですごく良かったなって今では思います。マネジャーとして入ってきた私を受け入れてくれて『ありがとう』という気持ちを今伝えたいです。

—感謝を伝えたい人は
後輩のマネージャーのきたほりです。
きたほりが入ってきた時は、来年から最上級生のマネージャーとしてやっていかなければならないという時で。本当にどうしようかなと悩んでた時期に入ってきてくれて、私の話をちゃんと聞いてくれるし、一生懸命私についてきてくれて、すごく助かったところがいっぱいあったので、日頃から常に感謝していました。改めて感謝を伝えたいです。

—後輩へのメッセージ
今年こそはリーグ戦でみんなのこと1部に上げて、4年生としての姿を私たちの代も見せたかった部分もありました。チーム作りとか、こうやって試合やっていくんだぞ!って言うのも見せれてあげられなかったので、申し訳ないなって言う気持ちがあります。でも、来年も緒方とか1年から主力としてやってきてくれた選手たちが最上級生になるので、そういう意味では入れ替え戦も経験してるし、4年生と一緒にコートに入って1番近くで見てきた選手なので、少しでも私たちがやってきたことを少しでも伝われば良いなと思ってるのと、本当に来年こそ一選1部に昇格してほしいし、チーム作りを1から行う中でいっぱい大変なことあると思うけど、煮詰まった時には4年生の誰かを捕まえてきっとあの子たちは助けてくれると思うので、甘えれるところは甘えて。彼らなりに彼らの法政バレーのカラーを来年作って欲しいなと思っています。
来年の活躍楽しみにしています!

さまざまな苦労を乗り越え法大を支えた

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