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【陸上競技】第20回トワイライトゲームズ・男子200mでルーキー濱が優勝、4継では法大歴代2位の大会新で準決勝!

第20回トワイライトゲームズ
2025年8月20日
日産スタジアム

8月の真夏日に行われたトワイライトゲームズ。9月の東京世界陸上の代表権獲得に向けて実力のある実業団選手も多く出場する中、学生の法大選手も躍動。男子200mでは1年生の濱椋太郎(スポ=目黒日大)が自己ベストの20秒70(-0.2)で優勝。4×100mRでは法大記録(38秒78)に迫る38秒83の大会新記録で2位になった。また関東インカレ、日本インカレ優勝の新主将・山田暉斗(経3=法政二)も優勝を果たした。

▼個人成績

男子

200mタイムレース決勝

順位 選手名 記録
1位 濱椋太郎(スポ1) 20.70(-0.2) (2

400mタイムレース決勝

順位 選手名 記録
6位 菊田響生(スポ1) 46.48 (1

800mタイムレース決勝

順位 選手名 記録
10位 石澤空武(2) 1:53.70 (1

110mHタイムレース決勝

順位 選手名 記録
2位 松本望(社4) 13.65(±0.0) (2
4位 山中恭介(現2) 13.75(±0.0) (2
6位 小池綾(経3) 13.88(±0.0) (2

4×100mRタイムレース決勝

順位 選手名 記録
2位 法大

(田原-田中-濱-齋藤)

38.83 NGR (2

砲丸投決勝

順位 選手名 記録
1位 山田暉斗(経3) 17m19

三段跳決勝

順位 選手名 記録
6位 山下遥平(スポ4) 15m45(+0.7)

女子

400mタイムレース決勝

順位 選手名 記録
16位 入江有咲陽(スポ2) 57.69 (2

4×400mR決勝

順位 選手名 記録
5位 法大

(入江-星野-福島-鈴木)

3:47.22

Pick up

濱椋太郎

今年の法大を引っ張るルーキーの濱が今大会大活躍を見せた。個人種目男子200mではコーナーを抜けた得意の後半で加速。上位の実業団選手を次々と捉えていき、最後は0.01秒差で1位を勝ち取った。また20秒70(-0.2)は日本インカレでマークした自己ベストを更に更新。しかし「20秒前半というのを目標」にしていた濱にとっては、このタイムにはまだ満足していない様子。ここから更なる飛躍を誓った。また3走を務めた男子4×100mRでは大会新の準優勝に貢献。1年生ながら法大を引っ張る中心選手として存在感を見せつけた大会となった。

インタビュー

濱椋太郎

―今回の大会を振り返って
今回はPB更新と優勝と3位以内、PB更新の20秒前半というのを目標にやっていったんですけど、タイムはあまり良くなかったです。ただ、実業団の実績のある選手と走ってしっかり勝ち切れたというのは、とても収穫だったと思います。

―自己ベストの要因は
一応変えてみようと思って、スタブロの形とかスタートを少し変えました。それがはまりはしなかったんですけど、気持ちの部分でしっかり、この間の北麓の記録の反省を生かせたと思います。

―夏はどんな練習をしたか
夏は解散期間があったので、練習はいつも通りです。ただ、コーナーが明確な課題なので、そこを重点的に取り組みました。

―今大会に向けての調整はしたか
いつも通りやりました。

―次の大会の目標は
海外の試合に出る予定です。そこでしっかりと勝ち切るというのはマストにしたいと思います。その中でも自己ベストを出すというのは意味があると思うので、その大会で優勝と自己ベストの更新、そして法大記録の更新を目指します。

―大会記録を出したリレーを振り返って
自分以外の3人がとてもいい走りをしてくれました。ただ、自分のところで順大さんに抜かれてしまい、リードしていたとは思うんですけど、ひっくり返されてしまいました。法大記録も狙っていたので、とても悔しいタイムと順位でした。ただ、3位以内に入ってみんなで賞金を分けられたのはとても良かったです。

(インタビュー:加藤直樹)

山田暉斗

ー今大会を振り返って
練習で意識している技術の改善点をイメージして臨んだが、試合の動きと練習のイメージのズレが大きかったのが反省点です。

ー今季から新主将に就任した覚悟について
主将に就任してからの初戦だったが、散々だったので、今年はあと国スポしか大きい試合はないため、残りの試合でカバーできるように主将として頑張りたいです。

ー帰省で休めたか
地元は神奈川で大学からも1時間ほどで通えるので帰省期間中も大学で練習していました。

ー秋季の目標は
今回はイメージしていた技術と大きく乖離していたので、修正をして再来週の大学の競技会で今の技術の課題と試合のイメージのすり合わせをして、滋賀で国スポが11月の末にあるので記録としてはそこにピークを持っていけるようにしたいです。

ー今大会で優勝したことについて
順位よりも技術的な課題や記録を意識して臨みましたが、ダメダメだったのでまた頑張ります。

ー試技の回数4回だった影響は
今回はエントリーした人数が少なく予選は全員通過できるため、プレッシャーはあまり感じませんでしたが 、いつもは後半にベストが出るので技術的な課題を試合の中で修正できなかったことが反省点です。

ー試合中での技術の改善はどのように
練習ではできていた形が試合の中では崩れていたので、動画を見てその都度改善をするようにしていました。

(インタビュー:山田竣矢)

男子4×100mR

―大会新という記録について
田原:翔太さんが最後のリレーということで、最後花を持たせてあげたかったのでよかったです

―日本選手権リレー(以下:日選リレー)から何かチームで意識したことは
田原:日本インカレ(以下:全カレ)、日選リレー共に9番と悔しい結果で終わったので、その悔しさを晴らしたいという思いが大きかったです。

―4年生、最後のリレーということで有終の美を飾れた
田中:チームの目標としては法大記録(38秒79)を超えるのを目標にしていて、それに及ばなくて悔しいんですけど、4人とも走力アップできて2位という結果で、自分自身も楽しめたレースでした。

―法大の4年間を振り返って
田中:嬉しいことばかりではなかったんですけど、2年生の時は全カレや日選リレーで入賞できて、4年生になって力強い後輩たちがいてくれて、良い4年間だったと思います。

ー個人種目に続いて2本のレース、疲労などは
濱:2本走ることが課題だったので、少し疲労はあったんですけど、何とか走り切ることができてよかったです。

―良い位置でバトンを受け取ったが
濱;コーナーがあまり得意ではなくて、リードを消してしまったので反省しないといけないと思います。

―ここから法大を背負っていくことになるが
濱:翔太さんがいなくなって、自分が引っ張っていかないといけないと思っているので頑張りたいです。

―最後、アンカーとしてバトンをもらったときの心境は
齋藤:今年の目標としては関東インカレ、全カレの全てのリレーで走ることが目標だったんですけど、惜しくも走ることができず悔しい思いをしたので、今回走るチャンスをいただいたので、とにかく全力で出し切ろうと思っていました。

―最後の競り合いや後ろからのプレッシャーは感じたか
齋藤:9レーンということもあって、周りは気にせず走れたと思います。

ー電光掲示板で見たタイムは
齋藤:法大記録を目指していたので、そこの届かなくて悔しい気持ちがあったんですけど、今シーズン1番のタイムを出せて嬉しかったです。

(インタビュー:松下天)

 

(撮影:山田竣矢、加藤直樹、辻原駿介)

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